懐かしい昭和の神戸港。この子たちは兄弟だろうか?
何をして遊んでいるのかな。メリケンパーク辺りには
かつてこんな生活の風景があったなんて、今は微塵も
感じることはできないけれど…。
この頃の港の風景を、当時の五十嵐播水先生は
よく写生されておられた。その頃は神戸税関にも
船長さんたちにも、神戸の俳誌九年母の句友たちが
たくさんいたらしい。時々その船に特別に乗せてもらって
港を海から吟行したとある。昭和三十年代前半のこと。
日本はまだ貧しかったけれど、ある意味そんな
格差社会ではなく、いい時代だったんだと思う。
(写真)元町から三宮への地下道の展示を撮影。