ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲』

2010-04-05 23:51:35 | 新作映画
----今日は苦手の三池崇史作品。
しかも、あの映画の続編。
ちゃんと最後まで観ることできたの?
「あっ。これが意外と言ってはなんだけど、
けっこうオモシロかったね。
ある種、管理化された未来社会で
人殺しもOK!ってところに、
『リアル鬼ごっこ』を思い出さないでもなかったけど…」

----それって、ディストピアってことかニャ。
「そうも言えるかな。
ただ、そこはさすがクドカン
ゼブラタイムなるものを設定して、
その時間だけは、警察は無条件に人を撃ち殺していいし、
教師もセクハラなどやりたい放題。
つまり、悪の時間が認められているって設定」

----そんなの、ありえニャい。
「都知事の相原(ガダルカナタカ)いわく、
犯罪抑制には、
この朝夕5分間、悪いことをすることで発散ができ、
全体的には犯罪が減るという、
まあ、なんとも都合のいい理論なんだ。
だけど、その性悪説を掲げる知事よりもさらにたちが悪いのが
彼の娘で、スーパーアーティストのゼブラクイーンこと相原ユイ」

----ふうん。あれっ、ゼブラマンは?
哀川翔の名前がなかなか出てこないけど…。
「うん。実は彼は記憶喪失で、
ある朝、見慣れぬ街の路上で突然目覚めるという設定。
映画としては、その前後に、かつての彼の活躍や、
奇妙な研究施設でなにやら人体実験らしきものを受けている姿が描かれる。
初めのうちは、よく分からないながらも、
これらが見事に繋がってくるんだ。
もちろん、前回登場したエイリアンも再登場。
まあ、詳しいストーリーは、かえって興をそぐから、
ここでは控えるけどね」

----ゼブラと言いながら哀川翔は真っ白。
で、ゼブラクイーンは真っ黒みたいだけど…。
「そう。そこが今回のポイント。
で、もうあちこちで聞いていると思うけど、
このゼブラクイーンを、
肌露出面積いっぱいに演じているのが仲里依沙
彼女自身、初の悪役。
歌って踊ってで、そのPV的な映像を観たときには、
ライブを映画に取り入れるのが好きな三池監督らしいなと、
このあたりはあまりノレなかったんだけど、
クライマックスの一大バトルは、
たとえば『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』に比べても、決して見劣りしない。
CGのレベルは前作よりも格段に上がったね。
しかも、その中に、三池作品ならではの気の抜けたようなギャグを入れちゃう。
白ゼブラマンと黒ゼブラマンの合体に、
わざわざ汚い布団を敷くばかりか、
ご丁寧に、コンドームまで用意。
で、『STOP!AIDZ』の文字。
でも、最大の彼らしさは、この後のエンディングだろうな。
さあ、そこで何が起こるか?
これは誰も想像つかないだろうね」


     (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「あらら、さらっと喋っちゃったニャ」ぱっちり


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