陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

エール・マネー

2009年01月29日 | tete a tete

“お金は欲しいものを
手に入れるだけでなく
応援したい企業や商店、作り手に
拍手を送るために使うものです。
スーパーで百八十円で売られていても
商店街のおばあちゃんの店で
二百円で買うこともある。(略)
あばあちゃんの店で買うと
幸せな気持ちになるといった
付加価値があればいい。”

■日経 インタビュー領空侵犯
「安さだけで買うな」小山薫堂氏

歳を取りお金の使い方を覚えると
自分が稼いだお金をどう使うか
考えるようになってくる。
食べ盛りの子を抱え
給料も安い若い時代は、とにかく
安いものを買うことに汲々としていた。
でも今はお金を使うことで
その対価を得るだけでなく
精神的にも幸せな気持ちになりたい。
そう思う。わたしはそれを即ち
“エール・マネー”と呼びたい。

今、お米をメール注文で購入している。
毎日口に入れるものは、安心・安全で
生産者の考えが見える所から買いたい。
そんな注文メールのやり取りからも
お互いの思いや息遣いが聞こえてくる。
それが嬉しい。そんな交流があれば
そういう所に大切な自分が稼いだ
お金を使ってよかったなと思う。
しかしそんな手作り農業は
とても労働集約型である。だから
そういう想いの消費者が支えていかないと
本当に滅んでしまうかもしれない。

だからエール・マネーなのである。

“異常に安い商品があったら
消費者には『なぜ安いのか』と
考える責任がある。
安さの理由を考えて『気がひける』なら
買うのをやめたほうがいい。
生産者に圧力をかけて
安く仕入れているのではないか。
不当にもけている人はいないか。
払うお金の行き先まで目配りしたい。”

消費者が賢明になることが
不正を正し社会を変える。
そのためにはもっと
日本全体が裕福にならないとなあ。
均等にね…。

(写真)いかりスーパー三ノ宮店にて
コメント