雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

受け月

2009-11-30 20:59:40 | 
伊集院静著"受け月"を読みました。
名前から女性かと思いました。
でも書かれていることから男性のようだと思って
インターネットで検索してみました。
男性でした。ずいぶん有名な方なんですね。
夏目雅子さんのご主人だった方だそうです。
ちっとも知りませんでした。

7編の短編集です。全部に野球に関する話題が取り上げ
られています。
日常の生活の中の一こまを描いたという作品です。
たいくつでもないし、嫌な気持ちにもならないけど
感動するということもありません。
申し訳ないけどすぐ忘れてしまいそうです。

題名の"受け月"というのは月がそのような形に
なっている時にお祈りすると願い事がこぼれないで
かなうといわれているということからきてます。
そういう月を見たら願い事をしてみようかな。

街路樹

2009-11-29 19:17:48 | 最近の話題
自転車で走っていると風景がいつもと違うような気が
してよくよくみると街路樹が丸坊主にされています。
これ以上切りようがないぐらい徹底的に刈り込んで
あります。
寒々として木があわれです。
数日前の新聞に街路樹が刈り込まれているのを批判した
投書が載っていました。
実際に目にしてこれはひどいと感じました。
イチョウは今きれいな黄色になっています。
おそらく残っているイチョウも葉が落ちるのを
待たずに刈られてしまうことでしょう。
むちゃです。
去年は葉が落ちてから剪定されましたが切り過ぎだと
思うぐらい枝が落とされて今年は枝が広がらず
元気のない姿をしてます。
このまま続けば数年後には枯れるのではと思います。


ノリタケの森のイチョウ

時計

2009-11-28 19:57:30 | 日常の出来事
今日は本社で新人発表会がありました。
発表される内容はどれも私の仕事とは縁のない難し
そうなもの。聞きたい人は来なさいという発表会です。
行きたくない。でも新人がいっしょうけんめい発表するん
だから行かなくちゃと思っていました。
出かける時刻になるのを時計で見てました。
今日はやけに時間の流れが緩やかだと思いました。
そのうちこれはおかしいと気づきました。
案の定時計は止まっていました。
開始時刻を過ぎてしまっています。
結局、さぼってしまいました。
嫌だなと思っていると時計まで止まってしまうのでしょうか。
みえみえのいいわけですね。
新人さんごめんなさい。


名古屋駅のイルミネーションです。春夏秋冬と変っていきます。これは冬です。

死神の精度

2009-11-28 14:42:42 | 
伊坂幸太郎"死神の精度"を読みました。
主人公は死神。
死神の所属する所も組織化されていて情報部が誰を
死なせるか見つけ出し、死神に1週間調査させ「可」と
なったらその人は8日目に事故か事件で死にます。
自然死は担当外です。
死神はいっぱいいてそれぞれが仕事をしている
のですがみんないいかげんです。
人間界で夢中になるのが音楽を聴くこと。
調査そっちのけでCD店の試聴器にくっついて音楽を
聴くことを無上の楽しみにしています。
なんでCD店なんだろう、ラジオでもなんでも
音楽を聴けるものはいろいろあるのにと思わないでは
ないです。CD店で試聴器に1日へばりついている人が
いたらそれは死神ですよ、きっと。

伊坂さんは"重力ピエロ"の作者です。あの本とは
感じが違ってこちらの方はつっかえてしまうような
ところはありません。
短編集です。6篇から成っています。
軽い感じの読み物ですから通勤電車で読む手ごろな
本といえます。

最後の話が一番よかったです。
この話が唯一他の話と関連性があります。
死神は年をとらないし、死なないのです。
この一編で全体が引き締まったものとなっています。

最後の場面が目に浮かびます。
抜けるような青空の下、広がっている青々とした海。
その間を走り回る人や犬。
幸せそうな風景がラストです

朝の出来事

2009-11-27 20:36:26 | 日常の出来事
昨日の朝、自転車で出勤途中の出来事です。
歩道を走っていました。突然男性が飛び出してきました。
そこは見通しが悪い場所で奥のアパートへ続く細い
通路でした。
男性までの距離は50センチ程度で目の前です。
ぶつかると思いました。辛うじて止まりました。
ただ靴にタイヤが当たった感触がありました。
これは「気をつけろ」と文句をいわれると思いました。
ところが男性からでた言葉は「ごめんな」でした。
スーツ姿のかっぷくのいい男性でした。
「すみません」
「いやいや」

これは自転車の私の方が悪いと思います。
人間の歩く歩道を走らせてもらっている以上充分
注意して走らなければいけません。
もっと車道側を走っていればよかったのに家の
ある側を走っていました。
それにしてもとっさの時に先にあやまる言葉が
出てくるとは、心に余裕がある方だなと感心
しました。
これからもっと注意して走ろう。

ハリー・ポッターと死の秘宝

2009-11-26 23:05:53 | 
J.K.ローリング著"ハリー・ポッターと死の秘宝"を
読みました。
ポッターの最終巻です。
おもしろかったです。でも一巻の"ハリー・ポッターと
賢者の石"を読んだ時のようなわくわく感はありませんでした。

上下巻あります。上巻ではハリー、ロン、ハーマイオニーの
三人が毎日テント暮らしです。
いったい他の人はどうしちゃったのだろうと思って
しまいました。
下巻はうって変わって段々と盛り上がっていって
最後は大勢の人が入り乱れての大立ち回りです。
オーケストラの演奏と同じですね。始めは静かで
段々と高ぶっていって最後は盛り上がるという感じです。

でもよくできた物語です。7巻もある長い物語が
ちゃんと辻褄があっていて興味を失わせずに読み
通せさせる力があるのだから。
子供から大人までの年代の人が読める本ってそう
ないと思うからすごいです。

この本のように登場人物が多いとこの人は誰だった
かなとぷちぷちと思考が切れてしまいます。
それに読んだ端から忘れていってしまって悲しいなぁ。
年のせいかな。

角度とラジアン

2009-11-25 22:10:42 | コンピュータ
前はたまに使っていたラジアン。
久しぶりに使おうと思ったら頭からすっかり消えて
いました。
数学はまるでわかりません。
でも図形を書こうとするといやでもラジアンと三角関数
は出てきます。
さっぱりわからない数学でも必要な部分は覚えます。
現在のCADでは必要ありませんが昔、図形をプログラム
からプロットしようとすると必要になりました。

180度 =π ラジアン

角度→ラジアンへ変換
ラジアン =π /180 * x度

ラジアン→角度へ変換
角度 =180 /π * yラジアン

調べました。これであってますか?
なぜラジアンに変換する必要があるのかというと
プログラム言語の三角関数が度ではなくラジアンでないと
受け付けてくれないからです。

アトリウム コンサート

2009-11-24 20:56:11 | 音楽
ミッドランドスクエアB1で開かれたアトリウム
コンサートを聞いてきました。
今日はヴァイオリン 濱島秀行さん ピアノ 夏目順子さん
です。久しぶりの濱島さんです。今日はwingではない
演奏でした。
いい演奏でした。アトリウムは天井が高いし人が通り
過ぎていく場所だから演奏に適している場所ではありません。
前に別の人たちの演奏を聞いたことがありますが
騒音に負けてしまっています。
今日はマイク、スピーカを使ってるのでそれに助けられて
いることは間違いないのですが、鮮明に音が聞き取れた
というのは演奏者の力です。

なんか濱島さん雰囲気が変りました。演奏を気に入るという
のは演奏そのものだけでなく演奏者の雰囲気、人柄による
ところがかなりあります。
曲の間のおしゃべりや全体の組み立てがスマートになって
います。誰かブレーンがついたのかな?
自分たちで考えてやってみえるのでしたらすばらしい。

十八番のチャールダッシュいつも客席の間を歩いたり走ったり
しながらバイオリンを弾くのですが今日はコード付きの電子
バイオリン?でした。
コードが短くてほとんど動けません。濱島さんの演奏を前に
聞いたことのある人には何をしようとしているのかよく
わかりますが初めての人には何やっているのかわからな
かっただろうと思います。残念でした。
今度アトリウムで演奏される時には高性能マイクをつける
とか、動き回れるよう改善されるのではないかと期待します。

笑う警官

2009-11-23 23:39:10 | 映画
3日間の休みもあっという間に終了です。
体が弱ってきてあまり出歩かない母が1年ぶりぐらいに
泊りがけで遊びに来てくれました。
何をするわけでもなく家でのんびりと過ごしました。
一人で帰すのは心配だったの送って行こうかと思って
いた所たまたま下の弟が来て送って行ってくれました。

今日の夕方映画を見てきました。
"笑う警官"です。見る気がまったくなかった映画を
見るはめになりました。
ある映画が見たかったのです。109で上映している
と確かめてありました。
金券ショップでたまたま109の券があったので
買いました。1枚700円の激安です。
それは株主への招待券で何枚か連りで切り離し無効
のものです。
一旦全枚数買って使ったら残りを店に返し、残りの分の
金額を払い戻してくれるというものでした。
何でも見られるようなことをお店の人は言っていたし
その券にも何の断りも書いてありませんでした。
109のチケット売り場へいったら"笑う警官"しか
見られないと言います。
しょうがないので見てきました。
券は見終わった後早々に返しました。もう二度と
買いません。

"笑う警官"なんだかなぁ、見ていて悲しくなるなぁ。
これほど警察が腐敗しているのならそんな警察を
持っている国自体がだめな国ということになると
思う。なんでこんなふうに救いようのない悪な
警察というものを描くのだろう。

奪取

2009-11-20 20:51:28 | 
真保裕一著"奪取"を読みました。
150万円を借りたら千数百万の返済を要求された
雅人とその保証人にいつのまにかなっていた道朗。
1週間後に返さなければ運び人になるようにせまられます。
道朗は外国のコインを自動販売機でつかったり、プリペイド
カードを偽造したりしている小悪党です。
お金を返すためお札の偽造を始めます。
といってもごまかすのは銀行の紙幣交換機です。
人が見たらすぐ偽物だとわかるものでも機械の
チェック機構をすり抜けられるものであればいい
わけです。
しかし東建ファイナンスとは名ばかり、麻薬取引を
しているやくざに騙されて,雅人は警察につかまります。

この時出合ったのがコウさん、道朗がじじいと呼ぶ
人に出会います。コウさんの昔の仲間の娘の幸緒が
加わって人に見破られない偽札作りが始まります。
東建のやくざ、その後ろにいる銀行を相手に戦いは
始まります。

紙幣の構造の説明、印刷技術の説明、そして紙の製造
工程の説明と詳しく書かれています。
どこまでが本当のことか虚構かわかりません。
でもまったくのでたらめではないでしょう。
正直難しくてふぅーんという程度にしかわかりません。

3回偽札作りに挑戦します。
だんだんと技術は上がっていきます。
だけどそのたび結果は…

こういう犯罪小説ってどう感じたらいいのでしょう。
実際には出来ないことをやっている主人公側に
感情移入しておもしろいと思うべきでしょうか。
でもやっぱり出来ないです。普通の庶民としての
立場で見ているのでなんでそんな割の合わないことに
のめり込んでいくんだろうという気になります。
いくら精巧なお札を作れたとしてもそんなお金が
何億と出回ったら社会がひっくり返ります。
まともに働いている人の上前をはねているような
生き方をかっこいいとはいえません。
それだけ研究熱心だったら普通の社会で成功できる
だろうにと思ってしまいます。
こういう犯罪で一攫千金をねらう話をおもしろかった
とは言えないです。
とはいえうまく出来ている話で読みやすいです。

中に道朗、雅人がやくざから逃れるために成形手術を
して顔を変える場面があります。
現実にそうやって逃げていた人がいたので、驚きました。
本では顔を変えるだけではなく戸籍まで変えて別人に
なっています。
現実にもそうしている人はいそうな気がしてきました。

地域の安全

2009-11-19 19:25:31 | 最近の話題
回覧板が回ってきました。
私の住んでいる地域の交番の管轄内で起きた事件の
件数が書かれています。
1月~8月までで空き巣24件、車上狙い26件、
自転車盗27件、自動車盗11件だそうです。
ほんとに狭い地域です。
それでこの数字です。びっくりです。
一月平均3件の空き巣です。多過ぎです。
気をつけなくちゃ。といっても鍵を掛け忘れない
ぐらいしかやりようがないけど。
最低限、鍵は掛け忘れないこと。これだけは
しっかり守るよう心掛けます。

夕暮れ

2009-11-18 23:34:47 | 日常の出来事
17時近くなると陽が暮れ始めます。
外がぼーと赤くなってきました。
太陽が輝いています。
あれ、あっちは確か東のはずなのに、なぜ太陽が
東に沈むんだろう?
一瞬の間考え込みました。
窓にはブラインドが下りていてその隙間から太陽は
きらきら輝いています。
その隙間からよくよくみると西向きに建っている建物の
窓ガラスに太陽が反射して輝いていたのでした。
東に沈むわけないですよね。

退社時に外に出ると地表に近い部分が薄くオレンジ色に
染まっています。
きれいでした。
空一面が真っ赤な写真を見ることがあります。
あんな空は名古屋ではみられません。
見てみたいです。

鳴門秘帖

2009-11-17 21:41:56 | 
吉川英治著"鳴門秘帖"を読んでます。
昭和初年に発表されたとあります。
そうすると80年も昔に書かれたということですね。
乱暴な言い方をすれば昔のちゃんばら映画を文章に
したものです。
古臭いといえばそうなんだけど結構おもしろいです。
庶民はどんな筋書きを望んでいるのかわかって
それに沿うよう書いているという感じがします。

テレビの時代劇で強いヒーローが出てきますが
そういう人物が法月弦之丞です。
悪役の人物が何人も出てきます。
やられてしまうことなくずっと絡んできます。
悪い奴を早くやっつけてしまえばいいのにと思うのに
ぜんぜんやられないんですよね。
まだ1冊目です。あと2冊残ってます。
きっと最後まで出てくるんだろうなと思います。

こういうタイプの話はヒーローが必ず勝ってめでたし
めでたしになるに違いないと思って読んでます。
だから安心して読める、そういう種類の本です。
さて予想とぜんぜん違う結末だったらどうしよう。

ねこ

2009-11-16 19:49:27 | 日常の出来事
昨日行った問屋記念館の横を猫が出てきました。
その後ろを追うようにもう一匹出てきました。
私に気がついて二匹が同時にこちらを向いて
しばらくの間固まっていました。
画面に二匹いるのがわかりますか?


庄内川堤防の公園

2009-11-15 17:01:43 | 最近の話題
数日前の新聞に庄内川の川原の写真が全面で載って
いました。草の上でくつろぐ親子が幸せそうに
写っていました。
行ってみよう、と出かけました。
庄内川に架る枇杷島橋を渡ると名古屋市を出て
清須市に入ります。
橋を渡って左の方へ曲がって堤防沿いに走ると
直ぐに草原の公園になっています。
夕方で曇り空です。雲の隙間から光が落ちています。
整備された公園ではないですが、広々としていて
なんか気分がゆったりしてきます。
こんなふうに遠くまでずっと見渡せる場所って
そんなにないですから。






堤防の北側に平行に走っている2つ目の道が美濃路だそうです。
案内図にそう書いてありました。
その道を橋の方角に戻る途中にあった"問屋記念館"です。
青物問屋だそうです。でも元からここにあったのでは
なく下小田井からの移築だそうです。
無料です。10時から4時までの開館で月曜休み、入場は
3時までとパンフレットに書いてあります。
私がここの前に着いた時は4時少し前でした。
管理されている方が「入って見てください」と言って下さった
ので見せてもらいました。


入って直ぐの土間がお店で作り物の野菜が並べられて
いました。
家の中へ上ることができます。
シンプルな作りです。
店、部屋、坪庭、部屋、部屋、裏庭です。



ここで暮らした人たちの姿が目に浮かびました。
こんな記念館があるなんて知りませんでした。
たまたま出会いました。