江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

あだたらふるさとホール

2013-07-21 23:42:26 | 日記
大玉村は、人口8400人ほどの村。
震災に関わらず、以前から人口に増減が無いと言う。
住み良いのだろうと思う。
それが、関係者の人柄に現れている。

大玉村の歴史や生活を残そうと建てられたのが、この建物。
だから建物の中に、古民家が移築されている。
そしてそこが公演の会場になった。

写真を見て想像していた以上に、雰囲気のあるところだった。
だから舞台も面白く出来たし、
観客も最初から乗っていた。
ともかく、私のささやかなギャグ、人形のちょっとした動きに
笑いや声が返ってくる。
私たちが乗らない訳がない。

交流会の席で、回収されたアンケートが回ってきた。
中に
「震災や原発で気が塞いでいましたが、今日の公演でやっと晴れました」
とあった。
あれから2年と4ヶ月。
重い言葉だった。

誰もが「すばやい震災復興」と言う。
でも2年4ヶ月が経った。
勇ましい言葉も美辞麗句も要らない。
誰が”人”の心と向き合っているのだろう。
投票所で候補者の名前を見ながら、
ため息をついた。
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まつもと街なか大道芸

2013-07-21 20:39:18 | 日記
松本という街は不思議である。
通りの一番奥の場所で準備をしているときは、
待っている人も少なく
人通りもまばらで、
「まっ、私たちの場合はこんなもんでしょ」
と思っていたら、
始める頃になるといつの間にか人が集まってくる。

2年に1回の、しかも1日だけの大道芸フェスティバル。
今年で僅か3回目なのだが、
お客さんがプログラムに合わせて動いている、
とは仕掛け人の喜びの言葉。
昨年の歌舞伎を見ても
10回もの公演が全て満席になってしまうのだもの、
観ることの素地ができているのかもしれない。

プログラムは、街なかから松本城に流れるように組まれている。
フィナーレは電車の都合で参加できなかったが、
私たちの最後の公演の盛り上がりを見ると、
さぞかし相当に盛り上がったことだろう。
お客さんで溢れかえった会場を後にするのは、
忍びなかった。
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