どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「残穢 ざんえ ー住んではいけない部屋ー」

2016年02月03日 | 映画
早く仕事が終わったので帰りに映画「残穢 ざんえ ー住んではいけない部屋ー」を鑑賞。
大学時代の友人が撮影しているというのを知り、そちらも楽しみにして見ました。
なかなか豪華なキャストが出ていますがポスターからはどんな内容の映画なのかいまいち掴めない。ミステリーかサスペンスかホラーか?って感じで真っ新な気持ちで見れました。
ホラーっぽかったけど徐々に過去が暴かれてゆく展開はミステリー的な面白みもあって、どんどん惹き込まれてゆきました。
久々にJホラー的な薄気味悪いゾクゾクくるような怖さも感じれて見応えありました。結末はどうなるのか?っていうのが気になりましたがそれはネタバレになるので書かないけどゾ~ッとする終わり方でした。
話としてははっきりしたオチのようなものが無かったのは少し消化不良気味な感じもありましたが変な嘘っぽいオチやいかにもなオチじゃ無かったので良かったとも思いました。
よくよく考えると直接的には主人公達が殺されたり死んだりしない分、現実的でもあり、その日常的な誰にでもいつでも起こりえるような不気味さや日本独特の幽霊のような怖さが後味を残して良かったと思います。
撮影は回想部分の粒子の粗いフィルム調のトーンがとても良く照明の微妙な暗さの見え方等とても想像力を刺激させるもので良かった。
また音響効果も良く効果的で編集の何ともいえない間が効果をあげてる場面がいくつもあった。
何も凄いものが写ってないのに恐ろしさを感じる場面がありました。
この映画はポスターからはどんな映画か伝わりにくいのが勿体無い気がしますが、なかなか恐ろしいホラー要素強めなミステリー映画だと思います。


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