雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ナイチンゲールの沈黙

2008-11-29 19:33:20 | 
海堂 尊 「ナイチンゲールの沈黙」を読みました。
「チーム バチスタの栄光」 の著者が書いた本です。
前作の田口・白鳥コンビが再度登場します。
でもあまり前面に突出してません。
小児医療現場が舞台の小説です。
そこの患者と看護師が中心の話です。
やはり殺人が起きます。
今回は警察の加納・玉村コンビも加わります。
現職のお医者さんが書いていますので医療
現場の話は迫力があります。
病気の子供たちの抱える病気は厳しいもの
ですが、いきいきと描かれています。
殺人が起きますがミステリーとは別物だと
思います。

いっきに読めます。白鳥は下巻からの登場です。
この人が現れるとぐんとおもしろくなります。
ちょっと悲しくもある話です。

引き込まれてわっと読んでしまって後で気が付くと
こんなことありっこないという部分は多々あります。
でも小説内に白鳥と同様に、読者は著者の
海堂さんにうまく誘導されているなと感じます。

歌というものが全編を通じて出てきます。
歌という目に見えないものを文章で現しています。

この小説は映像にはならないだろうと思います。
もし映像になってそれが成功したなら
拍手喝采いたします。
でも"それは違う!"と叫ぶ可能性の方が高そうです。

子供のころの読書は何を読んでも本の世界に
じっくりと浸っていました。
読み終わったときには満足感で幸せな気分でした。
最近はまずそんな気分にはなりません。
でも「チーム バチスタの栄光」 「ナイチンゲールの沈黙」
は久しぶりに本の楽しさを呼び覚ましてくれました。

プレビューと本公演

2008-11-28 22:07:00 | テレビ・新聞から
演劇の世界にはプレビューというものが
あるのですね。
プレビューと本公演。
三谷幸喜さんが新聞に書いています。
プレビューは本公演の前に行うもの。
「実験」で「完成品」ではない。だから料金も安い。
お客さんの反応を見て手直しをしていくのだそうだ。
本公演が始まったらもういっさい手は加えない
そうです。
そんな仕組みを始めて知りました。
名古屋でこれはプレビューですという公演は
あるのでしょうか。
私は聞いたことがありません。
もっともさほど演劇に興味があるわけではないので
興味がないことは目の前にぶら下がっていても
見えないというだけのことかもしれません。

何年か前に公演の初日に見にいったことがあります。
出演者は名の知れたベテラン。
それなのにせりふはとちりっぱなし。それに気を
とられてぜんぜん内容に入り込めませんでした。
「今日はあまりうまくできませんでした。
これから徐々にうまくなって千秋楽には完璧に
できるようにします。」
このような舞台挨拶がありました。

正直むっとしました。お客さんはその時しか見ない
わけでうまくなった公演をもう一度見に来るわけ
ではありません。
まったくプロ意識欠落です。
二度とこの人の出るものは見るまいと思いました。
この時の公演はもちろん本公演です。

連絡の日付

2008-11-27 22:32:34 | 日常の出来事
何週間か前にある所へ行くよう連絡が
ありました。そのプリントを見ながら
カレンダーに予定を書きこんでおきました。
27日、今日がその日でした。
昨日の夜そのプリントを読み返してみました。
なに!28日だって。ガ~ン。また間違えた。
なんてことだ。ばか、ばか。
27日は午後から出勤すると周りの人には
言ってきたのに、日にちを間違えましたと
出勤するのか。めちゃめちゃかっこ悪い。

それにしてもなんで間違えたのだろう。
そう思っていたら、もう一枚プリントがぽろりと
おちました。そのプリントには予定の日付が
27日と書いてあります。
そうなんだ、こちらを見て書き込んだのです。
自分のミスではないとわかってほっとしました。

ん、まてよ。そうするといったい27日なのか
28日なのかわからないではありませんか。
気が付いたのは夜遅く。電話で問い合わせる
には遅すぎます。
いったいどうしたらいいのだ。

しかたがない、27日に行くしかありません。
もし違っていたらまた出直すしかありません。
そう決めてもう気にしないことにしました。

こんなややこしい書き方しないで欲しいな。
え、ぎりぎりになるまで読まない方が悪いって。
確かに。
間違いに輪をかけて19年11月27日って書いてあります。
今年は20年、もう笑ってしまいます。
"他人のふりみて我がふり直せ"ですね。
自分が日付を人に知らせる時には充分注意しなくては。

今日27日出かけました。たぶんどちらでもよかった
のでしょう。「今日でいいですよ。」と受け付けて
もらえました。

昼の出来事

2008-11-26 23:26:12 | 日常の出来事
いつの間にか11時、あっというまに時間が
過ぎていきます。

3連休のあと急に木々がきれいな色へ変化して
いました。
いちょうの葉は黄色に、桜の葉はなんという
名前の色なんだろう。赤といってしまったら
あの美しさは伝わらない。
きっとあの色にぴったりとする色の名前が
あるんでしょうね。

お昼に散歩していたら近くの小学校の校庭に植え
られた、あれは南天でいいのだろうか。
木を覆うようにびっしりと赤い実がなっていました。
しばし見とれてしまいました。

カラスが地面に落ちた切れ端を加えてぴょんぴょん
飛びはねていました。
食べるわけではないだろうに何やっているんだろう。
ただ単に遊んでいるというふうに見えました。

小学校から「雑煮が余っているところがあったら
分けて下さい。xクラスです。こぼしてしまいました。」
というアナウンスが流れてきました。
雑煮と聞こえたのですが給食に雑煮?聞き間違いかしら。
こぼしたって。かわいそうに。子供がこぼしたのかしら。
このことが辛い思い出として心に残らなければいいけど。

まだ巣立ったばかりの鳩が歩いていました。
人間を見てもぜんぜん平気だから歩いていく前に足を
出して通せんぼをしてやりました。
そしたらあきれたことに足をふんずけてすたすたと
歩いていきました。
もう少し用心した方がよろしいですよ。

質問

2008-11-25 22:12:48 | コンピュータ
今日は暖かいのですね。部屋の中にいると
温度の感覚が鈍くなります。
家に帰ってストーブを点けようと思わずに
過ごしていて、あぁ今日は暖かいのだと知ります。

人に何かをたずねられる時には2種類あるように
思います。本当に答えを求めている場合と
わからない、知らないという答えが返って来る
のがわかっていて聞いている場合です。
私も後者をよくやりますが、あきらめきれない、
どうにか救う手立てはないかという心境の時に
人にたずねてみます。
はっきり「だめ」とか「ない」と他人の口から言って
もらいたいのです。未練を断ち切ってもらいたい
ということです。

自分が聞かれる立場になった時、だめだろうと
思ってもなんとか解決策を見つけてあげたいと
考えてしまいます。
「できません」というのはつらいです。たとえ相手も
そうだろうと思っていたとしても。

なんか似たような話を聞いたようなと思いました。
そうか2,3日前に見ていたドラマだ。
人にこびるようになった警察犬はたとえ該当する
臭いが対象の中になくても何かをもってくるように
なる。そうなったら使えなくなると。

知らなくてもなんか答えてあげたいものだと、私も
考えます。

勉強の仕方

2008-11-24 20:56:38 | テレビ・新聞から
昨日ラジオを聞いていまいた。
ソムリエの田崎さんが話していました。
ワインを飲んで銘柄を当てるために
どのように覚えるかです。
試飲してただただその味を記憶しておくのだと
思っていました。
覚えるには味、臭い、香り、色、そういうことを
言葉にして表現してそれを頭のなかに整理して
記憶しておくのだそうです。
そして頭の中のデータベースの中から条件に
合ったものを引っ張り出してくるのだそうです。
頭の中が人間コンピュータになっているのですね。
言葉に置き換えるということは思いつかなかったな。
そのまんまを覚えるというのはたいへんですものね。

チーム・バチスタの栄光

2008-11-23 11:38:06 | 
今テレビで"チーム・バチスタの栄光"を放送しています。
実は映画版も見ました。でもその時は手術室の中では
殺人が出来てしまうんだという事には驚きました。
でも映画自体はおもしろいとは思えなくてこれは映画館を
出たら即忘れてしまうだろうなと思いました。

テレビで放送されることになってなぜか見ました。
こちははおもしろいです。つい引き込まれて見ています。
テレビの方が時間が長いわけですからしょうがない
のかも知れません。
白鳥役の仲村トオルさん、田口役の伊藤淳史さんが
いい雰囲気です。白鳥のむちゃくちゃぶりは気持ちいいです。

それで合わせて本の方も読んでみました。
本もすごいです。単行本上下ですが特に白鳥が登場して
くる下巻からはぐいぐい引き込まれていってあっと
いうまに読んでしまいます。
田口の雰囲気がテレビと本とではちょっと違うかなと
いう感じはします。白鳥はテレビの雰囲気そのままです。
あ、反対か本の白鳥にテレビの白鳥はかさなっていると
行った方がいいですね。」

本が先ですから、やっぱり本が一番すごいです。
実際のお医者さんが書いているのですからたまに行く
病院の目にしない部分がわかります。
病院内の権力闘争のすごさはいままでも耳にします。
それで今までやってきたのですからこれからもあまり
変ることはないでしょうね。
でもこんなことやっていていいのかとは思います。
派閥を作るいい面もあるのだという人は多いです。
見たり聞いたりしているだけで疲れて近寄りたくないです。

白鳥が一番おもしろい人物です。
こんな性格の人物を作り出せるなんて本のおもしろさです。
人から話を引き出すのにパッシブ・フェーズとアクティブ・
フェーズがあるという話も興味深いものです。
パッシブ・フェーズというのは一般的な普通の対応と
思っていいのでしょうか。アクティブ・フェーズというのは
相手を怒らせたり、言われたくないことをぶつけたりして
心深く隠していることを表に出させようという手法です。
白鳥は表面的には何も考えてないみたいにみえますが
その実人の心の動きをよく知っている人です。
本の中の人が現実にいるみたいに感じられるということは
あまりないのですがこの本の中の人々はいきいきとしてます。
映像の影響があるからでしょうけど。

仕事

2008-11-22 20:54:48 | コンピュータ
20代のころは仕事がおもしろくて仕方が
ありませんでした。
仕事をしているというよりお金をもらって
遊んでいる感覚でした。
それが過ぎるとおもしろさがだんだんなくなり
ました。
それでも嫌いになったというわけでもなく
淡々とやってきました。
今はその続きで辞められないし、他の道も
なしで続けています。
でも時たま我を忘れて没頭していることが
あります。
あ、幸せだと思える時です。
たまにでもそんな時があるから続けていられる
のかもしれません。
20代のころの10年間はたまにではなくずっと
のめり込んでいられたのですから幸せでした。

上昇志向の人からみたらどんどん上向いて
いかない人生なんて負け犬の人生ということに
なるのでしょうが、好きなことを続けてこれた
のですからまあまあいい人生だったと思います。

喉の痛み

2008-11-21 21:45:14 | 日常の出来事
喉がひりひりするのが続くので昨晩耳鼻咽喉科の
お医者さんへ行きました。
今年の1月に行ったところです。
ちょっと遅かったということはあるのですが
待合室は誰もいなくて、診察時間が終了して
しまったのかと思いました。
まだ30分ぐらいあるはずだと表の看板は確かめて
入りました。看護師さんに聞いたらまだだいじょうぶ
とのことで診てもらいました。
1月の時は待合室が人であふれていました。
特に小さなお子さんたちがいっぱいでした。
あれれという感じです。
この差はいったいなんでしょう。
耳鼻咽喉科がはやる時期というものがあるのでしょうか。
それとも不景気がこんな所にもしのびよっている
のでしょうか。まさか。

喉は「痛いというほどはれていませんよ。」とのこと。
でも非常に痛いのですけど。
熱を測ってくださいといわれて測ったら37度ありました。
そんなにあると私としては非常に高熱です。
お医者様によると「それは熱があるというほどでは
ありませんよ。」とのことです。
痛み止めの頓服が処方されました。
喉が痛いといっても痛み止めを飲むほど痛くなった
経験はありません。
薬をもらって、薬を飲むほど痛むということがおこり
うるのかとおそろしくなりました。

喉はまだ痛いけどそれでも今日はまあまあ元気に
仕事しました。

痛みについて

2008-11-19 20:55:29 | テレビ・新聞から
今シーズン初めてストーブを点けました。
いったん点けてしまったらもう無しでは
いられなくなるでしょう。

"ためしてガッテン"で慢性痛の話をしてました。
これよくわかります。
昔からいつもどこか痛みました。
でも病院へ行くとどこも悪くありませんと
言われます。
どうしてこんなに痛いのに治してくれないの、
とつらい思いをしました。
病気が治ったのに痛い、手を失ったのにその
失った手が痛い等原因がないのに痛みにさいなまれる。
つらいですね。

普通の科へ行ってもなんでもありませんと
突き放されたような気がしてかえってつらくなります。
現在は痛みを専門として診てくれる診療科が
あります。
麻酔科やペインクリニックというところです。
痛みを受け入れてくれるところがあるんだという
ことだけでほっとします。

現在のところ痛みは治まっています。
でもいつまたおそわれるかしれません。
受け止めてくれるところがあるんだということを
知っているだけで安心感があります。

インフルエンザ

2008-11-18 20:19:46 | 最近の話題
先週は暖かかったのに今日は寒いです。
風邪を引きました。最近は風邪を引くとのどが
ひりひりと傷みます。

12月の始めにインフルエンザの予防接種が
あります。それまでには直さなくてはいけません。
社会人になってから集団で予防接種だなんて
始めてです。強制ではなくて希望する人だけの
接種です。確か2000円です。
それほど新種のインフルエンザが発生するのを
恐れているということです。
新種に対する予防接種ではありませんが、現在の
インフルエンザの予防接種をしておけばまんいち
新種にかかった場合でも軽くすむのではないかと
言われています。
新種が発生した場合は何週間も家から出るなと
言われています。そのための食料も確保しておく
ようにと新聞にもよく書かれています。
みんなが家に閉じこもっていたら社会の機能が停止
してしまっていったいどうなるんだろうと
思います。
そんな状態になってもすべての人がじっとしている
わけにはいかないでしょう。
医療関係者、ライフラインを守る人、ごみの処理を
する人など休むわけにはいかない仕事の人がいます。

想像していたらなんかSFみたいに感じてしまいます。
平凡な日々がいいですね。波乱にとんだ出来事は
起こらないでほしいです。

モンキー・ドッグ

2008-11-17 19:49:57 | 最近の話題
新聞やテレビでモンキー・ドッグのことが
紹介されています。
モンキー・ドッグのことを知らない人がこの
言葉を聞いたら何を思い浮かべるでしょう。
猿犬ですもの。

モンキー・ドッグとは山から里へ下りてきて
農産物やくだものを荒らす猿を追っかけたり
吠えたりして山に帰すように訓練された犬です。

日本のいたるところで猿の被害に会って農業を
あきらめ土地を去っていく人も出ているそうです。
そこへ登場したのがモンキー・ドッグというわけです。

成果をあげているようです。
今日テレビで紹介されていた犬は住人16人が、
猿が出たとなったら犬を飼育されている家から
借りてきて猿を追い払ってもらうということです。
ただし深追いさせないように早めに笛で呼び戻す
ようにしなければいけません。
なぜなら追いかけても襲い掛かるようには訓練
されていないので大勢の猿の返り討ちに
会う危険があるからです。
猿も慣れてきて襲ってこないのだと知って
しまったら無視するようになるかもしれませんね。
そんなことになるまえに里に下りてきては
だめたということを覚えてこないようになって
人と猿が住み分けられるようになるといいですね。

まぼろしの邪馬台国

2008-11-15 16:02:39 | 映画
ウィンドウショッピングに出かけました。
金券ショップの前を通ったら"まぼろしの
邪馬台国"の券を400円で売っていました。
つい買ってしまいました。
映画の上映時刻の案内板をみたら15分後に
始まる回があります。
また映画を見るため家から出てくるのは
おっくうです。
映画を見る予定ではありませんでしたが
そのまま見ることにしました。
映画館の入りは半分ぐらい、どういうわけか
若い人はおらず、60代、70代、それ以上の人たち
ばかりです。
こういうふうに年代が偏よるといるのは何が
影響するのでしょうね。

実在した宮崎康平さんとその奥様の和子さんを
モデルにした作品です。
島原鉄道の社長だった康平は盲目です。
邪馬台国がどこにあったのかを捜し求めるのを
生きがいとした康平を和子が支えます。
破天荒な康平ですぐにかっとしてつえを振り回し
暴れまわります。
竹中直人さんが演じていますがぴったりの役どころです。
和子は吉永小百合さん。
考えてみたら吉永さんの映画は過去に見たこと
あったかなぁ。
あれほど有名女優なのに不思議な気がします。
康平はわがままいっぱいなのに好かれる人です。
こんなふうに自分の思ったままを突き進んで
生きて幸せな人生です。

悪くない映画ですが観ておもしろかったといえるか
どうかはまた別です。
年配の人ばかりでなく、小学生ぐらいの子たちが
見たら何か心に残るものがあるかもしれません。

無意識の行動

2008-11-14 20:49:14 | 日常の出来事
上着にはファスナーがついています。
去年まではなんともなかったのに今年は
このファスナーの金具を引き上げる時に横の
布地を噛み込んで動かなくなってしまうことが
多くあります。
なんでこんなへんな癖がついてしまったのでしょう。

家に帰り着いてからゆっくり始末しようと
考えはするのですが気になってしょうがありません。
昨日は自転車に乗っているにもかかわらず
気になって、気がついたら両手をハンドルから
話して金具を引き上げようとしていました。

どうなるかって。
みごとにひっくり返りました。
ひざをしこたま打ち、手もアスファルトに
打ち付けました。
痛くてしばらくうーんと唸っていました。
人通りも車もいない路地だったので大事に
ならずにすみました。

"考えてから行動したら、"と自分自信に向かって
心の中でつぶやきました。
ほんとになにをすることやら。
無意識にこんなばかなことするのがおそろしい。