坂木司著"ホテルジューシー"を読みました。
"シンデレラ・ティース"と対になった本です。
"ホテルジューシー"の柿生浩美と"シンデレラ・ティース"の
叶咲子は大学の友人です。
夏休みにアルバイトをすることにしますが性格の違う
二人は違う仕事を選びます。
そのアルバイト中の出来事を書いたものです。
浩美は共稼ぎの両親と大勢の妹、弟がいます。
しっかり者の長女として家族の面倒を見てみました。
兄弟も大きくなってやることがなくなりました。
それで沖縄の石垣島のホテルで働くことにしました。
仲間ともうちとけ急がしく楽しく働いていましたが、
オーナーから頼まれます。
沖縄本島の知り合いのホテルで人手がなく困っているので
行ってくれないかと。
断れずに行くことになりました。
"ホテルジューシー"それがホテルの名前です。
アルバイトのフロントの人から仕事を教わります。
ホテルの隣の喫茶店兼バーをやっている人安城がオーナー
代理です。
でもふだんはホテルの仕事にタッチしません。
調理担当の比嘉さん、クメさんとセンさんの双子の
おばあさんが掃除係です。クメばあ、センばあです。
仕事を教えてくれた松谷さんはそれじゃあと行って
しまいます。
昼間はぼーとしていて頼りにならないオーナー代理です。
アルバイトにフロントを任せ、パートの従業員で
回っていくホテル、そんなむちゃなという気にさせます。
"ホテルジューシー"
ヒロちゃんがホテルジューシーに来ることになった
プロローグです。
お客さんの山本さんが部屋で倒れます。
お酒の飲みすぎで胃を壊しています。
ずっとやってきた仕事を止め、子供に疎まれさみしさを
お酒に紛らわしている山本さんです。
"越境者"
高校生と思われる二人ずれの女の子が泊まりにきます。
ふらふらとあぶない感じの女の子です。
男たちにちやほやされ簡単についていってしまいそうで
ひやひやして見ています。
夜は部屋に入らず表にいて、男たちともめて連れ去られ
そうになります。
でも一人の女の子にはある訳がありました。
"等価交換"
古物商のお客が箱をいっぱい抱えて泊まりにきました。
あやしい人がホテルのまわりをうろうろするように
なります。
偽者を売りつけられたと怒鳴り込んでくる人があらわれます。
いんちきくさい商売をしている田中さんです。
"嵐の中の旅人だち"
この話はなんだかいやな話です。お客さんが道を踏み外して
悪の道へ入っていってしまう話です。
まだ引き返せるのだよというオーナー代理の言葉を振り切って
悪い方へ人生の選択をするのはどうしてなのか疑問に感じます。
"トモダチ・プライス"
屋台のお弁当屋さん、ヤスエさんと知り合って家での
餃子パーティに招かれ楽しんでいるヒロちゃんです。
でも経営を無視してやっていた商売は挫折します。
身を持ち崩しそうなヤスエさんを無理やり故郷に
帰してやるヒロちゃんです。
そんな仕事を紹介したのが友達だと思っている人で
ありがたいとおもっているヤスエさんやその友達の
行動に唖然とします。
"同じじゃない"
仲のいい夫婦が泊まりにきます。
3日目あたりから様子がおかしくなり奥さんは市場で
働いているようです。旦那さんはぼんやりと一日を
過ごしています。
この様子から旦那さんに腹を立ててしまったヒロちゃんは
つい旦那さんを非難する言葉を投げつけてオーナー代理に
頬を叩かれます。
実際のことはヒロちゃんが見て感じたこととは異なって
いました。市場で出会った奥さんが実際のことを
話してくれました。
でもなぜオーナー代理は二人のことをヒロちゃんに話して
おかなかったのでしょう。お客さんのプライバシーを
守るためとはいっても却って問題を引き起こすことに
なるでしょうに。
"微風"
エピローグです。
東京へ帰ってサキと夏の出来事を話合っています。
昼はボーとしていて夜と台風などの突発事件が起きると
しゃっきとして対応してくれるオーナー代理です。
ヒロちゃんはちょっと恋心をいだいているようです。
恋人にするには難しい人でしょうね。
ホテルのクメばあ、センばあ、比嘉さんはとてもいい人
たちです。
でも出会う人たちは危険な人たちや信用できない人たちが
多くいます。
沖縄行きたいなという気持ちと、嫌だなあという気持ちが
半々に起こりました。
ジューシーって雑炊のことだそうです。
"シンデレラ・ティース"と対になった本です。
"ホテルジューシー"の柿生浩美と"シンデレラ・ティース"の
叶咲子は大学の友人です。
夏休みにアルバイトをすることにしますが性格の違う
二人は違う仕事を選びます。
そのアルバイト中の出来事を書いたものです。
浩美は共稼ぎの両親と大勢の妹、弟がいます。
しっかり者の長女として家族の面倒を見てみました。
兄弟も大きくなってやることがなくなりました。
それで沖縄の石垣島のホテルで働くことにしました。
仲間ともうちとけ急がしく楽しく働いていましたが、
オーナーから頼まれます。
沖縄本島の知り合いのホテルで人手がなく困っているので
行ってくれないかと。
断れずに行くことになりました。
"ホテルジューシー"それがホテルの名前です。
アルバイトのフロントの人から仕事を教わります。
ホテルの隣の喫茶店兼バーをやっている人安城がオーナー
代理です。
でもふだんはホテルの仕事にタッチしません。
調理担当の比嘉さん、クメさんとセンさんの双子の
おばあさんが掃除係です。クメばあ、センばあです。
仕事を教えてくれた松谷さんはそれじゃあと行って
しまいます。
昼間はぼーとしていて頼りにならないオーナー代理です。
アルバイトにフロントを任せ、パートの従業員で
回っていくホテル、そんなむちゃなという気にさせます。
"ホテルジューシー"
ヒロちゃんがホテルジューシーに来ることになった
プロローグです。
お客さんの山本さんが部屋で倒れます。
お酒の飲みすぎで胃を壊しています。
ずっとやってきた仕事を止め、子供に疎まれさみしさを
お酒に紛らわしている山本さんです。
"越境者"
高校生と思われる二人ずれの女の子が泊まりにきます。
ふらふらとあぶない感じの女の子です。
男たちにちやほやされ簡単についていってしまいそうで
ひやひやして見ています。
夜は部屋に入らず表にいて、男たちともめて連れ去られ
そうになります。
でも一人の女の子にはある訳がありました。
"等価交換"
古物商のお客が箱をいっぱい抱えて泊まりにきました。
あやしい人がホテルのまわりをうろうろするように
なります。
偽者を売りつけられたと怒鳴り込んでくる人があらわれます。
いんちきくさい商売をしている田中さんです。
"嵐の中の旅人だち"
この話はなんだかいやな話です。お客さんが道を踏み外して
悪の道へ入っていってしまう話です。
まだ引き返せるのだよというオーナー代理の言葉を振り切って
悪い方へ人生の選択をするのはどうしてなのか疑問に感じます。
"トモダチ・プライス"
屋台のお弁当屋さん、ヤスエさんと知り合って家での
餃子パーティに招かれ楽しんでいるヒロちゃんです。
でも経営を無視してやっていた商売は挫折します。
身を持ち崩しそうなヤスエさんを無理やり故郷に
帰してやるヒロちゃんです。
そんな仕事を紹介したのが友達だと思っている人で
ありがたいとおもっているヤスエさんやその友達の
行動に唖然とします。
"同じじゃない"
仲のいい夫婦が泊まりにきます。
3日目あたりから様子がおかしくなり奥さんは市場で
働いているようです。旦那さんはぼんやりと一日を
過ごしています。
この様子から旦那さんに腹を立ててしまったヒロちゃんは
つい旦那さんを非難する言葉を投げつけてオーナー代理に
頬を叩かれます。
実際のことはヒロちゃんが見て感じたこととは異なって
いました。市場で出会った奥さんが実際のことを
話してくれました。
でもなぜオーナー代理は二人のことをヒロちゃんに話して
おかなかったのでしょう。お客さんのプライバシーを
守るためとはいっても却って問題を引き起こすことに
なるでしょうに。
"微風"
エピローグです。
東京へ帰ってサキと夏の出来事を話合っています。
昼はボーとしていて夜と台風などの突発事件が起きると
しゃっきとして対応してくれるオーナー代理です。
ヒロちゃんはちょっと恋心をいだいているようです。
恋人にするには難しい人でしょうね。
ホテルのクメばあ、センばあ、比嘉さんはとてもいい人
たちです。
でも出会う人たちは危険な人たちや信用できない人たちが
多くいます。
沖縄行きたいなという気持ちと、嫌だなあという気持ちが
半々に起こりました。
ジューシーって雑炊のことだそうです。