![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/7d/4827da14e351b263c645ebb74ffb9540.jpg)
(原題:X-men Origins Wolverine)
----ウルヴァリンって、確か『X-MEN』に出てくるヒーローだよね。
このサブタイトルから推測するに、これは彼が生まれる背景を描いているの?
「うん。いわゆるスピンオフ。
これまでスピンオフと言ったら
『キャットウーマン』にしろ『エレクトラ』にしろ
本家に比べると遥かに格オチの感があったけど、
どうしてどうして。
これは、十分に独立した
一本の映画として堪能できる作品となっている。
本家の人気に寄りかかって
低予算でちゃちゃっと作ったというような手合いのものじゃない」
----へぇ~っ。それは監督がいいんだね。
だれがメガホンを取っているの?
「聞いて驚かないでよ。
なんとアカデミー賞受賞監督のギャヴィン・フッド」
----誰、その人?
聞いたことないけど…。
「いや、話したことはあるよ。
ほら、南アフリカ出身。
『ツォツィ』の監督」
----え~っ。そんなの頭からまったく考えてもいなかったよ。
二本の映画の間に共通項は全然なさそう。
「じゃあ。ちょっとプレスから
彼がこの映画の監督を引き受けた理由について語っている言葉を引用してみよう。
『80年代の、アパルトヘイトの暗黒時代に育ち、
その後学生運動に共鳴した僕は、
人生が善と悪とに分けられるほどシンプルではないと考えながら、大きくなった。
だから僕には世界を、単純に善と悪に分ける観方をすることが不可能であり、
人が世界をそんなシンプルな視点から見ているのを知ると、恐ろしくなる。
そうした視点が、僕の映画に必ず投影されているんだ』」
----へぇ~っ。その話からすると、
この映画でも善と悪がシンプルには描かれてはいないということになるね。
それまで悪と思っていた方が、
意外とクライマックスではヒーロー側に付いたり、
あるいはその逆もある…。
「まあ、そういうことになるかな。
劇作法的に言えば、“思わぬ展開”ってヤツ。
物語を要約するとこうなる。
19世紀半ば。ミュータントとして生まれたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、
少年時代、彼の父親の身に起きた事件から、その能力が覚醒。
以来、同じ能力を持つ兄ビクター(リーヴ・シュレイバー)と共に、
幾多の戦争の中に身を投じて生きてきた。
ところがビクターの凶暴さがエスカレート。
ついには仲間を殺してしまう。
そんな彼らの前に、謎の軍人ストライカー(ダニー・ヒューストン)が現れ、
釈放と引き換えに<チームX>への参加を持ちかける。
しかし、あるとき、アフリカでの非人道的な任務をめぐってローガンは
ビクターやほかのメンバーと対立。
彼はカナダの山奥で美しい女教師ケイラ(リン・コリンズ)と静かに暮らす。
だが、その平和も長くは続かなかった…」
----ははあ。これはそのカナダにビクターがやってくるんだニャ。
「まあ、そこからは実際にその目で確かめてもらうことにして、
この映画のオモシロさは、
ぼくの好きな“エモーショナルなアクション”が軸となっていること。
つまり、怒りや復讐といった心理面が
きちんと描かれているため、
一つひとつのアクションが浮いた感じがしないんだ。
しかもそれらのバトルやチェイスが、アイデアに富んでいるばかりでなく、
スタイリッシュな構図によって描かれる。
たとえば、ウルヴァリンの武器である金属(アダマンチウム)の爪。
この映画では、普通の爪からこの爪に生まれ変わる過程が描かれると同時に、
その爪を使った細かい攻撃をも見せてくれる」
----細かい攻撃?
「爪で火花を起こしてガソリンに引火とかね。
それをローアングル、地面すれすれから写して見せる。
おそらくCGだのSFXだのは、スペシャリストがいるから、
監督による差なんてのは今やそんなにないんだろうね。
ただ、この映画では第二班監督に
『ボーン・アルティメイタム』のピーター・マグドナルド。
劇中のハーレー・ダビッドソンVS.ヘリのスリリングなチェイスなどは
彼が担当したようだし、
本人は、もっと本質な部分に専念できたんじゃないかな」
----しかし、それは贅沢な布陣だニャあ。
「そうそう。製作総指揮に、
スタン・リーとともに娯楽映画の大御所リチャード・ドナーがクレジット。
こういうバックボーンがあるのも大きいかもね」
----『スーパーマン』『リーサル・ウェポン』のリチャード・ドナーか。
それは確かに睨みが効きそうだ。
あと、フォーンが知りたいのはキャラクターかニャあ。
ウルヴァリン以外にもたくさん出てくるんでしょ
「チームXというくらいだから、
超能力者はたくさんいるよ。
テレポーテーション能力を持つライス、
戦車の砲弾も跳ね返すブロブ(=ドゥークス)、
電気を発生させたり電流を操るブラッドリー、
ストライカーのボディガード、エージェント・ゼロ、
そして二本の刀を操るおしゃべりなウェイド。
彼は究極のミュータント・キラー、デッドプールに生まれ変わる。
そして、これまでウルヴァリンとかぶるということで見送られていた
トランプカードとスティックを操るガンビット(=レミー・ルボー)も初登場!
忘れていた。
若かりし日のエマ・フロスト、それにサイクロプス。
そしてラストでは、とんでもないサプライズも(逆に分かっちゃうかな)」
----もう、聞いてるだけでおなかいっぱいだニャあ(笑)。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「このシリーズ、次は日本が舞台って本当かニャ」![小首ニャ](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/25/img6165e84cwp6bv3.jpeg)
久しぶりに満足いくスピンオフだ度![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
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※画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
----ウルヴァリンって、確か『X-MEN』に出てくるヒーローだよね。
このサブタイトルから推測するに、これは彼が生まれる背景を描いているの?
「うん。いわゆるスピンオフ。
これまでスピンオフと言ったら
『キャットウーマン』にしろ『エレクトラ』にしろ
本家に比べると遥かに格オチの感があったけど、
どうしてどうして。
これは、十分に独立した
一本の映画として堪能できる作品となっている。
本家の人気に寄りかかって
低予算でちゃちゃっと作ったというような手合いのものじゃない」
----へぇ~っ。それは監督がいいんだね。
だれがメガホンを取っているの?
「聞いて驚かないでよ。
なんとアカデミー賞受賞監督のギャヴィン・フッド」
----誰、その人?
聞いたことないけど…。
「いや、話したことはあるよ。
ほら、南アフリカ出身。
『ツォツィ』の監督」
----え~っ。そんなの頭からまったく考えてもいなかったよ。
二本の映画の間に共通項は全然なさそう。
「じゃあ。ちょっとプレスから
彼がこの映画の監督を引き受けた理由について語っている言葉を引用してみよう。
『80年代の、アパルトヘイトの暗黒時代に育ち、
その後学生運動に共鳴した僕は、
人生が善と悪とに分けられるほどシンプルではないと考えながら、大きくなった。
だから僕には世界を、単純に善と悪に分ける観方をすることが不可能であり、
人が世界をそんなシンプルな視点から見ているのを知ると、恐ろしくなる。
そうした視点が、僕の映画に必ず投影されているんだ』」
----へぇ~っ。その話からすると、
この映画でも善と悪がシンプルには描かれてはいないということになるね。
それまで悪と思っていた方が、
意外とクライマックスではヒーロー側に付いたり、
あるいはその逆もある…。
「まあ、そういうことになるかな。
劇作法的に言えば、“思わぬ展開”ってヤツ。
物語を要約するとこうなる。
19世紀半ば。ミュータントとして生まれたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、
少年時代、彼の父親の身に起きた事件から、その能力が覚醒。
以来、同じ能力を持つ兄ビクター(リーヴ・シュレイバー)と共に、
幾多の戦争の中に身を投じて生きてきた。
ところがビクターの凶暴さがエスカレート。
ついには仲間を殺してしまう。
そんな彼らの前に、謎の軍人ストライカー(ダニー・ヒューストン)が現れ、
釈放と引き換えに<チームX>への参加を持ちかける。
しかし、あるとき、アフリカでの非人道的な任務をめぐってローガンは
ビクターやほかのメンバーと対立。
彼はカナダの山奥で美しい女教師ケイラ(リン・コリンズ)と静かに暮らす。
だが、その平和も長くは続かなかった…」
----ははあ。これはそのカナダにビクターがやってくるんだニャ。
「まあ、そこからは実際にその目で確かめてもらうことにして、
この映画のオモシロさは、
ぼくの好きな“エモーショナルなアクション”が軸となっていること。
つまり、怒りや復讐といった心理面が
きちんと描かれているため、
一つひとつのアクションが浮いた感じがしないんだ。
しかもそれらのバトルやチェイスが、アイデアに富んでいるばかりでなく、
スタイリッシュな構図によって描かれる。
たとえば、ウルヴァリンの武器である金属(アダマンチウム)の爪。
この映画では、普通の爪からこの爪に生まれ変わる過程が描かれると同時に、
その爪を使った細かい攻撃をも見せてくれる」
----細かい攻撃?
「爪で火花を起こしてガソリンに引火とかね。
それをローアングル、地面すれすれから写して見せる。
おそらくCGだのSFXだのは、スペシャリストがいるから、
監督による差なんてのは今やそんなにないんだろうね。
ただ、この映画では第二班監督に
『ボーン・アルティメイタム』のピーター・マグドナルド。
劇中のハーレー・ダビッドソンVS.ヘリのスリリングなチェイスなどは
彼が担当したようだし、
本人は、もっと本質な部分に専念できたんじゃないかな」
----しかし、それは贅沢な布陣だニャあ。
「そうそう。製作総指揮に、
スタン・リーとともに娯楽映画の大御所リチャード・ドナーがクレジット。
こういうバックボーンがあるのも大きいかもね」
----『スーパーマン』『リーサル・ウェポン』のリチャード・ドナーか。
それは確かに睨みが効きそうだ。
あと、フォーンが知りたいのはキャラクターかニャあ。
ウルヴァリン以外にもたくさん出てくるんでしょ
「チームXというくらいだから、
超能力者はたくさんいるよ。
テレポーテーション能力を持つライス、
戦車の砲弾も跳ね返すブロブ(=ドゥークス)、
電気を発生させたり電流を操るブラッドリー、
ストライカーのボディガード、エージェント・ゼロ、
そして二本の刀を操るおしゃべりなウェイド。
彼は究極のミュータント・キラー、デッドプールに生まれ変わる。
そして、これまでウルヴァリンとかぶるということで見送られていた
トランプカードとスティックを操るガンビット(=レミー・ルボー)も初登場!
忘れていた。
若かりし日のエマ・フロスト、それにサイクロプス。
そしてラストでは、とんでもないサプライズも(逆に分かっちゃうかな)」
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※画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
スピンオフにしては、上出来な映画でしたね。
といっても、X-メン自体が、ウルヴァリン主役に傾いているところもあるので、当然なのかな?
単純に善と悪を分けないとは、なるほどですね。
私も全く同感です。
今度は日本語字幕で観たいと思っています。
そうそう「上出来」という言葉がぴったり。
アクション・シーンは
すぐに頭から遠ざかっていく自分ですが、
この映画は、あの老夫婦の思わぬ死からあとの
一連の流れがくっきり。
よく出来ているなあ。
えいさんも早くもご覧になっていたんですね
わたしも想像以上に楽しめました♪
これならファンも満足じゃないかな?
日本でもヒット間違い無しですね。
ほんと、最後の方は思わぬ展開でした
ヒュー・ジャックマンが出ているアクションって、
なぜか期待してしまうんですよ。
なんとなくイーストウッドの若いころのイメージがかぶって…。
数あるスピンオフの中でも、
これは頭一つ抜きんでていたと思います。
こういうスピンオフが成立するのもキャラクターがしっかりしてるからなんでしょうね~。
続編製作も決定したみたいだし、他のキャラクターのスピンオフもバンバン公開されるみたいだし、楽しみでしょうがありませんです♪
そうですね。
ぼくも『X-メン』は第一作から入りこめていたのは、
キャラクターの際立った個性に負うところが大きいかもしれません。
普通、スピンオフというと、
パワーダウンしがちなものだけど、
この作品に関しては心配しなくていいかも。
もちろん、監督の力量次第ですが…。
え~~~~!!!!だったので
ホントはこの続きのほうが見たいんですけどね。(笑)
すでにウルヴァリンの続編製作の話があって
舞台が日本でってことまでわかっていて
さらにマグニートーを主人公にした映画も
つくられるとかで
まだこのシリーズ当分続きそうですね。
アクションは派手で面白かったんですが
いかんせん爪なんでシャキーンシャキーンが
どうも寒かったです、金属音で。トホホ・・・。
草食系男子全盛の時代に
ムキムキ上半身♪
イビョンホンといい、彼といい、
男~!の筋肉を誇示されると
いや~鍛えてますねと感心しつつ
どうしてわらってしまうんだろ・・・(爆)
一番最後エンドロール後のワンショット。
ギャ~~~コワイよ~~~~。
そうそう。このヒュー・ジャックマンの肉体は鍛え上げられていましたね。
俳優というのはかくあらねばという精進ぶり。
でも、フィリップ・シーモア・ホフマン、
ジャック・ブラックはやらないだろうなあ(笑)。
あのワンショット、怖かったですか?
ぼくは想像ついてしまいました(汗)。
ラストのラストが気になります。
他人のサイトにおじゃましているのでこれ以上は自粛しますが
自分のところでは書きました。
ブログ、拝見させていただきました。
エンディング、二通りあるんですか?
ぼくが観たのは、あのモゾモゾの方。
もうひとつは、どんなんだろう?