雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

スコーレNo.4

2011-12-06 19:37:10 | 
宮下 奈都
光文社
発売日:2007-01-20

宮下奈都著"スコーレNo.4"を読みました。
麻子という女性の子供のころから中学、高校、大学、
就職するまでをえがいたものです。
子供のころを描いた部分でこの話は好きでない、読み続け
られないと一旦読むのをやめました。
しばらくして読む本がなくなりました。本の中毒という
ものがあるかもしれません。何か読むものはないかと
手に取ったのがこの本です。続きから読み始めました。

ところが高校生から先は楽に読めてあっという間に
読んでしまいました。
家は骨董品店です。祖母、両親、妹の七葉と紗英がいます。
骨董品については店のものをよくみています。
七葉は美人で明るく華があると思っています。
麻子は自分に自信がありません。
七葉とは性格が違いますが解り合っています。
それが高校生の時に同じ従兄弟を好きになり話せなく
なりました。
家を離れたいため遠くの大学を選びました。
就職は貿易会社です。
取引先の輸入品を扱う高級靴店へ研修として出向します。
二年間を靴店で販売をします。
麻子は服装にも靴にも夢中になれません。
靴店では最初苦しみます。
しだいに知識も増え意見も言えるようになっていきます。
会社へ戻ったのち海外へ靴の買い付けへ出ます。
いい品物に出会いいきいきと買い付けていきます。
そして恋人もできます。
妹の七葉ともまた話せるようになります。

こんな感じの本です。
自信がなさそうな女性が働き出し何かをつかむまでの
話です。
就職してからの話が好きです。
だんだん変って行く部分がいいです。