江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

霧島アートの森

2023-09-05 00:34:15 | 日記
現代美術が面白いと初めて思ったのは、
十和田市現代美術館に行った時だった。
またこう言っては失礼になるが、
地方でこれだけの作品がそろっていることに
驚いた。
それ以来地方に行ったとき、時間に余裕があると
美術館に寄ることにした。
次に現代美術を求めて行ったのは
奈義町現代美術館だった。
ここについては以前に書いたので省く。

そして田舎に帰ったら、霧島アートの森に行きたいと
ずっと思っていた。
ここを知ったのは
「フランス人がときめいた日本の美術館」という本をもとに
制作されたテレビ番組で知った。
実はこの美術館、本には載っていない。

ここは山の中にある。
霧島神宮から行くと、実は近道が何本かあるようだったが、
一本目に行ったら、通行止めであった。
きっと土砂崩れがあったのだろう。
1時間ちょっと遠回りして到着。
まずは腹ごしらえしてから
飯川雄大展の
「デコレータークラブ 未来のための定規と縄」
を見る。
というより触って、回して、引っ張って
という体験型。



でもその結果が分かるのは
その会場内では2つくらいで、
あとは知らないところで動いている、という仕掛け。
展示空間をどうとらえるか、で様々な意見がありそうだが
私はもう少し空間を埋める何かがあっても良かったかなと思った。

外に出る。
もちろん外は強い日差し。 暑い。



初めのうちは軽いジャブといった感じで見ていたが
少しずつ森の中に入っていくと
だんだんと作品との出会いが楽しくなってくる。



いつの間にか私たちも、声を出したり
叩いて音を確かめたり遊びだしている。



森から抜け芝生を張った斜面に出ると
子どもたちがゴロゴロ転がり落ち、笑いがはじけている。
ここは遊べるところだ。だから家族連れが多い。

気づくとヒグラシの鳴き声をシャワーのように浴びていた。
ああ、幸せである。

コメント
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