江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

6月15日 日本橋プラザ

2012-06-14 22:25:16 | スケジュール
詳細が分かりましたので、お知らせします。
と言っても、明日なのですが・・・・

イベント名:日本橋きもの祭典
会場:日本橋プラザ 3F 展示場
時間:14時~、16時~
主催:タカシマヤ

6月16日(日)は、同時間、同会場にて幇間芸があります。

着物の展示即売会なので、一般の方は来づらいかもしれませんが・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能を楽しむ

2012-06-11 00:30:04 | 日記
能楽堂に足を運ぶのは、20数年振りであろうか。
一時期薪能など結構見に行ったものだ。
何がきっかけかわからないが、あるときふっと興味がなくなってしまった。
1日かけて五番能まで見たこともあったのだが・・・

能楽者に知り合いができた。
私よりずっと若いのだが、酒席で出会って気が合い、随分話が弾んだ。
その彼が数年前からシテを取るようになった。
案内を頂くのだが都合が付かない。
今日やっと機会を得た。

彼の番組は「熊坂」。
これほどまでに細かく芝居をするのかと、驚く。
私自身が20数年前と見方が違っているのかもしれない。
後シテになって出てくるとき、ちょっと身体が小さく見えたのは
緊張したからだろうか。それとも衣裳のせいか。
いろいろ経験を積むうちに、きっと大きく見えるようになるだろう。
薙刀を使うなどの舞もなかなかのものだったが、
舞い終えて、橋掛かりを去っていくときの空気が良かった。

それにしても、能がこれほどまでにドラマチックだったとは。
私は今までなにを見ていたのだろう。
終わり方にしても、
笛や鼓、大鼓が一斉に「オヒャー、テン」と打ち上げた後の静寂の中に
なんともいえない余韻が残り、
私はショックを受けた。
こんな終わり方、他のどんな舞台にもないだろう。

仕舞は「杜若」
なんともいい感じで力が抜けているというか、
枯れているというか、
いつか私もあんな感じで人形が遣えたらと、思ってしまった。
舞い手は、梅若万三郎。

こうしてたまに能を見るのは、刺激を受けていいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は中止します

2012-06-09 10:46:08 | 日記
雨が降り続いている。
残念ながら今日の下町風俗資料館の大道芸は、中止。

雨の季節は、嫌いではない。
ボケーと、降る雨を眺めていたりしている。
近くに田んぼがあればいいのだが、
やたらとカワズの鳴く声が懐かしい。

私が車を止めているところは、かつて田んぼだったのだそうだ。
近くに湧き水の出るところがあり、そこから小さな川ができていたが、
今では暗渠になって遊歩道に姿を変えている。
学生時代に栃木の友人の実家に泊まったとき、
窓一面にアマガエルがへばりついていてびっくりしたが、
そこまで行かなくても
「遠田のかはづ 天に聞ゆる」
そんな情景に、憧れてしまう。

燕の姿を、まだ1回しか見ていない。
全国的に少なくなっているそうだ。
すずめもめっきり少なくなってしまった。

騒がしい世の中から離れ、雨の降る音に耳を傾けるのも、一興か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安全

2012-06-08 23:51:28 | 日記
年を取ったせいか、自ら焼肉屋に行ったり、家で焼肉をしたりする機会が
めっきりと減ってしまった。
若かりし頃、高級焼肉店に連れて行ってもらいユッケを食べたとき、
これほど美味いものがあるものかと思ってしまったが、
ここまで普及するとは思わなかった。
お陰で発売禁止になってしまった。
肉類の生食が、禁止になるという。
馬刺しもだめなのだろうか。
それはともかく、ゼロリスクでなければ認められないと言う。



原発はどうなのであろうか。
ゼロリスクについて、原発「事故」担当大臣は明確に答えなかった。
「保安」院は、40年経った原発の、後10年の稼動を認めた。
そしておおい原発の再稼動決定。
自分の責任の下で、とアノ人は言うけれども、どう責任を取るのだろう。
具体性がない。
武士は自己責任を切腹という形で取った。
切腹する覚悟はあるのだろうか。
でも浪江町の人たちを見ていると、
切腹ぐらいで逃げないでくれ、と思ってしまう。
結局、海外に原発を売り込むに当って、日本で稼動している必要があるだけなのだ。
なんだか武器商人と同じではないかと思えてくる。

生食用の肉は、輸出しない。
「ゼロリスク」の問題は、その違いなのだ。

ところで鶏は、胸肉を大きくするよう遺伝的に改良されて、
生後5週間で歩けなくなるのだそうだ。
きっと遺伝子組み換えではなく、掛け合せによるものなのだろうが、
「ゼロリスク」の中身も問題になってくる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古い切り抜き

2012-06-05 00:24:23 | 日本の文化について
今だに片付けは続いている。
我が家は、なんと紙類の多いことか。
捨てても捨てても、ごっそりと出てくる。
覗くまいと思っていたファイルを開けてしまったものだから、
もう大変。
機械的に、残す、捨てる、とやっていたのだが、
思わず手を止めて、読んでしまった切抜きがあった。
故・歌右衛門さんが化粧前に坐っている写真に、
山本夏彦さんが文章を載せている。
もう20年以上前のものだと思うが、なかなか鋭い指摘。

歌右衛門さんが若手を指導すると言うのを、余りに遅すぎると夏彦さん。
歌舞伎は6代目菊五郎で終わってしまったと言う。
そして今は、歌舞伎座を見に来ていても、芝居を見ている人は少数でしかない、と。

かつて歌舞伎は、花柳界に支えられていた。
目の肥えたお客さんが多かった。
ところが、その花柳界が消えてしまった。
そこで松竹はどうしたか。
化粧品会社や旅行会社、保険会社などの顧客の目をつけ、
団体で呼ぶようになる。

最近、知人が初めて歌舞伎を見に行ってきた。
面白かったと、ちょっと興奮気味だったが、
最後に思わず出た言葉は、
「大衆と謳いながら、チケット1枚が1万円以上するんだよね」

何年かして新歌舞伎座ができたとき、人は集まるだろう、
スカイツリーと同じように。
芝居をしっかり見る人も増えるようにと、願う。
何せ、役者を育てるのは観客なのだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする