(原題:Clash of the Titans)
----これって、昔作られた映画のリメイクってほんと?
「うん。ただ、前作はいま巷で言われているほど
当時、騒がれてはいないんだ。
確かにダイナメーションの神様レイ・ハリーハウゼンが
久しぶりに特撮を担当したということで話題にはなったけど、
作品自体の出来としては『アルゴ探検隊の大冒険』や
『シンドバッド七回目の冒険』には遥かに劣る。
いま、思うに、あの世界観は
ハリーハウゼンのストップモーション・アニメには合わなかったのかも…」
----どういうお話ニャの?
「これもいわゆるギリシャ神話。
人間の傲慢に怒ったゼウス(リーアム・ニーソン)が
兄のハデス(レイフ・ファインズ)にそそのかされ、
海の魔物にして、無限大の大きさを誇るクラーケンを放ち、
都を滅ぼすことに同意。
それに対して、反旗を翻したのが
ゼウスの息子でもあるペルセウス(サム・ワーシントン)。
彼は、人間を食らうというグライアイの魔女から、
クラーケンの退治法を聞きだし、
地獄の果てまで旅を続ける…」
----ギリシャ神話と言えば、つい最近も
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』があったね。。
「うん。特撮レベルだけ言えば、
こちらの方が上。
先ほどのクラーケンに限らず、
スコーピオン、カリボス、精霊ジンなど、
あの映画には登場しなかったキャラが勢揃いするし、
見た目の楽しさもある。
でもなあ……」
----でも?
「う~ん。
なんと言ったらいいのだろう。
60年代にたくさん作られた古代スペクタクルを
現代のSFXで観ている感じ。
懐かしさはあるんだけど、
いわゆる見せることに精いっぱいという感じで、
物語としてのダイナミズムに欠ける気がする。
もとより、ペルセウスが生まれたいきさつとか、
そういうのは変えようがないだけに、
なにか、新しい機軸がないと…
----新しい機軸?
「たとえばイタリアのピエル・パオロ・パゾリーニなんかは、
『アポロンの地獄』にしても
『王女メディア』にしても
土臭さ、埃っぽさを出すことで
独特なリアリズムを獲得していた。
ところがこの映画は、昔ながらのギリシャ神話のイメージ。
ペルセウスを支えるイオ(ジェマ・アータートン)の
純白の衣服にそれは象徴されていた気がするな。
ただ、ペガサスが黒かったのは新しかったけどね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「この映画はは2Dを3Dに変換したらしいのニャ」
※でもメデューサはこっちの方がスゴイ。なにせ、胴も蛇だ度
お花屋さん/">もよろしく。
噂のtwitterを始めてみました。
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はオフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
----これって、昔作られた映画のリメイクってほんと?
「うん。ただ、前作はいま巷で言われているほど
当時、騒がれてはいないんだ。
確かにダイナメーションの神様レイ・ハリーハウゼンが
久しぶりに特撮を担当したということで話題にはなったけど、
作品自体の出来としては『アルゴ探検隊の大冒険』や
『シンドバッド七回目の冒険』には遥かに劣る。
いま、思うに、あの世界観は
ハリーハウゼンのストップモーション・アニメには合わなかったのかも…」
----どういうお話ニャの?
「これもいわゆるギリシャ神話。
人間の傲慢に怒ったゼウス(リーアム・ニーソン)が
兄のハデス(レイフ・ファインズ)にそそのかされ、
海の魔物にして、無限大の大きさを誇るクラーケンを放ち、
都を滅ぼすことに同意。
それに対して、反旗を翻したのが
ゼウスの息子でもあるペルセウス(サム・ワーシントン)。
彼は、人間を食らうというグライアイの魔女から、
クラーケンの退治法を聞きだし、
地獄の果てまで旅を続ける…」
----ギリシャ神話と言えば、つい最近も
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』があったね。。
「うん。特撮レベルだけ言えば、
こちらの方が上。
先ほどのクラーケンに限らず、
スコーピオン、カリボス、精霊ジンなど、
あの映画には登場しなかったキャラが勢揃いするし、
見た目の楽しさもある。
でもなあ……」
----でも?
「う~ん。
なんと言ったらいいのだろう。
60年代にたくさん作られた古代スペクタクルを
現代のSFXで観ている感じ。
懐かしさはあるんだけど、
いわゆる見せることに精いっぱいという感じで、
物語としてのダイナミズムに欠ける気がする。
もとより、ペルセウスが生まれたいきさつとか、
そういうのは変えようがないだけに、
なにか、新しい機軸がないと…
----新しい機軸?
「たとえばイタリアのピエル・パオロ・パゾリーニなんかは、
『アポロンの地獄』にしても
『王女メディア』にしても
土臭さ、埃っぽさを出すことで
独特なリアリズムを獲得していた。
ところがこの映画は、昔ながらのギリシャ神話のイメージ。
ペルセウスを支えるイオ(ジェマ・アータートン)の
純白の衣服にそれは象徴されていた気がするな。
ただ、ペガサスが黒かったのは新しかったけどね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「この映画はは2Dを3Dに変換したらしいのニャ」
※でもメデューサはこっちの方がスゴイ。なにせ、胴も蛇だ度
お花屋さん/">もよろしく。
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はオフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
オリジナルの『タイタンの戦い』って、確か『アルゴ探検隊の大冒険』の続編だったんですよね?(記憶があやふや…ww)
>『シンドバッド七回目の冒険』には遥かに劣る。
うんうんww。
今のCG技術だったらリアルな骸骨兵士とか簡単に作れるんだろうけど、普通に『ふ~ん』って感想になっちゃうかも。
あれはやっぱり人形アニメなのに、あの動き、あの合成、あの迫力…で驚嘆する作品でしたからね~。
『アルゴ探検隊の大冒険』がコロムビアで、
『タイタンの戦い』はCICだったからかなあ?
そう、CG技術の発展は「ふ~ん」という感じ。
見た目の迫力はあるけど、
何かが失われたって気がします。
それは、稚気ゆえの楽しさかもしれないですね。
先日来から、つぶやきのフォロー、お世話になりました~☆なぜか上司からの命令で使い始めたばかりなので、とりあえず以前ブログでお世話になっていたえいさんのところからフォローさせていただきました。あ、HNネームを変えたので、だれだっけ?という感じですよね(笑)
そのうち思い出していただけるかもと、今は伏せておきます。
私もさきほど、ピカデリーで3D試写を見てきました。
>60年代にたくさん作られた古代スペクタクルを現代のSFXで観ている感じ。懐かしさはあるんだけど、いわゆる見せることに精いっぱいという感じ
これに関して激しく同意です。ストーリにも役者の演技にもあまり見せ場がなかった映画ですね。3Dもやはり後付変換されたものは、アバターを観ちゃうと見劣りしますしね~
こちらこそ、つぶやきではお世話になっております。
はい。
以前のHNが思い出せません。
でも、今回のは一度聴いたら忘れない、
実に強力なHN。
こんど教えてくださいね。
さて、この映画。
物語としてのダイナミズムに欠けましたね。
監督の力量もあるのかな?
フツーには楽しめたけど、2Dだったしそれだけという印象です。
黒いペガサスは私も「おお」って思ったけど、見せ場の空中戦ではハデスの刺客と見分けがつかなくなってしまった気がします。
定番は定番。内容は案外「パーシー」のほうが楽しめたかもです。
やはり黒いペガサスには反応されましたか。
『ウルフマン』のときにも思ったのですが、
緻密に再現されると
想像の余地がなくなってつまらない気がします。
子供の頃、読んで、勝手に想像した
ギリシャ神話の世界とは違い、
あまりにもリアルで迫力ありすぎるんだもの。
ある程度のユルさが、ぼくは好きだな。
オリジナルのことは知らなかったのですが、
元々そんなに?って感じなんですね(;・∀・)
そりゃ~リメイクしてもイマイチですよね。
黒いペガサスが出てきた時は、ラオウの愛馬「黒王号」かと思いました。
センス・オブ・ワンダー。
CGで、何でもできちゃうこの時代に、
本当の意味でのそれを生みだすのは
まさに至難の業でしょうね。
あの黒のペガサスは、
そういう意味では、
センス・オブ・ワンダーの一つの
方向性かもしれませんね。
はい。あのオリジナルは
さして話題にもならないまま終わり、
しかも『アルゴ探検隊の大冒険』『シンドバッド3部作』のように
カルト化されることもありませんでした。
中途半端な大作だったからでしょう。
今後、3Dを謳って登場する映画が
同じような中途半端なものになるとしたら
これはヤバいです。