日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

豪腕ムーアが混戦を断つ!ヴェラアズールがジャパンカップ制覇!

2022年11月27日 | 競馬

日本初の国際交流競走・第42回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m 18頭立て)が27日、東京競馬場で行われました。今年のドバイシーマクラシック覇者⑮シャフリヤール、エリザベス女王杯から中1週での挑戦⑧デアリングタクト、2021年オークス馬⑰ユーバーレーベン、秋の天皇賞3着⑭ダノンベルーガ、京都大賞典優勝⑥ヴェラアズール、鳴尾記念で復活勝利③ヴェルトライゼンデ、地方・岩手競馬所属⑯リッジマンらが参戦。海外からは、2年連続出走⑤グランドグローリー(フランス)、ニエル賞でドウデュースを破った①シムカミル(フランス)、パリ大賞典優勝②オネスト(フランス)、5連勝中の⑦テュネス(ドイツ)の4頭が参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がシャフリヤール(3.4倍)、2番人気ダノンベルーガ(4.2倍)、3番人気ヴェラアズール(4.5倍)、4番人気ヴェルトライゼンデ(9.5倍)まで10倍以下。その後はデアリングタクト、オネスト、テュネス、⑧テーオーロイヤル、⑱ボッケリーニと続きました。

正面スタンド前でのスタートで、⑫シャドウディーヴァが少し遅れ、オネストがポンと飛び出す。先行争いで⑨ユニコーンライオンが先手を奪い、ハーツイストワール2番手、テーオーロイヤルやダノンベルーガも先団につける。ヴェルトライゼンデは中団より前、シャフリヤールとデアリングタクト、オネストは中団馬群につけて、ヴェラアズールは後方5番手あたりでスタンド前を通過。
18頭がほぼ一団の状態で1コーナーを回り、2コーナーから向正面に入るところで、ユニコーンライオン先頭、2番手ハーツイストワール、3,4番手にテーオーロイヤルとシムカミルが並ぶ。5番手ヴェルトライゼンデ、6番手ボッケリーニ、内側にオネスト、真ん中にカラテ。ヴェラアズールは中団9番手に浮上。10番手グループには④トラストケンシン・デアリングタクト・グランドグローリー・ダノンベルーガの4頭が固まっている。14番手ユーバーレーベン、15番手シャフリヤール、16番手テュネス、17番手シャドウディーヴァ、リッジマンが最後方を追走。
3コーナーに差し掛かって、また17頭が一塊に。ユニコーンがゆったりとした流れで逃げ、イストワールが2番手、ロイヤル3番手、ボッケ4番手、ヴェルトラ6番手、ユーバーが中団まで押し上げ、シャフリとダノベル、ヴェラとデアタクはまだ中団待機。
4コーナーを過ぎて、勝負は最後の直線へ。残り400mでハーツイストワールが逃げるユニコーンライオンをかわして先頭に躍り出るが、ボッケリーニとダノンベルーガも接近する。ヴェルトライゼンデが内側に入り、オネストが最内を突いて上がって来る。残り300mで今度はダノベルが先頭、ヴェルトラも内から脚を伸ばす。さらに外からシャフリヤールもやってきた。後続からはヴェラアズールとデアリングタクトも襲い掛かる。残り100mでヴェルトラとシャフリの2頭が並び、ダノベル3番手。しかし、ヴェラがヴェルトラとシャフリの間に突っ込んで、ゴール前抜け出してFINISH!ヴェラアズールが混戦を制してGⅠ初制覇!



【ジャパンカップ 全着順】
1着⑥ヴェラアズール    2分23秒6
2着⑮シャフリヤール     3/4馬身
3着③ヴェルトライゼンデ   クビ差
4着⑧デアリングタクト    1/2馬身
5着⑭ダノンベルーガ     2馬身1/2
6着⑤グランドグローリー
7着②オネスト 
8着⑪カラテ
9着⑦テュネス
10着⑰ユーバーレーベン 
11着⑩ハーツイストワール
12着⑫シャドウディーヴァ
13着④トラストケンシン 
14着⑬テーオーロイヤル 
15着①シムカミル 
16着⑨ユニコーンライオン
17着⑱ボッケリーニ 
18着⑯リッジマン 

【払戻金】
単勝 ⑥ 450円
複勝 ⑥ 160円  ⑮ 140円  ③ 240円
枠連 3⃣-7⃣ 470円
馬連 ⑥-⑮ 940円
馬単 ⑥-⑮ 1,920円
ワイド ⑥-⑮ 380円  ③-⑥ 560円  ③-⑮ 530円
3連複 ③-⑥-⑮ 2,360円
3連単 ⑥-⑮-③ 9,850円


2022年の東京競馬のフィナーレを飾る一戦は、単勝3番人気のヴェラアズールが、ゴール前でシャフリヤールとヴェルトライゼンデを差し切って優勝。1番人気のシャフリヤールは外から追い込むも2着、ヴェルトライゼンデは最内に入って3着。エリザベス女王杯から中1週で挑んだデアリングタクトが4着、2番人気のダノンベルーガは、ゴール前で不利を受けてしまい5着。シャフリヤールが内側に斜行→ダノベル鞍上の川田将雅騎手が立ち上がり、馬も後退。シャフリ鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は、12月10日から18日までの9日間騎乗停止処分。その前の週も不注意騎乗で12月2日&3日の2日間の騎乗停止処分を受けており、合わせて3週間も騎乗できなくなりました。
海外勢では、グランドグローリーの6着が最高。2年連続で外国馬最先着となりました。ルメール騎手が乗ったオネストは7着、ドイツのテュネス9着、シムカミルは15着に終わりました。

ヴェラアズールは前走の京都大賞典に続いての重賞2連勝。自身3連勝でGⅠ初制覇を果たしました。鞍上のライアン・ムーア騎手は、2013年のジェンティルドンナ以来となるJC2勝目。日本のGⅠ競走は2019年の朝日杯FS以来、3年ぶり9勝目。渡辺薫彦調教師は厩舎稼業7年目でGⅠ初勝利、エイシンフラッシュ産駒もこれがGⅠ初勝利となりました。
ヴェラアズールは4コーナーのところでは中団馬群の中にいたんですが、ラストの直線では馬群の狭い所から追い上げ、残り100mでダノンベルーガを内からかわし、ゴール前でシャフリヤールとヴェルトライゼンデの間を割って抜け出しました。久しぶりにムーア騎手の豪腕ぶりが発揮されましたね。
デビュー前は1歳時に左足を骨折、その後も骨瘤などのケガが相次ぎ、デビューしたのが3歳春。コントレイルやデアリングタクトの同世代が活躍する中、ダートをずっと走り続け、5歳になって芝で覚醒しました。ヴェラアズールの他にも、屈腱炎から復活したヴェルトライゼンデが3着、繋靭帯炎を克服したデアリングタクトも4着と健闘し、5歳世代が掲示板内に入りました。「コントレイル世代は弱い」と言われてるけど、そんなに弱いわけでもないし、まだまだ頑張ってると思います。






カタールW杯 日本代表がドイツに逆転勝利!

2022年11月24日 | soccer


4年に1度のサッカーの祭典「2022 FIFAワールドカップ カタール」が今月20日に開幕。今大会は中東初開催、さらには北半球で初めての冬開催と言われています。7大会連続出場の日本代表はグループEに入り、ドイツ、スペイン、コスタリカと同組。23日夜、ドーハ・ハリファ国際スタジアムで日本VSドイツが行われました。2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本代表にとって、いきなり試練の一戦となりました。



両チームのスタメン
[日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 22 吉田麻也(Cap)
DF 19 酒井宏樹
DF 4 板倉滉
MF 6 遠藤航
MF 14 伊東純也
MF 15 鎌田大地
MF 17 田中碧
MF 11 久保建英
FW 25 前田大然

[ドイツ]
GK 1 ノイアー(Cap)
DF 2 リュディガー
DF 3 ラウム
DF 15 ジューレ
DF 23 シュロッターベック
MF 6 キミッヒ
MF 13 ミュラー
MF 14 ムシアラ
MF 21 ギュンドアン
FW 7 ハバーツ
FW 10 ニャブリ


ドイツボールで始まったこの試合、前半8分に日本はカウンター攻撃を仕掛け、右サイド伊東のグラウンダークロス→ゴール前で前田が押し込んでゴールネットを揺らしたかと思ったが、オフサイドの判定でゴールは認められず。
その後はドイツの時間帯が続き、日本は防戦一方。前半31分、ペナルティエリア内でGK権田がドイツDFラウムを倒してから、相手の尻に膝蹴りでPK献上。先制のチャンスを迎えたドイツはギュントアンがゴール左隅に決めて1点を先取。
前半終了間際、ドイツはキミッヒのミドルシュートをGK権田がセーブ、左にこぼれたボールをニャブリ折り返し→ファーサイドでハバーツが合わせたが、オフサイド。日本にとっては助かった。日本も48分に左サイド長友のクロス→前田のヘディングシュートは枠外。前半はドイツ1点リードで終了。

1点を追う日本は、ハーフタイムに久保を下げてDF冨安建洋を投入。4バックから3バックにチェンジ。後半5分に伊東が個人技でPA内に進入すると、鎌田がシュートを放つも枠外。後半12分には長友→三苫薫、前田→浅野拓磨と2人選手を入れ替える。するとその直後、伊藤のクロス→浅野が飛び込むもノーゴール。
後半15分、ドイツはムシアラのパスを受けたギュントアンが右足を振り抜いたが、シュートはポスト右直撃。後半25分、ドイツはホフマン、ニャブリと立て続けにシュートを放つが、権田が相次いで防ぐ。さらにこの後、左サイドのクロスにニャブリが頭で合わせたが、ここも権田!ニャブリこぼれ球を押し込むも、権田が止めた!権田が4連続セーブで追加点を与えません。
日本は後半26分に堂安律をピッチに送り込むと、28分に遠藤の浮き球パスから浅野が右足ボレーシュート!しかし、ここはドイツGKノイアーの正面!さらに伊東もシュートを打つもクロスバーの上・・・。
後半30分には南野拓実を送り込み、日本は5人の交代枠を使い切る。するとその直後、左サイドで三苫が仕掛けてから南野へ縦パス、ボールを受けた南野がダイレクトで左足クロス→GKノイアーに弾かれたが、こぼれ球を堂安が左足で叩き込んだ!交代組の連携でドイツのゴールをこじ開け、日本が1-1の同点に追いつく!
後半38分、日本は右サイドでDF板倉が前線へロングボールを放り込み、浅野がPA右から右足一閃!ノイアーの頭上を越え、ゴールに突き刺した!日本が2-1と試合をひっくり返した!
勝ち越されたドイツはパワープレーを試み、後半50分に途中出場ゴレツカがシュート打つも左に逸れる。さらにはノイアーも攻撃に参加するも、同点ゴールが奪えず試合流量。試合は日本が2-1でドイツに逆転勝利を挙げました!



いやぁ、凄いことが起きました!日本代表が、W杯優勝4度の強豪・ドイツから大金星!日本がW杯本大会で優勝経験国に勝利したのは史上初です!本当に勝てるわけがないし、引き分けで勝ち点1取れれば良いだろうと思っていたので、信じられないとしか言えません。逆転後の時間は心臓バクバクだったし、サッカーの試合で泣きそうになったのは初めてですよ。ドーハの悲劇から約30年かけて歓喜に変わりましたかぁ。アルゼンチンに勝ったサウジアラビアみたいに「翌日は国民の休日にしてくれ」という声もあるけど、政府にはできないんだよなぁ。
前回のロシア大会に続き、2大会連続で初戦白星。日本には「初戦で勝ち点を獲得すると、決勝トーナメントに進出する」というジンクスがあるので、2大会連続ベスト16入りも見えて来たか!?

ドイツは前半の時は一方的に攻めまくったけどPKの1点しか取れず。後半も決定機で追加点奪えず。再三のチャンスを逸したことで、逆転を喰らいました。4年前のロシアの時も、韓国に負けてグループリーグ敗退。今回も日本に負けたので「ドイツは東アジア勢に弱い」というレッテルを貼られそうだ。

今回の試合は何といっても途中出場組の活躍ぶりが目立ちました。後半30分の同点シーンは、三苫選手の仕掛けをきっかけに、南野選手のアシスト、堂安選手の同点ゴール!堂安選手と南野選手は森保JAPANの初期の中心選手でしたが、ここ最近は主力と言われず。それでもドイツ戦で輝きを放ちましたね。
逆転ゴールを奪った浅野選手は、目の前にノイアーがいても迷わずシュートを決めたのは凄かった!ゴール後にはジャガーポーズまで飛び出ました。今年9月に右ひざ靭帯損傷の大怪我を負いましたが、なんとかW杯メンバー入り。直前のカナダ戦で実戦復帰したばかりでした。どん底からヒーローまでに這い上がりました。
マンオブザマッチにはGKの権田選手が選ばれました。スタメン発表の時に「なんかやらかしそうだな」って思い、前半にPKを与えてしまい先制点を献上。後半も何度もシュートを浴びながらも4連続セーブを披露。権田選手の気迫の守備で試合の流れが変わったんじゃないかと思います。

勝ち点3を獲得した日本代表は、27日のグループステージ第2戦でコスタリカ代表と対戦。次の試合で勝てば、決勝トーナメント進出に大きく近づきます。ドイツ撃破の勢いに乗って、コスタリカ戦とスペイン戦も勝ち点を手にしてほしいものです。







新世代のマイル王者誕生!セリフォスが古馬勢を捻じ伏せた!

2022年11月20日 | 競馬

秋の№1マイラー決定戦・第39回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 17頭立て)が20日、阪神競馬場で行われました。恐らく最後の阪神開催となるだろう今年のマイルCSは、マイルGⅠ3勝⑥ソダシ、毎日王冠で2年ぶりの勝利を挙げた⑤サリオス、昨年の雪辱を狙う④シュネルマイスターと③ダノンザキッド、サマーマイルシリーズ王者②ウインカーネリアン、マイラーズカップを勝っている⑪ソウルラッシュ、⑦ジャスティンカフェといった古馬の実力馬が集結。3歳世代からはNHKマイルカップ優勝⑮ダノンスコーピオン、富士ステークス優勝⑩セリフォス、①マテンロウオリオン、⑨ピースオブエイトの4頭が参戦しました。


単勝の人気は、1番人気シュネルマイスター(3.6倍)、2番人気ソダシ(4.4倍)、3番人気サリオス(6.7倍)。その後、ダノンスコーピオン(7.3倍)、ソウルラッシュ(7.7倍)、セリフォス(9.2倍)と6番人気までが10倍以下。


スタート直前にウインカーネリアンがゲート内で立ち上がったが何とか落ち着く。スタート後の先行争いで、ピースオブエイトと⑧ロータスランドがウインカーネリアンをかわし、ピースオブエイトが先頭に立つ。⑫ホウオウアマゾンが3番手、ウインカーネリアン4番手、ソダシは5番手を追走。6番手グループにはマテンロウオリオン・ダノンザキッド・ダノンスコーピオン・シュネルマイスターと固まり、⑰ファルコニアが大外10番手から上がっていく。中団より後ろの11番手にソウルラッシュ、サリオス12番手、13番手セリフォス、14番手ジャスティンカフェ、15番手⑬エアロロノア、後方は⑯ハッピーアワーと⑭ベステンダンクが並んでいる。
外回り3コーナーを通過し、先頭はファルコニアに変わり、エイト2番手、ホウアマ3番手、ソダシは5番手、その後ろにダノスコがいる。ソウルとキッド、シュネルは中団グループ。サリオスとセリフォスは集団の後ろの位置、ジャスカは後方3番手。
4コーナーからラストの直線に差し掛かり、ファルコニアが先頭で逃げ、2番手にピースオブエイト、ロータスランドが内に入り、マテンロウオリオンも最内を選択。ソダシ・ソウルラッシュ・シュネルマイスター・ダノンスコーピオンは外に持ち出した。残り200mでロータスが抜け出すが、ソダシ・キッド・ソウル・ジャスカと後続勢が襲い掛かる。残り100mでソダシとキッドが伸びて来たかと思ったら、大外からセリフォスが一気に抜き去って先頭でゴールイン!ダノンザキッド2番手、ソダシは3番手までか。



【マイルチャンピオンシップ 全着順】
1着⑩セリフォス      1分32秒5
2着③ダノンザキッド    1馬身1/4
3着⑥ソダシ         1/2馬身
4着⑪ソウルラッシュ     ハナ差
5着④シュネルマイスター   クビ差
6着⑦ジャスティンカフェ 
7着⑬エアロロノア
8着⑧ロータスランド 
9着⑨ピースオブエイト 
10着①マテンロウオリオン 
11着⑮ダノンスコーピオン 
12着②ウインカーネリアン 
13着⑰ファルコニア 
14着⑤サリオス 
15着⑫ホウオウアマゾン 
16着⑯ハッピーアワー 
17着⑭ベステンダンク 

【払戻金】
単勝 ⑩ 920円
複勝 ⑩ 330円  ③ 520円  ⑥ 220円
枠連 2⃣-5⃣ 1,410円
馬連 ③-⑩ 11,870円
馬単 ⑩-③ 19,920円
ワイド ③-⑩ 2,980円  ⑥-⑩ 1,170円  ③-⑥ 2,240円
3連複 ③-⑥-⑩ 20,530円
3連単 ⑩-③-⑥ 142,650円



マイル界の精鋭が集まった一戦は、6番人気の3歳馬・セリフォスが大外から豪快に差し切りGⅠ初制覇。3歳勢の勝利は、2018年のステルヴィオ以来史上6頭目です。2着には9番人気のダノンザキッド、2番人気のソダシは3着。芝マイル戦では無敗だったソダシでしたが、初めて敗戦を喫しました。勝てば「最優秀短距離馬」は当確で、「最優秀4歳以上牝馬」争いでも一歩リードだっただけに悔しい敗戦といえる。
ソウルラッシュはソダシとハナ差の4着、1番人気のシュネルマイスターも直線追い上げたものの5着。3歳マイル王のダノンスコーピオンは11着、3番人気のサリオスは14着と大敗しました。

勝ったセリフォスは、前走の富士ステークスに続いての連勝で通算5勝目。重賞も通算4勝目をマーク。鞍上のダミアン・レーン騎手は、リスグラシューとのコンビで圧勝した2019年有馬記念以来、約3年ぶりのJRA・GⅠ勝利。中内田充正厩舎はマイルCS初勝利と同時に、古馬GⅠ初勝利となりました。セリフォスの父のダイワメジャーは、2006年と2007年にこのレースを2連覇しており、史上初の父子制覇達成です。
セリフォスはデビュー3連勝を挙げるも、朝日杯フューチュリティステークスで1番人気に推されながらもドウデュースの2着、NHKマイルカップでも4着、安田記念で古馬と初対戦して4着とGⅠでは惜しいレースが続きました。4度目のGⅠ挑戦となった今回、序盤から後方で脚を溜め続け、ラストの直線で末脚が爆発。残り100m辺りでライバルたちをまとめてかわしました。香港マイルを辞退して臨んだ一戦で念願のGⅠ初タイトルです。
昨年の朝日杯は、1着のドウデュースがダービー馬になり、2着のセリフォスがマイルCSを勝ち、4着だったダノンスコーピオンが3歳マイル王、5着のジオグリフが皐月賞馬。上位5頭のうち4頭がGⅠウィナーが生まれるというハイレベルのレースでした。そんな中、朝日杯3着のアルナシームは前日のレースで6着・・・。重賞も勝ててないから、仲間外れ感が半端ないな・・・。
デビューからずっとマイルしか走ってないけど、今回の内容なら1800~2000mでも大丈夫な気がします。来年のドバイターフではドウデュースとの対決が実現してほしいですね。




超良血が遂に開花!ジェラルディーナがエリザベス女王杯快勝!

2022年11月13日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第47回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 18頭立て)が13日、阪神競馬場で行われました。本来ならばエリザベス女王の即位70年の記念競走になる予定でしたが、今年9月8日に96歳で逝去されました。崩御後初のエリ女は、完全復活を目指す無敗3冠牝馬④デアリングタクト、昨年の優勝馬⑭アカイイト、GⅠ7勝の名牝・ジェンティルドンナの娘⑱ジェラルディーナ、⑬ウインマリリン・⑰ウインマイティー・⑨ウインキートスの「ウイン3人娘」、⑦イズジョーノキセキと⑧アンドヴァラナウトの「府中牝馬ステークス組」の古馬勢と、秋華賞馬⑩スタニングローズ、秋華賞2着⑪ナミュール、オークス4着③ピンハイ、⑮ライラックの3歳世代、さらには今年のアイリッシュオークス馬⑤マジカルラグーンが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気デアリングタクト(4.3倍)、2番人気スタニングローズ(5.7倍)、3番人気ナミュール(7.3倍)、4番人気のジェラルディーナ(8.1倍)まで10倍以下。その後はウインマリリン、ピンハイ、ウインマイティー、マジカルラグーン、アンドヴァラナウトと続きました。


18頭綺麗に揃ったスタート直後、②ローザノワールが先手を奪い、マジカルラグーンが2番手につけ、ウインキートス・ピンハイ・ウインマイティー・スタニングローズが3番手を争い、ウインマリリンは6番手、デアリングタクトとナミュールは中団から。ジェラルディーナは馬群の後方、アカイイトは最後方で正面スタンド前を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入るところで、ローザノワールが単独先頭、マジカルラグーン2番手、3番手にウインキートス、外側4番手からウインマイティーが並びかける。スタニングローズはその後ろの5番手を追走。内側6番手ピンハイ、7番手ウインマリリン。中団グループは8番手⑯テルツェット、9番手デアリングタクト、10番手ナミュール、11番手①クリノプレミアム、外側12番手にジェラルディーナ。後方勢はアンドヴァラナウトとイズジョーノキセキ、⑫ルビーカサブランカが固まり、16番手ライラック、17番手⑥ホウオウエミーズ、アカイイトは依然としてしんがり。
内回り3コーナーに差し掛かり、先頭のロザノワが後続を引き離し、マイティーがマジラグをかわして2番手に上がる。さらにマリリンとキートスも4,5番手につけ、「ウイン3人娘」はみんな好位にいる。スタニングは6番手グループ、デアタクは中団馬群。ジェラルは外側10番手、ナミュールは11番手あたりか。アカイイトは大外に持ち出した。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線。ローザノワールがまだ先頭で粘るが、馬場の真ん中からウインマリリン、外からジェラルディーナが追い込む。デアリングタクトとナミュールも猛追する一方、スタニングローズは後退。一番外からライラックが飛んできている。残り200mでマリリンが先頭に立つが、ラスト100mでジェラルが抜け出す。ゴール前でライラックが襲い掛かるが、ジェラルディーナが先頭でゴール!2着争いはライラックとウインマリリンの2頭が並び、アカイイト4番手。




【エリザベス女王杯 全着順】
1着⑱ジェラルディーナ   2分13秒0
2着⑬ウインマリリン     1馬身3/4
2着⑮ライラック        同着
4着⑭アカイイト       2馬身1/2
5着⑪ナミュール        ハナ差
6着④デアリングタクト 
7着⑥ホウオウエミーズ 
8着⑫ルビーカサブランカ
9着③ピンハイ 
10着⑦イズジョーノキセキ
11着①クリノプレミアム
12着⑯テルツェット 
13着②ローザノワール 
14着⑩スタニングローズ
15着⑨ウインキートス 
16着⑰ウインマイティー 
17着⑧アンドヴァラナウト
18着⑤マジカルラグーン

【払戻金】
単勝 ⑱ 810円
複勝 ⑱ 330円  ⑬ 370円  ⑮ 1,160円
枠連 7⃣-8⃣ 1,410円
馬連 ⑬-⑱ 1,920円   ⑮-⑱ 15,500円
馬単 ⑱-⑬ 3,520円   ⑱-⑮ 23,140円
ワイド ⑬-⑱ 1,570円  ⑮-⑱ 9,180円  ⑬-⑮ 8,380円
3連複 ⑬-⑮-⑱ 90,210円
3連単 ⑱-⑬-⑮ 206,260円   ⑱-⑮-⑬ 289,250円


3冠牝馬、今年の秋華賞馬、前回女王、海外GⅠ馬など好メンバーが揃った今年のエリ女は、単勝4番人気のジェラルディーナが制しました。直線で外から追い込み、先に前に出たウインマリリンをかわすと、ゴール前抜け出しました。2着争いは5番人気のウインマリリンと、12番人気の3歳馬・ライラックが並びましたが、結果は同着。GⅠでの2着同着は史上初の珍事だそうです。
勝ったジェラルディーナの鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手、マリリンはダミアン・レーン騎手、ライラックはミルコ・デムーロ騎手が騎乗しており、外国人騎手が1~3着を独占しました。
前回の優勝馬・アカイイトは4着、3番人気のナミュールは5着。1番人気だったデアリングタクトは6着に敗れ、2年ぶりの復活勝利はならず。2番人気のスタニングローズは重馬場に苦しみ14着と大敗。アイルランドから参戦のマジカルラグーンは2番手を追走するも3,4コーナーからズルズル下がって最下位の18着に終わりました。

GⅠ初制覇のジェラルディーナは重賞初制覇だった前走のオールカマーに続いての連勝。通算でも6勝目を飾りました。クリスチャン・デムーロ騎手は、2018年の阪神ジュベナイルフィリーズのダノンファンタジー以来、約4年ぶりのJRA・GⅠ勝利。斉藤崇調教師はこのレース初勝利です。
ジェラルディーナは父がGⅠ6勝のモーリスで、母がGⅠ7勝のジェンティルドンナ、両親合わせて13冠。血統を辿ると父の父がスクリーンヒーロー、祖父がグラスワンダー、母の父がディープインパクト、母の母のドナブリーニも英国GⅠを勝っています。
超良血だから早い内に出世するかと思われましたが、初勝利に3戦かかり、初GⅠの阪神JFで8着。同期がクラシック路線で活躍する一方、ジェラルは自己条件戦3連勝でオープン入り。重賞でも掲示板圏内を確保し続け、今年6月以降は鳴尾記念で2着、小倉記念で3着、オールカマーとエリ女で重賞連勝。4歳秋になってようやく本格化を迎えました。
年内にもう1走使うとなれば、有馬記念しかないと思います。グラスワンダー、ジェンティル、ディープは有馬記念で勝っているし、グラス系は中山巧者が多いです。史上初の母娘制覇、さらには「親子三代有馬制覇」を目指して、ぜひ参戦してもらいたい。