はい、誤字じゃありません。ほんとに去年の冬コミ戦利品レビューです。まだ終わってなかったんです。
・融解のリトルアクター (scrap junker)
冬コミにてお隣になったサークルさんから新刊交換で頂いた一冊。
コミケではなかなかレアな、バロシン二次創作小説です。
さて皆さん、優れた作品を読んだ時の反応はどういうものでしょうか?
「面白い!」「すごい!」「よかった!」色々あると思います。
僕の場合は「うぉのれぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!」です。
いやーもうやられたなーと。
個人的にバロシンはもとがすでに小説なので小説で二次創作するのが難しいのに加えて、公式情報がほとんどないので細部の設定が非常に難しい。
然るに本作はその辺りをうまく構成していると感じました。
あとがきにもありましたが、二次創作にオリジナル要素の投入は非常にリスキーな行為です。
その辺のバランスもうまく調整されていてうまいなーと思いました。
しかしこの作品の白眉は、実はキツネとスズメの距離感だと見た。
カップリング……というか人間関係のキモはその距離感だと思ってますが、この二人の微妙に距離を置いた友人関係というのが実にうまく表現されていたと思います。
拙作では一人のキャラクターにのみ焦点を絞ることが多いので、なかなかこの複数のキャラの関係性と距離感が表現できないでいるので、なんというかその、うぉのれぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!
学ぶところの多い一作でした。
今日はここまで。