江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

湖東三山

2019-12-10 22:16:35 | 日記
多賀大社に向かって車を走らせていると
「湖東三山まであと何キロ」という標識が目に入った。
初めて知った「湖東三山」
頭に描いていた予定を変更して、
道なりで近いところを、と、西明寺を尋ねた。

ここが良かった。
まずは庭園。
不断桜が咲いていると教えてもらい入ってみると
桜がちらほら咲いている。
この時期から冬にかけて咲く桜は
京王桜や冬桜を見たことがあるが、
このさくらは夏以外常に咲いているので
”不断”と呼ばれているのだとか。





手入れの行き届いた庭に癒されながら
登っていくと
開けて見えたのが国宝の三重塔



そして国宝の本堂に入ると
解説して下さる方がいらして
御本尊や十二神将の説明をしてもらう。
この十二神将がとても良いのだ。
奈良の新薬師寺の十二神将も惚れ惚れしたが、
ここのも負けず劣らず素晴らしく惚れ込んでしまった。
ただし、堂内は撮影禁止で
ここでお見せできないのはちょっと悔しい。



その両脇の一角に木造の狛犬がある。
吽形の顔が素敵で、
何故ここにあるか尋ねると
境内にあった神社のひとつが洪水で流された後に
この狛犬だけが残されてあり
神社は再興されなかったけれども
狛犬だけは安置されているとのこと。
木造なのが珍しいうえ顔が余りに魅力的なので
撮影をお願いしたが、
堂内ということで丁重に断られ、納得。
阿形のそれは、
口が開いていただけに下あごが欠落していたが、
多分洪水で流される中で損傷したのだろう。

参拝者がどんどん入れ替わるのに
私たちは随分長居してしまった。
それだけ面白いところだった。

機会があれば十二神将は見て欲しいと思う。
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多賀大社

2019-12-06 23:36:19 | 日記
美術館は大概月曜日は休館になっている。
大須から佐川美術館に向かう月曜日は
だから琵琶湖周辺を回ろうと思っていた。
今まで彦根城しか行ったことが無い。
湖北を回ろうかと考えていたが、
「ごりやくさん」というテレビ番組を見ていて
多賀大社に行くことにした。
ここは天照大神の両親、
イザナギノミコトとイザナミノミコトが祀られている。



まだ10月も下旬になったばかりというのに
七五三のお参りに来た家族連れが多く、
しかも本殿前で記念撮影しようと
カメラをスタンドにセットしたままの家族が何組かいて
とてもゆっくりとお参りできる雰囲気ではなかった。



ここは太閤さんが建て直しただけあって
ともかくでかい。
そんなことがあってちょっと興醒めしてしまった。





奥の院も詣でる。
「調宮神社」と書いて「ととのみやじんじゃ」と読むのだそうだ。
山の上にあるかと思いきや川のすぐそばにあった。
だからか巨石が祀られている。
そう思ってしまったのも、台風15号や19号の被害を見ていたからか。
手を合わせ、祈る。



名神高速に多賀SAがあるが
そこも大社の敷地になるのだそうだ。

道の流れで胡宮神社に寄る。
多賀大社と同じ二柱を祀っているのだが、
もともとは湖東五山の敏満寺が立っていたところだそうだ。
雰囲気がとても良い。
巨岩信仰が残っているというので、
山を登ろうとしたが、
かみさんのパンプスでは無理で、
しかも害獣防御のフェンスが張り廻されていて
途中で諦めた。
いつか靴を整えてもう一度来てみたい神社だった。
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