日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

9回2アウトから大逆転勝利!上林が反撃弾&サヨナラ三塁打!

2018年06月30日 | HAWKS

現在パリーグ3位の福岡ソフトバンクホークスは、29日から福岡ヤフオクドームで、パリーグ5位の千葉ロッテマリーンズとの3連戦です。上位追撃のためにも、このカードは勝ち越しておきたいところだ。カード初戦の29日は、ソフトバンク・中田賢一VSロッテ・涌井秀章の先発ではじまり、9回に劇的なドラマが待っていました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク       ロッテ 
1(右)上林誠知    (中)荻野貴司
2(左)中村晃     (遊)藤岡裕大
3(一)内川聖一    (二)中村奨吾
4(中)柳田悠岐    (指)角中勝也
5(指)デスパイネ   (一)井上晴哉
6(三)松田宣浩    (三)鈴木大地
7(捕)甲斐拓也    (左)清田育宏
8(遊)髙田知季    (捕)田村龍弘
9(二)川瀬晃     (右)平沢大河
 (投)中田賢一    (投)涌井秀章



1回、ホークス先発の中田は、2死後に四球の走者を出したが、ロッテ4番・角中の場面で、1塁走者を牽制で刺殺します。その裏のホークスの攻撃は、先頭の上林が四球で出塁すると、2死2塁で4番・柳田がロッテ先発・涌井の初球を打ち上げ、センターバックスクリーンへの2ラン本塁打!4番の特大アーチでホークスが2点を先行します。
ホークスは2回にも松田と高田のヒットで1死1,3塁と追加点のチャンスを作りますが、川瀬の場面でダブルスチールを仕掛けますが、3塁走者・松田が三本間で挟まれてアウト。その後川瀬が出塁するも、無得点に終わります。
3回、中田がヒットと四球の走者を背負い、1番・荻野にセンターへのタイムリー2塁打を浴びて1点を失うと、なおも1死2,3塁で藤岡にライト前タイムリーヒットを打たれ、2-3と逆転を許します。さらに4回、清田の四球、田村のヒット、平沢の犠打で1死2,3塁のピンチを作ったところで降板。2番手の岡本健が荻野の犠牲フライで4点目を許した。
ホークスは5回から武田翔太が3番手で登板し、6回にヒットと2つの四球で1死満塁のピンチを作ったが、荻野を三球三振に仕留めると、藤岡にも空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けます。
武田の好リリーフに応えたい打線は、6回裏に中村晃がヒットを打つも、続く内川が併殺打に倒れてチャンスをつぶしてしまう。
7回、武田が先頭の中村奨にヒットを浴びるも、甲斐が中村奨の盗塁を阻止。2死を取った後、井上にレフトスタンドへのソロ本塁打を浴びる。7回まで終わり、2-5とロッテが3点リード。
一矢報いたいホークスは8回、1死走者無しで上林が、ロッテ2番手・益田直也の直球を捉え、ライトポール際の打球は、切れずにスタンドイン。ソロ本塁打で1点を返し、3-5と2点差に縮める。
9回、ホークスは先頭のデスパイネがレフト前ヒットを放つと、松田もヒットでつなぎ、無死1,2塁とする。続く甲斐が送りバントを仕掛けるが、1→5→3のダブルプレーで2アウト…。これでで万事休すかと思われましたが、代打・福田秀平の四球で1,2塁とし、途中出場の長谷川勇也がロッテ3番手・内竜也の2球目を捉え、詰まりながらもしぶとくライト前に運ぶタイムリーヒットで4-5と1点差。
なおも1,3塁で、単打で同点、1塁走者が生還すればサヨナラの場面で、上林が内の初球を左中間へ弾き返す。ロッテの左翼手が飛びつくもキャッチできず。ボールが転がる間に3塁走者が生還すると、1塁走者・長谷川も一気にホームイン!上林の2点タイムリー3塁打で、ホークスが6-5と逆転サヨナラ勝ち!


パリーグ 2018年6月29日(金)
ソフトバンクVSロッテ 8回戦 ヤフオク
(ソフトバンク5勝3敗 ◇観衆38,530人)
ロ|003 100 100 |5
ソ|200 000 013x |6
[勝] 嘉弥真 32試合 2勝1敗
[敗] 内 33試合 1勝3敗17S
[本] 井上 11号、
    柳田 18号、 上林 11号


最近はロシアワールドカップに夢中になっていて、ホークスについてはあまり触れていませんでしたが、この日のロッテ戦はホークスが大逆転サヨナラ勝利を収めました!柳田選手のホームランで幸先良いスタートを切りながらも、2回の走塁ミスで流れが変わり、3回に逆転されると、中継ぎに回った武田投手もホームランで1失点。一時は3点差まで拡げられ、また負けるんかと思われました。しかし、終盤にホークスが追い上げを見せ、9回に長谷川選手と上林選手の連続タイムリーで3点を奪いました。甲斐選手のバント併殺打で99%負け確定だったけど、2アウトから「1%の奇跡」が起こりましたね。
先発の中田投手は、4回途中(3回1/3)まで投げて、被安打6・2奪三振・3四球・4失点。前回の広島戦から中16日の登板でしたが、3回に1,2番コンビに連打を浴びて3失点、4回も先頭打者に出塁を許して1失点を喫しました。勝てばプロ通算100勝達成でしたが、また次の機会にお預けとなりました。
5回から3番手で登板した武田投手は、3イニングを投げて1失点。5回は3者凡退、6回は1死満塁のピンチを招きながらも連続奪三振で凌ぎ切りました。しかし、7回に井上選手にスライダーをレフトスタンドへ運ばれました。先発で黒星先行中のため、交流戦明けから中継ぎに配置転換されたけど、復調にはまだ時間がかかりそうです。
10安打を記録した打線は、この試合のヒーローとなった上林選手は、2安打3打点。8回の第4打席では、益田投手の直球をコンパクトに振り抜き、ライトスタンドへの反撃の一発。9回の第5打席では、レフトへのサヨナラ2点タイムリー3塁打を放ちました。土壇場で逆転打を上林選手、大迫選手じゃないけど「半端ないって!」
連敗を2で止めたホークスは、首位・西武に3ゲーム差、2位・日本ハムに1ゲーム差に接近しました。金曜日のサヨナラ勝ちの勢いそのままに、連勝街道となるでしょうか。Aクラス死守&首位追撃へ負けられない戦いは続く。





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ギリギリセーフ!西野JAPANポーランドに敗れるも、警告数の差でベスト16入り決定。

2018年06月29日 | soccer

ロシアで開催中の「2018 FIFA ワールドカップ」は、日本時間28日にグループHの最終戦2試合が行われました。日本代表は2試合を終えて1勝1分け、勝ち点4でH組首位。第3戦はヴォルゴグラードアリーナでポーランド代表と対戦しました。FIFAランクではグループ最上位の8位ですが、セネガルとポーランドに連敗し、敗退が決まっています。勝ち点を1つでも挙げれば、2大会ぶりの決勝トーナメント進出となりますが…。




コロンビア1-0セネガル@サマーラアリーナ
日本と並んで勝ち点4のセネガルは、引き分け以上なら突破。勝ち点3のコロンビアは、勝てば勝ち点6に伸ばし、1位通過の可能性あり。
前半12分、コロンビアがペナルティエリア手前でFKを獲得し、MFキンテロが左足でゴール左隅に狙ったが、セネガルGKカディム・エンディアイエに防がれます。セネガルは前半18分、左サイドでFWディアオがパスを出すと、FWマネが抜け出し、PA内で相手DFに倒されてPK獲得かと思われたが、VAR判定でPKは認められず。27分、
後半17分、セネガルはPA手前の位置で獲得したFKを、マネがシュートを放つが、スリップしてしまい、シュートも大きく外す。コロンビアも後半20分にFKの流れから、FWムリエルがシュートを狙ったが、セネガルDFにブロックされた。そして後半29分、コロンビアはキンテロの右CKに、ニアサイドでDFミナが頭で叩きつけゴール!コロンビアが試合の均衡を破り1点先取!
追いかけるセネガルは、後半32分にスルーパスからFWニアンがシュートを放つも、コロンビアGKオスピナに防がれる。33分、セネガルの右サイドのCKをコロンビアDFミナが頭でクリアすると、GKオスピナがキャッチ。あわやオウンゴールになりかけた。セネガルは終盤、パワープレーを仕掛けるも、同点に追いつけず試合終了。コロンビアが1点を守り切り、2連勝で勝ち点6に伸ばしました。



ポーランド1-0日本@ヴォルゴグラードアリーナ
前半12分、FW武藤嘉紀が相手のバックパスを奪うと、右サイドからドリブルで仕掛け、シュートではなく左サイドまで持ち込み、パスを受けたDF長友佑都のクロス→ニアサイドでFW岡崎慎司がダイビングヘッドを狙ったが、左に外れます。13分、MF柴崎岳が前線にロングパスを入れると、MF宇佐美貴史が頭で落とし、武藤がペナルティエリア手前から右足を振り抜いたが、シュートはGKに防がれる。16分にはDF酒井高徳がシュートを狙ったが、GKの正面。
ポーランドは21分、左サイドのCKからDFグリクが頭で合わせたが、GK川島永嗣が横っ飛びでセーブ。さらに32分、MFクルザワが中盤でドリブル突破を見せ、右サイドのクロスにMFグロシツキがヘディングシュート!しかし、ゴール前で川島が片手一本で防いだ!
日本は35分、右サイドで高徳のパスを貰った宇佐美が、ペナルティエリア内に進入し、ニアサイドからシュートを打ったが、GKに止められた。結局前半は両チーム0-0で折り返します。
後半開始早々、日本は岡崎がプレー続行できず、FW大迫勇也と交代。後半7分、宇佐美のミドルシュートをポーランドDFがクリアすると、直後にポーランドがカウンター。中盤でMFジエリンスキが右サイドへパス→MFグロシツキがダイレクトで折り返し、DFラインの裏へ抜け出したジエリンスキにボールが通るかと思われたが、GK川島が飛び出してキャッチ。
日本は後半13分、CKからDF槙野智章がオーバーヘッドシュートを見せたが、枠にはいかず。後半14分、ポーランドは左サイドのFKをクルザワが蹴ると、ファーサイドでフリーになっていたDFベドナレクが右足で合わせてゴール。日本がセットプレーで失点を喫します。
後半20分、日本は宇佐美に代えてMF乾貴士を投入。後半27分、左CKからDF吉田麻也が飛び込んだが、ボールはゴール右の武藤の頭上を越えてしまう。
逆に後半29分、ポーランドは高速カウンターを発動。右サイドのグロシツキのグラウンダーのクロス→FWレバンドフスキがスライディングシュート。しかし、これは大きく外れた。後半36分には右サイドのクロス→ニアサイドでDF槙野のクリアがゴール方向に飛んだが、川島が間一髪でセーブ。失点していたら痛すぎた。試合はこのままポーランドが1-0で逃げ切って勝ち点3を獲得。日本は勝ち点4でグループリーグを終えました。




というわけで、グループHの最終順位は、コロンビアが2勝1敗・勝ち点6で1位。初戦の日本戦で敗れながらも、2連勝で逆転首位通過を決めました。日本とセネガルが勝ち点4で並び、得失点差±0、総得点も4点で並びました。この場合、「フェアプレーポイント」=警告の枚数で順位が決まり、日本は警告数4枚、セネガルは6枚ということで、日本がH組2位で決勝トーナメント進出となりました!2枚差に泣いたセネガルは3位、日本に勝ったポーランドは勝ち点3で4位でした。
ちなみにですが、日本はアジア勢で唯一の決勝トーナメント進出なのに対し、アフリカ勢4チームは全てグループリーグ敗退となりました。
日本は2010年の南アフリカ大会以来、2大会ぶりのベスト16入り。警告の数で突破だから、正直ギリギリセーフだよ…。開幕前の監督交代&成績不振を乗り越えてのグループリーグ突破となりました。ポーランド戦で負けての突破ということで複雑な気持ちもありますが、ここは喜んでおきたいと思います。粛々とね。
今回のポーランド戦は、先発メンバーを6人も入れ替え、序盤に大きなチャンスが訪れながらも決めきれず。後半にセットプレーから失点されました。その後にレバンドフスキ選手のシュートが大きく外れたり、あわやオウンゴールになりかけたシーンもありました。ポーランドはやっぱ強かったです。それでも、よく1失点に留めたなって思います。
ところで、試合終盤に日本がパス回しに集中する場面がありました。本来なら攻撃に行くべきなのに、消極的なプレーを選んだことで、スタンドから大ブーイングも発生。リスク回避の戦い方、西野監督の現実主義的な采配も、サッカーの一つに入るのかな…。











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前回王者ドイツがグループリーグ敗退!韓国に敗れてF組最下位に終わる。

2018年06月28日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、日本時間27日深夜にグループFの2試合が行われました。グループFはここまで2試合を終え、メキシコが勝ち点6で首位、スウェーデンとドイツが勝ち点3で並び、韓国が勝ち点0で最下位。決勝トーナメント進出の可能性があるのは、メキシコ、スウェーデン、ドイツの3チーム。「死のグループF」から抜け出すのは一体どこだ?



スウェーデン3-0メキシコ@エカテリンブルクアリーナ
開始2分、スウェーデンは右サイドでのFKから、ファーサイドでFWベリが頭で落としたが、ゴール前詰めていたDFグランクビストとFWトイボネンが押し込めず、メキシコDF陣にクリアされる。前半12分には右CKから、グランクビスト→ベリのオーバーヘッドキックはゴール左に外れる。
メキシコは前半17分、敵陣の高い位置で相手のバックパスをカットすると、FWロサーノのラストパス→FWベラがフリーの位置から左足を振り抜いたが、ゴール左に外れる。
両チーム無得点で迎えた後半5分、スウェーデンは右サイドのグラウンダーの折り返しから、MFクラエソンのシュートミス→ファーサイドに流れたボールをDFアウグスティンソンがシュート。ボールはGKの手に当たった後、ゴールネットに吸い込まれ、スウェーデンが先制点を奪う。
勢いづくスウェーデンは、後半15分にベリがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。グランクビストが落ち着いて決めて2点目を挙げる。さらに後半29分、右サイドのスローインから、途中出場のFWテリンがヘディングで競り勝つと、トイボネンが押し込んだかと思われたが、メキシコDFアルバレスに当たってオウンゴール。後半に3点を挙げたスウェーデンが、メキシコに快勝。勝ち点6でメキシコに並びました。



ドイツ0-2韓国@カザンアリーナ
この大会で苦しい戦いが続いているドイツ。韓国戦では勝ち点3を獲得、それに1点でも多くのゴールを挙げたいところだが…。
前半19分、韓国は中央でのFKを、MFチョン・ウヨンが右足で直接狙う。ブレ球のボールをドイツGKノイアーが取りこぼすと、韓国FWソン・フンミンがゴール前飛び込んだが、ノイアーが先にクリア。韓国は25分に右サイドのクロスから、ソンフンミンが強烈なシュートを放ったが、大きく外す。
ドイツは前半39分、右からのCKをMFゴレツカが頭で合わせるもミス。逆サイドに流れたこぼれ球を、FWベルナーが折り返し、DFフンメルスが粘ってからシュートを打つも、韓国GKチョ・ヒョヌに止められる。43分にはベルナーのシュートがポストに直撃するが、その前にドイツのファウルがあった。
後半に入り、ドイツが猛攻を見せます。後半開始早々に右サイドのクロスにMFゴレツカが頭で合わせるも、GKチョヒョヌのファインセーブに阻まれる。後半21分、右サイドでDFキミッヒがクロス→途中出場のFWマリオ・ゴメスのヘディングシュートは、GKにキャッチされた。さらに後半42分、MFエジルのクロス→フンメルスのヘディングシュートも決まらず…。
ドイツが再三のチャンスを逃し続ける中で迎えた後半アディショナルタイム、韓国は左CKの場面で、ソンフンミンが低めのボールを蹴ると、ゴール前での混戦から、フリーになっていたDFキム・ヨングォンがゴールに押し込む。一度はオフサイドと判定されたが、VARの判定でゴール認定。韓国が試合の均衡を破ると、終了間際にはMFチュ・セジョンが相手のスローインのボールを奪い、攻撃参加してきたGKノイアーをかわすと、無人のゴールめがけて超ロングシュート。左サイドで走り込んでいたソンフンミンが左足で流し込み、韓国ダメ押しの2点目!ドイツが韓国に0-2で敗れ、グループステージ敗退決定…。


最終戦まで波乱が起こり、文字通り「死の組」となったグループF。最終順位は、スウェーデンとメキシコが勝ち点6で並び、得失点差でスウェーデン+3、メキシコが-1。スウェーデンがF組首位、メキシコが2位で決勝トーナメント進出となりました。韓国が勝ち点3で3位、ドイツは勝ち点3でグループFの最下位となりました…。

前回のブラジル大会で優勝し、FIFAランク1位のドイツが、まさかのグループステージ敗退!ドイツが1次リーグで敗退するのは、19回目にして初めての屈辱。そして、前回大会の優勝チームが3大会連続で決勝トーナメントに進めないという事態になりました。(2010年→イタリア、2014年→スペイン)4年前のスペインの敗退も衝撃的でしたが、W杯で4度優勝のドイツがベスト16入りできなかったのは大事件といえるでしょう。
今大会のドイツは、初戦のメキシコ戦で0-1と敗戦。2戦目のスウェーデン戦では、前半に先制されながらも、後半に追いつき、終了直前にクロース選手のFK弾で辛くも逆転勝利。勝たなければいけなかった3戦目の韓国戦では、ボール支配率68%、シュート数では26本を放ちながらも、ゴールが奪えず。後半ATに韓国に2点を失い終戦。世界ランクでは超格下の韓国には楽勝するだろうと思われていましたが、誰もが予想しなかった結果となりました…。
勝った韓国は、日本VSコロンビア以上のジャイアントキリングを起こしましたねぇ。グループリーグ敗退決定だけど、最後に意地を見せたってことで。
ドイツのGL敗退により、ヨアヒム・レーヴ監督の辞任は確実。世界ランク1位でこのザマだから、実質的に解任でしょう。決勝トーナメントで、ドイツVSブラジルの夢の対決が見たかったので、ドイツの早すぎる敗退は非常に残念です。




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帝王賞2018 ゴールドドリームが右回り&2000mを克服してGⅠ2連勝!

2018年06月28日 | 競馬

上半期のダート競馬の頂点を決める第41回帝王賞(GⅠ・2000m 15頭立て)が27日、東京・大井競馬場で行われました。かしわ記念を制した④ゴールドドリーム、同レース2着の⑫オールブラッシュ、前回覇者②ケイティブレイブ、ドバイ以来のレースとなる⑦アウォーディー、不振脱出を目指す⑩サウンドトゥルー、地方初参戦の⑤テイエムジンソク、ダート重賞で2戦連続2着⑨アポロケンタッキーのJRA勢7頭の他に、地方移籍後4連勝中の⑥リッカルド(船橋)、昨年のジャパンダートダービーを制した⑧ヒガシウィルウィン(船橋)、大井記念2着⑬サブノクロヒョウ(大井)、⑭カツゲキキトキト(愛知)の地方勢も参戦しました。



単勝のオッズは、1番人気がケイティブレイブ(2.8倍)、2番人気がゴールドドリーム(3.4倍)、3番人気テイエムジンソク(5.8倍)。4番人気以降はサウンドトゥルー(8.6倍)、アポロケンタッキー(8.9倍)、リッカルド、アウォーディー、オールブラッシュ、ヒガシウィルウィンと続きました。

正面スタンド前のスタートで、テイエムジンソクとカツゲキキトキトが好スタートを決めるが、ゴールドドリームの飛び出しはイマイチ。テイエムジンソクが先手を取り、ケイティブレイブとオールブラッシュは2,3番手の位置。リッカルドとアウォーディーが5,6番手で並び、ゴールドドリームはその後ろの7番手。ヒガシウィルウィン10番手、アポロケンタッキーとサウンドトゥルーは後方から。
1,2コーナー中間で早くも縦長となり、向正面のところで、テイエムジンソクが先頭をひた走り、オールブラッシュ2番手、3番手ケイティブレイブ、ゴールドドリームが4番手に上がる。5番手リッカルド、6番手①グランユニヴェール(大井)、7番手アウォーディー。中団の8番手にカツゲキキトキト、9番手ヒガシウィルウィン、10番手サブノクロヒョウ、サウンドトゥルー11番手、アポロケンタッキー12番手。後方はバラけて、③トーセンスパンキー(大井)、⑮アサクサポイント(愛知)、⑪ネオヴェルモット(大井)と続く。
外回り3コーナーを回り、ジンソクのリードが縮まり、2番手のケイブレが外に回す。ゴルドリは最内の3番手。リカルド4番手、ブラッシュ5番手、アウォーディー6番手、サウトゥルも中団まで押し上げる。
最後の直線コースで、ケイティブレイブとゴールドドリームが、逃げるテイエムジンソクを捕える。リッカルドが4番手で頑張り、サウンドトゥルーは外から追い込みをかける。ゴール残り200mを切って、ケイブレとゴルドリの2頭が競り合い、残り100mでゴルドリが前に出る。3番手のサウトゥルが前との差を詰めるが、ゴールドドリームが先頭でゴールイン!ゴールドドリーム、ケイティブレイブに競り勝ちGⅠ2連勝を飾りました!


帝王賞 全着順&払戻金
1着④ゴールドドリーム   2分04秒2
2着②ケイティブレイブ    クビ差
3着⑩サウンドトゥルー   1馬身1/2
4着⑥リッカルド       3馬身
5着⑧ヒガシウィルウィン   クビ差
6着⑤テイエムジンソク
7着⑭カツゲキキトキト
8着⑦アウォーディー
9着⑫オールブラッシュ
10着⑬サブノクロヒョウ
11着⑨アポロケンタッキー
12着①グランユニヴェール
13着⑮アサクサポイント
14着③トーセンスパンキー
15着⑪ネオヴェルモット


単勝 ④ 340円 
複勝 ④ 140円  ② 110円  ⑩ 190円
枠連複 2⃣-3⃣ 320円
枠連単 3⃣-2⃣ 650円
馬連複 ②-④ 510円
馬連単 ④-② 920円
ワイド ②-④ 230円
    ④-⑩ 500円
    ②-⑩ 300円
三連複 ②-④-⑩ 1,080円
三連単 ④-②-⑩ 4,310円


好メンバーが揃った帝王賞は、単勝2番人気のゴールドドリームが、1番人気のケイティブレイブとの叩き合いを制して勝利。連覇を逃したケイブレはクビ差の2着。外から追い込んだサウンドトゥルーが3着。リッカルドは地方馬で最高の4着、ヒガシウィルウィンも5着。名古屋競馬から参戦のカツゲキキトキトもダートGⅠ馬に先着したので、地方勢の奮闘が光りました。
ゴールドドリームは前走のかしわ記念に続いてのGⅠ連勝で、通算でもGⅠ4勝目。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は帝王賞初勝利。外国人騎手の勝利は、ケント・デサーモに次いで史上2人目です。ゴルドリは大井2000mで過去2回走っていましたが、2年前のジャパンダートダービーで3着、昨年の帝王賞で7着でした。この日はスタートでやや出遅れるも、向正面で4番手、3コーナーで3番手に浮上。最後の直線では、ケイティブレイブと一騎打ちになりましたが、残り100mで抜け出しました。
苦手と思われた右回り&2000mを克服し、GⅠも2連勝を果たしたから、ゴールドドリームが現時点でダート現役最強と言えますね。秋はJBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典といった砂のビッグレースで何勝できるだろうか…。






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アルゼンチン生き残った!崖っぷちから決勝トーナメント進出!

2018年06月27日 | soccer

連日熱戦が続いている「2018 FIFA ロシアワールドカップ」。現地時間26日は、グループCとグループDの第3戦が行われました。グループDでは、優勝候補の一角・アルゼンチンが最下位。最終戦のナイジェリア戦で、逆転での決勝トーナメントとなったのか?



グループD クロアチア2-1アイスランド@ロストフアリーナ
初出場ながら決勝トーナメント進出の可能性を残しているアイスランドは、D組首位のクロアチアと対戦。クロアチアは引き分け以上で首位となります。
勝ち点3が欲しいアイスランドは、前半26分に左サイドでMFグンナルソンがロングスローを入れると、ニアサイドでDFマグヌソンが頭で折り返したが、逆サイドのDFラグナル・シグルドソンが合わせられず。31分にはゴールほぼ左の位置からのFKをMFシグルズソンが狙うも、GKにキャッチされる。前半40分、FWフィンボガソンが味方とのワンツーからシュートを放ったが、ゴールを奪うことができず。前半終了間際には、CKからMFビャルナソンが右足シュートを狙うも、DFに阻まれた。さらにはグンナルソンのシュートもポストに当たった…。
後半8分、クロアチアは左サイドのDFピバリッチのクロス→走り込んで来たMFバデリが右足ボレーで叩きつけてゴール。クロアチアが先取点を奪います。
ベスト16入りには2点が必要となったアイスランドは、後半27分に右サイドからフィンボガソンがクロスを上げ、ファーサイドにいたビャルナソンが左足を合わせたが、シュートはわずかに左…。後半30分、シグルズソンのクロスボールが相手の手に当たりPKを獲得。決まれば同点のPKを、シグルズソンがゴール右に突き刺して、1-1の同点とします。
しかし45分、クロアチアはバデリの絶妙なスルーパスから、裏へ抜け出したFWペリシッチが左足シュートを豪快に決めて勝負あり。クロアチアがアイスランドに競り勝ち、グループリーグ3連勝を飾りました。


グループD アルゼンチン2-1ナイジェリア@サンクトペテルブルクスタジアム
ここまで2試合を終えて未だ勝ち星なし、最下位と苦しんでいるアルゼンチン。引き分け以下なら、敗退となってしまいます。
アルゼンチンは前半8分、MFバネガのスルーパス→前線にいたDFタグリアフィコのシュートは枠を捉えられず。前半14分、中盤でバネガが浮き球のパスを入れると、このボールに反応したFWメッシが右サイドを突破し、右足のシュートを決めた!メッシの今大会初ゴールが生まれ、アルゼンチンが先制します。
27分、右サイドでメッシが絶妙なスルーパス→FWイグアインにボールが通るも、ナイジェリアGKに阻まれる。前半32分には、PA手前でFKを獲得し、メッシが左足で狙ったが、ポスト右に当たって2点目ならず。
アルゼンチン1点リードで折り返した後半4分、ナイジェリアのCKの場面で、DFマスチェラーノが相手を倒してしまい、ナイジェリアにPKが与えられる。ナイジェリアはFWモーゼスがPKを決め、1-1の同点とする。このまま終われば、ナイジェリアがベスト16入り、アルゼンチンの敗退となる。
何が何でも勝ち越し点が欲しいアルゼンチンは、後半36分に左サイドのクロスにイグアインがシュートを放ったが、大きく外してしまう。そして後半41分、右サイドのMFパボンのクロス→ゴール前でロホが右足ボレーを鮮やかに決めて勝ち越し!アルゼンチンが2-1でナイジェリアを破りました!


グループDは、3連勝のクロアチアが勝ち点9で堂々の首位。アルゼンチンは1勝1分け1敗・勝ち点4でグループ2位に滑り込みました。ナイジェリアは勝ち点3で3位、アイスランドは勝ち点1でW杯を終えました。
アルゼンチンは最終戦で勝ち点3をもぎ取り、最下位から2位に浮上して決勝トーナメント進出となりました。キャプテンのメッシ選手が3戦目で初得点を挙げ、後半41分にロホ選手が決勝ゴール。勝ち越し点が入ったときは、「これがアルゼンチンの底力か!」と思いました。メッシ選手はアイスランド戦でPKを外し、クロアチア戦ではシュート2本しか打てず。活躍しないまま終わってしまうのかと思われましたが、背水の陣で臨んだナイジェリア戦でエースとしての仕事を果たしました。
クロアチア戦で敗れた後、選手と監督が対立して「内紛騒ぎか?」という報道がありましたが、ナイジェリア戦で勝ってチームがまた一つになったんじゃないかと思います。敗退の危機を乗り越えたから、決勝トーナメントで快進撃を起こすかもしれません。




グループCの2試合は、ペルーVSオーストラリアは2-0でペルーの勝ち、フランスVSデンマークは0-0の引き分けに終わりました。
この結果、フランスが2勝1分け・勝ち点7で首位、デンマークは1勝2分け・勝ち点5で2位、ペルーが勝ち点3で3位、オーストラリアは勝ち点1で最下位となりました。アジア王者の豪州は、2大会連続で未勝利となりましたね。
今大会は開幕戦から毎試合ゴールが生まれていましたが、フランスVSデンマーク戦で今大会初めてのスコアレスドロー。会場に駆け付けたサポーターからは大きなブーイングが発生したそうです。

決勝トーナメント1回戦の組み合わせは、フランスVSアルゼンチン、クロアチアVSデンマークの2試合が決定。ベスト16でW杯優勝経験国同士の対決が実現しますね。フランスVSアルゼンチン、ウルグアイVSポルトガルが同じ日(6月30日)に実現するなんて、胸が熱くなりますな~!



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ウルグアイ3連勝でA組首位通過!B組はスペインとポルトガルが勝ち抜け。

2018年06月26日 | soccer

ロシアで開催中のFIFAワールドカップは、25日からグループリーグの第3戦に突入。決勝トーナメント進出の16チームが出そろいます。25日はグループAとグループBの最終戦が行われ、グループAではウルグアイとロシアが1位通過を懸けて直接対決。グループBは最後まで波乱の展開となりました。



グループA ウルグアイ3-0ロシア@サマーラ・アリーナ
ロシアとウルグアイは共に2連勝で決勝トーナメント進出。ロシアは2試合で8得点と圧倒的な攻撃力を見せるのに対し、ウルグアイは2試合連続無失点中。A組首位に立ったのは一体どちらか?
前半10分、ウルグアイはペナルティアーク内でFKを獲得。FWスアレスが右足で狙い、低い弾道でゴール右隅に決め、ウルグアイが先取します。
ロシアは12分にチェリシェフが惜しいシュートを放つと、17分には左CKからFWジュバがヘッドで叩きつけたが、シュートはクロスバーを越える。
前半24分、ウルグアイは右CKのこぼれ球を拾ったMFラクサールが右足ミドルシュート。相手選手の足に当たってコースが変わり、そのままゴールイン。オウンゴールでウルグアイが追加点を奪います。
前半36分、ロシアのDFスモルニコフが、左サイドで競り合っていたウルグアイMFラクサールを倒してしまい、2枚目の警告を受けて退場。ロシアは残り10人で戦う羽目に。
後半、ロシアが一矢を報いようと攻め込みます。後半11分にDFフェルナンデスがジュバとのワンツーからペナルティエリア内に入ろうとするも、シュートまで持ち込めず。後半29分にはジュバのシュートも枠を捉えられず。後半40分にはFWスモロフがPA左でフェイントを見せてからクロスを入れたが、GKにキャッチされる。
ロシアがチャンスを逃し続ける中で迎えた後半終了間際、ウルグアイは右CKからDFゴディンが頭で合わせるもGKに弾かれる。しかし、FWカバーニがこぼれ球を押し込んで3点目。開催国・ロシアに快勝したウルグアイ、3連勝でA組首位通過を決めました。


グループA サウジアラビア2-1エジプト@ヴォルゴグラードアリーナ
最後に勝ち点が欲しいチーム同士の一戦は、前半22分にエジプトが先制します。味方のロングボールに反応したFWサラーが、左足ループシュートを決める。
サウジアラビアは39分、左サイドでクロスを上げたDFアルシャハラニが、相手選手のハンドを誘いPKを獲得。FWアルムワラドがPKを蹴ったが、エジプトGK・エルハダリ(御年46歳)のセーブに阻まれて同点ならず。それでも前半アディショナルタイムに再びPKを獲得し、MFサルマンが成功して1-1の同点に。
後半に入り、エジプトは後半12分に右サイドのクロス→FWトレゼゲのヘディングシュートは右に外れる。サウジも後半24分にMFアルモカハウィがヘディングで合わせたが、GKエルハダリに防がれて勝ち越しならず。
このまま引き分けで終わるかと思われた後半50分、サウジアラビアは右サイドの高い位置でボールを回し、アルブライク→オタイフと繋ぎ、アルダウサリが右足で流し込んでゴール!これが決勝点となり、サウジアラビアがエジプトに逆転勝利を飾りました。


グループAは3連勝のウルグアイが勝ち点9で1位。ロシアは2勝1敗・勝ち点6で2位通過を果たしました。24年ぶりの勝利を挙げたサウジアラビアは、勝ち点3で3位。サラーを擁するエジプトは3連敗でロシアを去ることになりました。
ウルグアイはグループリーグ3試合で5得点。全てセットプレーからの得点です。エースのスアレス選手は、サウジ戦とロシア戦で2試合連続ゴールを挙げております。前の試合では自らの代表100試合目を祝うゴールを決めると、ロシア戦ではFKを直接決めました。4年前のブラジル大会では相手の選手を噛みつくシーンが問題となってたので、今大会は「噛むなよ、絶対に噛むなよ」と願っていました。良い意味でおとなしくなったので良かったです。



グループB スペイン2-2モロッコ@カリーニングラードスタジアム
2試合で勝ち点4のスペインは、すでに敗退が決まっているモロッコと対戦。引き分け以上なら決勝トーナメント進出となりますが…。
前半14分、スペインは中盤でMFイニエスタがDFセルヒオ・ラモスにパスを送ろうとしたところを、モロッコFWブタイブに奪われる。ブダイブはドリブルで一気に上がり、左足でゴールネットを揺らす。ミスを突いたモロッコが、スペインから先制点を奪う。
しかしその5分後の前半19分、スペインは左サイドからイニエスタ→MFイスコ→FWジエゴ・コスタと繋ぎ、イニエスタの折り返し→イスコが右足で叩き込み、スペインが1-1の同点に追いつく。
後半、モロッコは10分にMFアムラバトが右サイドからミドルを放つが、ボールはクロスバーに当たってノーゴール。スペインも後半17分、右サイドのカルバハルのクロス→ファーサイドにいたイスコのヘッドは枠内に飛んだが、ゴール前でモロッコDFがクリア。
後半36分、モロッコは右CKからFWエンネシリが打点の高いヘディングシュートを決め、1-2と勝ち越し!スペインGKデヘアもまったく動けなかった…。
またもリードされたスペインでしたが、後半アディショナルタイムに右のショートコーナーから、途中出場のFWアスパスがヒールでゴールに押し込む。線審がオフサイドの判定を取ったが、VAR(ビデオ判定)でオフサイドが覆ってゴールと認定。土壇場で2-2の同点としたスペインが、辛くも引き分けに持ち込んで勝ち点1を獲得しました。


グループB ポルトガル1-1イラン@モルドヴィアアリーナ
勝ち点4のポルトガルは、クリスティアーノ・ロナウドが2試合で4得点と絶好調。勝ち点3のイランは、ベスト16入りするには勝利が絶対条件。
前半3分、ポルトガルは左サイドのMFジョアン・マリオのパスを受けたFWロナウドが、PAに進入してから右足シュートを打ったが、イランGKベイランバンドにキャッチされる。前半15分にはロナウドがFKを蹴ったが、相手の壁に当たる。
イランは前半34分、右サイドのFKをMFエザトラヒが合わせたが、ポルトガルGKパトリシオの正面。前半45分、ポルトガルはMFクアレスマが、味方とのワンツーから右足アウトサイドのシュートを見事に決める!前半はポルトガル1点リードで終了。
後半6分、ロナウドがペナルティエリア内で相手DFに倒される。VARで検証の末にPKを獲得し、自らPKを蹴ったが、相手GKに止められてしまう。
逆転したいイランは、後半27分に途中出場のFWゴッドスがペナルティエリア手前からシュートを打って行ったが、わずかに左に逸れる。
後半アディショナルタイム、右サイドのクロスから、ファーサイドでFWアズムンが頭で落とす。この際、アズムンと競り合っていたポルトガルの選手がハンドを犯し、ビデオ判定によってPKを獲得。このPKをFWカリムがしっかりと決め、1-1の同点。さらに後半49分、ロングフィードからアズムンが頭で落とすと、
ゴッドスのシュートはDFに当たり、左へ流れたこぼれ球をMFアミリがシュートを打ったが、サイドネット左…。試合は1-1でタイムアップ、両者ともに勝ち点1ずつ分け与えたが、イランの敗退決定。


グループBは、スペインとポルトガルが共に1勝2分け・勝ち点5。得失点差(+1)でも並びましたが、総得点でスペインが上回り(スペイン6点VSポルトガル5点)、スペインが首位、ポルトガルが2位となりました。勝ち点4のイランはあと一歩届かず3位、モロッコは勝ち点1で最下位でした。
スペインはモロッコに2度もリードされたんですが、土壇場でアスパス選手がチームの敗戦の危機を救いました。イニエスタ選手も失点につながるミスを犯しながらも、同点アシストで帳消しにしました。開幕直前の監督交代で、グループリーグ敗退の恐れもありましたが、終わってみれば無敗での1位通過となりました。
ポルトガルVSイラン戦は、ポルトガルが先制しながらも、エースのロナウド選手がPKを失敗して3試合連続ゴールならず。イランも終了間際に同点に持ち込んだけど、あと1点が取れなかった。展開次第ではイランの首位通過、ポルトガルの敗退の可能性もあり得たんですが…。



この結果、決勝トーナメント1回戦の組み合わせは、ウルグアイVSポルトガル、スペインVSロシアの2試合が決定。スアレスとクリロナの世界的ストライカーの2人がベスト16で顔を合わせるとは!この2人の対決は見逃せないですね~。グループリーグで快進撃を見せたロシアも、スペインには勝てないんじゃないかと思います。

26日はグループCとグループDの最終戦。グループDでは、敗退危機のアルゼンチンがナイジェリアと対戦。アルゼンチンは2試合終えて、アイスランドと並んで勝ち点1ですが、得失点差でD組最下位。ナイジェリアに引き分け以下ならば、決勝トーナメントに進めません。メッシのロシアW杯は、このまま終わってしまうのか!?










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西野JAPAN、セネガル戦で辛くも引き分け。1勝1分け・勝ち点4でポーランド戦へ。

2018年06月25日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、現地時間24日にグループHの第2戦・日本代表VSセネガル代表が、エカテリンブルクアリーナで行われました。日本代表は19日の初戦でコロンビア代表に2-1で勝利。格上を破って勝ち点3を獲得し、幸先良いスタートを切りました。対戦相手のセネガルも、初戦のポーランド戦に勝利。勝てば決勝トーナメントに大きく前進する大事な一戦、日本は最大の難敵・セネガルにどう立ち向かうのか?




両チームのスタメン
[日本]
GK 1 川島永嗣
DF 3 昌子源
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 10 香川真司
MF 14 乾貴士
MF 17 長谷部誠
FW 15 大迫勇也

[セネガル]
GK 16 ハディム・エンディアイェ
DF 3 カリドゥ・クリバリ
DF 12 ユスフ・サバリ
DF 22 ムサ・ワゲ
MF 5 イドリッサ・ゲイェ
MF 6 サリフ・サネ
MF 13 アルフレッド・エンディアイェ
MF 17 パパ・アリウヌ・エンディアイェ
FW 10 サディオ・マネ
FW 18 イスマイラ・サール
FW 19 ムベイェ・ニアン


日本はコロンビア戦と全く同じメンバー。セネガルもエースのマネ、ポーランド戦で得点を挙げたニアンが先発出場しています。


開始直後に日本がいきなりピンチを迎えたが、ペナルティエリア内で酒井宏樹がニアンにシュートを打たせない。前半6分、セネガルのCKのクリアボールから、サバリがミドルシュートを放ったが、クロスバーの上。7分にはサバリが左サイドでクロスを上げたが、GK川島がしっかりキャッチ。そして前半11分、サバリのPA左からのシュートをGK川島が弾くと、マネの足に当たってゴールイン。セネガルが早々と先制。日本は川島のミスで失点された。
日本は15分、香川のパスから長谷部がミドルシュートを放ったが、相手に当たってゴールならず。20分、左サイドで乾が倒されてFKを獲得。柴崎がボールを蹴ったが、相手DFにクリアされる。22分には右CKをショートでつなごうとするも相手に奪われ、その直後にセネガルがカウンターを仕掛けたが、セネガル選手のシュートを川島が押さえた。26分、原口が左サイドにパスを出したが、チャンスに繋がらず。
34分、日本はロングボールに反応した長友のラストパス→乾が右足を振り抜いてゴールネットを揺らし、1-1の同点に追いつく!
37分にも日本がチャンスを迎えたが、右サイドのクロスはクリアされた。セネガルも38分に敵陣の高い位置に攻め込んだが、日本守備陣が守り切る。39分、セネガルは鋭い浮き球パスからニアンがシュート。しかし川島がセーブ!日本も40分に原口が右からシュートを放ったが、外れた。
43分、セネガルは左CKを低めに入れたが、ここは日本がクリア。44分には左サイドで香川がFKを与え、セネガルのFKをアリウヌが蹴ったが、オフサイドに助けられる。結局前半は1-1で終了。


後半開始直後、セネガル右サイド・サールのクロスを、ゴール前で吉田がクリア。続くCKも日本がしのぎます。後半4分、左サイドで長友がクロス→原口が頭で繋ぎ、ゴール前で大迫が頭で押し込もうとしたが、決めきれず。セネガルも5分にニアンがシュートを打つも枠外。6分にもマネのパスからアリウヌのシュートもバーの上。後半10分、セネガルが波状攻撃を見せ、ニアンのミドルシュートは川島キャッチ。長谷部が鼻血を出したが、プレーに戻った。
後半15分、日本が敵陣でボールを奪うと、右サイド柴崎のグラウンダークロス→ゴール前で大迫が飛び込んだが、シュートを合わせられず。逆転のチャンスをモノにできなかった。18分にもペナルティエリア手前で攻め込むが、大迫のシュートは枠を捉えられず。19分、乾が左からシュートを打ったが、ボールはクロスバー直撃!しかし、日本がペースを握っている!
セネガルは後半20分、アルフレッドに代えてMFクヤテが入る。後半23分、右サイドで乾がサールを倒してFKを与える。ペナルティエリア手前のFKはサインプレーで行ったが、日本がクリア。しかし26分、DFワゲにゴールを決められ、1-2と勝ち越されてしまう。
劣勢に立たされた日本は後半27分、香川に代えて本田圭佑を投入。さらに後半30分には原口を下げて岡崎慎司を起用。すると後半33分、右サイドで大迫が折り返し→岡崎の競り合い→逆サイドで乾がラストパス→本田が押し込んで2-2の同点!
日本は後半42分、宇佐美貴史が入ったが、勝ち越しゴールは生まれず。試合は2-2の引き分けに終わりました。



西野JAPANの試練の第2戦は、前半11分にGK川島選手のミスで先制されましたが、その後に乾選手の鮮やかな同点ゴール。後半は日本が2度のビッグチャンスを外し、セネガルにまたもリードを許す展開。それでも、途中出場の本田選手のゴールで再び追いつき、引き分けに持ち込みました。もしかしたら勝てたかもしれなかったけど、勝ち点1を積み上げたのはよかったかも。
乾選手はこの試合1ゴール1アシスト。前半34分のゴールは、得意の位置からゴール右隅に決めてみせました。後半のクロスバーに当たったシュートは、もう非常に惜しかったですよ。2試合連続途中出場の本田選手は、初戦のコロンビア戦で1アシスト、今回に日本の窮地を救う同点ゴールを決めてくれました。これで本田選手はW杯で3大会連続で得点を挙げたことになります。
GKの川島選手は、またもミスを犯しましたね…。左サイドからのシュートを弾いた後、マネ選手の足に当たってゴール。試合前、「川島がやらかすかも」と思っていたけど、案の定やっちまったな!次のポーランド戦では、川島選手ではなく、中村航輔選手を使ってくれないかな。
これで日本は2試合を終えて、1勝1分け・勝ち点4で3戦目のポーランド戦に挑みます。最終戦にして最大の山場ですね…。ポーランドに引き分け以上ならば自力でのグループステージ突破の可能性があるのですが、相手はFIFAランク8位だから、かなり厳しい試合になりそう…。セネガル戦の勝ち点1が、吉と出るか凶と出るか。




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ミッキーロケット宝塚記念優勝!和田竜二は17年ぶりGⅠ制覇!

2018年06月24日 | 競馬

2018年上半期のグランプリレース・第59回宝塚記念(GⅠ・芝2200m 16頭立て)が24日、阪神競馬場で行われました。ファン投票第1位③サトノダイヤモンド、ドバイターフ2着⑩ヴィブロス、前回の勝ち馬⑨サトノクラウン、菊花賞馬⑯キセキのGⅠ馬4頭の他に、鳴尾記念を勝った⑤ストロングタイタン、重賞2勝⑮ゼーヴィント、ステイゴールド産駒⑦パフォーマプロミス、香港帰り⑧ダンビュライト、香港最強ホース⑬ワーザーも参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がサトノダイヤモンド(3.9倍)、2番人気キセキ(5.7倍)、3番人気ヴィブロス(6.5倍)、4番人気のパフォーマプロミス(8.5倍)までが10倍以下。その後はダンビュライト、サトノクラウン、④ミッキーロケット、ストロングタイタン、ゼーヴィント、ワーザーと続きました。

スタートは16頭揃って飛び出し、スタンド前の最初の先行争いで、⑪サイモンラムセスが行くかと思いきや、⑫タツゴウゲキが並びかける。⑭スマートレイアーが3番手につけ、ストロングタイタン4番手、ダンビュライト5番手、ヴィブロス8番手、サトノクラウン9番手。パフォーマプロミスは中団より後ろに控え、ワーザーとサトノダイヤモンド、キセキは後方でスタンド前を通過していった。
1,2コーナー中間から、向正面に差し掛かり、サイモンラムセスが先頭、2番手にタツゴウゲキ、内側3番手にストロングタイタン、4番手スマートレイアー。5番手グループには、内側ミッキーロケット、真ん中ダンビュライト、外側にゼーヴィントと3頭が固まっている。最内の8番手から②ノーブルマーズがいて、9番手にサトノクラウン、後方2番手にいたサトノダイヤモンドが10番手まで押し上げてきた。11番手にヴィブロス、12番手①ステファノス、13番手パフォーマプロミス、14番手ワーザー、キセキと⑥アルバートが後方で並んでいる。
内回り3,4コーナー中間のところで、ラムセスが単騎で逃げるが、サトダイが捲り気味に馬なりで上がってきている。ミキロケ,レイアー,タイタンも接近し、ヴィブロス6番手、ダンビュラ・ワーザー・サトクラ・パフォーマは中団グループ、キセキはまだ最後方だ。
4コーナーを回り、最後の直線に入るところで、サトノダイヤモンドが早くも先頭だが、ミッキーロケットも内で頑張っている。大外からワーザーが凄い伸び脚で襲い掛かる!ゴール残り200mで、ミキロケが先頭、外からワーザー、内からマーズもやってきている。サトダイとヴィブロスは伸びてこない。ゴール前でワーザーがミッキーロケットに差を詰めるが、ミッキーロケットが先頭ゴールイン!ミッキーロケット&和田竜二、ワーザーの追撃を凌いで、悲願のGⅠ勝ち!


宝塚記念 全着順&払戻金
1着④ミッキーロケット  2分11秒6
2着⑬ワーザー       クビ差
3着②ノーブルマーズ    3馬身
4着⑩ヴィブロス       クビ
5着⑧ダンビュライト    1馬身1/4
6着③サトノダイヤモンド
7着①ステファノス
8着⑯キセキ
9着⑦パフォーマプロミス
10着⑭スマートレイアー
11着⑤ストロングタイタン
12着⑨サトノクラウン
13着⑥アルバート
14着⑮ゼーヴィント
15着⑫タツゴウゲキ
16着⑪サイモンラムセス


単勝 ④ 1,310円
複勝 ④ 390円 ⑬ 550円 ② 790円
枠連 2⃣-7⃣ 2,110円
馬連 ④-⑬ 9,200円
馬単 ④-⑬ 19,630円
ワイド ④-⑬ 3,450円
    ②-④ 3,540円
    ②-⑬ 7,160円
3連複 ②-④-⑬ 93,450円
3連単 ④-⑬-② 492,560円



今年の上半期の競馬界を締めくくる一戦は、最後の直線でサトノダイヤモンドが先頭に立つかと思ったら、内で粘るミッキーロケットが抜け出し、大外からワーザーがもの凄い脚を見せましたが、ミッキーロケットが振り切って優勝しました。香港馬のワーザーは、前走から-27キロと馬体重を大幅に減らしたのが影響して、単勝オッズが10番人気まで落ちました。それでもミキロケからクビ差の2着でしたから、負けてなお強しといった印象でした。3着のノーブルマーズは単勝で12番人気の伏兵。7番人気、10番人気、12番人気の馬が上位に入る波乱のレースとなりました。
3番人気のヴィブロスは4着。1番人気のサトノダイヤモンドは6着。3,4コーナーでじわっと押し上げ、4コーナーのところで先頭に立ちそうな勢いでしたが、残り200mで足が止まりました。前に出た時は勝つんじゃないかと思ったんですが…。昨年のフランス遠征以降、不本意なレースが続いているので、復活しないまま終わってしまうんじゃないかと心配です。2番人気のキセキは、全く見せ場なく8着。連覇を目指したサトノクラウンも12着という結果でした。
GⅠ初制覇のミッキーロケットは、昨年1月の日経新春杯以来の勝ち星で、重賞2勝目。鞍上の和田竜二騎手は、2001年の春の天皇賞以来、17年ぶりとなる中央GⅠでの勝利を挙げました。ゴールした直後には、久々のGⅠ勝ちに感極まる姿も見られました。今年に入ってからは、師匠だった岩元市三調教師が引退、今年5月にはGⅠで7勝を挙げた相棒のテイエムオペラオーが心臓麻痺で急死。さらに同期の福永祐一騎手が日本ダービーで優勝。様々な出来事がある中で、悲願のGⅠ勝ちを手にしました。

ミッキーロケットはおととしの神戸新聞杯でサトノダイヤモンドの2着に入り、翌年の日経新春杯で勝って以降は成績が頭打ちの状態でした。今年に入ってからは京都記念で7着、前走の春の天皇賞で4着。この日は道中5番手追走、4コーナーで先頭に立つと、最後まで粘り強い走りを見せました。馬場も展開も向いていたのかな?
秋のGⅠ戦線では、スワーヴリチャード、レイデオロといった4歳世代を相手に、GⅠ馬の意地を見せられるか注目です。


春のGⅠシリーズが終わり、来週からは夏のローカル開催が始まります。福島競馬場では3歳重賞のラジオNIKKEI賞、中京競馬場では短距離重賞のCBC賞が行われます。秋に向けて弾みをつける馬は現れるでしょうか?






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アルゼンチン敗退の大ピンチ!ブラジルは決勝トーナメント進出に一歩近づいたか?

2018年06月23日 | soccer

熱戦が続いている「2018 FIFAワールドカップ」。グループステージ2戦目で決勝トーナメント進出、あるいは敗退が決まった国が相次いでいます。日本時間22日未明はアルゼンチンがクロアチアと戦い、22日の夜はブラジルがコスタリカと戦いました。




グループD クロアチア3-0アルゼンチン@ニジニ・ノヴゴロドスタジアム
アルゼンチンは初戦のアイスランド戦を引き分けて、勝ち点1止まり。2戦目も引き分け以下ならば、さらに窮地に追い込まれるかもしれません。ナイジェリアを降して好スタートを切ったクロアチアは、勝てば決勝トーナメント進出が決定します。
先にチャンスを作ったのはクロアチアでした。前半5分にGKのロングキックが左サイドのFWペリシッチに渡り、ペリシッチがドリブルで持ち込んで左足でシュートを放ったが、アルゼンチンGKカバジェロが防ぐ。
アルゼンチンも12分、左サイドのペレスが浮き球のパスを入れ、ゴール前でFWメッシが足を伸ばすも合わせられない。13分には右サイドでメッシがスルーパス→抜け出したDFサルビオの折り返し→MFメサがゴール正面の位置から放ったシュートは、相手DFに阻まれた。
30分、アルゼンチンは左サイドから相手DF陣を崩し、クロスボールのこぼれ球をMFペレスがシュートを打ったが、ゴール左に逸れてしまう。クロアチアも33分、右サイドでDFブルサリコが左足でクロスを上げ、ファーサイドにいたFWマンジュキッチがダイビングヘッドを放ったが、枠には飛ばず。前半は両チーム無得点で折り返し。
後半、思わぬ形で試合が動きます。後半8分、アルゼンチンのGKカバジェロが味方のバックパスの処理を誤ると、ゴール前詰めていたクロアチアFWレビッチが右足ダイレクトボレーをゴールネットに突き刺し、クロアチアが先取点をGET!
1点ビハインドのアルゼンチンは後半19分に反撃のチャンス。左サイドのペレスの縦パスから、FWイグアインの折り返し→走り込んで来たメサのシュートはGKに阻まれ、メッシも詰めるも上手く押し込めず。
後半35分、クロアチアはブロゾビッチのパスをうけたMFモドリッチが、ペナルティエリア手前の位置から右足一閃!ミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、クロアチアに2点目が入る!クロアチアは後半アディショナルタイムにも、カウンターからMFラキティッチのシュートはGKに止められたが、弾いたボールをMFコバチッチが折り返し、ラキティッチが右足でゴールを決めてトドメの3点目。クロアチアがアルゼンチンを3-0で破り、2連勝で決勝トーナメント進出決定!


どうしたアルゼンチン!勝利が絶対条件のクロアチア戦で3失点の惨敗。アイスランド戦に続いての勝利なしという結果になりました。グループリーグ2戦未勝利は、44年ぶりの屈辱。今回の試合では、アルゼンチンの守護神・カバジェロ選手が痛恨の凡ミス。バックパス処理の際にキックミス、レビッチ選手の先制点をアシストする形に。ゴルフで例えるなら「ダフった」と言ってよいでしょうか。日本テレビの解説者も「やっちまったー」と悲鳴を上げてました。キーパーがミスを犯すと、チームの士気が下がります…。
このプレーが勝負の分かれ道となり、クロアチアはこの後、キャプテン・モドリッチ選手の痛快ミドル、ラキティッチ選手のダメ押し弾でアルゼンチンを突き放したのでした。ナイジェリアに続いての無失点勝利でベスト16入りを決めたクロアチアは、今大会の台風の目になりそうですね。
アルゼンチンは、アイスランド戦でメッシ選手がPKを失敗、クロアチア戦でカバジェロ選手が大失態。毎試合戦犯者が出てますね。2試合でまだ勝ち点1、自力での決勝トーナメント入りが厳しくなり、グループリーグ敗退の危機。エースのメッシ選手も未だノーゴール。アルゼンチン、絶体絶命の大ピンチです!







グループE ブラジル2-0コスタリカ@サンクトペテルブルクスタジアム
優勝候補の一角・ブラジルは、第1節のスイス戦で1-1のドロー。コスタリカは初戦を落としており、この試合で負ければ敗退決定です。GL突破のためには勝ち点3が欲しい両チームの戦いは、最後まで目が離せない一戦となりました。

前半13分、コスタリカはDFガンボアが右サイドを突破すると、グラウンダーの折り返しにMFボルヘスがシュートを放ったが、わずかにゴール左に外れる。
前半26分、ブラジルはFWネイマールが左サイドをドリブルで上がると、こぼれ球を拾ったDFマルセロのシュート→PA内でFWジェズスがゴールネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴール。27分にはネイマールが浮き球のパスに反応し、コスタリカGKナバスと1対1になるが、ナバスに防がれた。前半41分にはマルセロのシュートもGKにキャッチされた。
0-0で迎えた後半5分、右サイドのクロスからジェズスがヘディングシュートを放つが、クロスバー右に直撃。跳ね返ったボールをMFパウリーニョがつなぎ、その折り返しをMFコウチーニョがシュートを打ったが、ゴール前でコスタリカDFガンボアが間一髪クリア。
後半11分には、ネイマールの右足シュートを、コスタリカGKナバスが右手一本で防いだ!13分には右サイドのドウグラス・コスタのクロス→パウリーニョの落とし→コウチーニョのシュートはナバスの正面。
後半27分、ネイマールがPA手前からドリブルを仕掛け、フリーの位置から右足でシュートを放ったが、ゴール右に外れてしまう。31分にもネイマールのシュートはDFに阻まれ、32分のコウチーニョのシュートもナバスにキャッチされた。33分、ジェズスのパスを受けたネイマールが、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定でPKは与えられず。
このままスコアレスドローで終わるかと思われた後半アディショナルタイム、ブラジルは左サイドでマルセロがクロスを上げると、逆サイドでFWフィルミーノが頭で折り返すと、パウリーニョが落として、最後はコウチーニョが押し込んでゴール!ついにナバスの牙城を破り、ブラジルが待望の1点!さらに終了間際の52分、MFカゼミーロが右サイドにパス→ドウグラス・コスタのクロス→ネイマールが合わせて追加点。後半ATに2点を奪ったブラジルが、コスタリカに勝利し、勝ち点3を獲得です。


ブラジルとコスタリカの一戦は、ブラジルの分厚い攻撃VSコスタリカの集中した守備という展開が長く続きました。ネイマール選手が何度もシュートを打ち続ければ、コスタリカのGKナバス選手もスーパーセーブを連発。ナバス選手はレアル・マドリードで正GKを務めており、このブラジル戦で世界トップクラスのキーパーの実力を発揮しました。しかし、アディショナルタイムにブラジルが2点を挙げ、今大会初勝利を挙げました。これでブラジルは2試合で勝ち点4、コスタリカは2連敗でグループリーグ敗退となりました。
今回の試合は、ネイマール選手が良くも悪くも目立ってたな~って印象でした。後半にペナルティエリア内で倒れてPKを獲得したかと思ったら、VARで判定が覆りました。今大会からVARが導入されていますが、PK判定が覆ったのはたぶん初めてだと思います。あの倒れ方は100%わざとらしいもん。最後の最後に初得点を決め、試合終了後に涙を流してました。再三シュートを外し続け、最後になってようやくゴールを決めた安堵の涙だったのでしょうか?
1勝1分け・勝ち点4で決勝トーナメント進出に前進したブラジルは、グループHの第3戦でセルビア代表と対戦。王国の意地を見せるためにも、首位通過を決めたいところだが…。






 

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ロシアW杯  セネガルがポーランド撃破!クリロナは2戦連発! 

2018年06月21日 | soccer

日本中が西野ジャパンの勝利に沸いた19日深夜は、グループHのもう1試合・ポーランドVSセネガル戦が行われました。そして、開催国・ロシアが2戦目に挑み、日本時間20日夜はポルトガルVSモロッコ戦がありました。




グループH セネガル2-1ポーランド@モスクワ・スパルタクスタジアム
前半18分、セネガルがカウンターを仕掛け、左サイドのDFサバリがドリブルで相手を1人かわしてから縦パスを入れ、FWニアンがシュートを打つもゴール右に外れる。前半23分、ポーランドは右サイドからのパスをうけたFWレワンドフスキが、ペナルティアーク内で頭トラップから反転シュートを放つが、ゴール右に逸れる。37分、セネガルMFゲイエの放ったシュートが、ポーランドDFシオネクに当たってコースが変わり、ゴールへと吸い込まれる。記録はシオネクのオウンゴール。ラッキーな形でセネガルが先制点を奪う。
後半6分、ポーランドはPA手前中央で獲得したFKをレワンドフスキが蹴ったが、セネガルのGKの好セーブに防がれる。後半15分、セネガルFWニアンが、ポーランドDFのバックパスに反応。飛び出してきた相手GKをかわすと、そのまま右足で押し込み、セネガルに2点目が入る。
ポーランドは後半41分、中央のFKから、MFクリホビアクが頭で合わせて1点を返したものの、反撃はこの1点のみ。FIFAランク27位のセネガルが、8位のポーランドに勝利しました。



グループA ロシア3-0エジプト@サンクトペテルブルクスタジアム
開幕戦でサウジアラビアに5-0の圧勝を飾ったロシア。グループ2戦目は、ウルグアイに惜敗したエジプトと対戦。負ければGL突破が厳しくなるエジプトは、初戦で欠場したエースのモハメド・サラーが先発出場。
ロシアは前半19分、左サイドのFKをMFサメドフがセンタリング→相手にクリアされたが、MFチェリシェフがこぼれ球を拾ってミドルシュートを打ったが、クロスバーを越える。エジプトも前半42分にサラーが反転してから左足シュート。しかし、これは左に外れる。
0-0で迎えた後半、開始早々に試合が動きます。ロシアのMFゾブニンが右足ミドルシュートを叩きつけると、エジプトDFがクリアしきれずゴールイン。オウンゴールでロシアが先制点!これで勢いづいたロシアは、後半14分に右サイドからDFフェルナンデスがグラウンダークロスを入れると、チェリシェフが左足ワンタッチで押し込み2点目。さらに後半17分、右サイドのFKから、FWジュバが胸で落としてから右足シュートを決めて3点目。
エジプトも後半28分にサラーがPKを決めて1点を返したが、試合はロシアがエジプトに3-1で快勝し、グループリーグ2連勝。




グループB ポルトガル1-0モロッコ@モスクワ・ルジニキスタジアム
ポルトガルは初戦のスペイン戦でクリスティアーノ・ロナウドがハットトリックを決めたものの、3-3の引き分けで勝ち点1止まり。対するモロッコは初戦のイラン戦を落とし、この試合で負ければ敗退が決定します。両チームとも絶対に勝たなければいけない一戦です。
前半4分、ポルトガルは右CKをショートでつなぎ、MFモウチーニョの右足クロスに、ゴール前飛び込んだロナウドが頭で押し込む!早い時間帯でポルトガルが1点先取。9分にはDFゲレイロのドリブル突破から、右サイドのロナウドにパス。ロナウドがターンしてから右足シュートするも、左に外れた。
モロッコは前半12分に右CKからDFベナティアがヘディングシュートを放ったが、ポルトガルGKルイ・パトリシオにキャッチされる。19分にはDFディラルがドリブルでPA内に進入し、マイナス気味のクロスを入れるも、味方に合わず。
39分、ポルトガルは敵陣でロナウドが前線に浮き球のパスを出すと、FWゴンサロ・ゲデスが裏へ抜け出してシュートを放つが、モロッコGK・モハメディが左手1本で防いだ。
後半6分、ポルトガルはMFジョアン・マリオが左サイドを突破すると、グラウンダーの折り返しから、ゲデスシュートミス→右サイドへ流れたルーズボールを、走り込んで来たロナウドが右足シュート。しかし、大きく外れてしまう。
同点に追いつきたいモロッコは、後半10分にMFベランダのミドルシュートはGKにキャッチされる。さらに12分、右サイドからのFKにベランダが頭で合わせたが、GKパトリシオのファインセーブに阻まれてゴールならず。後半16分、ブスファのFK→DFのベナティアのシュートも大外れ。
終盤になってもモロッコが相手ゴールを脅かし続け、後半45分にドリブルでPA内に入ったMFツィエクがシュートを放つが、ポルトガルDFペペが足を伸ばしてクリア。終了間際には、PA内の混戦からベナディアが左足シュートも決まらず。試合はこのまま1-0でポルトガルが勝利しました。





H組のもう1試合も格下の国が勝利しました。日本とセネガルは共に勝ち点3、得失点差+1で並んでいますが、警告数で日本がH組の首位だそうです。セネガルは身体能力の高さもそうですが、個人技がすごいですね。2点目のゴールを挙げたニアン選手のスピードはハンパない…。セネガルには点取り屋のマネ選手がいるけど、ニアン選手の方がよっぽど怖いと思います…。コロンビアに勝って勢いに乗ってる日本だけど、セネガル戦は試練の一戦となりそうです。
ポーランドはDF陣のミスによる失点が相次ぎました。前半にオウンゴール、後半にはバックパスを奪われて追加点献上。エース・レワンドフスキ選手もセネガルのDF陣に封じられました。次のコロンビア戦の結果次第では、敗退の危機かも。
開催国のロシアは、開幕戦に続いての快勝。サウジ戦で5得点、エジプト戦でも3得点を挙げて、2試合で8得点と攻撃陣が爆発。スタメンに起用されたチェリシェフ選手とジュバ選手の2人が、ともに2試合連続ゴールを挙げました。これでロシアはウルグアイと共に決勝トーナメント一番乗り。旧ソ連時代の1986年メキシコ大会以来32年ぶりで、ロシアに国名変更になってからは初めてとなります。3戦目のウルグアイ戦との直接対決で、A組首位通過となるでしょうか。

ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド選手が挙げた1点を守り切って勝ち点3を獲得。2戦合計で勝ち点4となり、GL突破に望みをつなぎました。2戦連発のロナウド選手は、ダイビングヘッドで今大会4ゴール目。スペイン戦でのハットトリックも鮮やかでしたけど、モロッコ戦のヘディングも美しかったですね~。泥臭いゴールも、ロナウド選手が決めたら芸術的なものに様変わりです。
2試合で4得点と絶好調のロナウド選手、今のペースだと10得点で得点王を獲得しそう。3戦目の相手・イランはロナウドを止められるか?
2連敗で敗退決定となってしまったモロッコですが、最後まで諦めない戦いを見せました。特に後半はモロッコが押していました。セットプレーからの決定的な場面が相次ぎ、後半6分のヘディングシュートは決まってもおかしくなかったです。テレビ朝日の実況陣も試合時間が経つにつれてモロッコ贔屓になってましたな。最後のスペイン戦では、何としてでも1点取って意地を見せてほしいですね。




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