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主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

大阪ステーションシティシネマ「憐れみの3章」見てきました!

2024-10-09 22:29:12 | 映画感想
 紅楼夢が終わったばかりなのに新作映画が続々上映開始しているので休んでる暇がありません。
 というわけで今日見てきたのはこの作品!
 
 
 本作は、申告した期間内にカップルが成立できなければ動物にされてしまう謎のホテルとそこでの人間模様を描いた「ロブスター」、死んだ胎児の脳を移植された女性の成長と冒険を描いた「哀れなるものたち」といった不気味かつどこか滑稽な作風が魅力のヨルゴス・ランティモス監督の最新作。
 タイトルの通り3つの章で構成された本作では、「生活の全てを思いを寄せる男性に指示される青年の葛藤と苦悩」「海難事故で失踪していた妻がよく似た別人になって帰ってきた男の崩壊していく生活」「宗教団体の新しい指導者となるべき人物を探す女」という3つの奇妙な物語で構成されています。
 わたくし人形使いは「哀れなるものたち」でランティモス監督作品に初めて触れてその圧倒的な奇妙さとユーモラスさに魅了され、「ロブスター」でその幻惑的な世界観に惑わされ、そして本作を見てみたわけですが……正直なところなーーーーーんもわからん!
 前2作はすでに感想を書いているんですが、ぶっ飛んだ設定や世界観ではあったもののそれなりに考察や解釈を書くことはできたんですよね。
 しかし本作はなんかこう……曇りガラスを通して見ているように全体像がぼんやりしてて掴みどころがない感じなんですよね。3つの物語は同じ俳優が違うキャラクターを演じており、相互に関連していることは察せられるんですが、そのつながりが曖昧模糊としていてどのようにつながっているのかはっきりしない感覚なんです。おそらくこれはランティモス監督の意図したものなんでしょう。
 各章のタイトルにある「RMF」とはなんなのか、共通して登場する「ブルーのBMW」の意味とは? これらの疑問の答えが明示的に語られることはありません。この感想ブログを書いている時点ではネタバレや考察は一切見ておらず、パンフレットも意図的に購入してません。なので本当にわからん……なにもかもわからん……。いやここまでなんもわからん映画は初めてかもしれん……。
 これは複数回見ることでわかってくるタイプの作品……と見せかけてなんもわからん度が増していくタイプの作品なんだろうな……。
 というわけで本作の感想は本当にわからんのであんまり書けることがないんだよな……。いろんなものが対置構造になってる感じはするんですが……。
 これちょっと本格的な感想は保留ということで、2回目見てきます。
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