この前実家に行って母のたんすの整理を手伝っていたら
藍色の大きな木綿の風呂敷が出てきました。
馬か何かの動物のまわりに人が4,5人立っているという
ちょっとかっこいい品物でした。
「これ真ん中を切ってのれんにしてこようか」
「うん、そうして」
と、いうことで風呂敷をあずかってきました。
この風呂敷、30年以上も前にもらったもののようです。
洗濯していいだろうかと母に聞いたらいいんじゃないと
いうので昨日風呂の残り湯で洗いました。
風呂敷をお湯に入れて腕をみたら青いぽつぽつが
いっぱいついていてえー、とびっくりしました。
目を洗面器に移すと水が真っ青です。
染料の色落ちです。
こんなひどいのを見たことがありません。
これが青でよかったです。赤だったらそれこそ何が
起こったのだとひっくり返るところでした。
なんど水を変えても青色は薄まらずこれはだめだと
あきらめました。
今日はもう乾いていました。
失敗です。白かった所が青くなってしまい、おまけに
色が濃かったり薄かったりとまだらになってしまいました。
これはどうしたらいいものか困りました。
せめてもの救いはこれを洗濯機に放り込まなかった
ことです。
洗濯機に入れていたら色が他の物に移って目もあてられ
ない状態になって泣いたことでしょう。
それにしてもこの風呂敷何に使うのでしょう。
衣類を包んだとしたら雨が当たった、湿気が多くて
色がうつったと、中の衣類はだめになる可能性が大です。
高価な何十万円するの着物を包んで運ぶなんてとんでも
ないことです。
染料が溶け出してきてもいい品物ってなんでしょうね。
それとも壁に貼り付けて楽しむものだったのでしょうか。
今の時代、買ったばかりのジーンズを洗濯機で洗っても
さほど色落ちしないと思います。
昔の染色技術は色落ちを止めることができなかった
のでしょうか、それともこの風呂敷を作ったところの
技術が低かったということでしょうか。
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