漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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焼き夏野菜の涼拌(辛味で胃腸シャキッと)

2007-07-13 | 薬膳・食育
ナス、パプリカ(赤ピーマン)そしてオクラを焼いてみました。
夏野菜をパンチのきいた中華風タレでたっぷりどうぞ。

映像的には、クリスマスっぽくなっちゃいましたけど・・・

☆─────*【 作った、食べた、感想 】*─────☆

赤ピーマンを丸ごと強火で黒焼きにするとつるっと皮がとれます。
甘みも増し、は~とする唐辛子独特の香りも残っておいしくなります。

焼き夏野菜の涼拌

【材料】約3人分
なす 2,3本 焼きなすにして皮をむき一口大に切る
パプリカ(赤ピーマン) 1個 焼いて皮をむき一口大に切る
オクラ 10本  焼いて半分に斜めに切る
白ネギ(白髪ネギ) トッピング(細切りにして水にさらす)

(タレの材料)
しょうゆ 大さじ1~1.5
酢    大さじ1/2~1
砂糖   小さじ1/2
豆板醤  小さじ1/2
ごま油(またはサラダ油) 大さじ1/2
ニンニクみじん切り 大さじ1
しょうがみじん切り 大さじ1
白ネギみじん切り  大さじ1

【作り方】
1)赤ピーマンはフォークなどをさして強火にかざし皮を焼く

さっと冷水に浸すとつるっと皮がとれる

2)皮をむいた焼きなす、赤ピーマンを盛りつけ、焼いたオクラをちらし、タレをまわしかける

3)トッピングに白髪ネギ

☆─────*【 効用など 】* ─────☆

ナス(涼、甘/脾、胃、大腸)

清熱止血・血熱の出血(赤みの強いにきびの出血などにいいかも)
消腫利尿・黄疸、むくみなど
「夏実」と書いてナスビと呼ぶようになったらしく、夏から秋が旬
体を冷やすので、ニンニクや生姜、唐辛子などと組み合わせるとよい

オクラ(涼、辛、苦/肺、肝、胃)
健脾消食・疲労、食欲不振に
潤腸通便・便秘、腹が張るなどに
ムチン(ぬるぬる成分)があり免疫強化、胃壁の保護、コレステロール低下や当分吸収低下によい
「秋葵」と書くのだそうだが旬は夏、秋まで採れる
陸蓮根、羊角豆、ネリなどの呼び名がある、オクラOkraはイギリスの呼び名だそう
(薬膳素材辞典より)

パプリカ(ピーマン)
ナスと同じナス科の唐辛子の辛味を除いた、肉厚の甘い品種で甘味唐辛子とも呼ばれる
性質は唐辛子に近く、体を温め血行を促す働きがある



この日はいただきものの産直毛ガニあり、ありがたや・・・
カニはお腹を冷やしやすいので、スパイスの効いたメニューを組み合わせておくとお腹に安心。


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