和田はつ子著"悲桜餅 料理人季蔵捕物控"を読みました。
シリーズの2冊目にあたります。
順番に読んでないので話の前の方のことを知ることに
なりました。
季蔵は一膳飯屋の塩梅屋の二代目として料理人を
しています。
元武士です。
先代の長次郎に助けられ料理人になりました。
長次郎は料理人だけでなく裏仕事もしていました。
北町奉行の烏谷椋十朗が長次郎に仕事を命じていました。
烏谷は季蔵に長次郎の裏の仕事を継ぐよう働きかけます。
季蔵の許婚だった瑠璃はつらい思いをして正気を失って
います。
瑠璃の命が狙われる事件が起きます。
その場に居合わせた季蔵は初めて人を殺めます。
暮らしに困った小さな子を連れた親子を子供に
加担させて詐欺を働かせその上前をすべてはねる
悪人がいます。
祭りの日にたくさんの美しく若い女性達が行方不明に
なっています。
家族や許婚が長年探しています。
新作の口紅が無料で配られていて行方不明者はそれを
もらっていることがわかります。
探していた者たちが真実に近づいて殺されていきます。
瑠璃にまたしても殺害の手が伸びてきます。
季蔵が長次郎の裏の仕事も継ぐことになる話です。