この夏、シン・ゴジラと並んで楽しみにしていた作品がこの「ゴーストバスターズ」だったんですが、いやーもう面白かった!
これぞ正しいエンターテイメントって感じの内容で、変に設定を改変したり余計な要素を盛り込んだりしてないので素直に楽しめました。
メンバー全員が女性になっているという新鮮さと、ゴーストバスターズのお約束である変人の集まりが孤軍奮闘してやがて世界を救うという筋書きがうまく両立してたのが高ポイント。
過去シリーズを思わせるあの展開、あのゴーストも随所にあって、旧作を思い出させてくれました。
キャラも非常に強烈で、堅物のエリン、大阪のおばちゃんみたいなアビー、ギーク&クレイジーな科学者ホルツマン、力自慢のパティ、そしてアホの子のケヴィンと一度見たら忘れられないキャラばかり。
特にホルツマンがすっげーいいキャラしてました。
後半戦での無双シーンは言うに及ばず、全編にわたってのエキセントリックな言動が好き。
多分この作品において、メインの4人は意図的に美人に見えないように描写されていると思います。
ホルツマンも例外ではなく、ゴーグルに派手になでつけた髪型、基本的に他人を小馬鹿にした言動と、お世辞にも上品とはいえないキャラなんですが、それでも隠し切れないチャーミングさを感じました。
あとで調べてみたら日本語吹き替え版では朴璐美さんが演じているということでわたくし2回めは吹き替えで見ることを心に固く誓うのでありました。
ストーリーや展開もまさしくゴーストバスターズの文脈で、リブートというよりは「ゴーストバスターズが女性メンバーで構成されていたら?」というIF作品として感じられました。マシュマロマンも出たしな。
あと特筆すべきはBGMのアレンジ。
お馴染みのテーマ曲「Ghostbusters」 が後半戦、勇壮なアレンジとともに戦闘シーンを盛り上げた場面は素晴らしかった。
この辺の「音楽の使い方が上手い」というのはシン・ゴジラでも感じたポイントでしたね。
もう難しいことは全部脇に放り投げて楽しめて、エンドロールまでたっぷり楽しませてくれるサービス満点の作品でした。