江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

肉体

2017-11-16 20:19:46 | 日記
先日のサッカー、日本-ブラジル戦を見て
肉体の違いをまざまざと見せられた気がした。

私がジャズダンスの教室に通っていたころ
骨盤と大腿骨の付き方の違いを言われたことがある。
映画の「ウェストサイドストーリー」のポスターは、
ジョージ・チャキリスが右足を身体の真横に
頭上高く上げている写真だった。
彼らは骨盤を開くとき大腿骨が骨盤の横に来るのだそうだが、
日本人はそれができないとのこと、
だから日本人は骨盤をひねって
それらしく見せているのだ、と。

女子マラソンを見ていて気になったのは、
日本選手の多くは、
骨盤が内臓を受けるように前に出ているけれども、
外国の、とりわけアフリカ系の選手のそれは
後ろに反っていること。
テレビの解説者が
骨盤が反っているから、太ももを前に引き上げる力が強い
と言っているのを聞いて、なるほどと思ったことがある。
それが走り方の違いにもなっている、と。

ある年のアジア陸上の男子100mで
優勝すると目されていた日本人選手が2位になったのだが、
その時のインタヴューで
1位になった選手の足の伸びが、アジアの選手のそれとは違って
まるでアフリカの選手のようだった
と言っていたのが印象に残った。

ブラジルの選手の足は、
日本選手と比べてそれほど長いわけではない。
ただ股関節が柔らかいように見える。
肉体の違いを踏まえて、どう対応していくのか、
それはスポーツに限ったことではなく
芸についても言えるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする