雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係

2017-11-25 10:54:01 | 

大倉崇裕著"クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係"
を読みました。
テレビドラマで放映された分もあります。
頭を撃たれていきもの係へ行くことになった須藤と
動物については何でも知っている薄のコンビが
動物がらみの事件を解決していきます。
運転手を兼ねて芦部が係に加わります。

"ピラニアを愛した容疑者"
ピラニアを部屋中にいっぱい飼っていた人物が殺されました。
その家の近くの公園の池にピラニアが10匹捨てられて
いたことがありました。
マンションが立ち並ぶ地域で、公園の子供の声がうるさいと
苦情が起こっていました。
池のピラニアはペットショップの経営者に捕らえられました。
そのピラニアたちは被害者が引き取っていました。

"クジャクを愛した容疑者"
大学でクジャクが放し飼いにされていました。
クジャクが住処としている場所をオープンテラスにする
計画を進めていた栄野という学生が殺され、クジャク愛好会の
高本が容疑者として捕まりました。
大学では数年前に女子学生が行方不明になったことがあります。
栄野がクジャク愛好会に憎悪を持っていたこと、学生の
行方不明が事件に関係しています。

"ハリネズミを愛した容疑者"
ハリネズミを飼っていた弓子が殴られました。
ハリネズミの飼育を依頼されました。
ハリネズミには昆虫などの生餌を与える必要があります。
生餌を触れない弓子は動物病院で知り合った朝倉に
生餌を与えることを頼みました。
朝倉にはハリネズミ仲間がいました。

薄と須藤のやり取りが楽しいです。
動物には博識なのに日本語の知識はめちゃくちゃな薄が
いいですね。

むすびや

2017-11-24 10:51:46 | 

穂高明著"むすびや"を読みました。
結は大学を卒業したばかりです。
応募したすべての会社の就職活動に失敗しました。
両親は商店街でふたりでむすびやという名の
おむすび屋さんをしています。
結は店を手伝うことになります。
小学生のころは商店の子供だということでいじめに
あったこともあります。
おむすび屋をよく思っていませんでした。
父親はサラリーマンをしていた時があります。
祖父は寿司屋で倒れて亡くなった後、祖母と母が
何かで店を続けていきたいと希望しました。
父ができることはおにぎりぐらいだと言ったことから
家族で店を始めることになりました。

寿司屋のころからの仕入れ先の米屋や野菜の店の
人達が後押しをしてくれました。
俊次は結の小学校、中学校の同級生です。
グリーン・フレシュマートと店名を変えた八百屋を
手伝っていてむすびやに野菜を配達しています。
すぐに赤くなる結が店を続けていけるのか心配して
います。

おむすびの具はすべて自家製です。
漬物も自家製です。
店で食べることもでき、そのおにぎりは暖かいものを
だしてくれます。

結は味噌汁を作ったり、かつお節を削ったり、具を
焼いたりと少しずつ学んでいきます。

昔に知り合いが食べに来てくれることもあります。

結がおむすび屋の仕事に馴染んでいく様が描かれて
います。

子供のころに商店の子供だとからかわれる場面、
なんか納得いかないです。
え、どうして商店がだめなのって理解できません。
サラリーマンだって個人経営だって同じように仕事
しているわけで、どうこう言う問題じゃないでしょう
って思います。
子供が親の仕事を尊敬できないなんて親も子も
悲しいなあ。

おむすびおいしそうでした。
イートインの店もあるようですが、一度も入ったことは
ありません。
だっておにぎりって自分で作れるじゃないかって思って
しまうもの。
でも一度プロの味を食べに行って見ようかな。

不思議だな

2017-11-16 20:01:30 | 日常の出来事
寒くなってきました。
これはもうファンヒーターをつけるしかないと
思いました。
灯油の準備はまだしてありません。
ちょうど灯油の販売車がやってきました。
運転手さんが「去年と人が変わりました。
今年もよろしくお願いします。」と挨拶されました。
あれ、ってちょっと不思議に思いました。
去年も買っていたってなんでわかったんだろうと
感じました。
とは思いましたがきっと誰にでも同じことを言って
いるんだろうなってことで納得しました。

さっそくファンヒーターを出してきて灯油をセット
して点火しました。
あー、暖かい。
もっと早く点ければよかった。

2、3時間してふっと不思議に感じたことの解答が
頭にうかびました。
なあんだ、当然のことじゃないか。

灯油の容器に車がやって来る曜日のラベルが貼り付けて
あります。
このラベルを張ったのは去年かその前かに廻ってきた
同じ会社の人です。
これを見れば以前にも買っていたってわかります。

そのことはもう忘れてしまったことなのになぜ、
突然にどこからか飛んできたみたいに解答が頭に
浮かぶのだろう。
人間の頭脳って本当に不思議なことをするものです。

潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

2017-11-03 10:12:52 | 

川瀬七緒著"潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官"を
読みました。
最近はこういうの多いなぁ。
この話はシリアルキラー物って言っていいのかな。
感覚が普通の人間ではないです。
現実の世界で2ヶ月ほどの間に9人を殺してバラバラに
した男が捕まって騒ぎになっています。
本の中で語られてきたシリアルキラーの話が現実に
起きているのだとぞっとします。

法医昆虫学者の赤堀と、刑事の岩楯が登場するシリーズです。
伊豆諸島の中の神ノ出島で犬がミイラのようになった
女性の遺体を運んできたことから事件は始まります。
口などを多少虫にやられているだけで後は死体に生息
する虫がまったく見つかりません。
そのことがおかしな出来事だと赤堀は言います。

岩楯は新島に勤務する兵藤と今回は行動を共にします。
兵藤は極端な潔癖症であり、上に迎合して行動をしようと
します。
真剣に取り組もうとしているように見えません。

赤堀はいつものように虫を追って突っ走っていきます。
そして見つけたのがアカカミアリです。
獰猛な蟻で刺されると激しい痛さです。
集団で襲ってこられたら死にます。
こんな蟻ですからくい止めなければ生態系が脅かされて
しまいます。
蟻を追って赤堀はさらに5体のミイラ状の遺体を見つける
ことになります。

島は若者が中心となって観光客を呼び込もうとしており
それは成功しているようです。

最初に見つかった遺体は西峰果歩です。
勤め先ではいじめに会い、家庭もばらばらで辛い日々を
送っていました。

週刊誌記者の桃山が警察より先回りして関係者に接触
しています。

赤堀は虫を追っていって犯人に接触します。
あわや殺されそうな状況にまでなります。

アカカミアリがごっそりと現れる場面は読んでいても
ぞっとします。
最近はまったく相容れない別種の人類かと思うような
人たちが登場してきたような気がします。
捕まえてもおそらく改心することはないでしょう。
小説の中だけの話しではなくなってきていることが
怖いです。

シャンプーのセット売り

2017-11-02 22:17:58 | 日常の出来事
髪用のコンデショナーがなくなったので買い置きして
あったものを出しておこうとしました。
シャンプーとコンデショナーのセットになった
詰め替え用のものを買っておいたはずです。
ところが2本ともがシャンプーです。
どうしてこうなるの。
何かのミスで同じものが詰められていたのかと
思いました。

ネットで検索してみました。
驚いたことにシャンプーのみ2本をセットにしたものが
売られているようです。
そんなものが売られているとは全く思いもよらず、
当然シャンプーとコンディショナーのセットだと思って
買ってしまいました。
やれやれです。
しょうがないです。
でもなんかくやしいです。

今度からは必要なつど1本ずつ買うことにしよう。
同じものを2本セットってどうしてと思ったけど
家族の人数が多い家なら減り方も早くこういう
買い方もあるのでしょうね。