雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

今日のあれこれ

2009-08-31 20:35:36 | 日常の出来事
選挙が終わりました。
09年8月30日は歴史に残る特筆される1日だそうです。
書き残しておこう。

身近なところまでインフルエンザは近づいてきました。
いつ罹ってもおかしくないです。
20代始めのころに2年続けて38度台の熱を
出して1週間寝込んだことがあります。
今思えばあれはインフルエンザだったのでしょうか。
症状は似ていますが家族には移らなかったのですから
ただの風邪だったのかもしれません。
病院にも行かず薬も飲まずただ寝ていました。
体がぎくぎくしてトイレまで歩くのが辛かったです。
熱が引いて最初に会社に行った日はぶっ倒れそうで
意識がどこかへ行ってしまってただ必死に座って
いました。
もう若くはないのであんなことになるのは
ごめんですが気をつけていても罹る時は罹るので
その時はあきらめるよりしょうがないですね。

EXCELはあまり使いません。
今日使っていて日付の表示の仕方が気に入らなくて
何とかならないか探していました。
2008/10/1 → 2008/10/01
2009/8/1  → 2009/08/01
これを     こうしたい
きちんと桁数があってないととても読みづらいです。
セルの書式設定で"日付"を選んでも希望する書式が
ありません。
調べてみると書式設定の中の"ユーザ定義"で
設定できます。 "yyyy/mm/dd" を指定で希望通りに
なりました。
日付なんてしょっちゅう使うものですから EXCEL使いの
人にはなにを寝ぼけたこと言っているんだと思われて
しまいますね。
でも 2000/08/31 のこの表示、これがデフォルトに
なっていてもいいと思うのに"日付"で設定できない
のはどうも解せません。

ネバーランド

2009-08-30 19:51:42 | 
恩田陸著"ネバーランド"を読みました。
男子校の寮"松籟館"が舞台です。
年末年始の時期に高校二年の美国(よしくに)、
寛司(かんじ)、光浩がそれぞれ事情があって
寮に残ります。
統(おさむ)は寮の住人ではありませんが、
母はいなくて父は仕事で遠くで暮らしていて
一人ぐらしです。
三人の所へ夜になると押しかけてきます。

光浩が料理担当をかって出ます。
この本"何に食べる"という話けっこうでてきます。
おいしそうなんです。
でもちょっといただけないなぁと思うのがこの4人
酒をがばがば飲むのです。食事のたび酒びたりです。
煙草も吸います。
不良という設定ではなくけっこう真面目な頭のいい
子たちという設定です。
高校生は酒を飲むものだということがインプット
されそうです。

それぞれが重い問題を抱えています。
親密な毎日を送るうち抱えている問題が語られる
ようになります。
それぞれの男の子がしっかりと性格が形作られていて
こういうふうに反応するのだということが理解できます。
大人になった時、それぞれがしっかりと生きている
だろうなと感じさせます。

この年の寮居残りで4人は友情を深めたことでしょう。
なかなかおもしろい話でした。

沖で待つ

2009-08-28 21:09:36 | 
絲山秋子著"沖で待つ"を読みました。
芥川賞受賞作だそうです。
紹介記事を読んでおもしろそうだなと思って
図書館で借りました。
ずっしりしたカツ丼を食べるつもりだったのに
ケーキが出てきたという感じになりました。
あまり人の感想を聞いちゃいけませんね。
この本にがっかりたというのではありません。
いい本でした。
1時間程度で読めます。
書いてしまいますが読んでみようという方は
この下はスルーして下さい。

及川さんこと私が語り手です。住宅設備機器メーカ
に就職します。及川さんは女性です。
同期に牧原太がいます。関東出身の二人は入社して
九州へ配属されます。
バス、トイレ、キッチンの設備の営業職です。
特約店や設計事務所に打ち合わせやらクレーム
処理やらに飛び廻る日々を送ります。
同期の仲間として気軽に言い合える関係です。
恋愛感情はなしです。
牧原は太ってきて回りの人に太っちゃんと呼ばれて
親しまれています。
事務所の先輩でベテランの井口さんと結婚します。

及川さんは茨城へ転勤になります。太っちゃんも
数年後に東京へ単身赴任になります。

何年かぶりに会って太っちゃんが秘密はあるかと
言い出します。死んでしまった後に秘密を人に
見られたくない、その時にはパソコンのハード
ディスクを壊してくれと、先に死んだら残った
方が壊す約束をします。

太っちゃんが突然死にました。投身自殺の巻き添えを
くって死にました。
私は渡されていた鍵とドライバーと手袋を持って
部屋に忍び込みます。約束通りにハードディスクを
壊します。

九州の太っちゃんの家を訪ねた時に井口さんから
太っちゃんが残したノートを見せられます。
そこには詩が書かれていました。
これが人に見られたくないものだったのです。
それなのにノートを残してしまってそのかけらを
人に見られてしまいました。

「俺は沖で待つ
小さな船でおまえがやって来るのを
俺は大船だ
何も恐くないぞ」

題名の沖で待つはこの詩からとられています。
いっしょに仕事に励んだ仲間としての友情。
わかるような気がします。

保険証

2009-08-27 22:12:04 | 最近の話題
今日、新しい健康保険証を貰いました。
いままでの物もプラスチック製ですから一生だって
持ちそうです。
なぜ手間も時間もお金もかかるのに交換するのかな。
書き換わっているのは発行日ぐらいです。
病院が古い発行日だと失効してないかと心配しなく
てはいけないからですか?
思うのだけどなぜカードから情報を読み取って
それが正規なものか問い合わせるということ
しないんでしょう。そういうシステムを作れば
確認は数秒でできるでしょう。
電子カルテの所だってあるのだから二度目からは
そのデータを開いたら自動で確認するようにだって
できるでしょう。
電子カルテでなくったて番号をキーインするだけで
確認はできるでしょう。

いまだってそれをやっているのかもしれませんが
それならなぜしょっちゅう保険証の提示を求める
のでしょうね。いつも疑問に思っています。
まあ現状でうまくまわっているのだからこれで
いいのですね。

数日前の新聞に新健康保険証の裏に臓器提供を
するかどうかの有無を書く欄が新設されたのに
ひじょうに腹を立てた方の投書が載っていました。
裏を見たらなるほどありました。
書いても書かなくてもいいのだからそれほど
腹をたてることもないような気がします。
これを見て診療に手心は加えませんとは
言うけどはたしてどうでしょう。
今までは簡単に脳死になったら提供するで
いいじゃないと思っていましたが、今度は
さてどうしよう。

木曜組曲

2009-08-26 21:01:03 | 
恩田陸著"木曜組曲"を読みました。
おもしろい本でした。
出てくる場所はうぐいす館という館だけです。
まるで1場の演劇を本で見るというような感じです。
本当に演劇になったら観にいきたいです。

4年前この館の女主人、重松時子が毒を飲んで
死にます。
その時館では時子以外に5人が集まってパーティが
開かれていました。
時子は有名で才能ある作家でした。
集まったのは編集者、妹、姪たちです。みんな作家か
編集者です。
時子の死は自殺ということで決着はつきましたが
それぞれ疑問を感じています。
その後毎年時子の命日の近くの木曜をはさんで
2泊で5人が集まります。
それまでは事件のことにふれないできましたが
この年はみんながうやむやな状況に耐えられずに
抱えていたものが吐き出されます。
徐々に当時の状況があらわになっていきます。

そしてこれが本当のことだったのだという衝撃的な
ことがあぶりだされてきます。
ところがもうひとつ、全員に語られなかった
秘密があったのです。

こういうその場にいるように感じられる話、
おもしろいです。登場人物も個性的です。

介護旅行の会社・NPO

2009-08-25 21:03:47 | テレビ・新聞から
今日の新聞に高齢者や障害者に配慮した旅行の
立案や宿泊施設の手配、介助をする会社の紹介
記事が載っています。
社長は大学院生、大学4年の時起業したそうです。
今では利用者が年間200組、利益がでるそうです。
従業員4人、看護師、介護士など登録スタッフ
26人だそうです。

なぜこの記事に興味を持ったかというと4,5年前に
同じようなことをやろうと走り回っていた知人が
いるからです。
筋萎縮側索硬化症(ALS)に罹っていてまったく体の
自由がきかない方がみえます。
この方が日本人に出会わないような観光地ではない
海外へ旅行したいと希望しました。
知人がボランティアとして付き添って連れて行きたい
ということでした。
この方と知人はぜんぜん繋がりがない他人です。
話を聞いた時そんな無茶なことは到底実現出来ないと
思いました。
それでも知人はあらゆる関係先に問い合わせこれなら
行けるというところまで計画は進みました。

しかしその計画は断念されました。
その理由はもしも何か起きた時、莫大な補償金の
請求が家族からされるだろうという懸念からです。
裁判になったらまず負けるだろうということです。
そうなったらとても苦しい立場に追い込まれます。

病気のご本人は何かが起きてもしょうがないという
覚悟はあるでしょうが、家族はどういう態度にでるか
わかりません。
行きたいと希望していた病気の方も、連れて行きたい
と奔走していた知人も気の毒なことでした。

今日の新聞を見てトラブルが起きた時の対策は
どうなっているのだろうかという疑問が第一に
浮かびました。
会社組織なのですからそのへんはしっかり対策
され安心してお世話できる状態は作られている
のでしょう。
高齢者や障害者、病気の人が幸せに暮らせる
よう助けてくれる会社やNPOが増えていると
いうことは心強いことです。

月魚2

2009-08-24 19:54:15 | 
子供の瀬名垣が世界に1冊しかない本を見つけ出します。
それが真志喜の父親が捨てる本としてまとめてあった
物の中から見つけ出したものです。
真志喜の父親は子供に出し抜かれたことを知ると
そのまま父親と息子を捨てて姿をくらませてしまいます。
瀬名垣の父親は息子がしたことを申し訳なく思い
せどりという古本を見つけ出す仕事をやめてしまいます。
そして数年後には亡くなってしまいます。
真志喜のおじいさんも亡くなります。
真志喜は無窮堂という古本屋をついでいます。
瀬名垣は店は持っていませんが古本を買い付け市場に
出して利益を得るという仕事をしています。
買い付けに行った山奥の村で真志喜の父親と何年ぶりかの
対面をして仕事で対決をします。
息子の方が勝ちます。古本屋としての技量や本や
その本を持っている人への思いやりがすぐれている
からです。
瀬名垣と真志喜の友情、いえそれ以上の感情なんですが
愛情でもないし、どういう言葉でこの二人の関係を
表したらいいかわかりませんが、とてもいいものです。

月魚

2009-08-24 19:53:51 | 
三浦しをん著"月魚"を読みました。
あらすじを書いてしまうとこれから読む人は
興ざめですから止めておきます。
いままでさんざん書いてきてこの本だけ書けない
なんてへんだと思われるでしょうが、この本は
何も予備知識を持たないで読んだ方がいいと
思います。
古本屋さんが舞台の話です。古本屋というと
BookOff を思い浮かべますがそれとは別の
昔ながらの専門書を扱う古本屋さんです。
瀬名垣太一と本田真志喜が中心の物語です。
古本屋さんという仕事、どんな仕事か知りませんでした。
実を言うと親戚に古本屋さんがいるんですが
こんなにも専門的な知識が必要なやり甲斐のある
仕事だとは思いませんでした。
古本屋という仕事をめぐる確執が話しの中心です。
父親と息子の確執、瀬名垣と真志喜との友情の
話です。瀬名垣と真志喜の関係、不思議な関係です。
親子や男女間の関係とは違う、友情という言葉で
表すより以上の強いつながりです。

いい本でした。

ハッカー

2009-08-23 17:35:34 | 
本を読む、というとなんて受身なことをしているんだ
と多少軽蔑の混じった目で見られます。
私の読書は暇つぶしの要素が大きいですから、
読書が趣味だなんていえません。
ブログを書くようになってからは、ブログのネタに
せっせと読んでいるというところがあります。
読んではその記録を残していくということを
繰り返していてけっこう読書にはまっています。
最近読んだものはおもしろかったです。
おもしろいという感覚は知らない間に訪れてきて
気が付いたらさっと去ってしまっています。
おもしろいといううちはどっぷりと浸かっておく
ことが肝心です。ずっと浸っていたかったと
思っていてもいずれどこかへ消えてしまったり
するものです。

最近読んだ本のことを忘れないうちに記録して
おきます。
今日はマロリー・ブラックマン著"ハッカー"です。
子供向けの本です。
ヴィッキーは中学二年生の女の子です。
赤ん坊のころ両親が死んで、今の両親の養女に
なりました。
弟のギブは同い年で同じ学年です。
彼女を養女にした後すぐ生まれました。
父親は銀行のコンピュータのシステム部門に
勤めています。
父親の口座に百万ボンド(約2億円)の銀行のお金が
振り込まれ警察に不正操作をしたとして逮捕
されてしまいます。

父親を助けるためヴィッキーはギブと共に
銀行のコンピュータをハッカーして濡れ衣を
はらそうとします。
その過程もおもしろいのですがギブがヴィッキーに
「パパはぼくの本当のパパだ。お前の居場所はここ
ではない。消えてしまえ。」
とひどいことばを投げつけます。
ヴィッキーとボブとのやりとりも主題のひとつです。

人は本心と違ったことを言ってしまうものです。
しかしそれがあたかも本心なんだと相手に思われて
しまいまうものです。
養女である女の子の心の内、養女を兄弟にもった
弟の心の内が描かれています。

最後はめでたしめでたしで終わります。

写真展

2009-08-22 20:48:33 | 日常の出来事
先週に引き続き栄のナディアパークへ行ってきました。
今日と明日2F,3Fで"PHOTO IS 10,000人の
写真展 2009"が開かれています。
趣旨の説明を読むと誰でも応募すれば日本のどこかの
会場で展示されるということです。
友達の作品が展示されているので見に行きました。
友達の作品は田園風景です。いい作品でした。
どの作品も見飽きないいい写真です。
ああ、こんな風に素敵な写真が撮れたならなぁ。

写真館のプロが撮った家族写真のコーナがありました。
昔の家族写真の真面目な顔してきちんと整列している
写真と違って今の家族写真はみんなが笑顔で、
自然なポーズで撮られています。
幸せそうな家族の雰囲気がどの写真にも溢れて
いました。


今日と明日は栄は広小路祭りです。
人通りが多くていろんなイベントが繰り広げられて
賑やかです。
少しの間祭りの賑わいの中を歩いていました。



      

復元ポイントの保存容量の設定方法

2009-08-21 20:46:34 | コンピュータ
復元ポイントの保存容量の設定方法

Cドライブが満杯となった。
フォルダーごとの使用量を合計してもそれほどの量はない。
今回知ったのだが隠しファイル以外にも表示されないフォルダーがある。

「エクスプローラ」 -「ツール」-「フォルダーオプション」-「表示」

「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のレ点を外す。
そうするとCドライブの一覧に"System Volume Information"が
表示されるようになる。
中のファイルは復元ポイントのデータ。
この設定を外して用が済んだらまたレ点を付けておくこと。

「マイコンピュータ」-「プロパティ」-「システムの復元」

「ドライブ(C:)の設定」のディスク領域の使用がデフォルトで最大に
なっているのを縮めればそれを越えた分の古いデータは
自動で削除される。
何ヶ月も前の復元ポイントを利用する可能性はまずないので
必要と思われる分が残るぐらいの容量に設定しておけばいい。

ドライブに余裕があればはさわらないほうがいいです。
この操作をして問題が起きても責任は持ちません。

海松(みる)

2009-08-20 21:00:27 | 
稲葉真由美著"海松"(みる)を読みました。
40ページぐらいの短編です。
川端康成文学賞受賞作という帯が付いています。
海松とは海草の一種だそうです。
社報で紹介されていたので図書館に予約して
おきました。
人気があるようでずいぶん待って到着しました。

私小説のようです。志摩を旅行していた時、ここだと
思った崖地に家を建て何日かをこの家で過ごすように
なりました。
東京から猫をお供に時々訪れます。
最初のうちは母や妹、甥たちがやってきたが今は
訪れる人もいなくなりました。
フユイチゴでジャムを作り、乾物を溜め込んで
生活しています。
海には斜面を降りていけば出られます。
灯台には自転車で30分ぐらいで行けると書かれています。
大王崎の波切灯台ではないかと想像します。

志摩はよく訪れて馴染みのある場所です。
住みたいとまでは思いませんが1週間とか1月とか
志摩で暮らしてみたいとは思います。
物事は口に出して言うと案外実現するものなので
いつか実現できるかもしれません。

本からは、近所に家もなく夜は真っ暗で海の音が
聞こえてくるそんな自然の中に紛れ込んだ人間の
姿が見えてきます。
安らぐ暮らしなんでしょうか。
なんだか私には寂しさがぎしぎしと押し寄せて
くるような感覚がします。

どこがいいのかよくわからない話でした。

名探偵はもういない

2009-08-19 22:39:45 | 
霧舎巧著"名探偵はもういない"を読みました。
霧舎さんの本は初めてです。
題名からわかるように推理小説です。
最近の推理小説はまったくおもしろくありません。
でもこの本はいいと思います。
学生時代に図書館の推理小説を片端から読んで
いたころのことを思い出しました。
人が殺されるというのがほとんどですが犯人を
見つけ出す過程や人間関係や心理など夢中に
なる要素は大きかったです。
でもそういう感覚は久しく忘れていました。

この本のなかにエラリー・クイーンが出てきます。
そのお父さんも。
こんなことしていいのという感じですがこの二人、
本物を彷彿させます。

おもしろかったです。

ブラスアンサンブル

2009-08-18 20:23:18 | 音楽
16日(日)にナディアパーク内の名古屋市青少年文化
センター アートピアに"マルティナショナルブラス
アンサンブル第12回演奏会"を聞きに行きました。
金管楽器のブラスバンド演奏です。
ノリタケの森でよく演奏される長瀬良司さんが出演
すると言ってみえたのでJAZZとは違うけど聴きに
行きました。

15時開始の三部構成です。
最初のうちは聞きなれていないのでなんか気分が
のらなくて来なきゃ良かったなぁと思っていました。
三部目になるとテンポも快調で音もまとまって
いい感じになってきました。
長瀬さんは三部目に出演されていました。
ソロパートもいくつかありかっこよかったです。
大勢の中に知っている人がいるとなんか安心して
聞けます。

中に寸劇を織り込んでの演奏がありました。
コメディタッチでおもしろかったです。
音楽家なのにコメディアンとしての才能も
なかなかのものです。

いつもは聴かない種類の音楽を聴くということで
新しいものに出会うことはいいことです。