雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ホビット 決戦のゆくえ

2014-12-28 20:54:39 | 映画
映画"ホビット 決戦のゆくえ"を見てきました。
三部作の最後の作品です。
一部、二部と見てきたので最後も見ないわけに
いきません。
しかし原作のホビットとはずいぶん離れた話に
なってしまいました。
竜を退治したところで原作は終わっているのに
映画では最初で竜は退治されてしまいます。
あとは戦闘部分が大半です。
二つに分かれての戦いではなくいくつもの種族が
いったい誰と誰が何のために闘っているのかさえ
わかりません。
戦闘の場面を見るのが好きだというならきっと
気に入るでしょう。
ホビットの原作は児童書だったはずです。
これは子供に見せたい映画とは言えません。
戦闘が収まった後、いったい宝はどのように分配
されるのでしょう。
平和はおとずれるのでしょうか。
かなり中途半端です。
竜が宝を守っていた時の方がはるかにましのような
気がします。

"ホビット"が"指輪物語"の前の部分にあたるわけ
ですが"指輪物語"を読むのに以前、挫折しました。
いつか映画の"ロード・オブ・ザ・リング"の三部作を
見てみたいものです。

翼のある依頼人 慶子さんとお仲間

2014-12-21 21:00:00 | 

柄刀一著"翼のある依頼人 慶子さんとお仲間
探偵団"を読みました。
慶子さんは松阪慶子といいます。
小さな息子は大輔です。
彼女は突然に眠ってしまうナルコレプシーと
いう病気を持っています。
慶子さんは英国に住んでいた時にシャーロキアンに
なりました。
日本に帰ってきて日本のシャーロキアンの集まりに
参加するようになりました。
いろんな事件に遭遇します。
彼女と仲間たちが事件の真実を見抜きます。
おもしろかったです。
しかしどうしてナルコレプシーであるという
設定が必要なのかなと感じます。
最後の部分で彼女は眠り続け大輔は大きくなっており
弟がいます。
この本はこれだけでなく続きがあるようです。

集まりのあったメンバーのアパートが火事に
なり、鍵の掛った部屋の中で首を刺された死体が
見つかる事件があります。

しゃべる鳥が慶子の家に迷い込んできます。
鳥のしゃべる言葉から飼い主を捜します。
野生の鳥が毒で殺される出来事が起きています。
犬も死んでいます。
鳥から真実を見つけます。

銃の手入れや修理を仕事にするガンスミスといわれる
人の家を訪れた慶子たちが不思議な方法で
銃が撃たれ人が死ぬ場面に出会います。
結構長いのですが説明が頭に描けず読み飛ばしです。

花見弁当 料理人季蔵捕物控

2014-12-20 21:00:00 | 

和田はつ子著"花見弁当 料理人季蔵捕物控"を
読みました。
李蔵は弁当を作って武藤をしのんで霊岸島へ
桜を見に行きました。
そこで亀吉親分に飼われているシロという
賢い犬に出会います。
隣の煮売り屋のつばめ屋の娘の桃代の恋が
事件に関係しています。
酔っ払いの行き倒れと思われる死体が見つかります。
シロに連れられて季蔵は使われてない家へと
行きます。
そこではおいしい酒を飲ませて信用させ水のような
酒を売りつける詐欺が行われていました。

亀吉は仕事を止めようと思っていましたが上司の
心づくしと季蔵の作った料理で続けようとして
いた矢先に殺されました。

桃代は大店の若旦那に見初められ店の下働きと
して働くようになりました。
若旦那の母親は桃代が気にいりません。
その父親と母親が亡くなります。
桃代が犯人だと思われましたが、彼女も死んで
しまいます。

いろんな料理が登場します。
おいしそうです。

ナイト&シャドウ

2014-12-19 21:00:00 | 

柳光司著"ナイト&シャドウ"を読みました。
警察の警護課のSPをしている首堂武紀は
アメリカへ研修に行きました。
バーン捜査官について研修することになりました。
拳銃の規制を求めるデモに出会います。
暴れる男がデモ隊を遅い子供を抱えたところを
素早い動きで首藤は男を取り押さえます。
亡くなった姉の子供を連れていたカメラマンの
山岸美知子と知り合います。
現場に残されていた写真から大統領が爆弾で
狙われていることがわかります。
首藤は研修から大統領の警護にバーンと共に
加わることになります。

首藤がかっこいいです。
強いし頭がいいです。
犯人たちの複雑な計画を見破って阻止します。
美知子は首藤が好きですが、首藤は…。
でももっと一番の悪人は気づかれずにいます。
なんだか不条理な世界だなという気持ちで
読み終わりました。

夏美のホタル

2014-12-18 21:00:00 | 

森沢章夫著"夏美のホタル"を読みました。
写真学科の学生の真吾と恋人の幼稚園の先生の
夏美は写真を撮りに田舎に行きました。
雑貨店のたけ屋を見つけて休息しました。
店には地蔵さんと呼ばれてている人とそのお母さんの
ヤスばあちゃんが住んでいました。
彼らは夏休みの一夏をたけ屋の離れを借りて
暮らすことにしました。
店の近所には偏屈な仏師の榊山雲月が住んでいます。
運月と彼らの最初の出会いは友好なものでは
ありませんでした。
真吾と夏美は地藏さんに川遊びを教えてもらい
近所の子供たちとも仲良くなり楽しい夏を
過ごします。
地藏さんは若い時に仕事で怪我をして体が
動かなくなりました。
その時は寝たっきりになるのかもと思われましたが
不自由ながら回復しました。
その時妻と子供がいましたが、彼女たちの幸せを
願って一方的に離婚をしました。
ヤスばあちゃんはそのことを知らずに奥さんを
うらんでいます。
夏休みが終わって真吾と夏美がたけ屋を引き払うと
いう日に地藏さんは倒れます。

とても暖かい雰囲気があふれている本です。
田舎の描写はその場所にいるようですし遊びも
楽しくなるようなものです。
登場する人たちがやさしくておだやかな気分に
なります。
とっつきにくい運月も味がある人物です。

山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎

2014-12-17 21:00:00 | 

七尾与史著"山手線探偵 まわる各駅停車と消えた
チワワの謎"を読みました。
山手線探偵の霧村雨と助手の小学5年生のシホと
自称作家の三木幹夫が山手線に乗って事件を
待ちます。
事務所を追い出されて、引っ越しする費用がない
からという理由でそうしています。
しかし変だとは感じます。
電車の中で看板を出せる訳もなく探偵だってわかって
もらいようがなくてお客さんがくるわけがありません。

最初に書かれているのが駅で小学生が電車を待ち
ながら居眠りをして線路に落ちてしまう話です。
小学生は手を差し出してくれた人の手を一旦は
握りますがすぐ振り払って入ってきた電車に
轢かれてしまいます。
まわりの人にはそれが自殺に見えました。
一部始終を画像に撮っていた人物がいます。
この事件は一見三人とは無関係に見えますが
あとあとにそういうことだったのかとわかってきます。

三人は痴漢だと被害者と3人の目撃者に取り押さえ
られた男性を見かけます。
被害者と目撃者たちに繋がりはなさそうにみえました。
しかし状況をよく見ていた雨には何が起きたのか
よくわかりました。

目撃者たちが次々と死んでいます。
事故死として処理されていますが繋がりを知っている
人が見れば連続殺人ではないかと思われます。

小学生の依頼人から仕事を頼まれます。
塾で突然成績がよくなった子がどうして成績を伸ばしたか
探って欲しいというものです。

この件を探っているうちにチワワに出会います。
雨が前にも出会ったチワワです。

事件の全貌が明らかになっていきます。

なかなかおもしろかったです。
電車で轢かれた子の事件や痴漢にされそうになった
話は寒々としてきます。

哲学探偵

2014-12-16 21:00:00 | 

鯨統一郎著"哲学探偵"を読みました。
難事件を扱う特捜班は高島と久保の二人です。
高島の方が若く階級が上です。
競馬場へ捜査に行って事件のことを話していると
その話をきいていた男が口をはさんできます。
久保は短歌が好きです。その男も短歌が好きです。
そして哲学者や哲学に詳しいです。
二人の話を聞いていただけで犯人がわかってします。
八つの短編です。
それぞれが短いものです。
すぐに結果が解かります。
なるほど、っておもしろいです。
深く考えなくて文句ばっかりいっている高島と、
競馬場で出会った男を信頼して知恵を借りようと
する久保です。
最後は競馬で大儲けする場面で終了です。
最後の事件だけ全財産をすってしまいます。
それがこの連作の終了です。
おもしろかったです。

瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控

2014-12-15 21:00:00 | 

和田はつ子著"瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控"を
読みました。

"河童きゅうり"
平助はまっすぐなきゅうりを売り歩いています。
きゅうりを売り、河童の話を聞かせます。
きゅうりを握った死体が見つかり平助が疑われます。

"江戸香魚"
おき玖が泣いていた友達のお美津を連れきました。
お美津の夫のそで吉がきゅうりを握って死んでいるのが
見つかりました。
平助が捕まっているのに同様な事件が起きたので
疑いが晴れました。
そで吉はお連という女に夢中になっていました。
お連はそで吉の妻のお美津の父親の宗左衛門とも付き
合っています。
お美津と母の八重乃は身勝手な夫に泣かされています。

"瑠璃の水菓子"
鮎の料理がたくさんでてきます。
朝顔の泥棒が出没しています。
墓荒らしも現れます。
長崎屋五平がまったく何もないのに噂を流すと脅されて
います。
その男が殺されました。

"鯛姫めし"
宗左衛門が首を吊って亡くなりました。
平吉の知り合いの好吉の妻は病気です。
好吉は昔は武士でした。
家には人を寄せ付けないよういろいろな仕掛けがして
ありました。
彼は追われていました。

短編集みたいな一連の繋がりのある話です。
いくつもの料理が出てきます。

ゆず女房 料理人季蔵捕物控

2014-12-14 21:00:00 | 

和田はつ子著"ゆず女房 料理人季蔵捕物控"を
読みました。

"冬どんぶり"
長崎屋五平がお内儀さんのおちずの様子がおかしくて
季蔵に相談に来ます。
おちずの父親は若くして認知症のような状態になって
亡くなりました。
おちずは身の回りにおかしなことが起き出し遺伝で
自分も発病したのではないかと恐れています。

"河豚毒食い"
内緒で河豚を食べさせる店の主が怪我をさせられました。
季蔵は奉行の烏谷から代わりに河豚の料理をするよう
頼まれます。
店に行ってみると知り合いの料理がうまい浪人の
武藤多門が料理人として来ていました。
河豚を食べた一組の客が死にました。

"漬物長屋"
漬物屋の婿養子の宗之助が行方不明になりました。
前の旦那が旅の途中で知り合い連れてきて婿にした
男です。
漬物は女将がつけています。
宗之助は旅から旅へ買付にまわっていてほとんど
家にはいません。
旅の途中のはずの宗之助が江戸でみかけられました。

"ゆず女房"
長屋で暮らす武藤には口をきかない妻と小さな娘が
います。
体中傷だらけの女の死体が見つかります。
扇屋の女将ですが女将とは名ばかりで女をいたぶる
男たちの慰み者にされていました。
武藤は裏の顔がありました。
妻と娘といっていましたが実際は妻と娘ではありま
せんでした。
彼は葛藤の末姿を消します。

武藤はこれまでたびたび登場していていい性格の
やさしい人でした。
武藤の登場がこれで終わってしまったのはさみしい
です。

刺青殺人事件

2014-12-13 21:00:00 | 

高木彬光著"刺青殺人事件"を読みました。
終戦直後の時代設定です。
書かれたのも1951年です。
現在まで生き残った小説なんですね。
雰囲気が現在の小説とは違ってその時代の
雰囲気が漂っています。
時代によって小説家全体が似たような雰囲気の
ものを書くようになってしまうものなんですね。
読者や出版社が好むものが小説家全体を一定方向へ
向かわせてしまうってことでしょうか。

刺青に対する薀蓄がすごいです。
刺青のことが多少わかったような気になります。
絹江の背中には大蛇丸の刺青があります。
最上竹蔵という土建屋をしている男の愛人です。
絹江の父は刺青師で兄、双子の妹も刺青を
しています。
兄も妹も戦争で死んだのだろうと思っています。
竹蔵の弟が久です。
法医学をやっている松下研三の知り合いです。
研三の兄が警察の捜査一課長の英一郎です。
研三は絹江と知り合い、家を訪ねます。
鍵が掛った風呂で絹江のバラバラ死体を発見します。
その時、早川博士がいっしょでした。
早川博士は刺青の収集に打ち込んでいました。
絹江の刺青もいずれ収集品に加えたいと思っています。
発見された死体から胴体は消えていました。
やがて竹蔵も死体で発見されました。
研三は絹江の兄の常太郎に出会います。
常太郎は研三が絹江から預けられた昔の兄弟の刺青の
写真を見てすぐさま犯人の見当が付きました。
しばらく秘密にしておいて欲しいという願いを
受け誰にも知らせなかったところ常太郎も
殺されてしまいました。

研三は神津恭介に出会います。
やはり法医学をやっています。
後半に登場して恭介は瞬く間に事件を解決してしまいます。
探偵役の神津恭介とワトソンの役割をになう研三の
物語の始まりです。

利休の茶杓 とびきり屋見立て帖

2014-12-12 21:00:00 | 

山本謙一著"利休の茶杓 とびきり屋見立て帖"を
読みました。
とびきり屋見立て帖のシリーズの一冊です。
作者の山本さんはお亡くなりになったそうで
この本がシリーズ最後のものになってしまいました。
まだまだ続けるおつもりだったのでしょう、これで
終わりは残念です。
とびきり屋は若い真之介とゆずの夫婦が経営する
骨董品店です。
真之介もゆずも品物の価値が見抜ける力を持っています。
従業員も多くなっています。
江戸時代も末期の時代で京都はぶっそうな場所に
なっています。
壬生浪は新選組となり京の町を跋扈しています。
とびきり屋には貴重な品が預けられるようになります。
そうするとあらわれるのは無茶をいう人物たちです。
新選組の芹沢はお金も払わずに品物を持ち去ろうと
します。
お茶の家元の若宗匠もなんだかんだと言っては品物を
持ち去ろうとします。
なんて無茶な人たちなんだろうとひやひやします。
いろんな貴重な品が紹介されます。
骨董には興味がないけどそういう世界もあるのかと
おもしろいです。
金属を加工していろいろに形を変えて飾ることが
できる自在の置物の話があります。
そういう物があるのだと初めてしりました。
本物を見てみたいものです。

信州安曇野殺意の追跡 小仏太郎

2014-12-11 21:00:00 | 

梓林太郎著"信州安曇野殺意の追跡 小仏太郎
探偵事務所"を読みました。
この本は数か月前に一度Bookoffで買いました。
それなのに再度買ってしまいました。
裏表紙のあらすじを読んでさえ前に読んだことに
気づきませんでした。
読み始めてところどころ読んだことあるなぁとは
思いましたがどんな内容だったかさっぱり思い
だせません。
ひどい記憶力です。

内閣官房副長官今泉広毅の弟の実郎の妻の泉沢智保子が
誘拐されました。
お金の要求はありましたが犯人は受け取ることなく
智保子を解放しました。

警察を辞めて探偵となった小仏に警察から誘拐犯が
小仏を呼べと要求していると知らされます。
トヤマと名乗る犯人は今井千恵子という女性を誘拐して
長野を移動しながら小仏へ電話をしてきます。
犯人を追っていくと別の女性の死体が発見されました。
彼女は写真家と自称している朝加はるかです。
彼女の家から葛飾北斎の生首という絵が発見されました。
朝加はるかは今泉広毅の愛人でした。

トヤマの誘拐事件と朝加の殺人は関係ないものですが
トヤマと朝加の殺人犯とは意外な繋がりがあります。
トヤマはたまたま犯人が殺人を犯した直後に行き当たります。

小仏と同じように読者も長野のあちらこちらを引き
回されます。
トヤマは特に何かを要求するわけでもなく小仏を
引き回しています。
事件が終わった時にはいったいこの話はなんだった
のかなぁという気になりました。
これは忘れます。

桃のひこばえ 御薬園同心水上草介

2014-12-10 21:00:00 | 

梶よう子著"桃のひこばえ 御薬園同心水上草介"を
読みました。
"柿のへた"の続編です。
水上草介は水草というあだ名で呼ばれています。
見習い同心の吉沢角蔵が薬園に見習いとして
やってきました。
吉沢は堅物で物事をきちんとしておかなければ
気がすまない人です。
いつのまにか堅蔵と影で呼ばれるようになりました。
しかし薬草や道具の置き場所をはっきりと決めたり
きちんと記録をつけるということは薬園にとって
そうすべきことでした。
水草の上司である芥川の娘の千歳は若衆姿で
剣術の稽古に励んでいます。
吉沢は千歳に心惹かれています。
吉沢の父は吹上奉行です。
千歳には縁談が起こります。
千歳は水草に気があるのですが、水草は鈍感で
自分の気持ちにさえ気づいていません。
お互いに好意は持っているのですがなんとも
なりません。
薬園や、併設されている小石川養生所を訪れる
人たちがいろんな出来事を起こします。
薬草の話はおもしろいです。
水草がぼんやりとしていて子供に牛に飲ませる
分量の薬を処方して危うく死なせるそうになる
話はちょっとどうかなと思います。

パソコンが修理から返ってきました

2014-12-09 18:52:53 | コンピュータ
修理に出していたパソコンが返ってきました。
土曜日に出して火曜日に返ってきました。
早い!
同封の報告書にはあちらでは現象は出なかったって
書いてあります。
やはりね、心配していた通りです。
必ず出る現象ならいいのだけど、どういう時に
出るのかわからない現象は本当に困りものです。
でも、この現象が出るならここに問題があるの
かもしれないという部品を取り換えましたって
書いてあります。
これで収まってくれるといいのですが。
ちなみに、ここまで書いた文章では問題はありません。
いままで必ず途中で引っかかって止まってしまい
ストレスでしたがスムーズに書けます。
スムーズに書けるというのは気持ちいいですね。


今日は風が強いです。
イチョウの落葉も激しく道路は黄色の葉っぱで
いっぱいです。
ビルの陰では葉っぱがうずを巻いてくるくると
舞っています。
車が走る道路では風で葉っぱがずごい勢いで
流れていきます。
まるで道路が川で葉っぱが水のような感じです。
寒くなければいつまでも眺めていたかったです。