まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

中国新聞・緑地帯 「山に学んで50年」を読んで

2015-02-20 22:48:46 | 日常
平成27年2月20日
中国新聞の緑地帯に元広島県山岳連盟理事の寺田正弘さんが「山に学んで50年」を書いておられました。
2月7日から18日まで8回掲載されました。50年も登っておられたらいろいろなことがありますね。同時代を生きたもの同士、私も彼と同じようなことを経験しており興味深く読ませていただきました。山を始めたきっかけも彼は幻想的な夜景に感動したと書いておられましたが、私は初めて登った石鎚山の北壁の凄さとチームワークの楽しさに感激して病みつきになり後輩にも感激の持てる山行を体験できるよう心掛けてきました。初心者の頃遭難騒ぎも体験しました。山での出来事特に事故は大きなインパクトがあります。山での失敗は大きな教訓です。身を以って体験したことですからいつまでも忘れません。その原因究明は大いに勉強になりました。後輩にも同じ過ちを起こさないように指導しています。連載3回には親指岳での滑落事故のことが書いてありました。最近親指岳に登ったばかりですから身近に感じました。45冊の山行記録ノートは貴重な財産ですね。私も記録を残すことと同時に体験を後輩に伝えてゆきたいと思っています。
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天からの贈り物 「長屋坂の階段」

2015-02-20 12:51:44 | 日常
平成27年2月19日
「念ずれば花開く」という言葉があります。心に強く思い念じているといろいろな情報が入手でき実現したという経験がありませんか。
私は意外とこのようなことをよく経験します。久住山のことを思っているとテレビの百名山で放映されたとか。宮島のことを勉強していると旅ガイド番組等いろんなところから情報が入ってくる。アンテナを高く広げていると自分の関心のあることはよく目につき、いろいろなことから情報が入り実現するから不思議です。宮島の三ツ丸子山の標識を作りたいと思っておりました。標識の材料は海水に鍛えられた船板が風情があってよいと思い山口に行った帰り大野海岸で流木はないかと探していました。なんとプラスチック製の3段の階段が打ち上げられているではありませんか。これはあの「長屋坂」の取り付き路の段差解消にぴったりだ。まさに天が私に下さった贈り物に相違ないと感じました。「神様、ありがとうございます。大切に使わせていただきます」、15日に長屋坂に行く機会があり梯子も作るつもりで丸太6本、鉄筋、スコップ、ハンマー等の道具を用意して行きました。でも現地に設置しましたがどうも似つかわしくない。派手で安定感がない。工作物ともなれば関係者の承諾も必要なのではと思い取りやめました。
その代り丸太で階段を2段作り登り易くなりました。上部にも滑り止めの段木をつけて安全に登れるようになりました。ついでに用瀬小屋の近くに稲垣先生が整備されたマルチ訓練用のルートも荒れていましたので草刈りや階段の整備をしました。このルートは4ピッチ、100mのマルチが練習できるルートです。核心部の2ピッチ目は5,10aでアルパインの練習にはちょっと手ごわいルートです。上部の2ルートはみやすいけれど落石の多いルートでした。つかめば剥げる。足を乗せて力を入れれば落ちる。浮石十数個も落として上がりました。ために離れたところにおいていたのですが下においていた荷物も被害を受け、ヌンチャク2個使用不能になりました。危険であるが浮石のあるアルパインの特徴を勉強できる、ある意味では最適なルートと思いました。懸垂下降も樹木があり投げれませんからロープを持って降りる工夫がなければなりません。2回目の懸垂下降の回収時にロープが樹木の根元で重なり回収に手間取りました。強引に引っ張って回収しました。その際は落石の危険の有無を確認する必要があります。石に引っかかっているのであれば落石の危険がありますから引っ張れません。今回気が付いたことですがアルパインの方は落石の危険を考えヘルメットを着用されますがフリーの方は被られません。安全とされる長屋坂のクライミングエリアでも練習中に3回落石が発生しました。怪我をしてからでは遅いです。ご注意ください。
(写真は仮置きした階段。実際は取りやめ丸太を2段設置しました)
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