横浜にぎわい座「牡丹灯籠」を無事終える。
にぎわい座のスタッフが皆よい顔をしている。
手応えがあった証拠だろう。
構成と演出を私、企画・台本は浪曲に造詣の深い布目英一氏。
正直言って最初に台本を読んだとき、これほど面白くなるとは思わなかった。
萩原新三郎に仕える伴蔵とおみねという実直な夫婦。
そこに幽霊が尋ねてくる事で、”悪”に変わっていく。
そのドラマが面白い。
台本を読み込んでいくと、すれ違っていた二人の思いが色々に変化し、
最終的に一致していくのが分かる。
それに”悪”という役が、やっていて面白いのである。
以前このブログで紹介した曲師の伊丹秀敏師匠、
合間合間に程よく音を入れていく。
私の伴蔵の長ゼリフ、一息入って気が変わるというところに来たとき、
絶妙な間で、この音しか無いという一音が入った。
あっ!
ズバリと伴蔵に突き刺さる。
そしてその音に応えるように、次のセリフがこぼれだしていた。
音には付かず離れず、という鉄則がある。
しかしこの一音は、セリフそのものだった。
芸歴70年のなせる業。
私は至福のひとときを、舞台の上で味わった。
にぎわい座のスタッフが皆よい顔をしている。
手応えがあった証拠だろう。
構成と演出を私、企画・台本は浪曲に造詣の深い布目英一氏。
正直言って最初に台本を読んだとき、これほど面白くなるとは思わなかった。
萩原新三郎に仕える伴蔵とおみねという実直な夫婦。
そこに幽霊が尋ねてくる事で、”悪”に変わっていく。
そのドラマが面白い。
台本を読み込んでいくと、すれ違っていた二人の思いが色々に変化し、
最終的に一致していくのが分かる。
それに”悪”という役が、やっていて面白いのである。
以前このブログで紹介した曲師の伊丹秀敏師匠、
合間合間に程よく音を入れていく。
私の伴蔵の長ゼリフ、一息入って気が変わるというところに来たとき、
絶妙な間で、この音しか無いという一音が入った。
あっ!
ズバリと伴蔵に突き刺さる。
そしてその音に応えるように、次のセリフがこぼれだしていた。
音には付かず離れず、という鉄則がある。
しかしこの一音は、セリフそのものだった。
芸歴70年のなせる業。
私は至福のひとときを、舞台の上で味わった。