明後日の法令講習会に於ける講師を仰せつかってその原稿づくりに追われている中、5月という時節がら行事等が重なってヒーヒー言っているところである。その間、国会の方では森友・家計問題や防衛省の日報などで相も変わらず新たな疑惑が出るわ出るわ。これほど疑惑まみれの安倍総理も相変わらず「私には一点の疑いもない」と開き直っている。
政界の疑惑まみれの中、今度はスポーツ界で「言った」「言わない」で大騒ぎになっている。日大アメフト選手による目に余る反則タックルの真相を巡ってである。被害選手側関学大の記者会見、当の日大選手の記者会見、口を閉ざして来た日大アメフト部監督(コーチも)の記者会見と続き、テレビ・新聞を通じて見たり聞いたりしていると一体何が真相で、誰の言い分が正しいの?との疑問だらけだが、どう見ても日大監督・コーチ(及び大学当局)の方が分が悪い。記者会見で陳述した20歳の選手が悪ガキとはとても見えず、その選手が判りきった悪質な反則を自分の判断でするなんて考えられない。「言った」とか「言わない」ではなくて、選手をそこまで追い込んだ事実までは否定出来ないだろう。それを「理解に齟齬をきたした」なんて言い訳で通るものだろうか? メディアも弱い者を袋叩きして溜飲を下げるところ大だが、さすがに今のところ監督側を弁護するメディアはないようだ。
私は日大監督が関学大に謝罪をした時にピンクのネクタイをしていたのに呆れ、さらに名門の関西(かんせい)学院大学を「かんさいがくいん」と言ったのには驚いた。この2点だけでもこの人には信用ができないのだが。
私が当番幹事で、地域の福祉団体グループの日帰り旅行が21日にあった。行先は横須賀で防衛大学の見学~軍港巡りのツアーである。防衛大見学には事前に名簿を提出し、当日は身分証明書を提示するなどチェックが厳しそうだったが、大学内ではハンドスピーカーで案内をしてくれ、写真撮影も自由ということで開けた雰囲気に驚いた。係員からは「大学にはそんな機密はありませんよ」と笑われた。50㎡という広い敷地内に実に整然と建屋や施設が並んでいた。約2時間の見学ツアーの最後が防衛大グッズを売っている売店というのがちょっと笑わせる。一行23人の中には結構そこでみやげ等を買っていた。
続く横須賀軍港巡りに向かう道で事故渋滞に巻き込まれ、出港時間に間に合うかどうか危うい局面になり、幹事としては懸命に船会社に連絡を取った。全く知らない土地だが、バスから見える建物や交差点の名前を告げて逐一こちらの位置を伝え、辛うじて乗客の最後として間に合った。
横須賀港は日米の艦船の基地になっており、米海軍の原子力空母ドナルド・レーガン(10万1千トン)が停泊中であった。海上自衛隊の艦船も真黒な船体の潜水艦や400km先のミサイルを探知して迎撃できるというイージス艦、護衛艦や掃海艇など、船の案内人の説明を聞きながら間近に見ることができた。
食道楽のお姉さま方も昼の海鮮膳と夜の中華料理に舌鼓を鳴らして喜んでくれたが、それにしても疲れた。
写真 左=防衛大学門前にて記念写真を 中=広く整然とした構内 右=戦車や戦闘機の展示も
左=色々な艦船が並ぶ 中=原子力空母ドナルド・レーガン 右=自衛隊艦船のすぐ脇を通る
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