福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

ご相談

2019-05-30 06:39:15 | 日記
登戸の事件で、亡くなられたお子さんの市内での居住区がわかってきたり、
親御さんの職業が、わかってきたり。
なんとも痛ましい。
犯人のもともとの異常な生活ぶりも。
そのそもそもの原因が、両親の離婚で、おじおばに育てられて・・というもののよう。

心のキズの深さは、表からは、なかなか分からない。
周辺を拝見してみても、不思議な、理解できかねるような何かを感じさせるものを持つ、既にご高齢の域に達しているかたの問わず語りの生い立ちが、自然に耳に入ってくることがある。
幼少期のこと、ご兄弟の中での位置などの家族関係や、戦争体験など。
今あることが、心底輝かしい・・ということが、理解できる。

自然な形で、ごジブンの体験を語れるかたは、まず、心配ない。
語ることもできず、それを話す存在もない時、体験から受けたキズは、いつまでもそのかたに巣くってしまって、まさにガン化の様相となるのでしょう。
聞いてさしあげることはできても、そのキズに薬を塗れるかどうか。
思わず、キズに塩していることも、時には、あるかもしれない。
福祉亭という名前をつける団体ではあるのですが、その未熟さは、心にとめないと。

昨日も、福祉亭にご相談してみたら・・と聞かれて、みえたご高齢のかたが、おられた。
相談に応じられるかたもおられた。
でも、結局、市役所に・・ということに。
なんとも、ムズカシイ。
素人集団であるどこか気楽さが、或る意味幸い。
解決のしかたが、どこにあるのか・・
人が、人として輝く姿は、素晴らしい。
その素晴らしさを誰しもが、知り、分かり、理解していても、現実は、険しい。
より険しく、より激しく・・目の前にその姿を現す。
宗教というものが、生まれて、育てられ、形になっていった意味がわかるような・・


コメント
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