福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

忘れないで・・・

2013-06-01 04:32:26 | 日記
たまたま夜、NHK。
姜尚中さんが、珍しく。
息子さんの死と、被災地の死を語っていた。
「わたしたちのことを、忘れないで・・」と、被災地で、幾度も聞いたと。
息子さんは、精神を病まれて、自死された。
25歳。
インタビューに答えながらも、目は、真っ赤。
4年前のことだそうです。
意味のない死は、ない・・と思うに至ったと。

ちょうど、たまたま、昼間、とある記者さんの取材に同席。
話は、やっぱり、いつも、孤独死され3か月放置となってしまったボラさんのはなしと、ブルーシートにくるまれた名も知らないかたの年の暮れの死に触れてしまう。
それから、その時は、お話しなかったけれど、福祉亭のお向かいの3Fのかたの死も、思い返す。
いつも、ぱたぱた・・と、履物の音を立てて歩かれていたかた。
重い。

それから、東北の被災地の復興のために出向した地方自治体職員の自死を、次の番組で語っていた。
涙が枯れるまで泣いたつもりなのに、また、涙がでてしまう・・とハンカチで涙をふく。
同じ出向仲間職員さん。
元の街を見れるものであれば、見たい・・と。
「○○町は、すばらしいです。必ず、復興してください。」と、書置きされて、亡くなっていた・・と。
今年1月5日。
東北の冬は、寒い。
年末も、年始も、その町で過ごしておられたんだろうか。

さらに、TVは、川越の、夕方4時から、大人から子どもまで受け入れる小さな診療所の話に移っていった。
救急搬送を断ったことがない、という。
夜中の2時、4時の診療も。
イスで仮眠する医師の姿。
次の日の朝、9時近くにすべての診療が終わって、往診に出かける姿も、放映されていた。
ここでは、収入が望めないので、休みの日には、別の病院でアルバイト・・と。

無意味な死もないけれど、誠実に生きるという意味を教えてくれた一日でした。
そう、夜に、福祉亭で、また、ぐずぐず言ってしまっていたんです。
返ってきた言葉は、地域にあきらめないで・・・。

いつも、こんなフウに、福祉亭は、鍛えてくれます。
そして、見透かしていたように、答えは、別の姿で届けられます。





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