日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2017日本シリーズ第3戦 ホークスが逃げ切り3連勝!高谷が攻守で貢献!

2017年10月31日 | HAWKS

プロ野球の「SMBC日本シリーズ2017」は、第2戦まで終えて福岡ソフトバンクホークスが2勝0敗でリード。31日の第3戦からは横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムに舞台を移します。2連勝と勢いに乗るホークスが、3戦目も勝って日本一に王手をかけるのか?敵地で連敗を喫したDeNAは、ここから巻き返したいところだが…。


両チームのスタメン
   横浜DeNA      福岡ソフトバンク
1(中)桑原将志    (中)柳田悠岐
2(右)梶谷隆幸    (遊)今宮健太
3(一)ロペス     (左)デスパイネ
4(左)筒香嘉智    (一)内川聖一
5(三)宮﨑敏郎    (右)中村晃
6(捕)嶺井博希    (三)松田宣浩
7(二)柴田竜拓    (二)明石健志
8(投)ウィーランド  (捕)髙谷裕亮
9(遊)倉本寿彦    (投)武田翔太

第3戦の先発投手は、DeNAは今季10勝の外国人右腕・ウィーランド、ソフトバンクは日本シリーズで通算2勝の武田翔太。ホークスは指名打者のデスパイネがレフトに入り、高谷がスタメンマスクを被りました。



1回、ホークスは先頭の柳田がDeNA先発・ウィーランドからライト前ヒットを放つと、その直後に2塁への盗塁を成功させます。今宮が犠打でつなぎ、2死3塁で4番・内川が2球目のカーブを打ち上げ、ライトフェンス直撃のタイムリー2塁打。ホークスがこの日も初回に先制点をもぎ取ります。
1回裏、ホークス先発の武田が、DeNA先頭の桑原に四球を与えますが、梶谷の場面でキャッチャー・高谷が1塁走者・桑原の盗塁を阻止。梶谷四球の後、ロペスを捕手フライで2アウトを取ると、4番・筒香のところで梶谷が盗塁を仕掛けたが、またも高谷が刺殺!高谷が1イニングで2度も盗塁を阻止します!
武田は2回にも先頭打者に四球を与えたが、宮崎を2塁ゴロ併殺打に打ち取り得点を与えず。3回は倉本にヒットを打たれたが、この回も0点で切り抜けました。
ホークスは4回、1死1塁から明石がセンター前にヒットを放つと、1塁走者の松田が3塁に進む。さらに明石が盗塁を決めて1死2,3塁とチャンスを拡げ、高谷がウィーランドの直球を弾き返してセンター前タイムリー!2人の走者が生還し、3-0とリードを拡げます。
しかし4回裏、武田がロペスに初球を打たれ、レフトポール際へのソロ本塁打を浴びて1点を失う。さらに筒香のレフト前ヒット、宮崎の死球、嶺井の四球で1死満塁のピンチを背負う。しかし、柴田を2塁フライ、ウィーランドにはスライダーで空振り三振に仕留め、1点で切り抜けました。
6回、ホークスは内川のヒット、中村の四球で1死2,3塁のチャンスを得る。追加点が欲しい場面で、明石の代打・川島慶三がスクイズを試みたが、打球はピッチャーの正面に転がり、3塁走者・内川は本塁アウト。追加点を取ることができません。
するとその裏、2番手の石川柊太が2人の走者を出すと、1死2,3塁の場面で登板した3番手・嘉弥真新也が柴田にファウルで粘られた末に四球を許す。1死満塁となり、ホークスは4番手・森唯斗が登板。ウィーランドの代打・乙坂を三振に斬って取ったが、倉本のタイムリー内野安打で3-2と1点差に詰め寄られる。なおも満塁のピンチが続いたが、桑原をライトフライに抑え、同点&逆転を許しませんでした。
1点リードの7回、5番手・モイネロがロペスと筒香を続けて三振を奪う好リリーフ。8回に登板した6番手・岩嵜翔もゼロに抑え、最後は守護神のサファテが三者凡退で締めてゲームセット。1点差を守り切ったホークスが、DeNAに3連勝を収めました。


日本シリーズ 2011年10月31日(火)
DeNA VS ソフトバンク 第3戦 横浜  
<ソフトバンク3勝、観衆:27,153人>
SH|100 200 000|3
DB|000 101 000|2
[勝] 石川(2勝)
[負] ウィーランド(1敗)
[S] サファテ(2セーブ)
[本] ロペス(De/1号)


横浜決戦の初日は、3戦連続で柳田選手のヒットから先制点を奪い、スタメンマスクの高谷選手が盗塁を2度刺したり、タイムリーを打ったりと勝利に大きく貢献。投手陣は7人が登板し、3-2で逃げ切りました。第2戦と同様、1点差で勝利したホークス。無傷の3連勝で2年ぶりの日本一に王手をかけました。いやぁ、心臓に悪い試合がつづくなあ…。
この日の試合は盗塁の差で勝敗を分けたと思います。ホークスは盗塁を2度も成功して得点につながったのに対し、DeNAの方は桑原選手と梶谷選手が盗塁失敗しました。それに6回裏は非常に長かったです。嘉弥真投手が柴田選手に対して12球も投げ、森投手が倉本選手との対戦で12球。柴田選手も倉本選手もよくファールで粘り続けた末に出塁できたもんだわ。
先発の武田投手は、5回途中(4回1/3)を投げて被安打4・2奪三振・4四球・1死球・1失点。日本シリーズでは2戦投げて2勝0敗と相性が良かったけど、この日は立ち上がりから制球面で苦しみました。初回に2つの四球を与えると、4回にはロペス選手にホームランを浴びた後、満塁のピンチを作ったりしました。5回まで毎回走者を出し、1死を取った後にマウンドを降り、シリーズ3勝目はなりませんでした。
武田投手の後に登板した石川投手は、第2戦に続いて勝利投手に。クライマックスシリーズでも中継ぎで登板して勝ち投手になったり、今シリーズも2勝しているから、勝ち運に恵まれていると思います。7回に登板したモイネロ投手は、2試合連続のパーフェクトリリーフ。ロペス選手にはワンバウンドのカーブで空振り三振、筒香選手には真っ直ぐで見逃し三振。これは素晴らしい!

ホークスが3連勝を果たし、日本一奪還まであと1勝。2005年の千葉ロッテ以来となる4連勝での日本一もあるかもしれません。逆に王手をかけてから4連敗したら、大ショックだわ。11月1日の第4戦の先発予想は、DeNA・濵口遥大VSソフトバンク・和田毅の左腕対決です。和田投手は2011年以来の日シリ登板となりますね。このまま4連勝で決められるかなぁ。




2017日本シリーズ第2戦 ホークスがDeNAに競り勝つ!ホームで連勝し、いざ横浜!

2017年10月30日 | HAWKS

28日に始まったプロ野球の「SMBC日本シリーズ2017」。第1戦は福岡ソフトバンクホークスが、5回に7点を奪うビッグイニングを作り、10-1で横浜DeNAベイスターズに大勝。2年ぶりの日本一へ好スタートを切りました。29日の第2戦もホークスが勝ち、ホームで2連勝を飾れるか?それとも横浜DeNAが1勝1敗のタイに持ち込むのか?



両チームのスタメン
  ソフトバンク     横浜DeNA
1(中)柳田悠岐   (中)桑原将志
2(遊)今宮健太   (右)梶谷隆幸
3(指)デスパイネ  (一)ロペス
4(一)内川聖一   (左)筒香嘉智
5(右)中村晃    (三)宮﨑敏郎
6(三)松田宣浩   (二)柴田竜拓
7(二)川島慶三   (指)細川成也
8(右)江川智晃   (捕)戸柱恭孝
9(捕)甲斐拓也   (遊)倉本寿彦
 (投)東浜巨    (投)今永昇太

第2戦の先発投手は、ソフトバンク・東浜VS横浜DeNA・今永という「チームの勝ち頭対決」。ホークスはVS左対策として、右打ちの川島と江川を起用。DeNAは梶谷が2番に座り、指名打者には高卒ルーキーの細川を抜擢しました。


1回、ホークスは先頭の柳田がDeNA先発・今永の初球を叩きライト前にクリーンヒット。続く今宮が送りバントを決め、1死2塁でデスパイネが3球目の直球を弾き返し、レフト前タイムリーヒット。ホークスがこの日も初回に先制点を叩き出しました。この後、内川も四球を選び、ランナーを2人置いたが、中村と松田が倒れ、初回は1点止まり。
ホークス先発・東浜は、2回に4番・筒香に内野安打、柴田にはファウルで粘られた末に四球を与え、1,2塁のピンチを背負う。しかし、後続バッターを退けて無失点で切り抜けます。
ホークスは3回、2死から内川がセンター前ヒット、中村が四球を選び、1,2塁とする。追加点のチャンスに松田が今永の2球目のカーブを狙い撃ち!レフトポール際に大きな打球を放ったが、わずかに左に逸れてファウル。ビデオ判定でも覆らず…。その後、6球目の直球を捉えたが、レフトフライに終わり追加点を挙げられず。
試合は東浜と今永の投手戦が続き、5回までホークスが1-0とリード。迎えた6回、ここまでDeNA打線をゼロに抑え続けていた東浜が、1死を取った後に梶谷に3球目のストレートを打ち返され、ライトスタンドへのソロ本塁打を浴びて1-1の同点とされる。この後、ロペスにも内野安打を許し、勝ち越しのランナーを出したところで降板。2番手・嘉弥真新也が筒香を空振り三振に仕留めて2アウトを取りますが、3番手・森唯斗が5番・宮崎に6球目を狙われ、レフトホームランテラスへの2ラン本塁打を被弾…。継投が裏目に出て、1-3と逆転されてしまいます。
しかし7回、ホークスが反撃に出ます。先頭の代打・明石健志がレフトへ2塁打を放つと、甲斐の代打・城所龍磨が犠打を決めて1死3塁。ホームランが出れば同点の場面で、1番・柳田がDeNA3番手・砂田毅樹からセンター前タイムリーヒットを放ち、2-3と1点差に迫る。続く今宮が初球を叩き2塁ゴロ→ゲッツーかと思われたが、遊撃手・倉本がボールを落としてオールセーフ。
デスパイネ三振の後、内川が四球を選んで2死満塁と一打逆転のチャンスを迎え、中村がDeNA4番手・パットンの3球目を振り抜きライト前タイムリーヒット!3塁から柳田が生還して同点、2塁走者・今宮もヘッドスライディングで本塁に突入したが、クロスプレーはアウト。しかし、工藤監督がリプレー検証を要求。長い検証の結果、判定が覆ってセーフ!今宮の生還が認められ、ホークスが4-3と試合をひっくり返しました。
ホークスは8回に5番手・モイネロが3者凡退に抑え、9回は守護神・サファテが1死2塁のピンチを作りながらも、2者連続三振に仕留めてゲームセット。4-3で逆転勝ちを収め、本拠地で2連勝を飾りました!



日本シリーズ 2017年10月29日(日)
ソフトバンクVS横浜DeNA 第2戦 ヤフオク
<ソフトバンク2勝0敗 観衆:36,082人>
DB|000 003 000|3
SH|100 000 30X|4
[勝] 石川(1勝0敗)
[負] パットン(0勝1敗)
[S] サファテ(0勝0敗1セーブ)
[本] 梶谷(De/1号)、宮崎(De/1号)


\横浜優勝?/いいえ、\ホークス連勝/じゃ!イェェェェ~~~~~イ!!(サンシャイン池崎風になってしまいました)
第2戦も初回に柳田ヒット→今宮犠打→デスパイネのタイムリーで先制点を挙げたけど、DeNA先発・今永投手の前に追加点を挙げられず。6回に2本の本塁打で一旦は勝ち越されましたが、7回に3点を奪い返し、4-3と逆転。クロスプレーの時は、今宮選手のヘッスラと戸柱捕手のタッチがほぼ同時で微妙でしたが、追いタッチでセーフ。シリーズの分かれ目になりそうな場面でしたなあ。その前に倉本選手のエラーで流れがホークスに行ったと思います。接戦を制し、日本一まであと2勝。この調子で横浜で決めたいですね。
先発の東浜投手は、6回途中(5回1/3)まで投げて、被安打4・6奪三振・1四球・2失点。初回に3者凡退のあと、3回は3者連続三振を奪い、5回までは無失点に抑えていましたが、6回に梶谷選手に内角高めのストレートを痛打されました。粘りの投球を続けていただけに、6回の被弾は悔やまれます。
この試合の勝利投手は、7回に4番手で登板した石川柊太投手。四球の走者を出しながらも無失点で切り抜け、その裏に味方打線が逆転し、勝利投手の権利を獲得。日本シリーズ初登板で初勝利となりました。
打線の方は全体で8安打。今永投手の前に6回まで10個の三振を喫しましたが、7回にDeNAの中継ぎ陣を打ち崩しました。柳田選手とデスパイネ選手は2試合連続タイムリーを記録。デスパイネ選手は初回に先制打を放ち、この2試合で3本のタイムリーを打っております。柳田選手はヒットで2度出塁し、2度も生還。1番打者としての役割をしっかりこなしてますね。
逆転打でヒーローとなった中村選手は、前の打席までノーヒットでしたが、7回の第4打席でパットン投手からライト前への2点タイムリーヒット。試合後のインタビューでは「今宮のスライディングに感謝したい」と話していました。中村選手も強い気持ちでヒットを打ち、今宮選手のスライディングも気持ちがこもってましたよ。

福岡ヤフオクドームでの2連戦は、ホークスが2試合続けて勝利。初戦から連勝したチームが日本一になる確率は約75%だそうです。しかし、昨年は広島が2連勝しながらも、第3戦から日本ハムに4連敗を喫して日本一を逃しています。
30日の第3戦からはDeNAの本拠地・横浜スタジアムを舞台に移します。セリーグ主催試合の時は指名打者制が使われないので、普段はDHのデスパイネ選手も守備に就き、レフトを守ることになりそう。正直心配でしかないのですが…。完全アウェーの中で戦うことになると思うけど、早いうちに日本一に王手をかけてくれ!




不良馬場でも、出遅れても強い!キタサンブラックが史上5頭目の天皇賞春秋連覇!

2017年10月29日 | 競馬

今週も台風が接近するの中でGⅠ開催。29日は東京競馬場で秋の中距離王決定戦・第156回天皇賞・秋(GⅠ・芝2000m 18頭立て)が行われました。年内限りでの引退を表明している⑦キタサンブラック、道悪の宝塚記念で優勝した②サトノクラウン、3歳牝馬初の秋天制覇を狙う⑨ソウルスターリング、香港GⅠ馬③ネオリアリズム、毎日王冠で復活を遂げた④リアルスティール、昨年のダービー馬⑮マカヒキ、安田記念馬⑭サトノアラジンなどGⅠ馬7頭が参戦。さらには2000mのスペシャリスト⑤ヤマカツエース、大阪杯2着⑫ステファノス、重賞未勝利だけど末脚に魅力がある⑬グレーターロンドン、札幌記念を制した①サクラアンプルール、⑱シャケトラなどが出走しました。



単勝の人気は、1番人気キタサンブラック(3.1倍)、2番人気サトノクラウン(4.0倍)、3番人気リアルスティール(7.7倍)。4番人気ソウルスターリング(9.4倍)までが10倍を切り、その後はサトノアラジン、グレーターロンドン、ヤマカツエース、ネオリアリズム、マカヒキと続きました。

スタートで⑥ディサイファとキタサンブラックがやや出遅れ。2コーナーに向かっての先行争いで、サクラアンプルールとリアルスティールが前に行くが、ロードヴァンドールが鼻を奪い取った。ネオリアリズムとヤマカツエースは4番手グループ、ソウルスターリングとサトノクラウンは中団より前の位置、ステファノスとキタサンブラックは中団につけ、グレーターロンドン・マカヒキ・サトノアラジンは後方から。
向正面に入り、ロードヴァンドールが先頭、2番手にサクラアンプルール、シャケトラが3番手に浮上し、⑩ミッキーロケット4番手、5番手リアルスティール、その内側6番手にネオリアリズム。7番手グループにはソウルスターリング・ヤマカツエース・サトノクラウンの3頭が並ぶ。その後ろの中団グループは、内からグレーターロンドン・キタサンブラック・⑧レインボーライン・⑰ワンアンドオンリー・⑯カデナ・ステファノスと固まっている。16,17番手の位置にマカヒキとディサイファ、サトノアラジンが最後方を追走する。
3コーナーに差し掛かり、前半1000mの通過タイムは1分4秒2。超不良馬場だから時間がかかっている。残り800mのところでサトクラとグレーターが早くも先頭集団に加わり、4番手からアンプルールも浮上し、キタブラが5番手に上がってきた。キタブラの後ろにはスティール・ネオリア・ミキロケ・シャケトラが固まっていて、ソウスタは中団馬群。
4コーナーを回るところで、キタサンブラックが最内からグレーターロンドンをかわして先頭。サトノクラウンは馬場のほぼ真ん中から追撃。ゴール残り400mでキタブラが抜け出し、サトクラが追い上げる。3番手争いではレインボーが3番手に上がり、リアルスティールも4番手。ゴール残り200mでサトクラ内に進路を取り、キタブラに差を詰めようとするるが、キタサンブラックがそのまま先頭でゴールイン!道悪でも出遅れても強かった!キタサンブラックが天皇賞春秋連覇達成!


天皇賞秋 全着順&払戻金
1着⑦キタサンブラック   2分08秒3
2着②サトノクラウン     クビ
3着⑧レインボーライン   2馬身1/2
4着④リアルスティール    5馬身
5着⑮マカヒキ        アタマ
6着⑨ソウルスターリング
7着⑥ディサイファ
8着①サクラアンプルール
9着⑬グレーターロンドン
10着⑫ステファノス
11着⑤ヤマカツエース
12着⑩ミッキーロケット
13着③ネオリアリズム
14着⑪ロードヴァンドール
15着⑱シャケトラ
16着⑯カデナ
17着⑰ワンアンドオンリー
18着⑭サトノアラジン

単勝 ⑦ 310円
複勝 ⑦ 160円 ② 170円 ⑧ 600円
枠連 1⃣-4⃣  800円
馬連 ②-⑦  900円
馬単 ⑦-② 1,660円
ワイド ②-⑦ 410円  ⑦-⑧ 2,950円 ②-⑧ 2,060円
3連複 ②-⑦-⑧ 15,290円
3連単 ⑦-②-⑧ 55,320円


雨の中の決戦となった今年の秋の天皇賞は、キタサンブラックがサトノクラウンの追撃を抑えて優勝。サトノクラウンは首差届かず2着でしたが、道悪の相性の良さを見せました。ミルコ・デムーロ騎手の鞭の入れ方も鬼気を感じましたね。3着のレインボーラインは、単勝でも13番人気の伏兵でした。3番人気のリアルスティールは4着、昨年のダービー馬・マカヒキが5着、4番人気のソウルスターリングは6着という結果でした。
今回の勝利でGⅠ6勝目となったキタサンブラックは、2007年のメイショウサムソン以来、史上5頭目の天皇賞春秋連覇を達成。天皇賞も春秋通じて3勝目。鞍上の武豊騎手は、秋の天皇賞で6勝目です。このレースの勝ちタイム「2分8秒3」は、府中2000mになってから最も遅いタイムだそうです。
前走の宝塚記念では、道悪に苦しみ9着と惨敗。あの時は外枠&春の天皇賞の激走の反動もありましたからなぁ。この日も超不良馬場、スタートでタイミングを外し、道中は中団追走を余儀なくされる苦しい展開。しかし、3コーナーで5番手まで押し上げると、直線で最内から抜け出して先頭に浮上。残り200m辺りで外に進路を取り、そのまま押し切りました。武豊騎手も終始冷静だったし、3コーナー辺りからの位置取りも見事でした。秋天を制し、残すところはジャパンカップと有馬記念の2戦。JCではレイデオロとの対戦が控えています。もしJCで連覇すれば、2年連続年度代表馬は決定的。「まつり」はまだまだ終わりません。











2017日本シリーズ第1戦 2ケタ得点でホークス先勝!2年ぶり日本一へ好スタート!

2017年10月28日 | HAWKS

プロ野球の日本一を争う『SMBC日本シリーズ2017』が28日に開幕。今年の日本シリーズは、圧倒的な強さでパリーグ王座を奪還した福岡ソフトバンクホークスと、阪神と広島を破り、セリーグ3位からの下克上を果たした横浜DeNAベイスターズが出場。ホークスは2年ぶり、DeNAは19年ぶりの日本一を狙います。福岡ヤフオクドームで行われた第1戦、白星スタートを切ったのはどっちだ?



両チームのスタメン
  ソフトバンク     横浜DeNA
1(中)柳田悠岐   (中)桑原将志
2(遊)今宮健太   (二)柴田竜拓
3(指)デスパイネ  (一)ロペス
4(一)内川聖一   (左)筒香嘉智
5(右)中村晃    (三)宮﨑敏郎
6(三)松田宣浩   (右)梶谷隆幸
7(左)長谷川勇也  (捕)嶺井博希
8(二)明石健志   (指)乙坂智
9(捕)甲斐拓也   (遊)倉本寿彦
 (投)千賀滉大   (投)井納翔一

第1戦の先発ピッチャーは、ソフトバンクは自己最多の13勝を挙げた千賀、DeNAは右のエース格・井納が登板。ホークスは柳田が1番、長谷川が7番レフトで出場。DeNAは乙坂をDHで起用しました。

1回、ホークス先発・千賀が2つの四球を与え、2死1,2塁のピンチを背負ったが、宮崎を3塁ゴロに打ち取って無失点で切り抜けます。ホークスはその裏、先頭の柳田が横浜先発・井納からセンター前ヒットを放つと、今宮がしっかりと送りバント。1死2塁でデスパイネが2球目のストレートを叩き、レフトへのタイムリー2塁打。2塁走者・柳田が生還し、ホークスが幸先良く1点を先取。
ホークスは2回、松田がレフト前ヒットの後、長谷川が5球目のストレートを強振。右中間への打球は、ホームランテラスに飛び込む2ラン本塁打。ホークスが3-0とリードを拡げます。
3点の援護を貰った千賀は、3回まで毎回走者を出しながらもゼロに抑え、4回にこの日初めての3者凡退。しかし5回、先頭打者・乙坂の2塁ゴロを二塁手・明石がエラー。続く倉本に初球をライト前に弾き返され、無死1,3塁のピンチを背負う。ホームランを浴びれば同点となる場面で、桑原を遊撃ゴロに打ち取ったが、この間に1点を失った。なおもランナーを背負ったが、ロペスに直球を弾き返されたがセンターフライで3アウト。なんとか最少失点で切り抜けました。
3-1と2点リードのホークスは5回裏、先頭の今宮が四球を選ぶと、デスパイネの場面で今宮が2塁盗塁。さらに相手の悪送球の間に3塁まで進む。無死3塁となり、デスパイネがセンター前にタイムリーヒットを放ち4点目。1死の後、四球と満塁で満塁とし、長谷川の代打・川島慶三の押し出し四球で5点目、2死後に甲斐も押し出し四球で6点目。なおも満塁のチャンスが続き、柳田が横浜2番手・田中健二朗からライト前へのタイムリーヒットで2点を追加。さらに今宮がセンターフェンス直撃の2点タイムリー3塁打が生まれ、この回打者一巡の猛攻で7得点。スコアも10-1と大量リード。
千賀は6回と7回にDeNA打線を0点に抑え、7回を投げ切ったところで降板。その後は8回に森唯斗、9回は嘉弥真新也と寺原隼人の継投で逃げ切り試合終了。ホークスが10-1で初戦を制しました。


日本シリーズ 第1戦  2017年10月28日(土)
ソフトバンクVS横浜DeNA ヤフオクドーム
<ソフトバンク1勝 観衆:36,183人>
DB|000 010 000|1
SH|120 070 00X|10
[勝] 千賀(1勝0敗)
[負] 井納(0勝1敗)
[本] 長谷川(ソ/1号)


日本シリーズ第1戦は、ホークスが2ケタ得点を奪い、DeNAに圧勝しました。初回にデスパイネ選手の先制打、2回には長谷川選手の一発が飛び出し、5回に7得点のビッグイニング。その前に相手の反撃を1点に抑えたのが大きかったなって思います。日本シリーズ初先発の千賀投手も7回まで1失点と頑張り、先発の役目を十分に果たしました。パリーグ王者の貫禄を示したホークス、2年ぶりの日本一へ好スタートです。
先発の千賀投手は、7回まで103球を投げ、被安打4・3奪三振・4四球・1失点の内容。立ち上がりに2つの四球を与えるなど、3回まで毎回ランナーを背負いながらも要所を締めるピッチング。5回に無死1,3塁から1点を失いましたが、後続をしっかりと抑えました。ロペス選手には「お化けフォーク」で三振に仕留めると、宮崎選手に対しては2つの三振を奪いました。今年6月の交流戦で対戦した時は、8回途中5失点で敗戦投手となりましたが、そのリベンジを果たしてみせましたね。
打線の方はチーム全体で9安打。デスパイネ選手が2本のタイムリーヒットを放ち、3安打2打点の猛打賞。第1打席ではレフトへの先制打、2打席目にはショートへの内野安打、第3打席では井納投手のフォークをセンター前に弾き返すタイムリーを打ちました。CSに続いて1番に座った柳田選手は2安打2打点。初回のセンター前ヒットはチームに勢いをもたらしたと思います。
2ラン本塁打の長谷川選手は、「最低でも進塁打で行こうと思ったけど、最高の結果になった」と大喜び。レギュラーシーズンでは上林選手にレギュラーを奪われ、不完全燃焼に終わりましたが、この短期決戦でベテランの持ち味を発揮しました。
5回にダメ押しとなる3塁打を打った今宮選手、初球の低めの球を掬い上げ、センターフェンスに直撃。もう一伸びでホームランでしたなあ。3塁を蹴ってホームに行こうと思ったけど、戻る際に刺されてタッチアウト。ランニングホームラン狙ってたな?

ホークスの先勝で始まった日本シリーズ。29日の第2戦の先発予想は、ソフトバンクがパリーグ最多勝の東浜巨投手、DeNAはチーム最多11勝の今永昇太投手となっています。2戦目も力の差を見せつけ、2連勝で横浜に乗り込みたい!




2017ドラフト会議 清宮・中村・安田の高校BIG3は何処へ?

2017年10月26日 | Sports

『プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』が26日、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで行われました。今年のドラフト会議は、高校通算111本塁打の記録を持つ早稲田実業の清宮幸太郎選手、夏の甲子園で1大会6本塁打の記録を作った広陵高校の中村奨成選手、履正社高校の安田尚憲選手の「高校生BIG3」に注目が集まりました。清宮選手には何球団が指名され、どこが交渉権を獲得できたのか?



1回目の入札で、清宮選手には阪神,東京ヤクルト,巨人,千葉ロッテ,北海道日本ハム,東北楽天,福岡ソフトバンクの7球団が指名。中村選手には広島と中日の2球団、「社会人ナンバー1左腕」田嶋大樹投手(JR東日本)には埼玉西武とオリックスの2球団が競合。そして、横浜DeNAは東克樹投手(立命館大学)を単独で指名しました。
入札を終えた後、競合選手の抽選。7球団競合の清宮選手は、日本ハムが交渉権を獲得。中村選手の抽選は広島が交渉権を獲得し、田嶋投手はオリックスが引き当てました。
2回目の入札では、阪神・ロッテ・ソフトバンクの3球団が安田選手を指名し、ロッテが交渉権を獲得。村上宗隆捕手(九州学院高校)は巨人・ヤクルト・楽天の3球団が競合し、ヤクルトが引き当てました。

12球団のドラフト1位指名選手は次の通り。
セリーグ
広島:中村奨成捕手(広陵高校)
阪神:馬場皐輔投手(仙台大学)
横浜DeNA:東克樹投手(立命館大学)
巨人鍬原拓也投手(中央大学)
中日:鈴木博志投手(ヤマハ)
ヤクルト:村上宗隆捕手(九州学院高校)

パリーグ
ソフトバンク:吉住晴斗投手(鶴岡東高校)
西武:斉藤大将投手(明治大学)
楽天:近藤弘樹投手(岡山商科大学)
オリックス:田嶋大樹(JR東日本)
日本ハム:清宮幸太郎(早稲田実業)
ロッテ:安田尚憲(履正社)



日ハムが制した清宮選手の争奪戦、7球団の競合は福留孝介選手(当時・PL学園)に並ぶ記録です。日ハムはこのオフに大谷翔平選手がポスティングでのメジャー移籍を宣言し、中田翔選手もFA行使を示唆しており、主力2人が退団する可能性が浮上。ただ、このチームには早実の先輩である斎藤佑樹投手がいたり、来季から荒木大輔さんが2軍監督に就任します。荒木さんの下で指導を受けて、数年後にはハムの主力となるに違いない。ホークスにとってはまた厄介な相手になるだろうなあ。
もう1人の目玉選手・中村選手は、広島カープが交渉権獲得。地元のチームでプレーできることに大喜びでしたね。将来のカープ正捕手候補だと思うし、自らの活躍でカープを日本一に導くはずだ。木製バットに順応できれば、今年の夏みたいにホームランを量産できるかも。

2位以降の指名では、夏の甲子園を制した花咲徳栄高校からは、西川愛也選手が西武から2位指名、清水達也は中日から4位で指名されました。一方で、綱脇慧投手は指名漏れとなってしまいました…。清宮選手を引き当てた日ハムは、東京大学のエース・宮台康平投手を7位で指名。宮台党首は東大の法学部出身だそうです。楽天は東京六大学野球で通算21本塁打の大砲・岩見雅紀(慶応大)を2位で指名。体重107キロの巨漢だから「和製アマダー」と言われそう。(ドラフト詳細はこちらから


さて、福岡ソフトバンクホークスの今年のドラフトは、工藤公康監督がまたもクジ運の強さを発揮するかと思われましたが、清宮選手、安田選手の抽選に敗れ、柴田投手との抽選にも敗れて「まさかの3連敗」。4度目の入札で吉住投手を指名することができました。今までが上手く行きすぎたのでしょうか…。

1位:吉住晴斗投手(鶴岡東高校)
「外れの外れの外れ1位」となった吉住投手は、昨年夏の甲子園に出場しています。
2位:高橋礼投手(専修大学)
アンダースローの技巧派タイプ。どちらかといえば中継ぎタイプか?
3位:増田珠外野手(横浜高校)
この夏の神奈川県大会では4試合連続ホームランを放った横浜高校の主砲。記者会見では「松田選手の後を継ぎたい」と宣言しております。
4位:椎野新投手(国士舘大学)
身長195センチの長身が持ち味。
5位:田浦文丸投手(秀岳館高校)
春の選抜ではベスト4に貢献し、U-18ワールドカップでも6試合で29個の三振を奪いました。ホークスの将来の左のエースとして期待高し。

育成選手
1位:尾形崇斗投手(学法石川高校)
2位:周東佑京内野手(東農大北海道オホーツク)
3位:砂川リチャード内野手(沖縄尚学)
4位:大竹耕太郎投手(早稲田大学)
5位:日暮矢麻人外野手(立花学園)
6位:渡辺雄大投手(新潟アルビレックス)






横浜DeNAが一発攻勢で広島投手陣を粉砕!4連勝で日本シリーズへ!

2017年10月24日 | Sports

プロ野球日本シリーズの出場権を争う「クライマックスシリーズ」、パリーグは福岡ソフトバンクホークスがCS突破を果たしました。セリーグのファイナルステージ「広島東洋カープVS横浜DeNAベイスターズ」は、第4戦を終えてDeNAが3勝1敗でリード。24日の第5戦で勝利すれば、19年ぶりの日本シリーズ進出が決定となります。もう後がない広島カープ、セリーグ王者の意地を見せ、逆王手をかけられるか?



両チームのスタメン
    広島       横浜DeNA
1(遊)田中広輔   (中)桑原将志
2(二)菊池涼介   (右)梶谷隆幸
3(中)丸佳浩    (一)ロペス
4(一)新井貴浩   (左)筒香嘉智
5(左)松山竜平   (三)宮﨑敏郎
6(右)バティスタ  (二)柴田竜拓
7(三)西川龍馬   (捕)嶺井博希
8(捕)會澤翼    (投)石田健大
9(投)野村祐輔   (遊)倉本寿彦



1回、広島は先頭の田中が2塁打を放つと、1死3塁で丸が初球を叩いてライト前へタイムリーヒットを打って1点を先制すると、なおも2死1,2塁でバティスタがレフトへのタイムリー2塁打を放ち1点を追加。DeNA先発・石田は初回に2点を失い無念の降板となりました。
2点を追うDeNAは、2回に1死から5番・宮崎が広島先発・野村の3球目を捉え、レフトスタンドへのソロ本塁打で1点を返す。さらに3回、2番手ピッチャー・三嶋一輝がヒットで出塁し、1死2塁で桑原が4球目の変化球を思いっきり振り抜く。レフトポール際への大きな打球は、ポールに直撃して2ラン本塁打!DeNAが3-2と逆転に成功します。
勝ち越された広島は3回裏、菊池のヒット、丸の四球で1死1,3塁と反撃のチャンスをつくる。しかし、松山が空振り三振、1塁走者・丸が挟まれる間に3塁走者・菊池が本塁を突いたがタッチアウト。三振ゲッツーという最悪の形で得点できません…。
DeNAは4回、2死から柴田と嶺井が連打でつなぎ、1,2塁で代打・細川成也が広島2番手・大瀬良大地からセンター前にタイムリーヒットを放ち1点追加。さらに5回、2死1塁から4番・筒香が初球を打ち上げ、バックスクリーンへの2ラン本塁打。6-2とさらにリードを拡げます。
4点差とされた広島は、5回裏に連続人で無死1,2塁とするも、菊池が併殺打に倒れてチャンスをつぶす。6回、4番・新井がDeNA4番手・三上朋也から反撃のソロ本塁打で1点を返す。さらにこの後、2本のヒットで2死1,2塁と攻め立てたが、代打・岩本貴裕が2塁ゴロに倒れて3アウト。広島の反撃は1点止まりに終わります。
DeNA打線は終盤になっても勢いが止まりません。7回に筒香が広島5番手・一岡竜司の直球を捉え、左中間スタンドへのソロ本塁打。筒香のこの日2本目のアーチで7点目。8回には梶谷が広島6番手・ジャクソンからライトスタンドへの2ラン本塁打を放ち、9-3と突き放す。
9回裏は守護神・山崎康晃が登板し、わずか8球で3者凡退に抑えて試合終了。横浜DeNAが6-3で広島を下しました。


セリーグ クライマックス 2017年10月24日(火)
広島 VS DeNA 5回戦 マツダ 
<DeNA4勝1敗 観衆:31,230人>
DB|012 120 120|9
HC|200 001 000|3
[勝] 三嶋(1勝0敗)
[負] 野村(0勝2敗)
[本] 宮崎(De/2号)、桑原(De/1号)
   筒香(De/2、3号)、梶谷(De/1号)
   新井(広/1号)


マツダスタジアムで行われたセリーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは、セリーグ3位の横浜DeNAベイスターズが、王者・広島東洋カープを4勝1敗で破り、19年ぶり3度目の日本シリーズ出場を決めました!ファーストステージでは阪神を2勝1敗で下し、ファイナルでも初戦を落としながらも第2戦から一気の4連勝。「セリーグ史上最大の下克上」を見事に達成しました。広島が普通に突破するだろうと思われましたが、まさか3位の横浜が勝ちあがるとはなぁ…。セパ両リーグの1位同士が日本一を争うのが見たかったので、広島にもっと頑張ってほしかったです。
この日のDeNAは、ホームランが5本も生まれました。4番の筒香選手が2打席連続ホームランを放てば、1番に座った桑原選手が、広島先発・野村投手から逆転2ラン本塁打。宮崎選手と梶谷選手にも一発が出ています。桑原選手と宮崎選手は本塁打を含む3安打の猛打賞をマーク。打線も広島投手陣から16本のヒットを浴びせ、2回以降毎回安打でした。
投手陣では、先発の石田投手が初回に2失点を喫してKOされましたが、2番手の三嶋投手と3番手の濱口遥大投手が無失点リリーフ。その後は三上→エスコバー→パットン→山崎の継投で逃げ切りました。今シリーズはラミレス監督の「マシンガン継投」が上手くはまりました。第4戦で6回裏に無死満塁のピンチがありましたが、三上投手とエスコバー投手が広島の反撃を封じました。日本シリーズでも「マシンガン継投」をしてくるだろうから、ホークス打線は警戒すべきだと思います。

4連敗で2年連続日本シリーズ出場を逃した広島は、投手陣が次々と打ち込まれました。先発の野村投手は2本のホームランを浴びて3失点、大瀬良投手も6本のヒットを打たれて3失点。その後に出てきた中継ぎもDeNA打線の勢いを止めることができませんでした。攻撃も拙攻が目立ち、3回には一打同点&逆転のチャンスで三振ゲッツー、5回も得点圏に走者を置きながらも得点できず。
レギュラーシーズンでは2位の阪神に10ゲーム差をつけて2連覇を達成したけど、CSでは14.5ゲーム差をひっくり返されて敗戦。公式戦でもDeNAに12勝13敗と負け越してるから…。歴史的な屈辱に「カープ女子」もショックを抱えていると思いますが、広島と対戦したかったであろう柳田悠岐選手は、カープ女子よりも落ち込んでるかもしれない。モチベーションが下がって「逆シリーズ男」にならなければいいが。


クライマックスシリーズが終了し、2017年の日本シリーズは「福岡ソフトバンクホークスVS横浜DeNAベイスターズ」に決定。10月28日と29日は福岡ヤフオクドーム、10月31日~11月2日までは横浜スタジアムでの3連戦。第6戦以降は再びヤフオクドームで行われます。
今季の交流戦での直接対決は、ホークスが2勝1敗と勝ち越してるから、日本シリーズでもホークスが有利だと思っています。さあホークスよ、パリーグ王者の意地と誇りを胸に、横浜DeNAを倒して2年ぶりの日本一をつかみ取れ!


柳田復活&松田4打点!ホークスが2年ぶりの日本シリーズ進出決定!

2017年10月23日 | HAWKS

福岡ヤフオクドームで行われている「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージ、福岡ソフトバンクホークスVS東北楽天ゴールデンイーグルスは、4試合を終えてホークスが3勝2敗。22日の第5戦で勝利すれば、2年ぶりの日本シリーズ進出が決まります。ソフトバンク・武田翔太VS楽天・美馬学の先発で始まった第5戦は、鷹の若き主砲が戻ってきました!



両チームのスタメン
  ソフトバンク       東北楽天
1(中)柳田悠岐     (遊)茂木栄五郎
2(遊)今宮健太     (二)藤田一也
3(指)デスパイネ    (一)銀次
4(一)内川聖一     (三)ウィーラー
5(右)中村晃      (中)島内宏明
6(三)松田宣浩     (右)岡島豪郎
7(左)長谷川勇也    (指)アマダー
8(二)明石健志     (左)聖澤諒
9(捕)髙谷裕亮     (捕)嶋基宏
 (投)武田翔太     (投)美馬学

この日のホークスは、右脇腹を痛めていた柳田が1軍に合流し、1番センターでスタメン出場!柳田の電撃復帰でホークス打線に厚みが増しました。


1回、ホークス先発・武田が、ヒットと四球の走者を背負ったが、島内を遊撃ゴロに打ち取り、立ち上がりのピンチを脱する。
その裏、ホークスは先頭の柳田が内野安打で出塁すると、今宮の犠打で2塁に進むと、楽天先発・美馬の暴投の間に3塁まで進みます。デスパイネ四球で1死1,3塁となり、4番・内川がセンターへの犠牲フライを放ち1点を先制。なおもチャンスが続き、2死1,3塁から松田が美馬の2球目のストレートを打ち返し、ライトフェンス直撃のタイムリー2塁打を放ち2点追加。ホークスは初回に3点をもぎ取りました。
3点の援護を貰った武田は、2回に岡島とアマダーを空振り三振に仕留めると、聖澤に対しては3球三振。3者連続奪三振の快投を見せると、3回も3者凡退に抑えます。
4回、ホークスは先頭の中村がセンター前ヒットで出塁すると、松田が2球目の変化球を強振。左中間に上がった打球は、ホームランテラスに飛び込む2ラン本塁打!松田のCS初アーチで2点を追加し、楽天先発・美馬をKOしました!この後、明石の内野安打、高谷の犠打で2死2塁とし、柳田が楽天2番手・藤平尚真からライト前へのタイムリーヒット。4回も3点を加え、6-0と楽天を突き放します。
6回、武田が茂木と藤田に連打を打たれ、無死1,2塁のピンチを招く。失点できない場面で、銀次を遊撃ゴロ併殺打に仕留めると、2死3塁でウィーラーをスライダーで空振り三振に斬って取り、反撃を阻止します。ホークスはその裏、ヒットと四球で2死2,3塁のチャンスを作り、柳田に打席が回ったが、結果は2塁ゴロに倒れて2者残塁…。
ホークス6点リードの8回、中村と松田が続けてヒットを放つと、2死2,3塁で高谷が楽天4番手・釜田佳直の直球を打ち返し、レフト前へのタイムリーヒット。ホークスにダメ押しの7点目が入ります。
9回、3番手の森唯斗が先頭打者にヒットを打たれながらもウィーラーを三振に退ける。1アウトを取った後、森に代わって守護神・サファテが登板。サファテは島内から三振を奪うと、岡島を3塁フライに打ち取りゲームセット!ホークスが7-0と快勝し、3連勝で日本シリーズ進出を決めました!


パリーグ クライマックスシリーズ 2017年10月22日(日)
ソフトバンクVS楽天 第5戦
<ソフトバンク4勝2敗 観衆:35,387人>
楽|000 000 000|0
ソ|300 300 01X|7
[勝] 武田(1勝0敗)
[負] 美馬(0勝1敗)
[本] 松田(ソ/1号)


いやぁ~やりました!パリーグ王者・福岡ソフトバンクホークスが、ファイナルステージで楽天を破り、2年ぶりの日本シリーズ出場決定です。東浜投手と千賀投手で負けた時は正直ヤバいんじゃないかと思われましたが、第3戦から3連勝でCS突破を果たしました。この日の第5戦は、先発の武田投手が楽天打線を無失点に抑えれば、打線も相手投手陣から7点を奪って完勝。柳田選手のおかげで打線が勢いづきましたな。このシリーズは苦しい戦いが続いたけど、日本シリーズに行けて本当によかったです。ここまで来たら、日本一奪還だー!
先発投手の武田投手は、7回まで90球を投げ、被安打5・5奪三振・1四球・無失点。立ち上がりのピンチを切り抜けると、2回の岡島選手から3回の嶋選手まで4者連続奪三振。6回は無死でランナー2人背負いましたが、併殺打と三振でピンチ脱出。7回も先頭打者を出しましたが、次の打者をダブルプレー。レギュラーシーズンでは肩の違和感で長期離脱もありましが、この日の武田投手は最高のピッチングでした。
打線の方は全体で11安打。この日は松田選手が美馬投手から4打点を挙げる大活躍。第1打席でライトへの2点タイムリー2塁打、第2打席では左中間のホームランテラスへの2ラン本塁打を放ちました。8回にもライト前ヒットを打ち、3安打の猛打賞。第4戦までは全く良い所がなかったけど、最後になって熱男発揮です。2戦連続決勝弾の中村選手は、この日も3安打の固め打ちでした。
久しぶりに1軍に戻ってきた柳田選手は、第1打席で内野安打を打つと、内川選手の犠牲フライで生還。第3打席では藤平投手からライト前タイムリーヒット。復帰戦で2安打1打点のマルチヒットを記録。日本シリーズでは豪快なホームランを見せてください!



ホークスが一足先に日本シリーズ進出を決めたので、これからはセリーグのファイナルも気になるところ。広島東洋カープVS横浜DeNAベイスターズは、現在2勝2敗のタイですが、ここに来て2日連続で雨天中止。もし23日の試合も中止なら、広島に王手がかかります。個人的には両リーグの1位同士で戦いたいので、カープに頑張ってほしいなって思っています。



泥だらけの菊花賞!上がり馬・キセキが重賞初制覇!

2017年10月22日 | 競馬

衆議院議員総選挙が行われた21日は、京都競馬場で3歳牡馬クラシックの最終戦・第78回菊花賞(GⅠ・芝3000m 18頭立て)が行われました。日本ダービーの上位3頭が不在という今年は、皐月賞馬⑯アルアイン、セントライト記念でアルアインを破った⑫ミッキースワロー、⑬キセキ・⑧サトノアーサー・⑮ダンビュライトの神戸新聞杯組、セントライト3着⑪サトノクロニクル、青葉賞2着⑩ベストアプローチ、ダービー4着⑱マイスタイル、②ウインガナドル、⑤トリコロールブルー、②ブレスジャーニーなどが出走しました。


単勝の人気は、1番人気キセキ(4.5倍)、2番人気アルアイン(4.9倍)、3番人気ミッキースワロー(5.2倍)。4番人気のダンビュライト(8.3倍)までが10倍以下で、5番人気以降はサトノアーサー、ウインガナドル、サトノクロニクル、トリコロールブルー、ベストアプローチ、④クリンチャーと続きました。

スタートは大きくばらつき、⑰プラチナヴォイスが出遅れ、キセキとサトノアーサー、ブレスジャーニーも後方から。1周目外回り3コーナーに向かっての先行争いで、ウインガナドルが先手を奪い、2番手⑦アダムバローズ、ベストアプローチ3番手、4番手に③スティッフェリオ。マイスタイルが5番手から押し上げにかかる。6~8番手のところにサトノクロニクル・ダンビュライト・トリコロールブルーの3頭が並ぶ。アルアインは9番手、10番手⑭ポポカテペトル、11番手⑨クリノヤマトノオー、12番手ミッキースワロー。13番手クリンチャーのすぐ後ろの14番手にキセキがいる。その後は15番手⑥マイネルヴンシュ、16番手サトノアーサー、17番手ブレスジャーニー、プラチナヴォイスがぽつんと最後方。
正面スタンド前に差し掛かり、マイスタイルが先頭に立ち、最初の1000mを64秒1で通過。ウインガナドルが2番手につけ、ベストアプローチ5番手、ダンビュライト・トリコロールブルー・サトノクロニクル・アルアイン・ミッキースワローは中団のポジション。キセキは13番手、クリンチャーが外から上がる。そしてサトノアーサーは15番手あたりでスタンド前を通過していった。
1,2コーナーを回り、2度目の向正面に入ったところで順位が大きく変動。アダムとガナドルが先頭のマイスタをかわし、4番手アプローチ、トリコロール5番手、6番手スティッフェリオ。ポポカテとダンビュラが7,8番手で並走し、その後ろにサトクロとアルアインが並んでいる。11番手ヤマトノオー、12番手クリンチャー、スワローが13番手、キセキ14番手。15番手アーサー、16番手ヴンシュ、17番手ブレジャニ、プラヴォイがしんがりだが、マイスタがズルズル後退していく。
2度目の外回り3コーナーに差し掛かり、アダムが下り坂のところで先頭に立つが、ダンビュラが早くも先頭集団に加わる。さらにはクリンチャー・アルアイン・ポポカテも好位に進出。スワローとキセキは中団グループ、サトクロとアーサーも馬場の良い外側に行っている。みんな内側に行きたくない中で、トリコロールが最内を走る。
4コーナー手前でダンビュライトが先頭に上がり、クリンチャー2番手。しかし、直線コースに入ったところで今度はクリンチャーが先頭。ダンビュライトも食らいつき、ポポカテペトルが内を突きにかかる。外からはアルアイン、ミッキースワロー、キセキもやって来た。ゴール残り200mを切って、一番外に持ち出したキセキが、ポポカテ・クリンチャー・ダンビュラ・スワローの4頭をまとめてかわして先頭に躍り出る!クリンチャーとポポカテペトルが2番手を争い、ダンビュライトとミッキースワローとアルアインは後退。完全に抜け出したキセキは、2馬身の差をつけて1着ゴール!上がり馬が雨の中の菊花賞を制しました!


菊花賞 全着順&払戻金
1着⑬キセキ      3分18秒9
2着④クリンチャー    2馬身
3着⑭ポポカテペトル    ハナ
4着⑥マイネルヴンシュ  1馬身1/2
5着⑮ダンビュライト   1馬身
6着⑫ミッキースワロー
7着⑮アルアイン
8着⑨クリノヤマトノオー
9着⑰プラチナヴォイス
10着⑪サトノクロニクル
11着⑧サトノアーサー
12着①ブレスジャーニー
13着⑩ペストアプローチ
14着③スティッフェリオ
15着⑤トリコロールブルー
16着②ウインガナドル
17着⑦アダムバローズ
18着⑱マイスタイル

単勝 ⑬ 450円
複勝 ⑬ 210円 ④ 770円 ⑭ 1,110円
枠連 2⃣-7⃣ 3,070円
馬連 ④-⑬ 10,660円
馬単 ⑬-④ 15,890円
ワイド ④-⑬ 3,730円 ⑬-⑭ 4,940円 ④-⑭ 12,360円
3連複 ④-⑬-⑭ 136,350円
3連単 ⑬-④-⑭ 559,700円


台風21号が接近する中で行われた今年の菊花賞は、1番人気のキセキが優勝。勝ちタイム3分18秒9は、グレード制が導入されて以降最も遅い記録となりました。超不良馬場だったから仕方ないですね。2着には10番人気のクリンチャー、3着のポポカテペトルは13番人気。2ケタ人気の2頭が馬券圏内に入ったことで、3連単で55万円台の高配当がつきました。1番人気の馬が勝ったけど、波乱と言えば波乱の結果となりました。4番人気のダンビュライトは4コーナーで一度は先頭に立ったけど、最後は5着。3番人気のミッキースワローは6着、2番人気のアルアインは7着に終わりました。
優勝したキセキは、重賞初勝利と同時にGⅠ初制覇。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は今年のGⅠ4勝目で、同レース初勝利。これで牡馬クラシック完全制覇も達成です。キセキを管理する角居勝彦調教師は、2013年のエピファネイアに次ぐ、2度目の菊制覇を果たしております。
キセキの血統をチェックすると、父・ルーラーシップ、母・ブリッツフィナーレ、母の父がディープインパクト、父の父がキングカメハメハ、父の母がエアグルーヴ、母の母がロンドンブリッジと、まさに超良血。ルーラーシップ産駒はJRA重賞初勝利です。初年度産駒からGⅠ馬が出たことで、種牡馬としての評価が上がることは間違いありません。
昨年12月の新馬戦で勝利したものの、2戦目以降は勝ちきれないレースが続き、春のクラシック競走の出走が叶わず。7月の3歳以上500万下(7月25日@中京)で2勝目を挙げると、信濃川特別でも1着、前走の神戸新聞杯ではレイデオロの2着でした。今回の菊花賞を含め、7月以降は4戦3勝・2着1回。先週のディアドラと同様、夏に力をつけた馬がGⅠを勝ちました。泥んこの馬場で激走したから、体力の消耗は激しいと思いますが、状態が良くなったら年末の有馬記念でレイデオロとの世代最強対決が見てみたい。



来週10月29日は、東京競馬場で秋の中距離王決定戦・第156回天皇賞(秋)が行われます。今年限りでの引退を発表したキタサンブラックをはじめ、3歳牝馬・ソウルスターリング、毎日王冠を制したリアルスティール、香港GⅠ馬・ネオリアリズム、宝塚記念馬・サトノクラウン、2016年ダービー馬・マカヒキ、安田記念を勝ったサトノアラジン、さらには札幌記念を勝ったサクラアンプルール、ヤマカツエース、シャケトラ、ステファノス、グレーターロンドンが登録しています。この秋最大のビッグレースは激戦必至だ!



パリーグCSファイナル第4戦 ホークスが2連敗からの2連勝!あと1勝で日本シリーズ進出だ!

2017年10月22日 | HAWKS

18日に始まったパリーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ「福岡ソフトバンクホークスVS東北楽天ゴールデンイーグルス」は、第1戦と第2戦は楽天が勝利しましたが、20日の第3戦はホークスが初勝利を挙げました。3試合終了して2勝2敗の五分(ホークスに1勝のアドバンテージ)。迎える21日の第4戦、パリーグ王者・ホークスが先に王手をかけることができるのか?


両チームのスタメン
  ソフトバンク       東北楽天
1(中)城所龍磨     (遊)茂木栄五郎
2(遊)今宮健太     (二)藤田一也
3(指)デスパイネ    (一)銀次
4(一)内川聖一     (三)ウィーラー
5(右)中村晃      (中)島内宏明
6(三)松田宣浩     (指)アマダー
7(左)長谷川勇也    (左)聖澤諒
8(二)明石健志     (右)岡島豪郎
9(捕)髙谷裕亮     (捕)嶋基宏
 (投)バンデンハーク  (投)岸孝之

第4戦の先発投手は、ソフトバンク・バンデンハークVS楽天・岸孝之。ホークスはこの日も1番に城所が入り、デスパイネが3番、中村を5番に起用。7番に長谷川、8番に明石が入りました。


ホークス先発のバンデンハークは、初回に楽天上位打線をしっかりと抑える上々の立ち上がりを見せる。2回はウィーラーと島内を連続三振で2死を取った後、アマダーと聖澤に連打を浴びますが、岡島をセンターフライに退けてピンチを脱します。
バンデンハークを援護したいホークスは、2回裏に4番・内川が楽天先発・岸からヒットを打つと、中村が送りバントを決める。2死2塁で、長谷川がフルカウントからの6球目の直球を逆方向へ弾き返し、レフト線へのタイムリー2塁打を放ち1点を先制。
さらに3回、2死走者無しの場面で、デスパイネが岸のカーブを捉え、レフトスタンドへのソロ本塁打!ホークスが2-0とリードを拡げます。
しかし4回、3回まで無失点に抑えていたバンデンハークが、先頭の銀次にライトへのソロ本塁打を浴びて1点を失う。続くウィーラーに四球を与えた後、2死3塁で聖澤の場面でパスボールを犯してしまい、2-2の同点とされる。5回には2死から連続四球でピンチを作り、ウィーラーにライトへのタイムリー2塁打を浴びる。3点を失ったバンデンハークは5回で降板となりました…。
2-3とホークス1点ビハインドで迎えた6回裏、この回先頭の内川が楽天2番手・宋家豪の3球目のストレートをジャストミート!レフトへ高く舞い上がった打球は、スタンド中段に着弾!4番・内川の一発で3-3の振り出しに戻します。その直後、中村が初球を叩く。ライトへ上がった打球は、勢いよくスタンド最前列へ!内川に続き、中村にもソロホームラン!2連発で4-3と試合をひっくり返しました!
終盤に入り、7回から登板した4番手のモイネロが無失点に抑えると、8回もウィーラーと島内を打ち取ります。2アウトの後、ホークスは守護神・サファテを投入。そのサファテはアマダーを三振に斬って取ります。9回もマウンドに上がり、聖澤と岡島から三振を奪い、四球と盗塁で2死2塁と一打同点のピンチがありましたが、茂木を三振に仕留めて試合終了。ホークスが4-3で競り勝ち、楽天に連勝です!



パリーグCS ファイナルステージ 2017年10月21日(土)
ソフトバンクVS楽天 第4戦 ヤフオク
<ソフトバンク3勝2敗 観衆:37,455人>
楽|000 210 000|3
ソ|011 002 00X|4
[勝] 石川(1勝)
[負] 宋家豪(1勝1敗)
[S] サファテ(2セーブ)
[本] デスパイネ(ソ/1号)、内川(ソ/4号)、中村晃(ソ/2号)
   銀次(楽/1号)


勝った方が日本シリーズ出場に王手となる第4戦は、ホークスが2回と3回に1点ずつ加えましたが、バンデンハーク投手が4回に2点、5回に1点を失い、一旦は3-4と勝ち越されました。しかし、6回に内川選手と中村選手の2者連続アーチで逆転。その後はモイネロ&サファテの外国人リレーで1点差を守り切りました。ホークスは2連敗のあとに2連勝を挙げ、3勝2敗と白星先行。2年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけました!則本昂大&岸孝之の楽天Wエースに打ち勝ったのは大きいなあ。
この日の先発だったバンデンハーク投手は、5回途中(4回2/3)まで投げて、被安打4・5奪三振・4四球・3失点。3回まで4つの三振を奪って無失点に抑えていましたが、4回に一発を浴びてから一変…。5回は連続四球から勝ち越し点を献上。序盤の出来が良かっただけに、正直悔やまれます。
中継ぎ陣では、勝ち越された直後に登板した2番手の嘉弥真新也投手が島内投手から3球三振を奪い、6回は3番手の石川柊太投手が3者凡退の好投。その後に味方が逆転したため、勝ち投手となりした。2試合連続セーブのサファテ投手は、4つの三振を奪う好救援を披露しました。
打線の方はチーム全体で8安打。この日はデスパイネ、内川、中村のクリーンナップトリオが揃い踏み。3回にソロ本塁打を放ったデスパイネ選手は、ど真ん中のカーブをしっかり叩いてレフトスタンドへ。内川選手は内角高めのストレートを上手く捌き、打った瞬間にホームランとわかる同点アーチ。中村選手は弾丸ライナーの逆転ソロ本塁打。内川選手はファイナル初戦から4戦連発。2試合連続アーチの中村選手は、第3戦の8回に決勝2ラン本塁打、この日も試合を決める一発を放ちました。

ホークス王手で迎える第5戦の予告先発は、ソフトバンク・武田翔太VS楽天・美馬学となっています。今季は苦しいシーズンだった武田投手は、VS楽天戦は3試合投げて1勝1敗。10月8日の試合では、5回2失点で負け投手となりました。対する美馬投手は、ホークス戦で4試合登板して2勝2敗です。
あと1勝で日本シリーズ行きが決まるけど、毎試合厳しい戦いが続きますなあ。日曜日の試合は、楽天が必死になって戦ってくるかもしれない。第5戦も勝って、3連勝で突破できたらいいな…。






藤田菜七子がJRA女性騎手の年間最多勝利の新記録樹立!富士ステークスはエアスピネル完勝。

2017年10月21日 | 競馬

全国的に雨の一日だった21日は、東京競馬場でマイルチャンピオンシップの前哨戦・富士ステークスが実施。新潟競馬場では、女性ジョッキー・藤田菜七子騎手がまたしても快挙を成し遂げました!



2週間前にJRA女性騎手として20年ぶりの年間10勝を達成し、先週は女性騎手の年間最多勝利記録に並んだ藤田菜七子騎手は、この日は新潟で4鞍に騎乗。
1鞍目の3R・サラ系3歳以上500万下(ダート1200m)で⑫エイドローンに乗って10着。
2鞍目の5R・サラ系2歳未勝利戦(芝1200m)では⑥ブルベアカラシナで15着。
3鞍目の7R・サラ系3歳以上500万下(ダート1200m)5番人気の⑪ウインアンビションに騎乗したが、結果は12着でした。

ここまで3鞍乗って全て2ケタ着順に終わり、最後の騎乗となる11R・飛翼特別(芝直線1000m、18頭立て)では⑫ベルモントラハイナに騎乗。
スタートでしっかり飛び出した後、外側に進路を取って4,5番手あたりを追走。前を行く⑮レッドラウダと⑪ソレイユフルールを見続けます。
ゴール残り400mを切り、レッドラウダが単独先頭。2番手のマジックシャトルが内から並びかける。ベルモントラハイナは外ラチ沿いにつける。残り100mを切り、先頭を行くラウダがこのままゴールするかと思われたが、ラハイナがゴール前でマジックシャトルをかわして2番手に上がり、最後はラウダと並んでゴールイン!見た目は微妙だったが、ゴール板のカメラでは、ベルモントラハイナが先着!菜七子騎手の好騎乗で見事に1着となりました!

藤田菜七子騎手やりました!新潟メインレースで今年12勝目を挙げ、JRA女性騎手の年間最多勝利記録を20年ぶりに更新しました!しかも女性ジョッキーで初めてのメイン競走勝利です。ベルモントラハイナは単勝でも10番人気とあまり人気がありませんでしたが、ゴール前で馬群の間をスッと抜き去ると、早めに抜け出したレッドラウダを差し切りました。斤量の差を活かした事以上に、菜七子騎手の好騎乗が冴え渡った感じでした。2ケタ順位が続いていたので、記録更新は翌日以降にお預けかなと思われましたが、最後の騎乗で決めましたね。
菜七子騎手の師匠である根本康広調教師も「何か持っているんだろう」と絶賛。得意の新潟直線1000mのメイン競走で、人気薄の馬で勝って新記録を達成したんですから、もう凄いことですよ。今年は現時点で中央で12勝、地方で6勝。22日も新潟で5鞍に騎乗予定、さらなる記録更新に期待したいですね。




東京のメイン競走・第20回富士ステークス(GⅢ・芝1600m 15頭立て)は、⑮イスラボニータと①サトノアレスのGⅠ馬2頭のほかに、皐月賞2着⑤ペルシアンナイト、京都金杯を勝った⑥エアスピネル、⑪グランシルク&④ガリバルディの京成杯オータムハンデ組、さらには⑧ロードクエスト、⑬クルーガー、⑨ジョーストリクトリなどが参戦しました。
スタートは15頭大きな出遅れはなし。先行争いで⑦マイネルアウラート、②レッドアンシェル、ジョーストリクトリ、⑩クラリティシチーの4頭の中から、マイネルアウラートとレッドアンシェルが前に出る。3番手集団には、ジョーストリクトリ・エアスピネル・クラリティシチー・ペルシアンナイト・イスラボニータと5頭が一団となる。8番手ロードクエスト、9番手サトノアレス、10,11番手の位置にグランシルクと⑫ミュゼエイリアン。12番手ガリバルディ、13番手⑭ダイワリベラル、14番手③ブラックムーン、最後方にクルーガーという展開。
3,4コーナー中間のところで、アウラートが単独先頭、アンシェルとクラスカが2,3番手で並ぶが、エアスピが4番手からアウラートとアンシェルの間を割って入り、4コーナーのところで早くも先頭に浮上しそう。ボニータは6番手から外に持ち出す。ペルシアンとアレスは馬場の悪い内側を通り、ロークエは馬場の真ん中、グラシルは中団より後ろの馬群。
最後の直線コース、残り400mを切り、レッドアンシェルが最内で頑張るが、外からエアスピネルが追い込む。イスラボニータは3番手。ラスト100mを切ってエアスピが先頭に立ち、ボニータが2番手に上がったが、エアスピネルが先頭でゴールイン!エアスピネルが不良馬場で快勝し、今年の重賞2勝目です!

GⅠ馬2頭を含む重賞ウィナー10頭が出走した富士ステークスは、単勝1番人気のエアスピネルが完勝。2着には4番人気のイスラボニータ、3着には11番人気のクルーガーが入りました。ボニータは大外枠&不良馬場でも2着に持ってきた辺りは、まだまだ力があるなと思いました。レッドアンシェルが3歳勢最高の4着、2番人気・ペルシアンナイトは5着、もう1頭のGⅠホース・サトノアレスは6着。3番人気のグランシルクは9着でした。
エアスピネルは今年1月の京都金杯以来の勝利で、重賞3勝目をマーク。この日は好位を追走し、3コーナーで4番手につけ、4コーナー手前で早くも先頭。最後の直線では馬場の良い外側を選択し、最内で粘るレッドアンシェルとの追い比べを制し、2着に2馬身差をつけてゴールしました。不良馬場を味方につけましたね。前走の札幌記念ではルメール騎手とのコンビで挑みながらも5着。今回は武豊騎手とのコンビで勝利。エアスピにはユタカさんが合ってると思う。
それにしても今年の安田記念組は、好走が相次いでますね。安田3着だったレッドファルクスがスプリンターズステークスで優勝したのを皮切りに、毎日王冠ではサトノアラジン2着、グレーターロンドン3着。この日の富士ステークスでもエアスピネルとイスラボニータが1,2着に入りました。今度の秋の天皇賞では、アラジン、グレーター、ステファノスが登録しているので、馬券&掲示板圏内に入る可能性もあるだろう。



10月22日は京都競馬場で牡馬三冠の最終戦・菊花賞があります。単勝の前日オッズでは、⑫ミッキースワローが4.8倍で1番人気、⑬キセキが2番人気(5.0倍)、皐月賞との2冠を狙う⑯アルアインが3番人気(5.7倍)と続いています。
今年の菊花賞は、日本ダービーの1~3着馬が不在ということで、例年にない大混戦と言われています。さらに当日は大雨になる恐れがあり、波乱に拍車をかけそうな予感がします。はたして最後の1冠を手にするのはどの馬か?