雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

隠密味見方同心 九 殿さま漬け

2019-03-01 21:00:00 | 

風野真知雄著"隠密味見方同心 九 殿さま漬け"
を読みました。
シリーズ最終巻です。
兄が殺され後を継いで味見方同心となった
月浦魚之進が主人公です。
兄の敵を見つけ敵討ちが死体魚之進です。
敵が誰かはわかりました。
ただ大物過ぎて手がだせません。

"串刺し大福"
魚之進と岡っ引きの麻次は殺人事件の探索中に
串刺し大福の看板を見ました。
大福を買ってみました。
大福に串が刺さっています。
串が刺さっている理由がわかりません。
いい豆が使われています。
大福から店の主六兵衛を調べてみます。

"海苔巻きうどん"
けんかを見つけました。
煎餅屋の次郎吉が黒江屋に頼まれたらしい男
とのけんかでした。
黒江屋のおかきめぐりは有名な菓子です。
次郎吉の店のおかきはそっくりな味です。
どうにかして味を盗んだと疑われています。
うどん屋で海苔巻きうどんというものを
見かけました。
1本のうどんに海苔が巻きつけられいます。
次郎吉に頼まれて作ったと店のものは言います。
どうして依頼したのか疑問に思います。

"梅干し饅頭"
御茶会の最中に饅頭を食べて若い女性の
弟子が死にました。
この師匠のところではお菓子屋に頼んで
梅干しを入れた梅干し饅頭を一個だけ注文の
品の中に忍ばせてもらっています。
毒が入っていたのは梅干し饅頭の中だった
のではないのかと思われました。
すっぱくても顔に出さない訓練のためだと
言います。
味がおかしくてもがまんして食べたのでは
いうわけです。

"殿さま漬け"
兄の敵を誘き出すためには是非食べたいと
思うものを考え出さなくてはいけません。
女髪結の家の二階で手品師の男がが漬物石で
殺されました。
魚之進は贅沢で珍しい漬物で誘き出したらと
思いつきます。
敵は水戸家の中にいます。
水戸家の中で敵の中山丹後と対立している
立場の用人を味方につけて中山の引っ張り
出しが計画されました。

魚之進はようやくに兄の敵をつきとめ、
対決することができました。

兄が死んで一年経ち兄嫁のお静は実家に
帰ろうとします。
お静に帰って欲しくない魚之進は言います。

いろんな食べ物が関わった捕物の話が
終わってしまいました。
兄と比較して自信なさげだった魚之進は
進歩しました。

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