マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

ぶどうの丘

2009年09月04日 | 信濃紀行

 蓼科からの帰路、甲州市にある「ぶどうの丘」に一泊しました。「ぶどうの丘」は宿泊施設や「天空の湯」・レストラン等からなる総合施設。中央線「勝沼ぶどう郷」駅から甲府盆地方面を眺めると、やや小高い丘が見渡せ、「ぶどうの丘」と書かれた看板も目に付きます。
 甲州市は勝沼町と塩山町等
の町村合併により出来た市。かっては勝沼町営だったこの施設、今は甲州市営となっています。特にその宿泊ホテルは人気が高く、土日を含む宿泊は数ヶ月前には既に予約満杯となるほどの盛況。公営の宿泊施設ではかなり上位の人気の宿です。
 前回の宿泊は5月下旬、今回は急遽1週間ほど前に申し込みました。夏休みも終わった9月1日、ウィークデーと言うこともあり、微かな希望を抱いて予約の電話を入れました。偶然キャンセルが出たとの事で、辛うじて滑り込みセーフとなりました。

 この「ぶどうの丘」の人気を分析すると、4つの点で優れている事が分かります。その1は見晴らしの良さです。小高い丘の頂点に立つレストランからは白峰三山を含む南アルプスと甲府盆地が一望に見渡せます。夕暮れ迫る頃、ここのレストランでワインを味わいつつ、暮れなずむ甲府盆地の夜景を眺めるのは至福のひと時。嬉しい事に、3500円とお安いディナーも用意されています。


   (甲府盆地を望む、山はぼんやり・・・)
 その2は宿泊棟に隣接する「天空の湯」です。ここの露天風呂からも、晴れた日ならば南アルプスがくっきりと見渡せます。1日に200トンもの
豊富な湧出を誇る、ペーハー9.5の高アルカリ性の温泉も魅力です。ただ一つ残念な事は何故か掛け流しではない事、その理由はまだ聞いていません。


        (天空の湯)


          (入り口付近の看板)

 その3は勿論ワイン。勝沼はワイン産出量日本一です。この丘のみならず、見渡す限りのぶどう畑。そこから良質のワインが生産され、施設の一角でも販売されていますが、それだけでなく地下のワインカーブでは1100円で、試飲が可能です。前回訪れたときそこに揃えられたワインを見て、例えば「勝沼醸造」等の高級ものも試飲可である事を知りました。ただ今回はそれをレストランで味わい、地下には潜りませんでした。
 その4は各部屋の浴室にも温泉が引かれている事です。数多くの温泉に泊まりましたが、多くは内風呂や露天風呂に創意工夫を凝らしています。徐々に増えてきていますが、部屋にまで温泉を引ているホテルは珍しいのではないでしょうか。お風呂に湯を満たすと、温泉特有の香りが立ち込めてきます。露天とマイルーム、どちらでも温泉を味わえる、これが素晴らしいと思います。


           (宿泊棟)
 なにやら「ぶどうの丘」の営業部長の書く様な文章になってしまいましたが、最近巡った温泉の中で一押しです。

 優れた点の数々を味わい、ワイン代も含め、全て込みで一人平均1万1千円ほどを支払い、10時前「ぶどうの丘」を後にし一路自宅を目指しました。

 


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