日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

「白き女王」ソダシが札幌に凱旋!「九州の星」ヨカヨカも小倉で重賞勝ち!

2021年08月22日 | 競馬

コロナ禍の夏休みも終盤を迎えた22日は、札幌競馬場で夏競馬唯一のGⅡレース「札幌記念」、小倉競馬場では短距離重賞の北九州記念が行われました。札幌記念には白毛の女王・ソダシが参戦。初めて重賞レースを勝った思い出の地で再起を果たすことができるのか!?



でもその前に、小倉メイン・第56回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ・芝1200m 18頭立て)から。このレースには「CBC賞組」から⑥ファストフォース、⑪アウィルアウェイ、⑰ヨカヨカ、④ノーワン、⑧メイショウケイメイの5頭が参戦。他にもGⅠ馬⑫モズスーパーフレア、⑦ジャンダルム、昨年の覇者⑭レッドアンシェル、⑨シゲルピンクルビー、⑱ボンボヤージ、②エングレーバーも出走しました。
揃ったスタートの後、好ダッシュを決めたモズスーパーフレアが先手を奪い、ファストフォース2番手、ヨカヨカ3番手、4番手⑬ファンタジステラ、①ボンセルヴィーソが最内を突いて上昇。6番手グループにはシゲルピンクルビー・レッドアンシェル・⑮メイショウキョウジ・ボンボヤージの4頭が固まり、中団勢には⑯アスコルターレ・⑤ロジクライ・アウィルアウェイの3頭が並び、13.14番手の位置にジャンダルムとノーワンが並走。後方勢はエングレーバー、⑩メイショウカリン、⑧メイショウケイメイ、③コンパウンダーと続く。
3コーナーを回り、モズフレが速いペースで逃げ、ボンヴィーが2番手、ファストとヨカヨカが外に回した。ピンクルビー、ボンボヤージ、アンシェルは中団馬群、ダルムとアウィルは後ろの位置。
4コーナーから最後の直線に入ってもモズスーパーフレアが単独先頭。ボンセルヴィーソ2番手、大外からヨカヨカが追いかける。後続からシゲルピンクルビー、ファストフォース、レッドアンシェル、エングレーバーも追い込む。残り100mを切り、逃げるモズフレにボンヴィーが差を詰めるが、ヨカヨカが外から襲い掛かり、ゴール前でモズフレを捕らえて1着ゴール!連れて上がってきたファストフォース2着、モズスーパーフレアは3着争いか。

サマースプリントシリーズの第4戦・北九州記念は、熊本生まれの3歳牝馬ヨカヨカが、スタートから逃げ続けたモズスーパーフレアをゴール前で差し切り優勝。CBC賞に続く重賞連勝を狙ったファストフォースは2着。積極的な走りを見せたモズスーパーフレアは3着。56.5キロを背負いながらも好走を見せました。もう1頭の3歳牝馬・シゲルピンクルビーは4着。1番人気のジャンダルムは7着、3番人気のアウィルアウェイは14着。
勝ったヨカヨカは、昨年8月のひまわり賞以来となる通算4勝目で、重賞は初勝利。九州産馬のJRA平地重賞制覇は2005年アイビスサマーダッシュのテイエムチュラサン以来16年ぶりで、熊本産馬としては初制覇の快挙です。鞍上の幸英明騎手は鹿児島県出身。九州に所縁のあるコンビがこのレースを勝ちましたねぇ。
ヨカヨカは2歳夏の小倉で3連勝のあと、フィリーズレビューと葵ステークスで2着、CBC賞では1番人気に支持されながらも高速馬場について行けず5着。この日は最軽量51.0キロ、さらには外枠を大いに活かして勝利。ヨカヨカの勝利は、地震や豪雨といった災害続きの熊本県民に勇気を与えたと思います。地元・小倉で重賞を勝ったんで、次は九州産馬として初めてのGⅠ制覇に期待したいところです。





第57回札幌記念(GⅡ・芝2000m 13頭立て)は、香港GⅠ「クイーンエリザベス2世カップ」を勝った④ラヴズオンリーユー、桜花賞馬⑬ソダシ、2年前の勝ち馬⑫ブラストワンピース、元マイル王者⑦ペルシアンナイトのGⅠ馬4頭の他に、七夕賞を勝った④トーラスジェミニ、目黒記念優勝⑪ウインキートス、ルメール騎手鞍上の③サトノセシル、①ステイフーリッシュ、⑧ユーキャンスマイルなどが参戦しました。
注目のスタートで、ソダシとブラストワンピース、ラヴすオンリーユーが好スタートを決める。一方で⑥バイオスパークは出遅れて集団から離れる。スタンド前の先行争いで、トーラスジェミニがハナに立ち、ソダシが2番手からの競馬。ウインキートス3番手、ステイフーリッシュ4番手。サトノセシル5番手、ラヴズオンリーユーは6番手、ブラストワンピースは11番手で1コーナーへ。バイオスパークは競走中止。
2コーナーを過ぎて向正面に差し掛かり、トーラスジェミニ先頭、2番手ソダシ、3番手ウインキートス、4番手ステイフーリッシュ、5番手にペルシアンナイト。中団6番手サトノセシル、7番手③マイネルウィルトス、8番手ラヴズオンリーユー。9番手⑨アイスバブル、10番手ユーキャンスマイル、11番手からブラストワンピース、最後方に⑩ディアマンミノル。
残り1000mを切ったところで、ブラワンが後方2番手から一気に上昇し、先頭集団に加わるが、3コーナーでソダシが前に出て、ブラワン2番手。ペルシアンは3番手争い、ラヴオンは6番手、セシルは8番手。フーリッシュはズルズルと後退。
4コーナーを回り、先頭のソダシは最後の直線コースで後続との差を拡げにかかる。残り200mでペルシアンナイトが2番手に上がり、ラヴズオンリーユーも外から追い込んでくる。残り100mを切ってもソダシが粘り、ゴール前でペルシアンとラヴオンが迫るが、ソダシがそのまま先頭でゴールイン!白毛の女王ソダシが古馬を封じて札幌記念を制しました!


香港GⅠ馬・ラヴズオンリーユーVS白毛馬・ソダシの一戦は、序盤から先行策を取ったソダシが、ラヴズオンリーユーとペルシアンナイトの追撃を抑えて優勝しました。3歳牝馬の札幌記念制覇は、デイエムオーシャン、ハープスターに次いで史上3頭目です。1番人気のラヴズオンリーユーは中団から追い上げ、ゴール前でソダシを追い詰めるも、3/4馬身差の2着。3着のペルシアンナイトは、2年連続での好走。この馬は右小回り2000mとの相性がいいですね。3番人気のブラストワンピースは、残り1000mで早めのスパートを仕掛けるも、その分脚を使っちゃったので5着に終わっています。
なお、バイオスパークはスタート時に手綱が口元に絡まり制御不能となって競走中止。ステイフーリッシュは心房細動を発症し、最後の直線で競走中止しました。重賞ファンファーレの「プペペポピー」が原因といった説もありますが、その因果関係は明らかになっていません。たぶん。
ソダシはこれで重賞5勝目、通算でも7戦6勝。前走のオークスでは2400mの距離が合わず8着。それから約3カ月ぶりのレースとなった今回は、スタートから2番手でレースを進めると、3コーナーでブラストワンピースに並ばれますが、引き下がらずにスッと先頭に立ち、4コーナーでブラワンを振り切りました。先輩に絡まれても一歩も引かない勝負根性、直線での粘り腰は本当に見事。再起戦でベストの内容を見せたのではないでしょうか。
今後は秋華賞に直行、年末には香港遠征ということになるかな?秋華賞でユーバーレーベンにリベンジし、香港のGⅠも勝てば年度代表馬も夢じゃないかもしれません。


ありがとう東京オリンピック!17日間の熱戦これにて閉幕!

2021年08月09日 | Sports

7月23日から17日間にわたる熱戦が続いた「2020東京オリンピック」も8日に最終日。この日は男子マラソンで大迫傑選手が6位入賞と大健闘
女子バスケットボールでは、初めての決勝進出を果たした日本がアメリカと対戦して銀メダル。自転車女子オムニアムで梶原悠未選手が銀メダルを獲得しました。




コロナ禍での開催となった今大会、競技会場のほとんどが無観客で行われた異例の大会でしたが、日本は金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個、総数58個を獲得。金メダル数も総数も歴代最多記録でした。国別の金メダルランキングでも全体の3位、獲得数でも5番目の数字です。連日のように日本人の金メダリストが生まれたから、見ていて大満足でした。

今大会は新競技&新種目のメダリストが多く生まれ、スケートボードでは「ストリート」で堀米雄斗選手と西矢椛選手が金メダルを獲得すると、「女子パーク」では四十住さくら選手が金メダル、開心那選手が銀メダルを獲得。13歳10カ月で金メダルを獲得した西矢選手は「日本人最年少金メダリスト」、12歳11カ月の開選手は「日本人史上最年少出場記録」を打ち立てただけでなく「日本新史上最年少メダリスト」となりました。
サーフィンは男子の五十嵐カノア選手が銀メダル、女子でも都筑有夢路選手が銅メダル。空手は形と組手で明暗が分かれ、形では男子の喜友名諒選手が金、女子の清水希容選手が銀を獲得。組手では日本人選手の予選敗退が相次ぎ、男子75キロ超級の荒賀龍太郎選手の銅メダル1個のみに終わりました。
あと、男女混合種目も多く行われ、卓球の男女混合ダブルスで水谷隼&伊藤美誠ペアが中国ペアを破り、日本卓球初の金メダル。バドミントン混合ダブルスで渡辺勇大&東野有紗ペアが銅メダル。柔道混合団体は金メダルが期待されましたが、フランスに敗れて銀メダル。

日本のお家芸と言われている種目では、柔道が個人戦で男女合わせて9個の金メダル、レスリングも男女合わせて5個の金を獲得。体操では橋本大輝選手が個人総合と種目別の鉄棒の2冠を獲得すれば、女子の村上茉愛選手が「種目別ゆか」で銅メダルを手にしました。
その一方で、メダル量産が期待されていた競泳は、大橋悠衣選手が400m&200m個人メドレーの2冠、男子の本多灯選手が200mバタフライで銀メダル。瀬戸大也選手が400mメドレーで予選落ちした時から悪い流れが続きました。バドミントンも金メダルが期待されていた桃田賢斗選手が予選リーグ敗退、女子ダブルスのフクヒロペア&ナガマツペアもメダル獲得ならず。
陸上競技は中長距離の種目で入賞者が相次ぎましたが、男子400mリレーでまさかのバトンミスで失格。それ以前に100mと200mの個人戦で予選落ちばかりだったなぁ。

史上初の出来事も多く、柔道の阿部一二三選手と詩選手が「兄妹同時金メダル」、レスリングの川井梨紗子&友香子姉妹が「日本初の姉妹金メダル」を達成。さらにはフェンシング男子エペ団体で日本初の金メダル、ボクシングで入江聖奈選手が日本女子ボクシング初の金メダルを獲得。ゴルフ競技も稲見萌寧選手が優勝争いを演じ、最後はリディア・コ選手との「2位決定プレーオフ」の末に銀メダル。自転車の梶原選手は女子選手初のメダリストとなりました。



新型コロナの影響で1年延期され、感染拡大のニュースが出るたびに「本当にできるのかな?」と心配でしたが、無事に開催できて本当によかった。柔道の金メダルラッシュから始まり、ソフトボールと侍JAPAN、サッカーU-24代表の戦いにハラハラドキドキしたし、スケボーやサーフィンといった新競技も見ていて面白かった。オリンピックは毎回見ているけど、今までで一番ガッツリ見たんじゃないかなって思います。良いモノが見れて良かったけれど、無観客は寂しかった。コロナさえなければ、多くの会場が超満員で盛り上がっていたはずなのに。
東京オリンピックは閉幕し、24日からは障害者スポーツの祭典「東京パラリンピック」が始まります。さらに半年後には北京冬季五輪もあるんです。パラリンピックも今の感染状況からして無観客は確実。冬の北京も厳しいんじゃないかな。2024年のパリ五輪までにはコロナが収束してほしい。最後に一言、選手の皆さん本当にありがとうございました!



侍JAPAN悲願の五輪金メダル!正式競技としては初制覇!

2021年08月07日 | Sports

もうすぐ閉幕を迎える「2020 東京オリンピック」。開催17日目の7日は、横浜スタジアムで男子野球の決勝戦が行われました。自国開催で金メダルを目指す日本代表(侍JAPAN)は、ここまで4戦負けなし。準決勝では強敵の韓国を下し、アトランタ大会以来の決勝進出を果たしました。この日の決勝戦は、敗者復活戦から勝ち上がったアメリカと対戦。準々決勝では延長10回に日本がサヨナラ勝ちを収めましたが、再びアメリカを破ることができたのか!?

両チームのスタメン
   【日本】
1(指)山田哲人
2(遊)坂本勇人
3(左)吉田正尚
4(右)鈴木誠也
5(一)浅村栄斗
6(中)柳田悠岐
7(二)菊池涼介
8(三)村上宗隆
9(捕)甲斐拓也
 (投)森下暢仁

   【米国】
1(二)アルバレス
2(指)オースティン
3(一)カサス
4(三)フレイジャー
5(右)フィリア
6(左)ウェストブルック
7(捕)コロスバリー
8(遊)アレン
9(中)ロペス
 (投)マルティネス

決勝戦の先発投手は、日本は今大会2試合目の登板の森下を起用。対するアメリカは福岡ソフトバンクホークス所属のマルティネスが登板。



1回、日本先発の森下が米国の上位打線を3者凡退に抑える上々の立ち上がり。日本はその裏に先頭の山田がヒットで出塁するが、1死後に吉田が1塁ライナー→走者戻れずダブルプレー。
3回、森下が2死からヒットの走者を出すも、オースティンを三振に退け無失点で切り抜ける。その裏、日本は1死走者無しで村上が米国先発・マルティネスの5球目を捉え、左中間に上がった打球はぐんぐん伸びてスタンドに突き刺さった!村上のソロ本塁打で日本が1点を先取します。
4回、日本は吉田と鈴木の連続ヒット、浅村の四球で1死満塁と追加点のチャンス。しかし、柳田が3塁ゴロ→本塁封殺、菊池も空振り三振に倒れて追加点を奪えず。
4回まで無失点に抑えていた森下は、5回に2死を取った後にヒットと死球で1,2塁のピンチを作るが、アルバレスを内野ゴロに打ち取り0点に抑える。森下は5回まで無失点の好投を見せ、先発の役目を果たします。
日本は6回、森下に代えて千賀滉大が2番手で登板。先頭打者に四球を与えた後、センターフライと三振で2アウトを取り、フィリアに死球を許し、ランナー2人背負うも、ウエストブルックを捕手ファウルフライに退けてピンチ脱出。
7回には3番手の伊藤大海がアレンに2塁打を許したが、後続を抑えて同点を許さず。8回は伊藤が先頭のオースティンにヒットを打たれ、次の打者のところで伊藤から岩崎優にスイッチ。4番手の岩崎は米国のクリーンナップ3人を封じて反撃を阻止。
1点リードのまま迎えた8回裏、先頭の山田が米国3番手・マクガフからライト前ヒット。続く坂本が送りバントを決め、山田2塁進塁。1死2塁の場面で、吉田が3球目のストレートを打ち返し、センター前に落ちるヒット。2塁走者の山田は3塁ストップ→米国の中堅手の送球が逸れる→山田が本塁を狙い、本塁でのクロスプレーはセーフ!米国側がビデオ判定を要求したが、判定は覆らず。吉田のタイムリーヒットで日本に大きな2点目が入りました!
そして9回、ここまで4試合全て登板した守護神・栗林良吏が登板。最初の打者を3球三振に仕留めると、続く打者をレフトフライに打ち取り2アウト。アレンにはライト前ヒットを許したが、最後の打者・ロペスを2塁ゴロ。二塁手・菊池から遊撃手・坂本にボールが渡り、坂本がベースを踏んで3アウト!侍JAPANが2-0でアメリカを破りました!




東京五輪・野球 2021年8月7日(土)
日本 - アメリカ 
米|000 000 000|0
日|001 000 01X|2
勝: 【日】森下 (2勝)
敗:【米】マルティネス (1勝1敗)
S:【日】栗林 (2勝3S)
本:【日】村上 1号


5日前の準々決勝での点の取り合いから一転、決勝戦はロースコアの展開となった決勝戦は、村上選手のホームランと吉田選手のタイムリーで2点を奪い、投手陣も森下→千賀→伊藤→岩崎→栗林の5人の投手リレーでアメリカ打線を完封。日本代表が念願の五輪金メダルを獲得しました。初戦のドミニカ共和国戦から無傷の5連勝で、世界の頂点にたどり着きました。
日本がこの種目で優勝したのは、公開競技だった1984年のロサンゼルス大会を含めると2度目ですが、正式競技になってからは初優勝。男子の球技種目としては1972年のミュンヘン大会のバレーボールに次ぐ快挙となるのかな?


この日の投手陣は、先発の森下投手が5回まで投げて被安打3・5奪三振・1死球・無失点。3回に3つのアウトを三振で奪い、5回はランナー2人背負いながらも得点を許しませんでした。金メダルを懸けた大事な一戦で先発を任され見事に勝利投手となりました。守護神の栗林投手は5試合全て登板し、2勝3セーブを記録。初戦のドミニカ戦で失点を喫したけど、その後は4試合連続無失点でした。


打線の方は、山田選手、吉田選手、鈴木選手の3人が2安打をマーク。鈴木選手は韓国戦まで1安打でしたが、この日はマルチヒットでしたね。3回に先制弾を放った村上選手、マルティネス投手が投じた外角の球をしっかり合わせました。
1番に座った山田選手は、この種目のMVPに選出。5試合で20打数7安打7打点、打率.350の数字を残しました。メキシコ戦で侍JAPANの今大会第1号ホームランを放てば、準決勝の韓国戦では8回に走者一掃の勝ち越しタイムリー2塁打。この日も8回に山田選手の好走塁で2点目が生まれました。これだけの活躍ぶりからすれば、MVPに相応しいと思います。

北京五輪を最後に除外されていた野球とソフトボールが東京2020で復活し、ソフトボールで日本が13年越しの連覇を果たせば、野球では侍JAPANが悲願の金メダル。両方とも決勝でアメリカを破ったんだよなぁ。侍JAPANの方は楽な試合が一つもなかったけど、とても勝負強さが目立ったチームでした。稲葉篤紀監督、侍JAPANの選手の皆さん、金メダル獲得おめでとうございます!











ヤバいぜ、スケボー日本!女子パークでも金銀独占!

2021年08月04日 | Sports

「2020東京オリンピック」大会13日目の4日は、スケートボードの女子パークが行われました。ストリート種目で男子は堀米雄斗選手が、女子も関矢椛選手が金メダルを獲得。パーク種目でも日本勢のメダル獲得が大いに期待されています。パークは持ち時間45秒のランを3回行い、3回のうちのベストスコアが自分の持ち点となります。45秒間ミスなく滑りきり、なおかつ大技が出れば高得点が期待されます。この種目で日本勢からは、世界ランク1位の岡本碧優、2位の四十住さくら、日本選手団最年少・12歳の開心那(ひらきここな)の3選手が出場しました。



午前の予選では、四十住は高難度の技と高いエアーを見せ、3本ともノーミスで完走。1本目は42.50点、2本目は45.93点、3本目は45.98点をマーク。2組目に登場した開は1本目からアグレッシブな滑りを見せ、ノーズグラインド、フリップインディ(回転する板を掴む技)、さらには角レールに乗り上げる技も見せ、2本目に52.46点を叩き出す。第4組に登場の岡本は、いきなり「バックサイド540(1回転半)」を決めると、難易度の高い技を次々と成功させ、最後はフリップインディを成功。3本目に58.51点を挙げ、全体トップで決勝進出。開は3位、四十住も4位で決勝へ。

午後の決勝戦、予選4位の四十住は安定感のあるエアを見せると、残り10秒でオーリーからの540、さらに板を掴みながらの540を成功。1本目で会心の演技を見せた四十住、60.09点の高得点をマーク。
予選3位の開は、1本目に58.05点を出すと、2本目は両サイドのノーズグラインド、フリップインディ、予選で見せた角レール乗り上げを見せ、ノーミスで完走。予選同様攻めの演技を見せた開は、59.04点をマーク。
予選トップの岡本は、最初のエアで「バリアル540」の大技を出すと、バックサイド540も高さ十分。最後に「キックフリップインディー」を試みるが、ボードを取り損ねてしまった。それでも53.58点の高得点を叩き出した。
2本目を終えて四十住がトップ、開が2位、岡本が暫定3位。日本勢の表彰台独占の可能性が出てきた。しかし、3本目に暫定4位のスカイ・ブラウン(英国)が勝負に出ます。横回転の360から始まり、アリウープバックサイドエア、さらにはキックフリップインディーグラブエアー、540の大技も成功。最後にノーミスの演技を披露したブラウンの得点は56.47点。岡本の得点を上回ったが、四十住と開には及ばず。この時点で日本の金・銀メダルは確定。
そして最終演技者の岡本が登場。メダルを獲得するにはミスは許されない。最初のバリアル540を決めた後、バックサイド540も成功。その後も順調に技をこなし、最後の「キックフリップインディ」にすべてをかけたが、惜しくも失敗・・・。選手たちが岡本の前に集まり、その健闘を称えた。この結果、四十住さくらが金メダル、開心那が銀メダル、銅メダルはスカイ・ブラウン、岡本碧優は4位。


スケートボード・ストリートの男女アベック金メダルに続き、女子パークでも日本人金メダリストが誕生しました!19歳の四十住さくら選手がこの種目の初代女王に輝きました。銀メダルの開心那選手は12歳11カ月でのメダル獲得。「最年少金メダリスト」の関矢椛選手は女子2年生ですが、開選手は中学1年生です。3位のスカイ・ブラウン選手は、イギリス代表だけど宮崎県出身で、父はイギリス人、母は日本人のハーフ。しかも開選手とは同学年です。日本出身の選手が上位独占ですね。
予選で岡本選手や開選手、ブラウン選手が大技を決めて50点台だったのに対し、四十住選手は45点台で4位通過。「決勝で何かやりそう」な気がしましたが、決勝1本目の終盤に540を連発し、60点台をマーク。その後は四十住選手のスコアを上回れず、逃げ切り勝ちを収めました。本当に予選から安定した滑りだと思いました。
四十住選手はこれまでに2018年のアジア大会と世界選手権で優勝し、Xゲームズでも銅メダルを獲得。今年5月には五輪選考の対象大会「DEW TOUR 2021」で優勝しました。地元・和歌山にはスケボーの練習場がなく、大阪や神戸、三重の施設に通うこともありましたが、昨年秋に地元の酒造会社の倉庫を利用した、四十住選手専用の練習場「さくらパーク」が完成。そこで1日8時間以上の練習を行っていたそうです。地元の支援がなかったらメダルは獲得できなかったのかも。



東京五輪も終盤戦!入江聖奈が女子ボクシング史上初の金メダル!

2021年08月03日 | Sports

先月23日に開幕した「2020東京オリンピック」もいよいよ終盤戦に突入。大会12日目の3日は、両国国技館でボクシング女子フェザー級の決勝が行われ、日本から出場の入江聖奈選手が金メダル獲得に挑みました。決勝の対戦相手はフィリピンのネスティ・ペテシオ選手。ここまで強豪を次々と破ってきた入江選手、女子初の金メダリストとなったのか?


第1ラウンド、入江が左ジャブを的確に決めると、ペテシオのパンチをうまくかわす。残り22秒で右フックを当てると、残り18秒には左のジャブが綺麗にきまる。第1ラウンド終了後、5人のジャッジは全員、入江に10-9をつけた。
第2ラウンド、劣勢のペテシオが手数を増やし、開始45秒に6連打で入江をコーナーに追い詰める。入江もここはダッキングでかわす。58秒にはペテシオが左ストレートを入江の顔面にヒット。入江も残り1分にワンツー、右ボディブロー、左右の連打を確実に決める。しかし、このラウンドは4人のジャッジがペテシオに優勢をつけた。
運命の最終第3ラウンド、序盤から両者が激しい打ち合いを見せる中、入江は1分9秒に右のパンチ、1分35秒近くに右アッパーが出る。ペテシオも打ち返すが、入江も打ち負けていない。残り1分を切って右ボディと右フックでペテシオにダメージを与える。残り30秒辺りで左右の連打とボディ攻撃で攻め立て、最後まで攻めの姿勢を見せて試合終了。
金メダルの行方は判定に委ねられ、結果は5-0で入江の勝利!入江聖奈がこの種目を制しました!




入江選手がすごい事をやってくれました。ボクシング競技で金メダルを獲得したのは、桜井孝雄さん(1964年東京五輪バンタム級)、村田諒太さん(2012年ロンドン五輪ミドル級。現・WBA世界ミドル級スーパー王者)に次いで3人目ですが、女子選手としては初めての快挙です。
相手のペテシオ選手も世界選手権で優勝の実績を持っていましたが、格上の選手に有効打を与え続けました。3ラウンドの終盤には、ペテシオ選手が疲れた表情を見せてました。恐らく入江選手の右ボディが効いたのでしょう。

入江選手は今大会、1回戦はエルサルバドルの選手に5-0で勝ち、2回戦もチュニジアの選手に完勝。準々決勝戦ではルーマニア人選手と戦い、3-2の僅差で判定勝ちを収め、メダルを確定。準決勝のアーティングストール(英国)戦も接戦を制しました。ベスト8とベスト4は僅差でしたが、決勝はユナニマスデシジョンで勝利。終盤の猛攻がジャッジに評価されましたね。

X JAPANの「紅」に乗って白い水泳帽姿、笑顔で入場する姿が特徴的な入江選手。小学生時代からボクシングをはじめ、中学時代は駅伝でも活躍。好きな動物はカエルで、五輪が終わった後は「カエル探しの旅に出たい」と宣言。金メダルが決まった瞬間のジャンプは、まさにカエルそのものでした。
ボクシングでメダルを獲得した選手はその後にプロに転向することが多いんですが、入江選手は「大学を卒業したらボクシングをやめて就職する」とのこと。「カエル関係の仕事がない」と仰ってましたが、カエルを飼っている水族館か動物園、カエル飼育キットを販売している会社ならありますが・・・。

今回のボクシング競技で、日本勢は入江選手以外にも、男子フライ級の田中亮明選手、女子フライ級の並木月海選手が銅メダル以上を確定。並木選手も海外の大会で優勝した経験を持ち、世界選手権で3位入賞。準々決勝ではリオ五輪銅メダリストに勝っているから、入江選手に続いての金メダルも夢ではありません。

侍JAPANアメリカにサヨナラ勝利!金メダルまであと2つ!

2021年08月02日 | Sports

東京オリンピックは開催11日目の8月2日は、横浜スタジアムで男子野球の準々決勝「日本VSアメリカ」が行われました。悲願の金メダルを目指す侍JAPANは、オープニングラウンドを2連勝でA組首位通過。ノックアウトステージの初戦で、B組首位のアメリカと戦います。勝てば準決勝、負ければ敗者復活戦という一戦は、死闘となりました。


両チームのスタメン
  【日本代表】
1(指)山田哲人
2(遊)坂本勇人
3(左)吉田正尚
4(右)鈴木誠也
5(一)浅村栄斗
6(中)柳田悠岐
7(二)菊池涼介
8(三)村上宗隆
9(捕)梅野隆太郎
 (投)田中将大

  【米国代表】
1(左)ウエストブルック
2(二)アルバレス
3(指)オースティン
4(一)カサス
5(三)フレイジャー
6(右)フィリア
7(捕)コロスバリー
8(中)スターリング
9(遊)アレン
 (投)バズ


日本の先発・田中は、初回に2死からオースティンに2塁打を浴びるも、4番を三振に退ける。2回には連打で2死1,3塁のピンチを背負ったが、スターリングを併殺打に打ち取りピンチを凌ぐ。
日本の打線は2回裏に浅村の四球、柳田のヒットで無死1,2塁のチャンスを作るが、菊池が併殺打で2アウト、村上も凡退して先制ならず。
3回、田中が米国打線を3者凡退に抑えた後、その裏に2死から坂本が2塁打を放つと、吉田が米国先発・バズの3球目を打ち返し、センター前タイムリーヒットで1点を先取。この後連続四球で満塁となり、柳田の内野安打で2点目を挙げます。
4回、2点の援護を貰った田中が1死から四球を与え、続くフレイジャーにレフトへのタイムリー2塁打を打たれて1点を許す。打った走者は3塁へ。さらにコロスバリーにもタイムリー安打を許し、2-2の同点に。この後もピンチは続き、アレンにライト線へのタイムリー2塁打を浴び、勝ち越し点を献上。3失点を喫した田中は無念の降板。
2点を追う日本は、4回裏に2死2塁で坂本がレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打を放ち3-3の同点に追いつくが、4回に3番手の青柳晃洋が連打を許した後、カサスにレフトへの3ラン本塁打を被弾。3-6とリードを許す。
5回、先頭の鈴木がアメリカ3番手・カーターの3球目を捉え、左中間へ上がった打球はスタンド上段に飛び込むソロ本塁打。ここまで無安打と苦しんでいた4番・鈴木に待望の一発が生まれ、日本が1点を返す。浅村が2塁打のあと、1死3塁で菊池のタイムリー内野安打でもう1点返し、5-6と1点差に詰め寄る。
後半に入り、日本は6回に4番手の千賀滉大が3者連続三振を奪うと、7回も2つの三振を奪う好リリーフを見せる。反撃したい打線は、8回に2死から山田が四球で出塁し、盗塁と悪送球で3塁まで進む。一打同点のチャンスを作るが、頼みの坂本は空振り三振に倒れて3アウト。
追い込まれた日本は9回裏、1死から鈴木の四球、浅村のヒットで1,3塁と同点orサヨナラのチャンスを作る。絶好の場面で柳田が3球目を叩きつけてセカンドゴロ。この間に3塁走者が生還し、6-6の同点に追いつき、勝負は延長戦へ。
延長戦はタイブレーク方式で行われ、無死1,2塁から開始。日本は10回表に栗林良吏が打者3人を打ち取り無失点。その裏、村上の代打・栗原陵矢が送りバントをしっかり決めて1死2,3塁とする。犠牲フライでもサヨナラの場面で、途中出場の甲斐拓也が初球を叩き、ライトオーバーのサヨナラヒット!日本が7-6でアメリカに勝利しました!



東京五輪ノックアウトステージ
日本VSアメリカ <8月2日・横浜スタジアム>
米|000 330 000 0 |6
日|002 120 001 1x|7
勝利投手:【日】 栗林 (2勝1S)
敗戦投手:【米】ジャクソン (1敗)
本塁打:【米】カサス 2号、【日】鈴木 1号


1位通過同士が戦う準々決勝は延長タイブレークの末、日本がサヨナラ勝利を飾りました。3回に日本が2点を先取しながらも、4回に逆転され、5回にはアメリカにホームランが出れば、日本もホームランでお返し。このまま終わるかと思いましたが、日本が土壇場で追いつき、最後は甲斐選手の一打で決着がつきました。侍JAPANがサヨナラ勝ちしたのは、今大会2度目です。
アメリカには2008年の北京五輪の3位決定戦で敗れ、2017年WBC、おととしのプレミア12でも敗れており、国際大会では負けてばかりというイメージがありました。五輪でアメリカに勝ったのは、1996年のアトランタ五輪の準決勝以来25年ぶりだそうです。
この日の投手陣は、先発の田中投手がアメリカ打線から6つの三振を奪うも、4回に3本のタイムリーを打たれて3失点で降板。3番手の青柳投手は、5回に3ラン本塁打を被弾。前回のドミニカ戦に続いての失点を喫しました。6回から登板した千賀投手は、2イニングを投げて5奪三振。今季は両ふくらはぎのコンディション不良で出遅れ、今季初登板で左足首を捻挫し、1軍復帰後の登板で10失点の大炎上と散々でしたが、五輪初登板で復活の好投を見せました。延長10回に登板した栗林投手は無失点に抑え、その裏にサヨナラの1点が入って勝ち投手となりました。
打線の方は、坂本選手が3安打1打点と好調をキープ。9回に同点の内野ゴロを打った柳田選手も2安打2打点。5回にホームランを放った鈴木選手は、10打席目にして五輪初ヒット。ようやく4番の仕事をしてくれたなぁって思いました。母校・二松学舎大学附属高校の甲子園出場を祝う一発でもありました。
サヨナラタイムリーを打った甲斐選手、米国の抑え・マクガフ投手(ヤクルト所属)の初球をしっかり捉えましたね。その前に栗原選手の送りバントも良かった。甲斐選手はドミニカ戦で同点スクイズ、メキシコ戦でも同点のタイムリーヒットを打っており、勝負強さを存分に出しまくってます。
オープニングラウンドから3連勝を果たした日本は、4日の準決勝で韓国と対戦。北京大会の準決勝では、終盤に韓国に逆転されて敗戦。その後、韓国は金メダル、日本はメダル無しと大きく明暗が分かれました。次戦は「絶対に負けられない」というより「負けたくない戦い」です。因縁の相手に勝利して決勝に進めるのか?金メダルまであと2勝だ!