江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

浅草

2017-12-10 23:18:02 | 日記
ここ数か月浅草に寄ることができなかった。
久し振りに人を案内して回ると、
やはり居心地が良い。
私は浅草の芸人と言うわけでは決してないのだが、
いろんなことをここで教わった。
人とのつながりも、深い。

その浅草が揺れている。

仲見世の建物を東京都が浅草寺に売り渡してしまったものだから
その家賃が16倍になってしまうと言う。
そもそも浅草寺の住職は、今の地位に就いたとき
仲見世はいらないと言い出した。
京都の出身で、京都には門前町がないから
浅草寺にもいらないのだと言ったそうだ。
もちろん観光連盟は反発する。

その上、テキヤもいらない、締め出すと言い出した。
テキヤ=ヤクザ ではない。
そして今回の騒動。
実はほかにもあるそうだ。

なぜこの時期に東京都は売ったのか、
私はオリンピックの資金作りのためと勘ぐっているのだが。

まるでトランプのような住職だから、
あちこちに敵を作っていて
ボディガードを雇わなくてはならない状態らしいが、
そもそも浅草と言う土地を知らなさすぎる。

浅草は、江戸に幕府が開かれる前から
東北への交通の要所として開かれていたのだ。
つまり隅田川の港町として栄えていたから
港町に歓楽街があるのは当たり前なのだ。

確かに浅草に観光客が溢れている。
せんべいをほおばりながら歩く外国人も多く見受けるが、
せんべい1枚売っていくらの儲けになるのだろうか。
浅草の雰囲気を後世に残すためにも
無謀な値上げは撤回してもらいたい。

それにしてもいまの知事は何をやろうとしているのだろう。
問題を何も解決せずに、どんどん作っていく。
どんぐりのような人も多くて、それも困ったものだ。
小池にはまってさあ大変・・・
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たかが干し柿

2017-12-05 23:49:38 | 日記
干し柿を作るようになって、今年で13年目になった。
震災以降は、福島の柿を取り寄せている。



11月15日、前日届いた柿約200個を剥いて干す。
今年は立派な大きさで期待できるし、
剥いたばかりのこのキラキラした感じが
いつみても美しいと思う。
ただ、アンポ柿の出荷が昨年から始まり、
渋柿の値段が倍に上がってしまった。
まだ送料を入れても東京で購入するより安いのだが、
いやいやこれは福島復興支援の一つなのだ、
そう思っている。



1週間たって多少柔らかくなってきた。
翌日から揉み始めるのだが、
数が多過ぎて、一気に揉みきることができない。
揉んでみるとわかるのだが、
種のあるあたりが固まっているので、
それをほぐしてやると、
柿の肩が落ちて芯の水気も抜けていくのだ。



4年前、柿を剥いてから2週間の海外公演に行き、
帰ってきたら丁度食べ頃、
と期待していたら、
まだ食べられる状態ではなかった。
揉んでなかったからだった。



先週福島で用事があり、
柿を送ってくれた人に会ったら、
彼は私より早く干したのだそうだが、
私の方が先にできていた。
いくつか分けて下さったのだが、
帰京して見ると、まだ干し方が足りない。
干し直してみると、
悔しいかな私のより美味しい。
外皮が美味いのだ。
ざるの左の4つがそれで、右の2つが私の、
上の柿は富士柿で、大きさの参照に。
結局採れたところで作るのが、
一番おいしいということかと思った。



柿越しに富士山が見える。
昨年まで大木があって見づらかったのだが、
ここのところの建築ラッシュで、見えるようになってしまった。
景色はどんどん変わっていくが、
干し柿だけは変わらず作り続けたいと思う。
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