雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

奈良まち はじまり朝ごはん3

2019-03-02 21:00:00 | 

いぬじゅん著"奈良まち はじまり朝ごはん3"
を読みました。
シリーズ最終巻だそうですが、最終巻を
最初に読みました。
詩織は奈良のならまちにある朝ごはん屋の
和温食堂で働いて1年になります。
大学を出て就職するはずだった会社が
倒産し途方に暮れていた時にこの店に
出会って働くことになったらしいです。

"しきしきを覚えていますか"
ならまちはさびれていきます。
そこに住んでいる新太郎は息子の翔太から
いっしょに住もうという申し出を拒んでいます。
住み慣れた家を離れたくありません。
大正時代に建てられた家は大きな維持費が
かかります。
和温食堂の雄也はしきしきを作って新太郎と
翔太にだしました。
小麦粉を溶いて焼いたものです。

"七色お和えと香子の恋"
和豆は食堂の前にある千葉院という寺の住職です。
人々の相談事をよく聞いてくれます。
彼の前に大橋麻衣が現れます。
和豆は冷たく彼女を拒否します。
十年前の燈花会であったきりだといいます。
和豆を燈火会に連れ出そうとします。
雄也は奈良の精進料理の七色お和えを作って
待っていてくれます。

"弟とまめまめ焼きのこと"
詩織が店に行ってみると弟の俊哉がいました。
大学生の俊哉は大学を辞めたいと言って
家出をしてきました。
彼は働く人々を観察しました。
雄也は豆を使った料理をいくつも出してやります。

"雪の色に似ている"
店に山本さんがやってきました。
詩織のアパートに越してきた人で、奥さんと
双子の女の赤ちゃんと暮らしています。
妻の様子がおかしいと言います。
雄也には妹の穂香がいます。
仲違いしてどこにいるのかわかりません。

料理と店にやってくる人が起こす問題が
描かれています。
シリーズの前に戻って読んでみたいと思います。

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