おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

熊野三山:世界遺産散策〔那智山〕

2013年01月13日 | World Heritage in Japan
1月11日、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』“熊野三山・熊野古道”を探訪散策。
昨年来、近畿の世界遺産巡りも残すは霊場熊野三山のみに。念願かない訪れる、霊場“熊野三山”は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社に、青岸渡寺、補陀洛山寺の二寺を加えた総称です。三社はそれぞれ独自の自然崇拝を源としますが、主祭神を相互に勧請し“熊野三所権現”として信仰を集めています。青岸渡寺は西国巡礼の一番札所として、補陀洛山寺は補陀落渡信仰で知られる寺院です。
世界遺産が点在する那智山。実は今回の南紀の旅は2回目。高校の修学旅行が四国南紀だったのです。記憶は曖昧ですが、白浜に泊まり『那智大滝』を訪れました。世界遺産となった『那智大滝』。原始林を切り裂くように落下する迫力満点の太田にに、まさしくデジャヴゥ。那智黒といえばお土産の飴ではなく碁石のことなのだと父に教わったことを思い出しました。落差133m、最大幅13m、滝壺の深さ10m、毎秒1tの水量で日本三名瀑のひとつ。『熊野那智大社』の別宮「飛瀧神社」のご神体として祀られています。『熊野那智大社』は那智大滝をご神体とする原始信仰に起源し熊野十二所権現を祀ります。ここにも“八咫烏”がいました。隣接する『青岸渡寺(せいがんとじ)』の三重塔は、那智大滝を背景に絵になる絶景スャbトです。本堂は熊野最古の建物といわれ豊臣秀吉の再建。神仏分離令以前は那智の「如意輪堂」として熊野大社と一体の一大霊場であったのだそう。本堂西国巡礼一番札所としても知られます。那智山から那智湾へ。那智の街中に鎮座するのは『補陀洛山寺(ふだらくさんじ)』。観音浄土‘補陀洛浄土’が南海にあるとする補陀洛信仰の古刹。そこでの往生を願った多くの上人たちが小舟に乗り那智の浜から渡海したと伝えられます。
これにて、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』を自分なりに制覇し念願成就。『紀伊山地の霊場と参詣道』は、和歌山、奈良、三重の三県にまたがる紀伊山地の自然がなければ成立しなかった山岳霊場と参詣道、また周囲を取り巻く山・森・川・滝・温泉・田園・浜辺などの文化的景観が主役。この地域が古くから都をはじめ全国の人々が訪れるところとなり日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ばしたのだとつくづく実感。“八咫烏(ヤタガラス)”もね。


【那智の滝】








【熊野那智大社】
















【那智青岸渡寺】










【熊野古道】








【補陀洛山寺】










コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。