広島の路面電車、運がよければ
被爆電車に乗ることができる。
小さくても頑丈そうな車体に木枠の窓。
小学校時代に掃除でやらされた油引きを
思い起こさせるような木製の床。
運転席には懐かしい形の計器類が並ぶ。
写真の電車は651号と言う。
被爆したが、修理されて復旧
焦土と化した街を走り、市民を勇気づけたと
車内の解説ポスターに書かれたあった。
被爆以来もう60数年も走っているのだ。
650形は4両あったが、うち2両は引退した。
速度が遅く後続の電車に追いつかれてしまう
ことから引退となった模様だ。
頑張れ、651号!
しょうがなく走っているのではなく
原爆の生き証人として
意志を持って走り続けて欲しい。