陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

老いる世界とにっぽん

2024年07月13日 | tete a tete

「老いる世界 人口減早まる」との見出しが新聞に掲載されていた。

国連が発表した2024年度版の「世界の人口推計」では、世界の人口が2080年代に約103億人のピークに達した後、減少に転じるのだという。2070年代の後半では高齢者の人口が子供を上回る見通しと。

日本の人口は2024年で1億2000万人であり、これは世界12位の水準である。今から76年後の2100年には7700万人、世界では32位に後退するそうだ。これは国連の推計だが、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計では2100年には6300万人。国連の推計よりも1400万人も低い。ちなみに日本は2005年に戦後初めて人口が減少。2007年以降は出生より死亡が上回り自然減が定着しているのだそうだ。

世界で見ると、2100年の1位は今と同じインドで15億500万人。2024年14億5100万人より増えている。2位は2024年と同じ中国なのだが、驚くことに2024年、14億1900万人→2100年、6億3300万人と、中国は怖ろしいほどの人口減少である。アメリカはパキスタン、ナイジェリア、コンゴに抜かれて現状3位から6位に後退している。但し米国は人口が増えている。

こんな数字を見せられては、日本経済の衰退も年金や医療の問題も考えると恐ろしい。所属する俳句界も然りである。かつて若い人がいない国や社会、組織でも、栄えた例というのはあったのだろうか?2100年までは私は生きていないとは言え、後の世代のことを考えると何か暗澹たる気持ちになる。そんな記事であった。明るい未来図は描けるのか?

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