A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「劇場版アニメ名探偵ホームズ」「ルパン三世 カリオストロの城」見てきました!

2024-03-27 23:36:05 | 映画感想
 もはやスケジュールを立てている暇があったら塚口に行けといった感じの上映スケジュールが津波のように襲ってくる塚口。なので今日は久しぶりの2連続。
 まずはこの作品。
 
 
 シャーロック・ホームズ関連の作品はたくさんあるわけですが、その中でも諸人をそっち方面のフェチに叩き込んできたハドソン夫人で有名なこの作品。
 清く正しいオタクとしてもちろんこの作品を知ってはいましたが、実はまだ見たことはありませんでした。とか思ってたらなんか知らんけどいきなり40周年記念でデジタルリマスター版が劇場公開されるということで見てきました。ちなみにこの作品は親戚の家にあったアニ○ージュで知りました。
 今回は「青い紅玉の巻/海底の財宝の巻」をまとめた劇場版第1作、「ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦!の巻」をまとめた劇場版第2作の2本立て。
 いやー……(深い嘆息)この時代のアニメからしか接種できない栄養素がありますよねえ……なんかもう面白いとか懐かしいとかではなくありがてぇ……ありがてぇよ……完全に人格が午後7時のときの小学3年生に退行してしまいました。セルアニメ……セルアニメありがてぇ……透過光ありがてぇ……。
 もう完全に古き良きあの時代のアニメで、わたくし今のように心が汚れきってしまう前の幼少期を思い出して熱い雫が頬を濡らすのでした……。
 劇場版としてセレクトされたエピソードは宮崎駿監督がコンテを務めた作品だけあってアクション、メカニックともに素晴らしい。優れたアニメというのはキャラが動いているだけで楽しいものですが、本作はキャラもメカニックも生き生きと動いていて見てるだけでわくわくできました。
 そしてスタッフクレジットにはモリアーティ教授役の大塚周夫氏をはじめ、今はもう鬼籍に入られた方のお名前もあって泣けてきました……。
 あとハドソン夫人はなんというか非常に危険なキャラ造形ですよね。あんなの幼少期にお出しされたらそりゃあ色々歪むだろ。「ドーバー海峡の大空中戦!の巻」のハドソン夫人カッコよすぎて惚れた。
 
 次は今までさんざん見てるのにテレビでやってると自動的に見てしまうこの作品。
 
 
 テレビではもう3桁回数見ているこの作品、劇場で見る機会は貴重なのでやはり見てしまいます。
 「どっちにつく?」「女!」「今はこれが精一杯」「今ここにワシが来なかったか!?」「今宵の斬鉄剣は一味違うぞッ!」「俺のポケットには大きすぎらぁ」そしてみんな大好き「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました……あなたの心です」と名台詞と名シーンのオンパレード。名シーンを選んでいくと本編になるという点ではコマンドーと同じと言えるでしょう。
 この作品の感想を今さら述べるのは無粋とも言えますがやはりシンプルに面白い。なんでこんなに面白いのかと考えると、その答えは「停滞がないから」になるでしょうか。
 いきなりの名シーンで始まる冒頭のカーチェイスからスタートして銭形のとっつぁんの名台詞と名曲「炎のたからもの」で終わる本作、その間ずーっと状況が変わり続けてキャラが動き続けるので退屈や引っ掛かりを感じるシーンがまったくないんです。これはみんな大好き「RRR」でも感じたこと。なので何回見てもずーっと飽きずに見ることができました。そして何回見てもクラリスは可憐だし五右衛門と次元はかっこいいしスパゲッティはうまそうだしまさに不朽の名作です。
 しかし2024年の今、初期ルパンファミリーを演じた声優さんは峰不二子役の増山江威子さんを除き鬼籍に入られてしまっているのを改めて感じてさみしい気持ちになりました。仕方がないことではあるんですけどね……。
コメント
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