マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『「筋トレ」ウォーキング』(著:能勢博 出版:青春出版)を読む(その2)

2015年10月03日 | スポーツ

 9/27に書いた「筋トレウォーキング」の続きです。

 筋トレ即ちインターバル速歩の効果については「ためしてガッテン」でも紹介されたそうだが、本書でも「
筋トレ」ウォーキングの効果が、筋力と持久力の増強以外に幾つか述べられている。血圧値や血糖値が下がるなど生活習慣病の改善や予防に効果的というデータが記され、健康増進の為のウォーキングの枠を遥かに超えた健康増進法として注目されていることが良く分かる。

 ここでは生活習慣病の予防に効果がある点に絞って記そう。

 実際に、平均年齢65歳前後の男女、600人にトレーニングを4ヶ月間続けて貰った結果、体重、血糖値、血圧、全てが低下したことが分かったそうだ。
 これを説明するのに細胞「ミトコンドリア」が登場する。ミトコンドリアの最大の役割がエネルギーを作り出すこと。ミトコンドリアは筋肉の中にも存在するが、加齢や運動不足によって筋肉の量が減少すると、ミトコンドリアの量も減少し、この結果エネルギーをうまく生み出すことが出来なくなる。
 それのみならずミトコンドリアが減少すると、それとすり替わるようにホルモン「炎症性サイトカン」が分泌する。最近の研究では、これこそが生活習慣病の原因ではと考えられている。炎症性サイトカンが免疫細胞で炎症を起こせば高血圧に、脂肪細胞で炎症を起こせば糖尿病になるという考え方だ。その医学的説明については保留がされているので、更なる研究の結果を待ちたい。

 より効果的な方法には「坂を利用してのウォーキング」や「水中筋トレウォーキング」が登場する。水中での速歩の方が足への負担が軽くなる一方、水中の方が空気中より抵抗が強いこともあり、水の中での速歩はその効果が高いのだ。私自身何とそんな気がして、3年前には我が家から徒歩5分にあるフィットネスクラブ「オアシス」に通ったこともあった。ここは月12000円もの費用が掛かるので辞めてしまった。しかし、改めてその効果を知って、昨年4月にオープンした、湯島にある「文京総合体育館」のプール利用(1回400円)を考えて見ようと思っている。

 本書では指摘されていないが、筋トレは雨の日でも出来ることが優れていると思う。ランニングは両手を振らないとやりずらいので、雨の日に傘を指しながらランニングをやっている人はめったに見ないが、私は雨の日も、片手で傘をかざす一方片手を大きく振って歩くことが多くなった。数日前に雨が連続した日々には地下鉄南北線「駒込駅」の地下道を練習場所として利用したこともあった。六義園側から入り巣鴨信用金庫へと抜ける往復運動を何回か繰り返した。階段の上下動も入って来て、良い練習場所を見つけたなと思っている。

今日の一葉:タマスダレ(9月24日、富士前公園で撮影)
 


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