日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2歳王者ドウデュースが3歳世代の頂点に立つ!武豊はダービーV6!

2022年05月29日 | 競馬

年に一度の競馬の祭典・第89回日本ダービー(東京優駿 GⅠ・芝2,400m 18頭立て)は29日、東京競馬場で行われました。2019年に生まれたサラブレッド7522頭の頂点を決める一戦には、皐月賞でワンツーを決めた⑮ジオグリフと⑱イクイノックスの「木村哲也厩舎コンビ」、共同通信杯で皐月賞馬を破った⑫ダノンベルーガ、昨年の最優秀2歳牡馬⑬ドウデュース、ホープフルステークス覇者⑯キラーアビリティ、さらには青葉賞馬⑥プラダリア、メンバー唯一の無敗馬で毎日杯から直行⑤ピースオブエイト、京都新聞杯父子制覇①アスクワイルドモア、プリンシパルステークスを勝った②セイウンハーデス、NHKマイルカップ2着⑩マテンロウオリオンの別路線組、③アスクビクターモア、⑦オニャンコポンの重賞ウィナーも参戦しました。



単勝の人気は、1番人気はダノンベルーガ(3.5倍)、2番人気イクイノックス(3.8倍)、3番人気ドウデュース(4.2倍)、4番人気ジオグリフ(5.9倍)まで10倍以下。5番人気以降はプラダリア、オニャンコポン、アスクビクターモア、キラーアビリティ、マテンロウオリオンと続きました。

正面スタンド前のスタートで、⑪ジャスティンロックがワンテンポ遅れた。マテンロウオリオンも後方から。ダノンベルーガとジオグリフは好スタート。最初のポジション争いで、セイウンハーデス、⑭デシエルト、ピースオブエイト、⑧ビーアストニッシド、アスクビクターモアの5頭の中から、デシエルトが迷わず先手を奪う。ジオグリフは6番手あたり、ダノンベルーガとオニャンコポンは中団馬群、キラーアビリティとドウデュースは中団より後ろのポジション。イクイノックスは後方3番手で1コーナーを回る。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入るところで、デシエルトが単独先頭、2番手アスクビクターモア、アスクビクターモアとピースオブエイトが3,4番手で並び、5,6番手に⑰ロードルゼルとプラダリア、内側7番手からセイウンハーデス。8番手①アスクワイルドモア、9番手⑨ジャスティンパレス、10番手④マテンロウレオ、11番手グループにオニャンコポン・ダノンベルーガ・ジオグリフの3頭がかたまっている。その後ろの14番手にドウデュースがいて、15番手キラーアビリティ、16番手イクイノックス。後方は17番手マテンロウオリオン、最後方にジャスティンロック。
縦長の状態で3,4コーナー中間を迎え、デシエルトが軽快に逃げ、アスクビがピッタリ2番手、ビーアス3番手、エイト4番手。プラ7番手、グリフとダノベルは中団待機、デュースはグリフとダノベルの背後につき、イクイノはデュースの内側、キラアビ後方3番手に下がる。
4コーナーを回り、勝負はラストの直線へ!残り400mでアスクビクターモアがデシエルトをかわして先頭。3番手からビーアストニッシドが追い上げる。中団勢からはジオグリフとダノンベルーガ、外からドウデュースが猛追する。さらに一番外からイクイノックスも追い込んで来た。残り200mを切ってデュースが2番手に上がり、前のビーアスを捕らえにかかる。ダノベルは内に入り、大外からイクイノも襲い掛かる。後続ではプラダリアも来ている。グリフは厳しそうだ。残り100mでデュースが先頭、2番手イクイノがゴール前でデュースに迫ったが、ドウデュースが先頭でゴールイン!2歳王者ドウデュースが、3歳世代の頂点に立ちました!そして、武豊は6度目の日本ダービー制覇!




【日本ダービー 全着順】
1着⑬ドウデュース     2分21秒9
2着⑱イクイノックス     クビ差
3着③アスクビクターモア   2馬身
4着⑫ダノンベルーガ     クビ差
5着⑥プラダリア       3馬身
6着⑯キラーアビリティ
7着⑮ジオグリフ 
8着⑦オニャンコポン 
9着⑨ジャスティンパレス
10着⑧ビーアストニッシド
11着②セイウンハーデス 
12着①アスクワイルドモア
13着③マテンロウレオ
14着⑰ロードレゼル
15着⑭デシエルト
16着⑪ジャスティンロック
17着⑩マテンロウオリオン
18着⑥ピースオブエイト 

【払戻金】
単勝 ⑬ 420円
複勝 ⑬160円  ⑱ 150円  ③ 410円
枠連 7⃣-8⃣ 420円
馬連 ⑬-⑱ 730円
馬単 ⑬-⑱ 1,440円
3連複 ③-⑬-⑱ 4,570円
3連単 ⑬-⑱-③ 15,770円
ワイド ⑬-⑱ 340円  ③-⑬ 1,120円  ③-⑱ 1,390円


6万2000人を超える観客が集まった牡馬3冠の第2戦は、単勝3番人気のドウデュースが制し、89代目のダービー馬に輝きました。2番人気のイクイノックスは、後方3番手から追い上げ、ゴール前でデュースに迫るもクビ差届かず。皐月賞に続いての2着惜敗となりました。3着のアスクビクターモアは、前半は2番手を追走し、直線で逃げるデシエルトを抜いて先頭に立ち、ドウデュースにかわされた後も粘りの走りを見せました。
1番人気だったダノンベルーガは4着に敗れ、平地GⅠ競走の1番人気馬は11連敗となってしまいました。スタート前に発汗が目立っていたし、道中はジオグリフやドウデュースにマークされ、直線の伸び脚も見られず。皐月賞との2冠を狙ったジオグリフは7着に敗れ、福永祐一のダービー3連覇の偉業はならず。

勝ったドウデュースは、朝日杯フューチュリティステークス以来となる通算4勝目で、重賞では2勝目。朝日杯優勝馬がダービーを勝ったのは、1994年のナリタブライアン以来28年ぶりです。武豊騎手は2013年のキズナ以来9年ぶりのダービー制覇。53歳2カ月での優勝は史上最年長記録。友道康夫調教師は2016年のマカヒキ、2018年ワグネリアンに次いで、同レース3勝目。ハーツクライ産駒は2014年のワンアンドオンリーに次いで2勝目。ドウデュースの馬主である「株式会社キーファーズ」はダービー初勝利です。
朝日杯を勝った後は、弥生賞2着、皐月賞で3着と2連敗を喫したドウデュース。この日も後ろの位置でレースを進め、残り300mから末脚を炸裂させ、アスクビクターモアをかわすと、大外猛追のイクイノックスを寄せ付けず。勝ちタイム2分21秒9は、昨年シャフリヤールが出した「2分22秒5」のダービーレコードを0.6秒を更新。デシエルトがハイペースで逃げたのが大きかったな。
ダービー後には凱旋門賞に挑むというプランがありましたが、ダービーの結果を受けて凱旋門賞挑戦を正式表明。持ち前の豪脚で世界を驚かせてほしい。

新型コロナウイルスが流行してからは、一昨年のは無観客開催、昨年は入場者5000人と制限されていましたが、今年は規制緩和で62364人が来場。ここ2年間寂しかったので、久しぶりにスタンドの人だかり、観客の大歓声を聞いて、コロナ前の熱気が戻って来たなあって思いました。大観衆の前で勝つ武豊騎手の千両役者ぶり、ウイニングランでの「ユタカコール」はめちゃくちゃ感動しました。来年のダービーは10万人集まるといいですね。






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スターズオンアース2冠奪取!ルメール騎手ようやく今年のJRA重賞初勝利。

2022年05月22日 | 競馬

3歳牝馬三冠の第2戦・第83回オークス(優駿牝馬 GⅠ・芝2400m)が22日、東京競馬場で行われました。桜花賞馬⑱スターズオンアース、2歳女王⑥サークルオブライフ、桜花賞2着の雪辱に燃える①ウォーターナビレラ、1番人気ながら10着に終わった⑧ナミュール、⑨エリカヴィータ・⑬パーソナルハイ・④ルージュエヴァイユの「フローラステークス組」、忘れな草賞を快勝した③アートハウス、クイーンステークスを勝った⑯プレサージュリフト、⑪ベルクレスタなどが樫の女王の座をかけて挑みました。


単勝の人気は、1番人気サークルオブライフ(3.2倍)、2番人気はアートハウスとスターズオンアースが6.5倍で並び、4番人気ナミュール(7.1倍)まで10倍以下。その後はルージュエヴァイユ、エリカヴィータ、ウォーターナビレラ、プレサージュリフト、ベルクレスタ、②スタニングローズと続きました。

ゲート入りする前に⑤サウンドビバーチェが放馬。捕獲後に馬体検査を行うも競走除外。放馬の影響で発走が15分も遅れることに。
スタートでサークルオブライフが出遅れ、ウォーターナビレラも少し遅れた。好スタートを決めたアートハウスが先手を取るかと思いきや、⑰ニシノラブウインクが果敢に飛ばす。パーソナルハイが2番手、アートハウス3番手、ナミュールとエリカヴィータとスターズオンアースは中団、ウォーターナビレラは中団より後ろのポジション、ルージュエヴァイユ14番手、サークルオブライフは最後方でゴール板を通過。
1,2コーナーから向正面に入るところで、ニシノラブウインクが大逃げを打ち、2番手パーソナルハイ、3番手アートハウス、4番手⑩ラブパイロー、5番手スタニングローズ、6番手プレサージュリフト、7番手エリカヴィータ、8番手スターズオンアース、9番手ナミュールと縦一列。10番手⑮ピンハイ、11番手ウォーターナビレラ、12番手ベルクレスタ、13番手ルージュエヴァイユ、14番手⑭シーグラス。後方勢は15番手⑫ライラック、16番手⑦ホウオウバニラ、サークルオブライフがしんがりを追走する。
3コーナーを過ぎて、ニシラブがマイペースで逃げ、パーソナル2番手、アート3番手は変わらず。スタニング4番手、リフトとエリカが6,7番手、スターズとナミュールはまだ中団、ナビレラとエヴァイユとサークルは後方の位置。
4コーナーから最後の直線に入り、ニシノラブウィンクが逃げ粘るが、外からアートハウスが接近する。3番手からスタニングローズ、大外からスターズオンアースが追い込み、最内からナミュールも上がってくる。残り200mでスタニングがアートとニシラブを捕らえるが、スターズがスタニングをかわして先頭に立つ。スタニングも抵抗し、ナミュールも3番手に上がったが、スターズオンアースがゴール前抜け出して1着ゴールイン!スターズオンアースが桜花賞に続き、オークスも制しました!



【オークス 全着順】
1着⑱スターズオンアース  2分23秒9
2着②スタニングローズ    1馬身1/4
3着⑧ナミュール       1馬身1/4
4着⑮ピンハイ        1馬身
5着⑯プレサージュリフト   クビ差
6着④ルージュエヴァイユ
7着③アートハウス
8着⑰ニシノラブウインク
9着⑨エリカヴィータ
10着⑪ベルクレスタ 
11着⑫ライラック
12着⑥サークルオブライフ
13着①ウォーターナビレラ
14着⑭シーグラス
15着⑩ラブパイロー
16着⑬パーソナルハイ 吉田豊
17着⑦ホウオウバニラ 横山典弘
除外⑤サウンドビバーチェ

【払戻金】
単勝 ⑱ 650円
複勝 ⑱ 230円  ② 730円  ⑧ 340円
枠連 1⃣-8⃣ 1,420円
馬連 ②-⑱ 8,150円
馬単 ⑱-② 12,750円
3連複 ②-⑧-⑱ 19,360円
3連単 ⑱ー②-⑧ 119,010円
ワイド ②-⑱ 2,890円  ⑧-⑱ 1,210円  ②-⑧ 3,850円


3歳牝馬の頂点を決める一戦は、発走直前に放馬のハプニングもあって15分遅れでの発走。レースは2番人気のスターズオンアースが、大外から差し切って優勝しました。桜花賞に続いての連勝で、牝馬2冠を達成しました。2着には10番人気のスタニングローズが入り、4番人気のナミュールが3着。2着と3着はいずれも高野友和厩舎所属の馬でした。
スターズ同じく2番人気だったアートハウスは7着、1番人気だったサークルオブライフはスタートの出遅れが響いて12着と大敗。サークルは待たされてイライラ、それに発汗がすごかったような気がしました。13着のナビレラも本来の力を発揮できませんでしたねぇ。GⅠ競走での1番人気馬の連敗も、昨年のホープフルステークスから10連敗!
牝馬2冠に輝いたサークルオブライフは通算3勝目。高柳瑞樹調教師とドゥラメンテ産駒はオークス初制覇です。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は今年のJRA重賞初勝利。年明けから重賞レースで30連敗中でしたが、やっと長いトンネルを抜け出しました。オークスは2017年のソウルスターリング、2018年のアーモンドアイに次いで3勝目をマークしております。
前走の桜花賞では川田将雅騎手とのコンビで勝利しましたが、オークスでは川田騎手がアートハウスに騎乗し、ルメール騎手に乗り替わり。重賞では大スランプのルメール&大外枠と不安材料がありましたが、桜花賞馬の意地を見せつけました。ルメール騎手もゴール直後に雄叫びを挙げながらガッツポーズ。これまでの鬱憤を爆発させてましたなぁ。桜花賞とオークスをともにテン乗りで制したのは初めてらしい。秋華賞もテン乗りで参戦し、「全て違う騎手で三冠制覇」というのも見たい。


今回のオークスはスターズオンアースが勝ったことよりも、サウンドビバーチェの放馬&発走時刻の大幅遅延が印象に残りました。放馬した馬は疲労困憊で除外になることが多いけど、ビバーチェの場合はスタート地点で他馬に顔面を蹴られてケガを負ったそうです。ビバーチェに跨っていた石橋脩騎手も肩を落としておりました・・・。その石橋騎手はスターズの元主戦騎手でした。ビバーチェに振り落とされ、降ろされた馬が優勝。石橋騎手のプライドとメンタルはズタズタかもしれません。




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芝マイル戦では負け知らず!白い女傑・ソダシがヴィクトリアマイル完勝!

2022年05月15日 | 競馬

春の最強牝馬決定戦・第17回ヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が15日、東京競馬場で行われました。今年のVMは、繋靭帯炎で1年以上休養していた無敗の3冠牝馬①デアリングタクト、白毛の女王⑤ソダシ、マイル戦は久しぶり⑬レイパパレ、元2歳女王⑦レシステンシア、波乱を起こす女⑭アカイイトとGⅠ馬が5頭も参戦。さらには、サウジアラビア遠征から戻って来た②ソングライン、中山牝馬ステークス覇者⑧クリノプレミアム、阪神牝馬ステークス優勝③メイショウミモザ、昨年3着③マジックキャッスル、母のヴィルシーナはVM2連覇⑥ディヴィーナ、秋華賞2着⑪ファインルージュ、同レース3着⑮アンドヴァラナウトも参戦しました。


単勝の人気は、1番人気はレイパパレ(4.1倍)、2番人気はソングラインとファインルージュが5.4倍で並び、ソダシが僅差の4番人気(5.7倍)、5番人気のデアリングタクト(8.4倍)まで10倍以下でした。その後はレシステンシア、アンドヴァラナウト、⑱テルツェット、⑯デゼル、メイショウミモザと続きました。

スタートでクリノプレミアム、レシステンシア、ソダシが絶好の飛び出しを見せ、レシステンシアとソダシの2頭が先手を主張するが、外から押して来た⑩ローザノワールが2頭をかわして先頭を奪う。レシステンシアは2番手、ソダシ3番手、レイパパレは4番手に控える。5番手クリノプレミアム、内側6番手にデアリングタクト、7番手ディヴィーナ、外側8番手ファインルージュ。9,10番手のところにソングラインとアンドヴァラナウト、11番手⑫ミスニューヨーク、12番手マジックキャッスル、13番手デゼル、14番手にアカイイト。後方勢は、15番手にメイショウミモザ、16番手⑰シャドウディーヴァ、17番手⑨アブレイズ、テルツェットがしんがり。
3,4コーナー中間のところで、ロザノワが単騎の逃げを打ち、レシス2番手、パパレ3番手、ソダシ4番手。クリプレ5番手、デアタクとルージュ、アンドヴァは6番手グループ。ソングラは中団馬群。
4コーナーから最後の直線に入ってもローザノワールが先頭をキープ。2番手からレシステンシアが追い上げ、3番手のソダシはレシスの内側に入る。デアリングタクトは最内を突いて上がって来る。レイパパレは伸びを欠いているか?残り200mでレシスとソダシが逃げるロザノワに接近すると、残り100mでソダシが抜け出して先頭に躍り出る。後続からファインルージュとソングラインが追い上げてきたが、ソダシがゴール前で突き放して先頭ゴールイン!2着争いはルージュ・ソングラ・レシス・ロザノワが同時にゴール板を通過しました。




【ヴィクトリアマイル 全着順】
1着⑤ソダシ        1分32秒2
2着⑪ファインルージュ    2馬身
3着⑦レシステンシア     クビ差
4着⑩ローザノワール     ハナ差
5着②ソングライン      ハナ差
6着①デアリングタクト
7着⑨アブレイズ
8着⑭アカイイト
9着⑰シャドウディーヴァ
10着⑫ミスニューヨーク 
11着⑥ディヴィーナ
12着⑬レイパパレ 
13着⑱テルツェット
14着⑮アンドヴァラナウト
15着⑯デゼル
16着⑧クリノプレミアム 
17着③マジックキャッスル
18着④メイショウミモザ 

【払戻金】
単勝 ⑤ 570円
複勝 ⑤ 230円  ⑪ 190円  ⑦ 360円
枠連 3⃣-6⃣ 1,770円
馬連 ⑤-⑪ 2,010円
馬単 ⑤-⑪ 4,010円
3連複 ⑤-⑦-⑪ 8,270円
3連単 ⑤-⑪-⑦ 43,780円
ワイド ⑤-⑪ 730円  ⑤-⑦ 1,460円  ⑦-⑪ 1,470円


GⅠウィナーが5頭も出走するなど「史上最高メンバー」と言われたヴィクトリアマイルは、4番人気のソダシがゴール残り100mで抜け出し、2着に2馬身差をつける完勝。おととしの阪神ジュベナイルフィリーズ、昨年の桜花賞に次ぐ3つ目のGⅠタイトルを獲得しました。2着争いは混戦となりましたが、ファインルージュが2着、レシステンシアが3着、ローザノワール4着、ソングライン5着。序盤から積極的走りを見せたローザノワールは、18頭中最低人気でした。
復帰戦となったデアリングタクトは6着。長期休養明けでこの結果だったけど、繋靭帯炎を克服してターフに戻ってこれただけでも良かった。2年前の輝きをもう一度取り戻せるといいですね。1番人気だったレイパパレは12着と惨敗。スタートで少し出遅れ、4番手まで挽回したけど、直線で伸びきれず。東京コースの経験不足、距離が合わなかったのかなって思います。GⅠの1番人気の連敗記録はVMでも止められず、昨年のホープフルステークスから9連敗!オークスかダービーでその記録が止まるといいんですが。

勝ったソダシは札幌記念以来の勝利を飾り、通算成績11戦7勝。ヴィクトリアマイル初勝利の吉田隼人騎手は今年のGⅠ2勝目。須貝尚介調教師は2017年のアドマイヤリードに次いで同レース2勝目。馬主の金子真人ホールディングスも2011年のアパパネ以来となるVM制覇を果たしております。
最近のソダシはダートで2戦走り、チャンピオンズカップ12着、前走のフェブラリーステークスは3着と健闘。この日は7か月ぶりに芝のレースに戻り、最後の直線でレシステンシアの内側に入り、残り100mで先行馬を捕らえると、ゴール前で一気に突き放しました。本当に強い内容だったので、間違いなくソダシのベストレースと言えるでしょう。レース後のウィニングランでは、新緑のターフとソダシの馬体が見事にマッチしてました。青空だったらもっと最高だったけど。
ソダシは芝のマイル戦で4戦4勝。もし安田記念に向かうなら、当日は1番人気になるかもしれない。既にマイルのGⅠで3勝しているけど、シュネルマイスターやイルーシヴパンサー、ソウルラッシュといった同世代の牡馬を破って、真の「国内最強マイラー」の座を掴めるか。一度でいいからソダシが混合GⅠで勝つところを見てみたいです。



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ダノンスコーピオンが3歳マイル王に!今年のGⅠは1番人気馬が7連敗!

2022年05月08日 | 競馬

ゴールデンウイーク最終日の8日は、東京競馬場で3歳世代のマイル王決定戦・第27回NHKマイルカップ(GI・芝1600m 18頭立て)が行われました。重賞2勝の④セリフォス、アーリントンカップを制した⑱ダノンスコーピオン、ニュージーランドトロフィーで逃げ切り勝ち⑬ジャングロ、シンザン記念覇者①マテンロウオリオン、ファルコンステークス優勝⑯プルパレイ、⑤キングエルメス、⑪インダストリア、桜花賞から参戦⑧アルーリングウェイ、重賞2戦連続2着⑦タイセイディバインなどが参戦しました。


直前のオッズは、1番人気がセリフォス(3.9倍)、インダストリアが僅差で2番人気(4.0倍)、3番人気マテンロウオリオン(6.8倍)、4番人気のダノンスコーピオン(7.1倍)までが10倍以下。その後はアルーリングウェイ、ジャングロ、②ソネットフレーズ、プルパレイ、キングエルメスと続きました。

スタートで⑭フォラブリューテがポンと飛び出したのに対し、ジャングロは出遅れてしまう。先行争いでキングエルメス・⑥トウシンマカオ・⑮オタルエバーの3頭が競り合い、4番手集団にはセリフォス・ソネットフレーズ・タイセイディバイン・フォラブリューテの4頭がかたまっている。8番手ダノンスコーピオン、9番手⑰ステルナティーア、10番手③ソリタリオ、11番手にインダストリアが追走。12,13番手あたりに⑨ダンテスビューと⑯プルパレイ、14番手にアルーリングウェイ。後方には15番手⑩カワキタレブリー、16番手⑫セイクリッド、17番手①マテンロウオリオン、スタートで後手踏んだジャングロは最後方。
3,4コーナー中間を過ぎて、マカオが単独先頭、オタル2番手、エルメスが3番手、フォラブ4番手。ダノスコとインダスは中団馬群、セリフォスは最内。アルウェイとマテオリ・ジャングロはまだ後方。
4コーナーを回って直線コースに入り、先頭を行くトウシンマカオに、内側からセリフォスとキングエルメスが差を詰め、真ん中からダノンスコーピオン、外からインダストリア、一番外からマテンロウオリオンが追い込んでくる。残り200mでダノスコがマカオをかわして先頭に立ち、セリフォスも食い下がる。残り100mでダノスコが抜け出すが、大外からマテオリが襲い掛かり、さらに後続からカワキタレブリーも上がってくる。ゴール前でマテンロウオリオンがダノンスコーピオンに接近し、ほとんど並んでゴールしたが、わずかにダノンスコーピオンが有利だった。


【NHKマイルカップ 全着順】
1着⑱ダノンスコーピオン   1分32秒3
2着①マテンロウオリオン    クビ差
3着⑩カワキタレブリー     クビ差
4着④セリフォス       1馬身1/4
5着⑪インダストリア      クビ差
6着⑤キングエルメス
7着⑬ジャングロ
8着⑥トウシンマカオ
9着⑧アルーリングウェイ
10着⑦タイセイディバイン
11着③ソリタリオ
12着⑨ダンテスヴュー
13着⑬ステルナティーア
14着⑫セイクリッド 
15着⑯プルパレイ 
16着⑮オタルエバー
17着②ソネットフレーズ
18着⑭フォラブリューテ

【払戻金】
単勝 ⑱ 710円
複勝 ⑱ 260円  ① 260円  ⑩ 4,780円
枠連 1⃣-8⃣ 1,190円
馬連 ①-⑱ 2,490円
馬単 ⑱-① 4,820円
3連複 ①-⑩-⑱ 416,750円
3連単 ⑱-①-⑩ 1,532,370円
ワイド ①-⑱ 1,110円  ⑩-⑱ 48,720円  ①-⑩ 40,660円


東京競馬場の5週連続GⅠの開幕戦は、4番人気のダノンスコーピオンが直線真ん中から抜け出して優勝し、27代目の3歳マイル王の座に輝きました。2着のマテンロウオリオンは後方2番手に控えてから、大外から猛追。ゴール前でダノスコに迫るもクビ差届かず。3着に入ったカワキタレブリーは、なんと18頭中しんがり人気!3連複で41万円超、3連単で153万円台の高配当がつきました。
1番人気のセリフォスは前走の朝日杯から約4カ月半の休養明けが響いて4着。最内を突こうとするも不発に終わりました。これで今年のGⅠレースの1番人気馬は7連敗。阪神タイガースの開幕9連敗、ヴィッセル神戸のJ1開幕11戦未勝利よりまだマシだと思いたい・・・。2番人気のインダストリアも5着。スタートで出遅れて7着に終わったジャングロは、スタート直前にゲートに突進して顔面を強打してしまいました。その影響かどうか知りませんが、隣のフォラブリューテがロケットスタートを決めたのでありました。

優勝したダノンスコーピオンは、栗東・安田隆行厩舎に所属し、父・ロードカナロア、母・レキシールー。前走のアーリントンカップに続いての重賞2連勝で、通算4勝目をマーク。鞍上の川田将雅騎手は今年のGⅠ2勝目で、マイルカップ初勝利。先週の春の天皇賞ではスタート直後に落馬しましたが、その汚名を返上してみせました。川田騎手はこの勝利で節目のJRA・GⅠ20勝目を達成しました。ダノスコを管理する安田調教師とロードカナロア産駒は同レース初勝利。馬主のダノックスは2010年のダノンシャンティ以来2勝目となります。
ダノンスコーピオンは阪神との相性が良く、萩ステークスでは後のGⅠ馬となるキラーアビリティに勝ち、前走のアーリントンカップはレコード勝ちを収めました。一方で、府中コースは共同通信杯で一度走って7着と振るわず。今回も共同通信杯の時と同じく大外枠に入ったので、「左回り+大外枠」だからまた惨敗するんじゃないかと思われましたが、その不安を一蹴する快走を披露。あの時の敗因は距離が長かったのだろう。今年の共同通信杯組からは、ジオグリフが皐月賞を勝ち、ダノンスコーピオンがNHKMC優勝。ダノンベルーガもどこかでGⅠを勝ってほしいですね。
ダノスコの父方の祖父はキングカメハメハだから、ダービーにも挑戦してほしいという声もちらほらあるけど、今後はマイルを中心に活躍しそうな気がします。この1勝に満足せず、さらに勝利を積み重ねてほしいですね。


来週15日は、春の最強牝馬決定戦「ヴィクトリアマイル」が行われます。史上初の無敗三冠牝馬・デアリングタクトが復帰すれば、白毛の女王・ソダシ、大阪杯2着・レイパパレ、エリ女覇者・アカイイト、元2歳女王・レシステンシアのGⅠ馬の他に、サウジアラビア重賞を勝ったソングライン、阪神牝馬ステークスを制したメイショウミモザ、ファインルージュ、アンドヴァラナウト、マジックキャッスル、クリノプレミアムなどが登録しています。豪華メンバー揃い踏みで、大激戦になること間違いなし!




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かしわ記念2022 牝馬のショウナンナデシコが牡馬を封じてGⅠ初制覇!

2022年05月05日 | 競馬

5月5日のこどもの日は、船橋競馬場で第34回かしわ記念(GⅠ・ダート1600m 14頭立て)が行われました。JRA勢からは、重賞2連勝中の①ショウナンナデシコ、昨年2着②ソリストサンダー、フェブラリーステークス2着③テイエムサウスダン、今年こそは勝ちたい⑭インティ、⑪サンライズノヴァ、⑬エアスピネルの6頭が参戦。地方勢からは昨年の勝ち馬⑥カジノフォンテン(船橋)、中央から移籍初戦⑨タイムフライヤー(川崎)、柏の葉オープンを勝った⑧ギャルダル(船橋)、さらには笠松から2頭、愛知から3頭が参戦してきました。



スタートで⑧ギャルダルが躓き、後方からの競馬。好スタートを決めたショウナンナデシコが先手を奪い、テイエムサウスダンとカジノフォンテンも先団につけ、ソリストサンダーも4番手。タイムフライヤーとエアスピネル5,6番手、インティは中団より後ろの位置で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面のところで、ショウナンナデシコ先頭、2番手テイエムサウスダン、3番手カジノフォンテン、4番手ソリストサンダー。5番手にタイムフライヤー、その外からエアスピネルが並ぶ。7番手にサンライズノヴァ、8番手インティ、内側にギャルダル。後方勢は大きく離され、10番手⑫ナラ(笠松)、11番手⑦ユアマイラブ(愛知)、12番手⑩マイネルヘルツアス(愛知)、13番手⑨グレートコマンダー(愛知)、最後方⑤サンライズサーカス(笠松)と続く。
3,4コーナー中間を過ぎて、先頭争いはナデシコとサウスダンが並び、カジフォン3番手、ソリスト4番手。エアスピ5番手、サンノヴァ6番手、インティ7番手、フライヤーは後退してしまう。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、ショウナンナデシコが再び前に出て、テイエムサウスダンを振り切りにかかる。外からソリストサンダーが追い上げ、前の2頭を捕らえにかかる。しかし、残り200mでナデシコが突き放し、ソリストが2番手に上がるも、ショウナンナデシコがそのまま1着でゴールイン!牝馬のショウナンナデシコが、男馬を抑えてかしわ記念を制しました!



【かしわ記念 全着順】
1着①ショウナンナデシコ
2着②ソリストサンダー
3着③テイエムサウスダン
4着⑥カジノフォンテン
5着⑬エアスピネル
6着⑪サンライズノヴァ
7着⑭インティ
8着⑧ギャルダル
9着④タイムフライヤー
10着⑨グレートコマンダー
11着⑩マイネルヘルツアス
12着⑦ユアマイラブ
13着⑫ナラ
14着⑤サンライズサーカス

【払戻金】
単勝  ① 410円
複勝  ① 150円  ② 170円  ③ 120円
枠複 1⃣-2⃣ 1,620円
枠単 1⃣-2⃣ 2,350円
馬複 ①-② 1,610円
馬単 ①-② 2,510円
3連複 ①-②-③ 840円
3連単 ①-②-③ 5,220円
ワイド ①-② 480円  ①-③ 230円  ②-③ 290円


ナイター開催となった春のダートマイル王決定戦は、2番人気のショウナンナデシコが逃げ切って優勝。牝馬がかしわ記念を勝利したのは、ダートグレードとなってから初めてです。また、牝馬の古馬ダート混合GⅠ勝利は、2015年チャンピオンズカップのサンビスタ以来史上7頭目となります。
ソリストサンダーは昨年と同じく2着、1番人気のテイエムサウスダンは3着。前回覇者のカジノフォンテンは4着。3番人気のインティは7着という結果に終わっています。
GⅠ初制覇を果たしたショウナンナデシコは、今年3月のエンプレス杯、4月のマリーンカップに続いての重賞3連勝。鞍上の吉田隼人騎手と須貝尚介調教師はこのレース初勝利。ナデシコの父・オルフェーヴル産駒は、日本のダートGⅠ初勝利です。オルフェ産駒には昨年のブリーダーズカップディスタフを制したマルシュロレーヌや、短距離路線で活躍するジャスティンといったダートの実績馬を輩出しています。
ナデシコは前走のマリーンカップで大外枠から8馬身差の圧勝。この日は最内枠に入り、スタートから先頭につけ、3コーナーでテイエムサウスダンに並ばれたけど、直線で盛り返してから突き放し、ソリストサンダーの追い上げを抑えました。牝馬が不利なダート混合GⅠで、牡馬を完封したのは非常に凄い事だと思います。
かつてはダートで無敵を誇ったホクトベガが「砂の女帝」と言われていましたが、久しぶりにダート界の女傑が現れたかもしれません。今後はテーオーケインズにチュウワウィザード、オメガパフュームにカフェファラオといった格上の牡馬といい勝負ができるの楽しみです。




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仁川の逃亡劇ふたたび!タイトルホルダー7馬身差の圧勝!

2022年05月01日 | 競馬

国内最長距離GⅠレース「第165回天皇賞・春」(GⅠ・芝3200m 18頭立て)が1日、阪神競馬場で行われました。2年連続の阪神開催の今年は、3年ぶりとなる有観客での開催。菊花賞馬⑱タイトルホルダー、悲願のGⅠ初制覇を目指す⑯ディープボンド、4連勝中の上がり馬⑦テーオーロイヤル、3000m級重賞で2戦連続2着①アイアンバローズ、ステイヤーズステークス優勝③ディバインフォース、4年連続挑戦④ユーキャンスマイル、菊花賞馬の姉⑥メロディーレーン、重賞では善戦続き⑨ヒートオンビート、⑤マカオンドール、⑰シルヴァーソニックなどスタミナ自慢の馬達が参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がディープボンド(2.1倍)、2番人気タイトルホルダー(4.9倍)、3番人気アイアンバローズ(7.8倍)、4番人気のテーオーロイヤル(9.9倍)まで10倍以下。その後はヒートオンビート、マカオンドール、②ハーツイストワール、シルヴァーソニックと続きました。

スタート綺麗に揃ったかと思ったら、シルヴァーソニックが落馬!鞍上は川田将雅・・・。外回り3コーナーに向かっての先行争いで、タイトルホルダーが注文通りに先手を奪う。2番手⑧クレッシェンドラヴ、テーオーロイヤル3番手、ディープボンドは4番手につけ、外から⑮タガノディアマンテが並びかける。アイアンバローズ7番手、ハーツイストワール8番手、9番手ヒートオンビート、10番手⑪マイネルファンロン、11番手に⑬ロバートソンキー。12番手⑤マカオンドール、13番手⑭ヴァルコス、14番手ユーキャンスマイル。後方勢は15番手ハヤヤッコ、16番手③ディバインフォース、最後方に⑩トーセンカンビーナ。
1周目の外回り3,4コーナーで早くも縦長となり、先頭のタイトルホルダーは早くも独走。スタンド前の最初の1000mを60秒5で通過。クレッシェンドラヴ2番手変わらず、タガノディアマンテが3番手に上がり、テーオーロイヤル4番手、ディープボンド5番手、アイアンバローズは6番手。人気上位勢は前の位置に控える。ハーツイストワールとヒートオンビート、マカオンドールは中団待機。スタンドに集まった観客の拍手を受けながら17頭はスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎて2度目の向正面に差し掛かるところで、タイホはペースを落として先頭キープ。クレッシェンドがタイホの背後にピッタリつく。その内側でカラ馬のシルヴァーが駆け抜ける。3番手ディアマンテ、その後ろでボンドとロイヤルが並走。イストワールとアイバロとメロディーが6番手グループを作り、その後ろの9番手集団にファンロン・ヒート・ヴァルコスがいる。後方勢は12番手マカオン、13番手ソンキー、ユーキャン、ハヤヤッコ、フォースと続き、ディアマンテはズルズル後退。カンビーナまだしんがり。
内回り3,4コーナー中間を通過し、タイホがまだマイペースで逃げる。ロイヤルが2番手に浮上し、3番手のボンドが追い出しにかかる。後続ではアイバロが4番手に上がる。ヒートとマカオンも中団グループ。
4コーナーから最後の直線に入り、タイトルホルダーがラストスパート。テーオーロイヤル2番手で追うが、タイホとの差が拡がる。ディープボンドも3番手だが、逆転は絶望的。残り200mでタイホが一気に突き放して勝負あり。残り100mでボンドがロイヤルをかわして2番手に上がったが、タイトルホルダーが先頭でゴールイン。昨年の菊花賞に続き、春の天皇賞でも逃げ切って圧勝しました!




【天皇賞(春) 全着順】
1着⑯タイトルホルダー  3分16秒2
2着⑱ディープボンド    7馬身
3着⑦テーオーロイヤル   1馬身
4着⑨ヒートオンビート  3馬身1/2
5着①アイアンバローズ   2馬身
6着⑪マイネルファンロン 
7着⑬ロバートソンキー 
8着⑭ヴァルコス
9着⑥メロディーレーン
10着⑩トーセンカンビーナ
11着⑤マカオンドール
12着③ディバインフォース
13着④ユーキャンスマイル
14着⑧クレッシェンドラヴ
15着⑫ハヤヤッコ
16着②ハーツイストワール
17着⑮タガノディアマンテ
中止⑰シルヴァーソニック

【払戻金】
単勝 ⑯ 490円
複勝 ⑯ 180円  ⑱ 120円  ⑦ 260円
枠連 8⃣-8⃣ 450円
馬連 ⑯-⑱ 520円
馬単 ⑯-⑱ 1,230円
3連複 ⑦-⑯-⑱ 1,580円
3連単 ⑯-⑱-⑦ 6,970円
ワイド ⑯-⑱ 270円  ⑦-⑯ 950円  ⑦-⑱ 500円


現役最強ステイヤー決定戦は、2番人気のタイトルホルダーが逃げ切り勝ち。2着のディープボンドに7馬身の差をつけての圧勝でした。ディープボンドは2年連続の春天2着で、GⅠでも3度目の2着。昨年は惜敗だったけど、今年は完敗だと思います。父のキズナも春天で2年連続で1番人気になりながらも勝てなかったよなぁ・・・。3着のテーオーロイヤルは最後力尽きたけれど、初GⅠで健闘しました。3番人気のアイアンバローズは5着。タイホの姉・メロディーレーンも9着入線。
なお、このレースでシルヴァーソニックがスタート直後に落馬競走中止。2周目の向正面でタイトルホルダーについて行くと、直線でもロイヤルとボンドに先行し”2番手”でゴールしましたが、その後に外ラチに激突して気絶するも無事に立ち上がりました。馬に異常はなく、鞍上の川田将雅騎手も無傷でよかった。

2つ目のGⅠタイトルを手にしたタイトルホルダーは、前走の日経賞に続いての連勝で重賞4勝目。通算でも5勝目。鞍上の横山和生騎手は、デビュー12年目で念願のGⅠ初制覇。また、祖父・富雄さん、父・典弘さんに続く親子3代での天皇賞(春)制覇の快挙も達成しました。武史騎手がGⅠで大活躍していたから、弟に先越されたイメージが強かったけど、ようやくお父さんと弟に追いつきましたねぇ。
菊花賞の時は前半に後続を引き離し、中盤にペースを落とし、ラストの直線で突き放して5馬身差の勝利。今回もスタートから先手を奪ってから独走、向正面でペースダウン、最後にまた独走態勢を築いて7馬身差。稍重の力の要る馬場で圧勝したから凱旋門賞挑戦もありそうだけど、3000m級の実績を考えるとメルボルンカップならチャンスあると思います。
次走参戦予定の宝塚記念で「エフフォーリア&横山武史VSタイトルホルダー&横山和生」の対決も楽しみだし、パンサラッサとの先行争いも見られるかどうか?中距離のGⅠも勝てば、タイホの評価がまた一段と上がるかもしれない。




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