雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

いとみち

2012-07-17 20:17:38 | 
パソコンを2階から1階へ引越しさせようとしました。
ディスクトップですから重いのです。
せっせと移動させたのにネットワーク接続できずに
半日ケーブルを予備のにしてみたり電源を入れたり
切ったりしてあれこれやってみました。
1階だからだめなのかと再度2階に戻しました。
それでもだめです。
モデムの点かなくてはいけないリンクのランプが
点きません。
モデムが故障したとしか考えられないと思いました。
夜になってしまいどうしようもなくてもう明日に
しようとあきらめました。
1時間ばかりしてモデムを見るとリンクのランプが
点いているではありませんか。
パソコンの電源を入れたらつながりました。
それで今日の分をアップすることができました。
再度移動したらまたおかしくなるかな。
モデムって電源を落とすと正常になるのにかなり
時間がかかるものなのでしょうか。そんなこと
ないと思うけど。壊れかけているのかしら。



越谷オサム著"いとみち"を読みました。
仕事小説です。
高校生の相馬いとが主人公です。
北津軽郡板柳町に住んでいます。
祖母に育てられて津軽弁で話します。
電車で一時間かかる青森のメイド喫茶のメイドの
アルバイトを土日にすることにしました。
店長の工藤と、小学生の子供がいる二十代後半の
葛西幸子と、二十二ぐらいの漫画家志望の
智美の二人のメイドがいます。
店のオーナーは成田です。
太っていて店に時々やって来てジョッキでコーラを飲む
のを楽しみにしています。
メイド喫茶といってもメイド服を着て挨拶は「いらっしゃい
ませ、ご主人様」というだけでほかは特に変った店では
ありません。
いとは津軽弁が強く標準語ではうまく話せません。
あいさつも標準語ではできません。
幸子は気が強い人で、智美は現代っ子です。

母はいとが小学校へ上がる前に亡くなっています。
父は大学教授です。
いとは中学生の時は祖母に習って三味線を弾き大会で
いい成績を残しました。
でも中三から勉強や忙しさを理由に三味線を避けています。
祖母はいっしょに弾きたいのですが無理強いはしません。

メイド喫茶のオーナーや従業員はとても仲がいいです。
旅行にも幸子の娘を加えて全員で出かけます。
しかしオーナーが許可されていない薬の輸入に関わって
警察に逮捕されてしまいます。
メイド喫茶は逮捕前に営業をオーナーから切り離して
あって続けていくことは出来ます。
店長とメイド達は店を存続させようと結束します。
店の客の銀行員が融資が続くよう取り計らってくれます。

いとは店で三味線を弾くミニコンサートを開くことに
なります。
父、祖母や店のお客さんたちがたくさんきてくれて
コンサートは始まります。

いとが仕事をすることで経験する出来事や家族の
絆を深める話です。
登場人物たちは好感が持てる人達です。
孫が三味線を弾こうとするまで無理強いすることなく
まってくれる祖母もいいです。

表紙の絵を眺めていて智美、幸子、オーナー、いと、
父、祖母なんだなと思っていて、あれ店長がいないと
気づきました。
かわいそうに、ちゃんと入れてあげて欲しいな。

2 コメント

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Unknown (ジュリ)
2012-10-03 15:39:19
ハツエさんの隣にいる人が店長だと思ったのですが、違いますか?眼鏡かけてて着ているものがメイドカフェの人っぽい気がするのですが。
いとのイラスト、かわいいです。
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ご指摘ありがとうございます (debugroom)
2012-10-03 19:22:08
いとの左が店の人、右が家族と単純に思ったものですからお父さんかなと。
店長なのかもしれませんね。
そしたら今度はお父さんがいませんね。
本は図書館から借りて読むもので見直せなくて残念です。
"いとみち"の続編の"いとみち 二の糸"が出版されているみたいです。
借りられるのは何ヶ月も先になりそうですが読んでみたいと思います。
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