雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

大晦日です

2009-12-31 10:27:48 | 日常の出来事
今年も今日一日で終わりです。
今年最後の掃除をして来る年を待ちます。
今日はいい天気です。
ブログを読んでくださってありがとうございます。
来年が皆様にとって良い年でありますように。


読書

2009-12-30 20:50:34 | 
今年はよく本を読みました。
これは名古屋市の図書館がインターネット予約が出来る
ようになったおかげです。
いつも行く図書館の本の少なさにがっかりしていたのですが
インターネット予約で格段に読める本の幅が広がりました。
名古屋市内全部の図書館のどこかに本があれば指定の
図書館まで配達してもらえるのです。
今まで読めなかった本が楽に読めるようになりました。

今はせっせと本にかじりついています。
1回に予約できる数は6冊。出版されたばかりの本や
ベストセラーの本は予約が殺到でいつまわっているか
わかりませんので避けていますがちょっと、日数が経った
ものは3~4日で指定図書館に届きます。

本を読み終わって胸を打つような感動が広がるとか
陶酔感に浸るとかそんなことがあるかといえば残念ながら
ありません。
よかったなぁあるいは、これは好きではないぐらいしか
ありません。
でもそれぐらいの感想でもいいのだと思っています。
いっぱい読んでいればまたいつかそんな本に出会うかも
しれません。

子供のころや学生のころは1冊読むごとにふーと陶酔感に
浸っていました。
もうあの時期には戻れません。
しかたないのだと思います。
時間の経過と経験が少ない分、読んだものが頭の中の
引き出しにすっと収まっていったのでしょう。
頭の中の記憶する場所は満杯になることはないといいますが
空いている場所に収めようとするのではなく同じような
場所に次のものも入れようとしているような感じが
します。
それですんなり収まらなくてあふれて感動が薄いのでは
ないかと…

次から次へと読んでいれば頭も空いた場所を見つけてくれる
ようになるかもしれません。
その日が来るまでどんどん押し込むことにします。
何かに夢中になっていてもある日突然止めたとなって
すっかり興味をなくすることはよくありました。
もう止めたという日が来るまで続けていこう。

空飛ぶ馬

2009-12-29 20:10:26 | 
北村薫著"空飛ぶ馬"を読みました。
5編からなる連作短編集です。
最初の"織部の霊"を読んですごくいいと思いました。
国文学を学ぶ大学一年の女性が語る形のものです。
第一作目で登場する加茂先生は七十近いお年です。
この先生がとてもいい感じの人です。
先生の知り合いの落語家春桜亭円紫師匠もいい感じです。
登場人物を実在の人物のように好きになるって
あんまりありません。
この三人いいなぁと感じました。
先生は最初だけの登場です。
大学生と円紫師匠はずっと登場します。
日常のちょっとした不思議な出来事を円紫師匠が
解釈してくれるという形式の話です。

でも次からがいけない。
最初がよかったからがっかりしました。
謎解きも感心するようなものではないし学生の
生活を描いた部分もおもしろいとは思えませんでした。

この登場人物のものはシリーズになっていて
あと数冊出版されているようです。
読んでみようかどうしようか迷います。

仕事納めです

2009-12-28 21:52:49 | 最近の話題
今日が仕事納めです。
3時ごろから2時間かけて大掃除です。
床掃除は1月に一回ほどやりますがふき掃除は1年に
一回しかやりません。
すごいでしょう。
我ながらあきれます。まあそれでいいでしょう。
自宅はこんなことありませんよ。
もうちょっとは掃除します。

17時で今日は全員退社です。
数年前まで定時後は各課で思い思いに茶話会が開かれた
ものです。
お菓子やお寿司やピザなどが用意されお酒まで
出たものです。
最近はどこも何もなしです。
別に禁止されたわけではないです。
なんかそんな気にはなれないんでしょうね。
重苦しい空気が流れている今日この頃です。

大掃除です

2009-12-27 19:03:22 | 日常の出来事
今日は実家の大掃除の手伝いに行ってきました。
かなりな年齢の母はそんなに動けません。
細かいところまでは手がまわりませんがざっと
掃除をしてきました。

自分の家の大掃除はどうなっているかって。
普通の掃除をしておしまいです。

あと数日でお正月です。つきなみですが月日の経つ
速さに驚いています。



大須

2009-12-26 20:05:31 | 日常の出来事
名古屋のあちらこちらを自転車で走ってきました。
久しぶりに大須の、栄に近いアメ横のあたりへちょっと
寄りました。
前の会社に勤めていた時ハード担当の社員が部品の
買出しにいくのについてたまに行きました。
もう数十年昔のことです。
私自身は部品なんてなーんにもわからないのでさぼりです。
大須といえば私の中には電気・電子製品や部品の街という
イメージがあるのですが感じが変ってしまいました。
数十年昔の話をしていては笑われてしまいますね。
第二アメ横ビルなんて2階は洋服を売っているので
びっくりです。それでもなつかしい部品のジャンク屋さん
の姿もあります。
人がいっぱい歩いています。若者が集う街なんですね。
あれ以来、来たことがないわけではないのですが来るたび
あれっと思います。
今度ゆっくり大須の全体を歩いてみようと思います。

名古屋駅太閤口にある彫刻

山桃寺まえみち

2009-12-25 20:59:20 | 
芦原すなお著"山桃寺まえみち"を読みました。
大学生のミラはおばあさんが経営していた昼は喫茶店
夜はお酒を出すお店を休学して引き継ぎます。
山桃寺の前の通りだから山桃寺まえみちと呼ばれる
所に店はあります。
そのお店に集まる人たちとの交流を描いた話です。
取引先の酒屋のムツロー、イベント会社を経営して
いるきれいな女性の高梨さん、その恋人で不倫して
いる内海さん、高梨さんに片思いをしている
真面目な樽木君、大学のへんな先生の財井先生、
大学の友達の由美子等が登場します。

ミラの父親は小さいときに出て行ってしまい
お母さんは再婚しています。
おばあさんは病気で入院しています。

ミラはショートカットで店でくたびれたトレーナーを
着ているような子です。
結構みんなさばさばした人たちです。
高梨さんと内海さんの交際の行方や、変な財井先生の
登場や、由美子の交際相手の話なんかが出てきます。

お店に集まる人々の生活を垣間見る感じです。

おまけのこ

2009-12-24 20:24:02 | 
畠中恵著"おまけのこ"を読みました。
"しゃばけ"シリーズのものです。
妖(あやかし)が見える廻船問屋兼薬種問屋の病弱な
若旦那の物語です。
5編の短編集です。
この若旦那は病弱でしょっちゅう熱を出して寝込んでいます。
面倒をみてくれる二人の兄や(奉公人)は妖です。
最後の話の"おまけのこ"が一番よかったです。
鳴家(やなり)といって家をぎしぎしと音をたてさせる
子鬼がこの話の主人公です。
泥棒に家の外の川に投げ飛ばされてしまいます。
おぼれるところを魚に助けられたり烏にえさにされ
そうになったりと冒険したあげく、探しにきた
若旦那に見つけてもらうという話です。
なんだかこの鳴家かわいらしいです。
おまけのこというのはどういう意味なのか
わかりません。

現実離れした話でおもしろいのですがなんかいまいち
テンポが合わなくて読んでいるといらいらします。


本文と関係ない写真ですが今日はクリスマス・イブだから載せます。
クリスマス・ケーキ食べましたか?
私はお昼ご飯にクリスマス・ケーキならぬクリスマス・エクレアが
付いてきましたのでエクレアをいただきました。

マークスの山

2009-12-23 20:04:23 | 
高村薫著"マークスの山"上下を読みました。
こういう類の本をどう読んだらいいのかわかりません。
読んでおもしろくはないし、やりきれないいやな気分に
なります。
でもこの本とても人気があるようです。
おもしろいと思う人が多いということでしょうね。
世の中に、人生に幻滅を感じてしまいます。
組織だった悪は悪ではなくなるということなんで
しょうか。それで秩序が保たれているというので
しょうか。
警察の描き方はどうしてこう画一的なんでしょう。
もうへきえきとしてしまいます。
現実の警察が本当にこうなんでしょうか。なんだか
洗脳されてしまいそうです。
いっしょのクループの人間と情報を共有する気が
なく隠し事をしながら働くなんてどうにも理解
できません。
何を目的に仕事をしているのか見えてきません。
世の中はこういうものさという声が聞こえてきそうです。

22歳の水沢がこの本の主人公かと思っていましたが
そうではありませんでした。
水沢の行動も不可解です。事件ともっと深いかかわりが
あって復讐のため事件を起こしているのだと思って
読み進みましたがそうではありませんでした。
しかし彼によって16年前の事件があばかれていく
ことになります。
ただし捜査にかかわった一部の人間だけがそのことを
知り一般には公表されません。


ゆめつげ

2009-12-22 20:05:35 | 
とうとう職場内でインフルエンザが発生しました。
なんだか喉が痛くて頭がぼんやりします。
インフルエンザが発生したと聞いたら気分的に
病気になってしまったみたいです。
熱はないからまだだいじょうです。潜伏期間は1日から
4~7日ぐらいだそうです。
なんとかうまくかわして楽しいお正月を迎えたいものです。
皆様もお気をつけ下さい。


畠中恵著"ゆめつげ"を読みました。
"マークスの山"を読んでいたのですが途中で休憩し
"ゆめつげ"の方を読み出したら最後まで読んでしまいました。
おもしろい話でした。
時代は江戸時代の末期の新しい世の中へ変ろうとする混乱
した時です。
弓月と弟の信行は小さな神社の神官です。
弓月は夢告ができます。夢の中へ入り込んで物事を占う
のです。もっともあまりあたらないという評判です。
大きな神宮の白加巳神社の神官の影彦から夢告をして
欲しいという依頼がありました。
青戸屋という札差の夫婦の息子の新太郎が8年前の5才の
時に地震に会いその時に行方不明になりました。
その子に該当するらしい子が3人見つかりどの子が
本物の新太郎か夢告してほしいというのです。
夢告で納得しない依頼者たちの揉め事に巻き決まれ
子供たちには地震の時に拾って育てたという親が付いて
きています。
その親が次々と殺され、残った者は白加巳神社から
逃げ出せないように何者かに見張られています。
弓月は何度も夢告を体を衰弱させ血を吐きながら
行います。あまりやりすぎてふらっと夢の中へ
入っていってしまうような状態になってしまいます。

子供を捜す人と自分の子を認めさせたい親との
騒動に、夢告を行う弓月とその弟、大きな野望を
秘めている影彦と、神社に入り込んだ浪人たちの
野望が絡まった不思議な話でした。

時代が大きく変る時どうやって生きていったらいいのか
見極めるのは難しいものです。
こうしようとしても周りが想像とかけ離れて曲がり
くねった方向へ進んでいってしまって自分の決めた
方向とずれてしまったりするものです。
どのように軌道修正しながら生きていくのか選ぶのは
たいへんなことですね。

開けられない蓋

2009-12-21 22:42:07 | 日常の出来事
ストーブの灯油がなくなったので給油しようとしました。
ところが給油口のネジ式の蓋が開きません。
力まかせに閉めたということはないのでねじれて閉めて
しまったのかと思いました。
どんなにがんばっても開きません。
他にも暖房器具はあるので凍死することはありませんが
このストーブが使えないと不便です。
百円ショップにネジを楽に開ける器具を売っていたことを
思い出し買いに行きました。
これがその器具です。

これを使えば一発で開くのだと期待して使いました。
ところがびくともしません。
もっと力をかけられるしっかりした工具を買ってくるしか
ないかとあきらめかけました。
何回かしつこくやっている内にぐっと動きました。
やれやれです。給油口付近の塗装がぼろぼろになっていました。
そのくずを噛み込んで動かなくなったみたいです。

この器具、次に使うことはいつになるかわかりません。
当分出番はなさそうです。何かに使えないかなぁ。
本を読んでいる時ふとこう使ってみたらいい具合です。
こうやって当分使ってみるかな。
これ結構重いです。

wing

2009-12-20 22:14:07 | 音楽
今日も寒い日でした。それでも太陽が顔をのぞかせて
いる間はぽかぽかしているんですよ。
翳ったとたんに寒い!に変ります。

ノリタケの森へwingの演奏を聴きに行きました。
しばらくwingとしての演奏は聴いてませんでした。
メンバーチェンジがあって新生wingとして初めての演奏を
聴きました。
バイオリンの濱島さんはそのまま、フルートはりほこさん
ピアノは夏目順子さんです。
この前のアトリウムでのコンサートはwingのフルートが
抜けた編成だったのですね。
しっくりとなじんだグループの雰囲気でした。

チャールダーシュの演奏後に濱島さんが舞台から走り
去って消えてしまいました。
残った二人のメンバーが「どうしたんでしょね、気分が
悪くなったんんでしょか」 とほんとに心配そうに
していました。しばらくした後、アフロヘアーみたいな
かつらをかぶって登場しました。
葉加瀬太郎のにせもの、葉加瀬小太郎と名乗って
"情熱大陸"の演奏が始まりました。
先日のコメントのかつらをかぶるってこのことだったのですね。
楽しいコンサートでした。どんどん進化していますね。
それにしてもりほこさんに、夏目さんお芝居がうまいですね、
ほんとに突然濱島さんが舞台から消えたのだと思いました。



雪の朝です

2009-12-19 19:49:45 | 最近の話題
新聞を取りに外へ出てあれっとびっくりです。
昨晩は寒かったですがまさか雪が降るとは思いませんでした。
植木には雪が積もっていましたが道の雪は溶けていました。
道路に積もってしまうととても不便で子供のころの
ようには喜べません。今日みたいにちょっと積もっている
というのがきれいでいいです。



お昼過ぎに図書館へ行きました。
上巻だけ借りた本を読み終わりそうなので下巻を借りに
行きました。昨日の夕方に図書館に寄ったのですが月に1回の
金曜休みにあたっていて休みでした。
寒いかなと思ったら太陽が照っていてぽかぽかとしていて
暖かかったです。
図書館を出たころから陽が翳ってきてどんより薄暗く
寒くなってきました。
空の色がおもしろいでしょ。


PDF-XChange Viewer

2009-12-18 22:04:15 | コンピュータ
技術評論社から数ヶ月に一度"電脳会議"という数ページの
冊子が送られてきます。
そのなかに"無料ソフトを使ってPDFを編集しよう"という
"PDF-XChange Viewer"の紹介記事があります。
"電脳会議"は技術評論社のホームページからダウンロード
できます。興味ある方はvol.134のP.4を参照して下さい。
"PDF-XChange Viewer"はPDFファイルに書き込んだり丸印を
付けたりするソフトです。
PDFとはAdobe Systems社によって開発された電子文書のための
フォーマットです。xxxxx.PDF というファイルです。

こんなことができちゃうのかと興味が湧いて試してみました。
ちょっとさわっただけで詳しい使い方はわかりませんが
文字の書き込みや丸で囲ったりできます。
いままでPDFファイルには書き込みできないから信頼
できる。生データでなく手を加えられないようPDFファイル
にしてから送付するに言われてきました。
これでは書き込みされてしまいPDFファイルの信頼性が
失われてしまいます。
書き込みできることがいいことなのか、悪いことなのか
どうなんでしょう。
信頼関係で仕事はするのだから書き込みができても
いいのかな。改ざんされるかもしれないと心配な相手と
付き合うことないですから。
このソフトではデータを消すということはできないようです。

私という名の変奏曲

2009-12-17 20:56:34 | 
連城三紀彦著"私という名の変奏曲"を読みました。
ねたばれになるかもしれません。
美織レイ子が青酸カリを飲んで死にます。
殺したと思われる人物は7人です。
レイ子は5年前に顔がめちゃくちゃになる交通事故に
会いました。それまでは洋菓子工場に勤め恋人がいる
平凡な人生を送っていました。
事故を起こした人の手配で外国で整形して美しい顔に
なります。
それから過去と整形を隠しとんとん拍子にモデルとして
有名になっていきます。
誰もが彼女を一目見ると虜になる魅力を持っています。
写真家、デザイナー、編集者、会社社長等が彼女を利用し
また利用されます。
持ちつ持たれつの関係であったのに突然彼女が豹変して
7人をゆすり始めます。
こんなぼろぼろになってしまったのはあなたのせいだと
せめまくります。
ある日7人を順番に部屋へ呼びつけ青酸カリを見せつけ
殺してみよと相手の殺意を焚きつける様なまねをします。
とうとう相手はコップに青酸カリを入れてしまいます。

この本は人が死んでいて推理小説のように見えますが
そうではないと思います。
どういうことが起きたのか早い段階でわかります。
死期がせまっていたレイ子が7人に対して同じ状況で
殺人をしたと思わせ殺されたように死んだまねをして
最後に自殺をしたわけです。

燃えるような復讐心で7人を追い詰めていきます。
でもなんかへんなんですよね。
彼女に同調できないのです。この人たちは確かに
どうしようもない人たちです。
でも逃げ道を防いで無理やりに彼女の人生を
捻じ曲げたわけではありません。
彼女自身がそれを望み自ら身を投じたものでも
あるのです。
なぜこんな復讐をはじめたのか理解できないです。
主人公の目線で読めないとちょっと苦しいものが
あります。