白粉(おしろい)の花。ホトトギス新歳時記では8月の候に載る秋の季題。夕方から香りを放って咲き、朝にはしぼんでしまうとある。花の後に出来る黒い実を割ると白い胚乳がでる。江戸時代には実際に白粉の代用にしたのだと。傍題は“おしろい”。
小さい頃は道すがらこの花を採ってラッパのように吹いた想い出がある。鳳仙花と並んで昭和感たっぷりの花である。最近はあまり見かけることも少なくなったように思う。
この白粉花は国道2号線と住吉川の交差点の六甲ライナー高架下の植込みで見つけました。赤、黄、そして二色交じりも花弁も。懐かしい気持ちがしました。
白粉の咲いて昭和を懐かしむ