上田早夕里著"菓子フェスの庭"を読みました。
"ショコラティエの勲章"から5年後です。
夏織は神戸にあるフランス菓子店ロワーゾ・ドールで
パティシエとして働いています。
西富百貨店の武藤からお菓子のフェスティバルに参加
するよう要請されました。
新しいお菓子を作ることになります。
武藤は企画をまかされましたが実は子供のころから
甘いものは食べることができませんでした。
同僚の助けをかりながら苦手でわからない世界に
飛び込むことになりました。
夏織がロワーゾ・ドールで働き始めたころいっしょに
働いていて尊敬している恭也が東京から神戸へ帰って
きました。
恭也は独立して店を出す準備をしています。
夏織は恭也の店で働きたいと恭也に頼んでいます。
武藤は夏織の作るお菓子を味わい仕事ぶりをみて惹かれて
いきます。
夏織は恭也の方だけを向いています。
お菓子作りにすべてをかけて努力をしている人の清々しさを
感じます。
お菓子作りの話が大部分です。
お菓子が好きな人には楽しい話でしょうね。
私はお菓子が嫌いだというわけではありませんが
好きだとはいえません。
コンビニで売っている150円とか200円のケーキと、
デパートで売っている高級なケーキとの味の違いがわかりません。
洋菓子は単調な味だと感じます。
見て想像できる味を超えるものに出会うことはまずないです。
お菓子好きの人やパティシエの人には殴られそうですね。