江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

5時間

2013-09-15 15:08:45 | 日記
途中で2回の休憩、合せて20分程立つことはできたが、
ずっと丸椅子に、しかも5時間も坐り続けては、流石にお尻は痛くなる。
ライブハウスに入ったのは何年振りであろうか。
そこがそうだとは、入るまで知らなかった。

動画のイベントとは聞いていたが、
2日間3回公演のチケットは、発売してすぐに完売だったそうである。
FRENZ 2013
ニコニコ動画に載せた「夏の郷」を
監督がより物語性を強くした作品に作り直したものが、
ここで初演されると言う。
大きな画面で見ておくのも良いかと思い、
二人して出かけた。

結局全ての動画を観ることになってしまった。
私たちの「蛍火」はオオトリにかけられたから。

最初から熱気が凄かった。
こういう世界があるとは、こんなことでもない限り知らなかったであろう。

動画から音楽まで全て1人でこなしているものもあれば
グループで作っているのもある。
高校2年生のグループが作ったのは、
「自殺」をテーマにしたもので、
私はとても興味を持ったが、
使ったソフトが無料のものとあって
回りから少しヤジが飛んでいた。

それにしても動画も音楽も、誰でも作れる時代になった。
これからどうなっていくのだろうか。

実は人形劇も、誰もが作れるがゆえに、
話題にならなくなってしまったのではないか、そう思えるのである。
素人も玄人も混在し、区別が付かなくなっているのだ。
ただ、動画や音楽と大きな違いがある。
動画や音楽は対象がマスの世界だ。
あの「夏の郷」でもアクセスが4万回を越えたそうである。
ニコニコ以外でも見られるそうだから、もう少し多そうだ。
でも人形劇の場合は、公演1回に多くて200名ぐらい。
私の場合、1年間の観客動員数はどれぐらいになるだろうか。
4万人に及ばないことは分かる。
だから動画や音楽は人形劇の比にはならないとは思うのだが、
誰でも作れるようになって、これからどう変わっていくのか、
とても興味がある。

音楽はビートの効いたアップテンポのものが主流で、
動画もくるくる変化するものが多い。
かっこよくまとめてあったりするのだが、
2部になった辺りから、おなかが一杯になってきた。
だから尚のことお尻の痛みがつらくなってくる。
私たちの上映が終わって挨拶に舞台に立ったときは、
相当に私の顔はこわばっていたそうである。

感心したことが1つ、
主催者の1人前田地生氏が、仲間の医師らと作ったというのが
「日本うんこ学会」
大腸がんや一部の胃がんが検便でわかると言うので、
若い、とりわけ20代30代の若者に検便を受けてもらいたいと
休憩時間を割いて検便の宣伝をしていた。

とても新鮮だった。


コメント
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