「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」と美しい女性の例えに挙げられるシャクヤク(芍薬)とボタン(牡丹)。シャクヤクはボタンより一月ほど遅れて咲き、神代植物園では今花盛りを迎えている。共にボタン科の両者は華麗で大きな花がよく似ており、大変多くの園芸種が造出されている。見分けがつきにくいシャクヤクとボタンだが、同じボタン科でも実はシャクヤクは草本植物、ボタンは木本植物なのである。つまり、草と木の違いがある。さらにはよく見ると葉の形も違う。シャクヤクには葉に切れ込みがなく、ボタンにはそれがある。
写真左のシャクヤクは茎が淡緑色系で”草”の感じがするが右のボタンは茎が木質化している。葉についても違いがよく分かる。
以下、花盛りのシャクナゲ園を紹介したい。