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暑すぎてつらい。

豪腕ムーアが混戦を断つ!ヴェラアズールがジャパンカップ制覇!

2022年11月27日 | 競馬

日本初の国際交流競走・第42回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m 18頭立て)が27日、東京競馬場で行われました。今年のドバイシーマクラシック覇者⑮シャフリヤール、エリザベス女王杯から中1週での挑戦⑧デアリングタクト、2021年オークス馬⑰ユーバーレーベン、秋の天皇賞3着⑭ダノンベルーガ、京都大賞典優勝⑥ヴェラアズール、鳴尾記念で復活勝利③ヴェルトライゼンデ、地方・岩手競馬所属⑯リッジマンらが参戦。海外からは、2年連続出走⑤グランドグローリー(フランス)、ニエル賞でドウデュースを破った①シムカミル(フランス)、パリ大賞典優勝②オネスト(フランス)、5連勝中の⑦テュネス(ドイツ)の4頭が参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がシャフリヤール(3.4倍)、2番人気ダノンベルーガ(4.2倍)、3番人気ヴェラアズール(4.5倍)、4番人気ヴェルトライゼンデ(9.5倍)まで10倍以下。その後はデアリングタクト、オネスト、テュネス、⑧テーオーロイヤル、⑱ボッケリーニと続きました。

正面スタンド前でのスタートで、⑫シャドウディーヴァが少し遅れ、オネストがポンと飛び出す。先行争いで⑨ユニコーンライオンが先手を奪い、ハーツイストワール2番手、テーオーロイヤルやダノンベルーガも先団につける。ヴェルトライゼンデは中団より前、シャフリヤールとデアリングタクト、オネストは中団馬群につけて、ヴェラアズールは後方5番手あたりでスタンド前を通過。
18頭がほぼ一団の状態で1コーナーを回り、2コーナーから向正面に入るところで、ユニコーンライオン先頭、2番手ハーツイストワール、3,4番手にテーオーロイヤルとシムカミルが並ぶ。5番手ヴェルトライゼンデ、6番手ボッケリーニ、内側にオネスト、真ん中にカラテ。ヴェラアズールは中団9番手に浮上。10番手グループには④トラストケンシン・デアリングタクト・グランドグローリー・ダノンベルーガの4頭が固まっている。14番手ユーバーレーベン、15番手シャフリヤール、16番手テュネス、17番手シャドウディーヴァ、リッジマンが最後方を追走。
3コーナーに差し掛かって、また17頭が一塊に。ユニコーンがゆったりとした流れで逃げ、イストワールが2番手、ロイヤル3番手、ボッケ4番手、ヴェルトラ6番手、ユーバーが中団まで押し上げ、シャフリとダノベル、ヴェラとデアタクはまだ中団待機。
4コーナーを過ぎて、勝負は最後の直線へ。残り400mでハーツイストワールが逃げるユニコーンライオンをかわして先頭に躍り出るが、ボッケリーニとダノンベルーガも接近する。ヴェルトライゼンデが内側に入り、オネストが最内を突いて上がって来る。残り300mで今度はダノベルが先頭、ヴェルトラも内から脚を伸ばす。さらに外からシャフリヤールもやってきた。後続からはヴェラアズールとデアリングタクトも襲い掛かる。残り100mでヴェルトラとシャフリの2頭が並び、ダノベル3番手。しかし、ヴェラがヴェルトラとシャフリの間に突っ込んで、ゴール前抜け出してFINISH!ヴェラアズールが混戦を制してGⅠ初制覇!



【ジャパンカップ 全着順】
1着⑥ヴェラアズール    2分23秒6
2着⑮シャフリヤール     3/4馬身
3着③ヴェルトライゼンデ   クビ差
4着⑧デアリングタクト    1/2馬身
5着⑭ダノンベルーガ     2馬身1/2
6着⑤グランドグローリー
7着②オネスト 
8着⑪カラテ
9着⑦テュネス
10着⑰ユーバーレーベン 
11着⑩ハーツイストワール
12着⑫シャドウディーヴァ
13着④トラストケンシン 
14着⑬テーオーロイヤル 
15着①シムカミル 
16着⑨ユニコーンライオン
17着⑱ボッケリーニ 
18着⑯リッジマン 

【払戻金】
単勝 ⑥ 450円
複勝 ⑥ 160円  ⑮ 140円  ③ 240円
枠連 3⃣-7⃣ 470円
馬連 ⑥-⑮ 940円
馬単 ⑥-⑮ 1,920円
ワイド ⑥-⑮ 380円  ③-⑥ 560円  ③-⑮ 530円
3連複 ③-⑥-⑮ 2,360円
3連単 ⑥-⑮-③ 9,850円


2022年の東京競馬のフィナーレを飾る一戦は、単勝3番人気のヴェラアズールが、ゴール前でシャフリヤールとヴェルトライゼンデを差し切って優勝。1番人気のシャフリヤールは外から追い込むも2着、ヴェルトライゼンデは最内に入って3着。エリザベス女王杯から中1週で挑んだデアリングタクトが4着、2番人気のダノンベルーガは、ゴール前で不利を受けてしまい5着。シャフリヤールが内側に斜行→ダノベル鞍上の川田将雅騎手が立ち上がり、馬も後退。シャフリ鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は、12月10日から18日までの9日間騎乗停止処分。その前の週も不注意騎乗で12月2日&3日の2日間の騎乗停止処分を受けており、合わせて3週間も騎乗できなくなりました。
海外勢では、グランドグローリーの6着が最高。2年連続で外国馬最先着となりました。ルメール騎手が乗ったオネストは7着、ドイツのテュネス9着、シムカミルは15着に終わりました。

ヴェラアズールは前走の京都大賞典に続いての重賞2連勝。自身3連勝でGⅠ初制覇を果たしました。鞍上のライアン・ムーア騎手は、2013年のジェンティルドンナ以来となるJC2勝目。日本のGⅠ競走は2019年の朝日杯FS以来、3年ぶり9勝目。渡辺薫彦調教師は厩舎稼業7年目でGⅠ初勝利、エイシンフラッシュ産駒もこれがGⅠ初勝利となりました。
ヴェラアズールは4コーナーのところでは中団馬群の中にいたんですが、ラストの直線では馬群の狭い所から追い上げ、残り100mでダノンベルーガを内からかわし、ゴール前でシャフリヤールとヴェルトライゼンデの間を割って抜け出しました。久しぶりにムーア騎手の豪腕ぶりが発揮されましたね。
デビュー前は1歳時に左足を骨折、その後も骨瘤などのケガが相次ぎ、デビューしたのが3歳春。コントレイルやデアリングタクトの同世代が活躍する中、ダートをずっと走り続け、5歳になって芝で覚醒しました。ヴェラアズールの他にも、屈腱炎から復活したヴェルトライゼンデが3着、繋靭帯炎を克服したデアリングタクトも4着と健闘し、5歳世代が掲示板内に入りました。「コントレイル世代は弱い」と言われてるけど、そんなに弱いわけでもないし、まだまだ頑張ってると思います。






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新世代のマイル王者誕生!セリフォスが古馬勢を捻じ伏せた!

2022年11月20日 | 競馬

秋の№1マイラー決定戦・第39回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 17頭立て)が20日、阪神競馬場で行われました。恐らく最後の阪神開催となるだろう今年のマイルCSは、マイルGⅠ3勝⑥ソダシ、毎日王冠で2年ぶりの勝利を挙げた⑤サリオス、昨年の雪辱を狙う④シュネルマイスターと③ダノンザキッド、サマーマイルシリーズ王者②ウインカーネリアン、マイラーズカップを勝っている⑪ソウルラッシュ、⑦ジャスティンカフェといった古馬の実力馬が集結。3歳世代からはNHKマイルカップ優勝⑮ダノンスコーピオン、富士ステークス優勝⑩セリフォス、①マテンロウオリオン、⑨ピースオブエイトの4頭が参戦しました。


単勝の人気は、1番人気シュネルマイスター(3.6倍)、2番人気ソダシ(4.4倍)、3番人気サリオス(6.7倍)。その後、ダノンスコーピオン(7.3倍)、ソウルラッシュ(7.7倍)、セリフォス(9.2倍)と6番人気までが10倍以下。


スタート直前にウインカーネリアンがゲート内で立ち上がったが何とか落ち着く。スタート後の先行争いで、ピースオブエイトと⑧ロータスランドがウインカーネリアンをかわし、ピースオブエイトが先頭に立つ。⑫ホウオウアマゾンが3番手、ウインカーネリアン4番手、ソダシは5番手を追走。6番手グループにはマテンロウオリオン・ダノンザキッド・ダノンスコーピオン・シュネルマイスターと固まり、⑰ファルコニアが大外10番手から上がっていく。中団より後ろの11番手にソウルラッシュ、サリオス12番手、13番手セリフォス、14番手ジャスティンカフェ、15番手⑬エアロロノア、後方は⑯ハッピーアワーと⑭ベステンダンクが並んでいる。
外回り3コーナーを通過し、先頭はファルコニアに変わり、エイト2番手、ホウアマ3番手、ソダシは5番手、その後ろにダノスコがいる。ソウルとキッド、シュネルは中団グループ。サリオスとセリフォスは集団の後ろの位置、ジャスカは後方3番手。
4コーナーからラストの直線に差し掛かり、ファルコニアが先頭で逃げ、2番手にピースオブエイト、ロータスランドが内に入り、マテンロウオリオンも最内を選択。ソダシ・ソウルラッシュ・シュネルマイスター・ダノンスコーピオンは外に持ち出した。残り200mでロータスが抜け出すが、ソダシ・キッド・ソウル・ジャスカと後続勢が襲い掛かる。残り100mでソダシとキッドが伸びて来たかと思ったら、大外からセリフォスが一気に抜き去って先頭でゴールイン!ダノンザキッド2番手、ソダシは3番手までか。



【マイルチャンピオンシップ 全着順】
1着⑩セリフォス      1分32秒5
2着③ダノンザキッド    1馬身1/4
3着⑥ソダシ         1/2馬身
4着⑪ソウルラッシュ     ハナ差
5着④シュネルマイスター   クビ差
6着⑦ジャスティンカフェ 
7着⑬エアロロノア
8着⑧ロータスランド 
9着⑨ピースオブエイト 
10着①マテンロウオリオン 
11着⑮ダノンスコーピオン 
12着②ウインカーネリアン 
13着⑰ファルコニア 
14着⑤サリオス 
15着⑫ホウオウアマゾン 
16着⑯ハッピーアワー 
17着⑭ベステンダンク 

【払戻金】
単勝 ⑩ 920円
複勝 ⑩ 330円  ③ 520円  ⑥ 220円
枠連 2⃣-5⃣ 1,410円
馬連 ③-⑩ 11,870円
馬単 ⑩-③ 19,920円
ワイド ③-⑩ 2,980円  ⑥-⑩ 1,170円  ③-⑥ 2,240円
3連複 ③-⑥-⑩ 20,530円
3連単 ⑩-③-⑥ 142,650円



マイル界の精鋭が集まった一戦は、6番人気の3歳馬・セリフォスが大外から豪快に差し切りGⅠ初制覇。3歳勢の勝利は、2018年のステルヴィオ以来史上6頭目です。2着には9番人気のダノンザキッド、2番人気のソダシは3着。芝マイル戦では無敗だったソダシでしたが、初めて敗戦を喫しました。勝てば「最優秀短距離馬」は当確で、「最優秀4歳以上牝馬」争いでも一歩リードだっただけに悔しい敗戦といえる。
ソウルラッシュはソダシとハナ差の4着、1番人気のシュネルマイスターも直線追い上げたものの5着。3歳マイル王のダノンスコーピオンは11着、3番人気のサリオスは14着と大敗しました。

勝ったセリフォスは、前走の富士ステークスに続いての連勝で通算5勝目。重賞も通算4勝目をマーク。鞍上のダミアン・レーン騎手は、リスグラシューとのコンビで圧勝した2019年有馬記念以来、約3年ぶりのJRA・GⅠ勝利。中内田充正厩舎はマイルCS初勝利と同時に、古馬GⅠ初勝利となりました。セリフォスの父のダイワメジャーは、2006年と2007年にこのレースを2連覇しており、史上初の父子制覇達成です。
セリフォスはデビュー3連勝を挙げるも、朝日杯フューチュリティステークスで1番人気に推されながらもドウデュースの2着、NHKマイルカップでも4着、安田記念で古馬と初対戦して4着とGⅠでは惜しいレースが続きました。4度目のGⅠ挑戦となった今回、序盤から後方で脚を溜め続け、ラストの直線で末脚が爆発。残り100m辺りでライバルたちをまとめてかわしました。香港マイルを辞退して臨んだ一戦で念願のGⅠ初タイトルです。
昨年の朝日杯は、1着のドウデュースがダービー馬になり、2着のセリフォスがマイルCSを勝ち、4着だったダノンスコーピオンが3歳マイル王、5着のジオグリフが皐月賞馬。上位5頭のうち4頭がGⅠウィナーが生まれるというハイレベルのレースでした。そんな中、朝日杯3着のアルナシームは前日のレースで6着・・・。重賞も勝ててないから、仲間外れ感が半端ないな・・・。
デビューからずっとマイルしか走ってないけど、今回の内容なら1800~2000mでも大丈夫な気がします。来年のドバイターフではドウデュースとの対決が実現してほしいですね。




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超良血が遂に開花!ジェラルディーナがエリザベス女王杯快勝!

2022年11月13日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第47回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 18頭立て)が13日、阪神競馬場で行われました。本来ならばエリザベス女王の即位70年の記念競走になる予定でしたが、今年9月8日に96歳で逝去されました。崩御後初のエリ女は、完全復活を目指す無敗3冠牝馬④デアリングタクト、昨年の優勝馬⑭アカイイト、GⅠ7勝の名牝・ジェンティルドンナの娘⑱ジェラルディーナ、⑬ウインマリリン・⑰ウインマイティー・⑨ウインキートスの「ウイン3人娘」、⑦イズジョーノキセキと⑧アンドヴァラナウトの「府中牝馬ステークス組」の古馬勢と、秋華賞馬⑩スタニングローズ、秋華賞2着⑪ナミュール、オークス4着③ピンハイ、⑮ライラックの3歳世代、さらには今年のアイリッシュオークス馬⑤マジカルラグーンが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気デアリングタクト(4.3倍)、2番人気スタニングローズ(5.7倍)、3番人気ナミュール(7.3倍)、4番人気のジェラルディーナ(8.1倍)まで10倍以下。その後はウインマリリン、ピンハイ、ウインマイティー、マジカルラグーン、アンドヴァラナウトと続きました。


18頭綺麗に揃ったスタート直後、②ローザノワールが先手を奪い、マジカルラグーンが2番手につけ、ウインキートス・ピンハイ・ウインマイティー・スタニングローズが3番手を争い、ウインマリリンは6番手、デアリングタクトとナミュールは中団から。ジェラルディーナは馬群の後方、アカイイトは最後方で正面スタンド前を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入るところで、ローザノワールが単独先頭、マジカルラグーン2番手、3番手にウインキートス、外側4番手からウインマイティーが並びかける。スタニングローズはその後ろの5番手を追走。内側6番手ピンハイ、7番手ウインマリリン。中団グループは8番手⑯テルツェット、9番手デアリングタクト、10番手ナミュール、11番手①クリノプレミアム、外側12番手にジェラルディーナ。後方勢はアンドヴァラナウトとイズジョーノキセキ、⑫ルビーカサブランカが固まり、16番手ライラック、17番手⑥ホウオウエミーズ、アカイイトは依然としてしんがり。
内回り3コーナーに差し掛かり、先頭のロザノワが後続を引き離し、マイティーがマジラグをかわして2番手に上がる。さらにマリリンとキートスも4,5番手につけ、「ウイン3人娘」はみんな好位にいる。スタニングは6番手グループ、デアタクは中団馬群。ジェラルは外側10番手、ナミュールは11番手あたりか。アカイイトは大外に持ち出した。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線。ローザノワールがまだ先頭で粘るが、馬場の真ん中からウインマリリン、外からジェラルディーナが追い込む。デアリングタクトとナミュールも猛追する一方、スタニングローズは後退。一番外からライラックが飛んできている。残り200mでマリリンが先頭に立つが、ラスト100mでジェラルが抜け出す。ゴール前でライラックが襲い掛かるが、ジェラルディーナが先頭でゴール!2着争いはライラックとウインマリリンの2頭が並び、アカイイト4番手。




【エリザベス女王杯 全着順】
1着⑱ジェラルディーナ   2分13秒0
2着⑬ウインマリリン     1馬身3/4
2着⑮ライラック        同着
4着⑭アカイイト       2馬身1/2
5着⑪ナミュール        ハナ差
6着④デアリングタクト 
7着⑥ホウオウエミーズ 
8着⑫ルビーカサブランカ
9着③ピンハイ 
10着⑦イズジョーノキセキ
11着①クリノプレミアム
12着⑯テルツェット 
13着②ローザノワール 
14着⑩スタニングローズ
15着⑨ウインキートス 
16着⑰ウインマイティー 
17着⑧アンドヴァラナウト
18着⑤マジカルラグーン

【払戻金】
単勝 ⑱ 810円
複勝 ⑱ 330円  ⑬ 370円  ⑮ 1,160円
枠連 7⃣-8⃣ 1,410円
馬連 ⑬-⑱ 1,920円   ⑮-⑱ 15,500円
馬単 ⑱-⑬ 3,520円   ⑱-⑮ 23,140円
ワイド ⑬-⑱ 1,570円  ⑮-⑱ 9,180円  ⑬-⑮ 8,380円
3連複 ⑬-⑮-⑱ 90,210円
3連単 ⑱-⑬-⑮ 206,260円   ⑱-⑮-⑬ 289,250円


3冠牝馬、今年の秋華賞馬、前回女王、海外GⅠ馬など好メンバーが揃った今年のエリ女は、単勝4番人気のジェラルディーナが制しました。直線で外から追い込み、先に前に出たウインマリリンをかわすと、ゴール前抜け出しました。2着争いは5番人気のウインマリリンと、12番人気の3歳馬・ライラックが並びましたが、結果は同着。GⅠでの2着同着は史上初の珍事だそうです。
勝ったジェラルディーナの鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手、マリリンはダミアン・レーン騎手、ライラックはミルコ・デムーロ騎手が騎乗しており、外国人騎手が1~3着を独占しました。
前回の優勝馬・アカイイトは4着、3番人気のナミュールは5着。1番人気だったデアリングタクトは6着に敗れ、2年ぶりの復活勝利はならず。2番人気のスタニングローズは重馬場に苦しみ14着と大敗。アイルランドから参戦のマジカルラグーンは2番手を追走するも3,4コーナーからズルズル下がって最下位の18着に終わりました。

GⅠ初制覇のジェラルディーナは重賞初制覇だった前走のオールカマーに続いての連勝。通算でも6勝目を飾りました。クリスチャン・デムーロ騎手は、2018年の阪神ジュベナイルフィリーズのダノンファンタジー以来、約4年ぶりのJRA・GⅠ勝利。斉藤崇調教師はこのレース初勝利です。
ジェラルディーナは父がGⅠ6勝のモーリスで、母がGⅠ7勝のジェンティルドンナ、両親合わせて13冠。血統を辿ると父の父がスクリーンヒーロー、祖父がグラスワンダー、母の父がディープインパクト、母の母のドナブリーニも英国GⅠを勝っています。
超良血だから早い内に出世するかと思われましたが、初勝利に3戦かかり、初GⅠの阪神JFで8着。同期がクラシック路線で活躍する一方、ジェラルは自己条件戦3連勝でオープン入り。重賞でも掲示板圏内を確保し続け、今年6月以降は鳴尾記念で2着、小倉記念で3着、オールカマーとエリ女で重賞連勝。4歳秋になってようやく本格化を迎えました。
年内にもう1走使うとなれば、有馬記念しかないと思います。グラスワンダー、ジェンティル、ディープは有馬記念で勝っているし、グラス系は中山巧者が多いです。史上初の母娘制覇、さらには「親子三代有馬制覇」を目指して、ぜひ参戦してもらいたい。


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今年の秋天も3歳世代!イクイノックスが怒涛の末脚で、大逃げのパンサラッサを捕らえる!

2022年10月30日 | 競馬

秋の中距離王者決定戦「第166回天皇賞(秋)」(GⅠ・芝2000m 15頭立て)が30日、東京競馬場で行われました。今年の秋天は出走メンバー全てが重賞ウィナーという顔ぶれで、古馬勢では昨年の日本ダービー馬&ドバイシーマクラシック優勝の⑧シャフリヤール、ドバイターフ優勝③パンサラッサ、大阪杯優勝④ポタジェ、オークス馬⑭ユーバーレーベン、札幌記念を勝った⑨ジャックドール、小倉記念圧勝①マリアエレーナ、新潟記念を制した②カラテなどが参戦。3歳世代からは皐月賞馬⑥ジオグリフ、ダービー2着⑦イクイノックス、共同通信杯覇者⑤ダノンベルーガの3頭が参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がイクイノックス(2.6倍)、2番人気がシャフリヤール(4.4倍)、ジャックドールが3番人気(5.0倍)。4番人気ダノンベルーガ(7,0倍)、5番人気のジオグリフ(9.1倍)まで10倍を切りました。

1コーナー奥ポケットからのスタートで、ジャックドールとカラテが好スタートを決めた一方、カデナが出遅れ。注目の先行争いで、パンサラッサとジャックドールの2頭が行くかと思ったら、⑩ノースブリッジが先行争いに加わる。しかし、2コーナーから向正面に出るところでパンサラッサが先頭に立った。2番手に⑫バビットがつけ、3番手ノースブリッジ、ジャックドールは4番手に控えた。5,6番手の位置にシャフリヤールとマリアエレーナが並び、その後ろの集団にはカラテ・ジオグリフ・⑬アブレイズの3頭が固まっている。イクイノックスは10番手を追走し、ダノンベルーガその後ろの11番手、12番手ポタジェ。後方は13番手⑪レッドガラン、ユーバーレーベン14番手、カデナが最後方。
先頭を走るパンサラッサは、3コーナーのところで後続を大きく引き離し、前半1000mを57秒4で通過。パンサの大逃げに場内からもどよめきが上がる。バビット2番手は変わらず、ジャックが3,4コーナーのところで3番手に浮上。シャフリは5番手あたり、ダノベルとグリフとイクイノの3歳勢は中団あたりか?
4コーナーから直線コースに入っても、パンサラッサがまだ大差のリードをつけて逃げている。2番手争いはバビット・ジャックドール・ノースブリッジの3頭の競り合いから、ジャックが少し抜け出す。イクイノックスは外に持ち出し、ダノンベルーガは最内に進路を取った。シャフリヤールとジオグリフは伸びてこない?残り200mを切ってもパンサが先頭だが、後続勢との差が縮まっていく。残り100mでイクイノが2番手、ダノベルが3番手に浮上。そしてゴール前、イクイノックスがパンサラッサをついに捕らえて先頭ゴール!イクイノックス最後に大逆転!クリストフ・ルメールもガッツポーズ連発!パンサラッサ惜しくも2着、ダノンベルーガは3番手。



【天皇賞・秋 全着順】
1着⑦イクイノックス 1分57秒5   
2着③パンサラッサ   1馬身
3着⑤ダノンベルーガ  クビ差
4着⑨ジャックドール  1/2馬身
5着⑧シャフリヤール  2馬身
6着②カラテ 
7着①マリアエレーナ
8着⑭ユーバーレーベン
9着⑥ジオグリフ
10着⑬アブレイズ
11着⑩ノースブリッジ
12着⑮カデナ 
13着④ポタジェ
14着⑪レッドガラン
15着⑫バビット

【払戻金】
単勝  ⑦ 260円
複勝  ⑦ 130円  ③ 470円  ⑤ 220円
枠連 2⃣-4⃣ 1,680円
馬連 ③-⑦ 3,330円
馬単 ⑦-③ 4,930円
ワイド ③-⑦ 1,210円  ⑤-⑦ 320円  ③-⑤ 2,260円
3連複 ③-⑤-⑦ 4,400円
3連単 ⑦-③-⑤ 23,370円


GⅠホースが5頭が参戦した秋の伝統の一戦は、パンサラッサがハイペースの大逃げを見せ、ラストの直線に入っても大きな差があったので逃げ切っちゃうんじゃないかと思われましたが、大外から追い込んで来た1番人気のイクイノックスがゴール前でパンサラッサを差し切って優勝。昨年のエフフォーリアに続き、今年も3歳馬が秋の天皇賞を制しました。3歳馬の秋天制覇は史上4頭目となります。そして、昨年のホープフルステークスから続いていた「平地GⅠの1番人気連敗記録」に終止符が打たれました。
パンサラッサは2着だったけど、間違いなくこのレースの主役だったと思います。単勝のオッズでは7番人気と評価はやや低め。その怒りをぶつけるかのような逃走劇でした。前半のタイムはサイレンススズカと同タイム、1990mまでは先頭を守っていました。パンサラッサと吉田豊騎手、人馬ともに思い切った競馬をしましたね。府中2000mの秋天を逃げ切るのは本当に難しい・・・。
3着のダノンベルーガも上がり3ハロン32秒台をマーク。4着には3番人気のジャックドール、5着には2番人気のシャフリヤールが入りました。シャフリは昨年のダービーで見せた末脚が不発でした。もう1頭の3歳馬・ジオグリフは9着。骨折からの休養明けだったし、馬体重も前走から+14キロと太目でした。

優勝したイクイノックスはデビュー5戦目でGⅠ初制覇。キャリア5戦での古馬GⅠ制覇は、エフフォーリア、レイパパレ、ファインモーションなど最少タイ記録。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は今年のGⅠ2勝目。秋天では5年で4勝を挙げております。イクイノックスの父・キタサンブラック産駒は、これがGⅠ初勝利。同時に秋天父子制覇を達成です。木村哲也調教師はこのレース初勝利です。
皐月賞では同じ厩舎のジオグリフの2着、ダービーではドウデュースに次ぐ2着とあと一歩のところでGⅠタイトルを掴み損ねていましたが、3度目のGⅠ挑戦で念願の初タイトル獲得。もしまた2着だったら「1番人気17連敗」になっていたと思います。直線での激走で体力を使ったと思うので、ジャパンカップは回避→年末の有馬記念というプランになりそう。ドウデュースとの再戦も早いうちに見たいですね。



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執念で掴み取った最後の一冠!アスクビクターモアが実績最上位の意地見せる!

2022年10月23日 | 競馬

2022年3歳牡馬クラシックの最終戦・第83回菊花賞(GⅠ・芝3000m 18頭立て)が23日、阪神競馬場で行われました。皐月賞馬・ジオグリフ、日本ダービー馬・ドウデュース不在の今年は、ダービー3着⑭アスクビクターモア、キタサンブラックとの父子制覇を狙う①ガイアフォース、神戸新聞杯覇者⑰ジャスティンパレス、青葉賞馬③プラダリア、ラジオNIKKEI賞を勝った⑯フェーングロッテン、京都新聞杯優勝⑦アスクワイルドモアなどの重賞ウィナーに加え、毎日杯3着⑪ドゥラドーレス、重賞3着2回③ボルドグフーシュ、札幌2600mで2連勝⑬ディナースタ、善戦続く⑫ヴェローナシチーなどが参戦しました。



単勝のオッズは、1番人気ガイアフォース(3.5倍)、2番人気アスクビクターモア(4.1倍)、3番人気ドゥラドーレス(7.0倍)、4番人気のジャスティンパレス(9.7倍)までが10倍以下、その後はプラダリア、ヴェローナシチー、ボルドグフーシュ、ディナースタ、⑱セレシオンなどが続きました。

スタート直後、⑩セイウンハーデスが積極的に飛ばし、アスクビクターモアは2番手につけ、ディナースタ3番手、⑥ビーアストニッシド4番手、5番手⑮ポッドボレット、6番手ジャスティンパレス、ガイアフォースは7番手から。8番手プラダリア、9番手セレシオン、中団より後ろ目の10番手にフェーングロッテン、11番手ドゥラドーレス、12番手②シェルビーズアイ。13番手にボルドグフーシュ、14番手アスクワイルドモア、15番手⑤ヤマニンゼスト。後方勢は16番手⑨シホノスペランツァ、17番手⑧マイネルトルファン、最後方ヴェローナシチー。
18頭は1周目の内回り4コーナーを通過し、スタンド前へ。先頭のセイウンハーデスは最初の1000mを58秒7のハイペース。アスクビクターモアがっちり2番手、ディナースタ単独3番手、ビーアストニッシド4番手。ジャスティンパレスとガイアフォースは中団より前、プラダリア中団の位置、ドゥラドーレス12番手あたり。集団から離されていた後方勢も追いつき、残り1周を迎える。
1,2コーナーのところで、ハーデスが一度後続を引きつけると、向正面の手前で再び突き放す。2番手のアスビクは手綱持ったまま。ディナーとビーアスが3,4番手で並び、その後ろでボレット・ジャスパレ・セレシオン・ガイアの4頭が5番手集団を形成する。中団9,10番手にプラダリアとフェーン、グフーシュ11番手、内側12番手シェルビーズ、外側13番手ドーレス。14番手ワイルドモア、15番手ゼスト、16,17番手にスペランツァとヴェローナがいて、トルファンがしんがりに下がる。
内回り3コーナーを過ぎて、前を行くハーデスとアスビクの差がなくなり、残り600mでアスビクがハーデスをかわして先頭に浮上。後続では、ディナー,ジャスパレ,グフーシュ,ドーレスなどが仕掛け、最内のガイアは追い出しに苦労気味か?
4コーナーのところでアスクビクターモアが2番手以降を引き離し、先頭で最後の直線コースへ。後ろからはジャスティンパレスとボルドグフーシュが猛追する。ガイアフォースとドゥラドーレスも追いかけるが、前が止まらない。残り200mを切ってもアスビクが先行するが、グフーシュとジャスパレが徐々に差を詰める。残り100m、アスビクがこのまま押し切るかと思いきや、ゴール前で2番手に上がったグフーシュが襲い掛かり、最後は2頭並んでゴール!アスクビクターモア押し切ったか?ボルドグフーシュが最後捕らえたか?ジャスティンパレス3番手入線。





【菊花賞 全着順】
1着⑭アスクビクターモア
2着④ボルドグフーシュ
3着⑰ジャスティンパレス
4着⑪ドゥラドーレス
5着⑨シホノスペランツァ
6着⑤ヤマニンゼスト
7着③プラダリア
8着①ガイアフォース
9着⑦アスクワイルドモア
10着②シェルビーズアイ
11着⑱セレシオン 
12着⑫ヴェローナシチー
13着⑥ビーアストニッシド
14着⑬ディナースタ 
15着⑯フェーングロッテン
16着⑮ポッドボレット 
17着⑩セイウンハーデス
18着⑧マイネルトルファン

【払戻金】
単勝 ⑭ 410円
複勝 ⑭ 160円  ④ 290円  ⑰ 330円
枠連 2⃣-7⃣ 850円
馬連 ④-⑭ 2,030円
馬単 ⑭-④ 3,370円
ワイド ④-⑭ 790円  ⑭-⑰ 770円  ④-⑰ 1,920円
3連複 ④-⑭-⑰ 6,440円
3連単 ⑭-④-⑰ 30,010円


クラシック最後の一冠を懸けた戦いは、写真判定の末、2番人気のアスクビクターモアが制して優勝。勝ちタイム3分02秒4は、2001年の阪神大賞典でナリタトップロードが出した「阪神3000m」のコースレコードを0.1秒更新しました。スタートからセイウンハーデスが飛ばしたのが大きかったですね。
ボルドグフーシュは直線で猛追し、ゴール前でアスビクに迫るも、ハナ差届かず2着。3着には4番人気のジャスティンパレス、3番人気のドゥラドーレスは5馬身差の4着。
1番人気のガイアフォースは8着に終わり、キタサンブラックとの父子制覇はならず。1番人気のプレッシャーもあったし、最内枠に入ったこと、前走から馬体重が-4キロだったのが敗因か?この結果、GⅠでの1番人気馬は16連敗に・・・。2019年のヤクルトの連敗記録に並び、1998年のロッテまであと2つ・・・。

勝ったアスクビクターモアは、弥生賞ディープインパクト記念以来の重賞2勝目で、通算でも4勝目をマーク。鞍上の田辺裕信騎手は、2016年の安田記念以来となるGⅠ勝利を挙げ、菊花賞初勝利。アスビクを管理する田村康仁調教師は牡馬クラシック初勝利、馬主の廣崎利洋ホールディングスは菊花賞初勝利なりました。また、ディープインパクト産駒は12世代連続でクラシック制覇を果たしました。今年デビューの最終世代からもGⅠ馬が誕生なるか?
弥生賞では後のダービー馬・ドウデュースを完封した後、皐月賞で5着、日本ダービーでは一同は先頭に躍り出るも3着。前走のセントライト記念ではガイアフォースに競り負けて2着と惜敗が続いていました。この日はスタートから2番手を追走すると、3,4コーナー中間で早め先頭に立ち、直線に入るところでは後続に4馬身以上拡げ、そのまま1着でゴール。人馬共に最後の一冠に懸ける執念を感じました。ギリギリだったけど、GⅠ勝ててよかったですね。最近の菊花賞馬は、その後のGⅠ競走で勝つことが多いので、アスビクの今後に期待が持てそうだ。



来週は東京競馬場で秋の中距離王座決定戦「天皇賞(秋)」が行われます。ドバイターフ優勝・パンサラッサ、札幌記念優勝・ジャックドール、2021年ダービー馬・シャフリヤール、大阪杯優勝・ポタジェ、オークス馬・ユーバーレーベンといった古馬勢と、皐月賞馬・ジオグリフ、皐月&ダービー2着・イクイノックス、共同通信杯優勝・ダノンベルーガの3歳世代が激突。今年もまた3歳馬が勝つか、あるいは古馬勢が経験の差を見せるのか?


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スタニングローズがオークスの雪辱を果たし、最後の1冠奪取!スターズオンアースは3着敗戦。

2022年10月16日 | 競馬

3歳牝馬三冠の最終戦・第27回秋華賞(GⅠ・芝2000m 16頭立て)が16日、阪神競馬場で行われました。桜花賞とオークスの2冠を獲得した⑨スターズオンアースが、デアリングタクト以来となる牝馬三冠制覇に挑戦。スターズ以外にも、紫苑ステークス優勝⑦スタニングローズ、ローズステークス覇者⑩アートハウス、オークス3着⑧ナミュール、桜花賞2着⑫ウォーターナビレラ⑯プレサージュリフト、②ライラック、オークスで放馬⑮サウンドビバーチェ、3連勝中⑤ストーリア、フローラステークス優勝⑬エリカヴィータなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気がスターズオンアース(3.0倍)、2番人気ナミュール(3.3倍)、3番人気スタニングローズ(5.7倍)、4番人気のアートハウス(6.7倍)まで10倍以下。その後はプレサージュリフト、ライラック、①ウインエクレール、エリカヴィータ、ストーリアと続きました。

スタンド前のスタートで、スターズオンアースが少し出遅れて後方からの競馬となる。前の争いでは、⑭ブライトオンベイスがウォーターナビレラをかわして先手を奪う。サウンドビバーチェが2番手につけ、アートハウスとスタニングローズは4,5番手。ウインエクレールとストーリアは中団につけ、注目のスターズオンアースは後方3番手で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かり、プライトオンベイスが先頭、2番手にサウンドビバーチェ、3,4番手のところにウォーターナビレラとアートハウスが並走。その後ろの5,6番手の位置にスタニングローズと③タガノフィナーレが並んでいる。7番手⑪エグランタイン、8番手⑥メモリーレゾン、9番手ウインエクレール、その外側10番手にナミュールが控えている。中団より後ろの位置にはストーリア・④ラブパイロー・エリカヴィータが固まり、スターズオンアースは14番手、15番手プレサージュリフト、最後方にライラックが追走する。
内回り3コーナーを過ぎて、ベイスが先頭で引っ張るが、外からビバーチェが並びかける。ハウスがナビレラを抜いて3番手に浮上し、スタニング5番手変わらず。エクレールとナミュールは中団馬群、プレサージュ後方3番手、スターズは最後方に下がった。この位置だと三冠は厳しそうだ。
4コーナーを回って直線コースに入って、サウンドビバーチェとアートハウスの2頭が競り合うところを、スタニングローズが2頭まとめて捕らえにかかる。残り200mを切ってスタニングがわずかに先頭、後続からナミュールが猛追し、スターズオンアースも馬群を捌いて追い上げる。残り100mでスタニングが抜け出し、ゴール前でナミュールとスターズが襲い掛かるが、スタニングローズが追撃を抑えてゴールイン!2着争いはナミュールがわずかに優勢、スターズオンアースは3番手入線。



【秋華賞 全着順】
1着⑦スタニングローズ    1分58秒6
2着⑧ナミュール        1/2馬身
3着⑨スターズオンアース    ハナ差
4着⑥メモリーレゾン      2馬身
5着⑩アートハウス       ハナ差
6着⑪エグランタイン
7着⑮サウンドビバーチェ
8着⑤ストーリア
9着⑯プレサージュリフト
10着②ライラック
11着①ウインエクレール
12着⑫ウォーターナビレラ
13着⑬エリカヴィータ 
14着④ラブパイロー 
15着③タガノフィナーレ
16着⑭ブライトオンベイス

【払戻金】
単勝 ⑦ 570円
複勝 ⑦ 150円  ⑧ 140円  ⑨ 130円
枠連 4⃣-4⃣ 1,040円
馬連 ⑦-⑧ 990円
馬単 ⑦-⑧ 2,430円
ワイド ⑦-⑧ 360円  ⑦-⑨ 320円  ⑧-⑨ 300円
3連複 ⑦-⑧-⑨ 1,090円
3連単 ⑦-⑧-⑨ 6,900円


2年連続の阪神開催となった秋華賞は、3番人気のスタニングローズが残り200m切ったところから抜け出し、スターズオンアースとナミュールの追撃を凌いで優勝。2冠牝馬の三冠制覇を阻止し、最後の1冠を手にしました。2番人気のナミュールは外から猛追するも半馬身差届かず2着。スタニングとナミュールは高野友和厩舎に所属し、見事ワンツーフィニッシュとなりました。
スターズオンアースは3着に敗れて三冠達成ならず。スタートで少し出遅れ、4コーナーで一旦はしんがりまで下がりましたが、最後の直線では馬群が開いたところを上手く突きました。上がり3ハロン「33.5秒」はメンバー最速を記録。剥離骨折明けとは思えない豪脚を見せたから、次走以降も本当に楽しみでしかない。
4着以降ですが、4着のメモリーレゾンは13番人気の低評価を覆す激走。5着だったアートハウスの鞍上・川田将雅騎手は、「3歳GⅠ完全制覇」ならず。サウンドビバーチェは本馬場入場で放馬し、オークスに続いて競走除外になるかと思われたが無事に出走して7着フィニッシュ。GⅠで2度も放馬した馬は二度と現れないでしょうねぇ。

GⅠ初勝利のスタニングローズは、前走の紫苑ステークスに続いての連勝で重賞3勝目。鞍上の坂井瑠星騎手はデビュー7年目でJRA・GⅠ初勝利。2週間前のスプリンターズステークスでは、ジャンダルムとのコンビで制した荻野極騎手がGⅠ初タイトルを獲得。2戦続けて競馬学校32期生のジョッキーがGⅠ勝ちを収めたことになります。高野友和調教師は秋華賞2勝目。2014年のショウナンパンドラ以来8年ぶりです。
スタニングは2走前のオークスで一度は先頭に立つも、スターズオンアースの末脚に屈して2着。秋初戦の紫苑ステークスはサウンドビバーチェとの叩き合いを制して優勝。そして今回の秋華賞で2冠女王にリベンジを果たしました。フラワーカップ、紫苑S、秋華賞と右の小回りコースの相性は抜群ですね。次はたぶんエリザベス女王杯に向かうと思いますが、エリ女をパスして12月の香港カップの参戦もあり得る・・・。


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ヴェラアズール豪脚一閃で京都大賞典制覇!MCS南部杯はカフェファラオが接戦制す。

2022年10月10日 | 競馬

10月10日のスポーツの日は、京都競馬場で「阪神大賞典」、地方・盛岡競馬場で「マイルチャンピオンシップ南部杯」が行われました。


第57回京都大賞典(GⅡ・芝2400m 14頭立て)は、昨年2着の雪辱を狙う③アリストテレス、前走の目黒記念を勝った②ボッケリーニ、マーメイドステークスを勝った⑪ウインマイティー、芝転向後4戦2勝⑩ヴェラアズール、小倉記念2着④ヒンドゥタイムズ、⑥アイアンバローズ、⑧ディアスティマ、⑭ディアマンミノル、⑨アフリカンゴールド、⑬マイネルファンロンなどが参戦しました。
スタートは⑬ディバインフォース以外は揃った飛び出し。スタンド前の先行争いで、⑨ユニコーンライオンとディアスティマの2頭が前を行くが、ユニコーンライオンが先頭。アフリカンゴールド3番手、⑦ユニコーンライオン4番手。ボッケリーニとアリストテレスとアイアンバローズとヒンドゥタイムズとウインマイティーは中団より前あたり。ヴェラアズールはちょうど中団のところでゴール板を通過した。
14頭が1コーナーを過ぎて、14頭が縦長となる。向正面に入るところで、ユニコーンライオンが先頭、ディアスティマが2番手に浮上し、3番手アフリカンゴールド。4番手キングオブドラゴン、5番手にボッケリーニ、外側6番手アリストテレス。ヒンドゥタイムズとウインマイティーが7,8番手で並び、9番手アイアンバローズ。10番手ヴェラアズール、内側に⑤レッドガラン、12番手マイネルファンロン、13番手ディバインフォース、最後方にディアマンミノルという展開。
外回り3コーナーに差し掛かり、ユニコーンがスローペースで逃げるが、ディアスとアフリカンが迫る。キンドラ4番手、アリス5番手、ヒンドゥとボッケは中団。マイティーはボッケの後ろにつけている。ヴェラはまだ中団より後ろの位置に控えたまま。
4コーナーを回る前に、ヒンドゥが大外に持ち出し、前を走る3頭に接近。ラストの直線に入り、逃げるユニコーンライオンにディアスティマが並びかけ、キングオブドラゴンがイン突きを狙う。一番外からヒンドゥタイムズが脚を伸ばし、ボッケリーニも外側に出した。残り200mでボッケリーニがわずかに先頭に躍り出るが、大外からヴェラアズールが飛んできた!残り100mでボッケを抜き去ると、そのまま突き放してゴールイン。ボッケリーニ2着、ウインマイティー3番手入線。

秋のGⅠ戦線にアピールしたい馬達が集まった一戦は、単勝2番人気のヴェラアズールが大外からのごぼう抜きを決めて快勝しました。1番人気のボッケリーニは2着、3番人気のウインマイティーが3着に入りました。5番人気のヒンドゥタイムズが4着、4番人気のアリストテレスは11着に終わっています。
勝ったヴェラアズールは重賞初挑戦で初制覇、前走のジューンステークスに続いての2連勝で通算4勝目手にしました。鞍上の松山弘平騎手は、前日の毎日王冠に続き、2日連続での重賞勝ち。ヴェラアズールの父・エイシンフラッシュ産駒は、2頭目の重賞ウィナーを輩出。ヴェラを管理する渡辺薫彦調教師はこのレース初勝利。現役ジョッキー時代の2001年にナリタトップロードに騎乗するも、ステイゴールドの斜行で落馬した記憶が残っていますが、21年後にリベンジを果たしました。
ヴェラアズールはデビューからダートを走っていましたが、今年3月に芝路線に転向。初戦の淡路特別で勝利すると、緑風ステークスとサンシャインステークスで3着、ジューンステークスではルメール騎手とのコンビで快勝しました。芝転向後は5戦3勝、馬券圏内100%。直線での鋭い末脚は、父をほうふつとさせますね。ジャパンカップで見てみたいけど、香港ヴァーズならいい勝負ができそうな気がします。




盛岡競馬場の第35回マイルチャンピオンシップ南部杯(GⅠ・ダート1600m 16頭立て)は、フェブラリーステークス2連覇④カフェファラオ、このレース2連覇中の⑨アルクトス、2019年優勝⑦サンライズノヴァ、かしわ記念2着①ソリストサンダー、今年ダート重賞3勝⑮シャマル、重賞2着3回⑥ヘリオス、⑯エアスピネルのJRA勢7頭の他に、元ダート2歳王者⑩ヴァケーション(岩手)、地元重賞・青藍賞を勝った⑭ゴールデンヒーラ―(岩手)、③タイムフライヤー(船橋)、交流重賞2連勝中⑥イグナイター(兵庫)などが出走。
スタートでシャマルが好ダッシュを見せたが、2コーナー奥の長い引き込み線でのポジション争いでヘリオスが先手を取る。向正面でソリストサンダー・アルクトス・カフェファラオの3頭が並び、5,6番手の位置にシャマルとイグナイター。7番手エアスピネル、8番手タイムフライヤー、9番手にヴァケーション追走。10番手サンライズノヴァ、11番手⑤オンザロックス(大井)、12番手ゴールデンヒーラ―、13番手⑪カミノコ(岩手)。後方は⑬マイネルヘルツアス(愛知)、⑫ゼットセントラル(岩手)、②ミスティネイル(笠松)と続く。
3,4コーナー中間を過ぎて、ヘリオスが先頭だが、ファラオが並びかけようとする。ソリスト3番手、イグナイター4番手、外に出したシャマル5番手。アルクトスは6番手に下がる。
最後の直線で、ヘリオスが逃げ粘り、外からカフェファラオが迫る。内からイグナイターも頑張っている。残り100mでヘリオスが盛り返して少し差を拡げる。大外からシャマルが追い込むが、やや届かないか。最後はヘリオスとカフェファラオが並んでフィニッシュ!シャマル3番手、イグナイターは4番手。


秋のダートマイル王決定戦・MCS南部杯は、終始先行し続けたヘリオスと、マイル王者・カフェファラオがほぼ同体でゴールし、写真判定までもつれましたが、カフェファラオが最後の最後にヘリオスを捕らえて優勝。ヘリオスはハナ差及ばず2着。粘りに粘って金星まであと一歩でした。武豊騎手とのコンビになってからは2着が4回・・・。3着のシャマルに乗った川須栄彦騎手もあと少しでGⅠ初勝利でしたなぁ。
イグナイターも見せ場作って4着。岩手所属のゴールデンヒーラ―が5着と健闘。5着までに地方馬が2頭も入りましたねぇ。その他、3年前の覇者・サンライズノヴァが6着、ソリストサンダー7着、エアスピネル9着。3連覇を狙ったアルクトスは14着に終わり、レース後にオーナーから現役引退を発表しました。
優勝したカフェファラオは、これでダート交流GⅠ3勝目。鞍上の福永祐一騎手は2015年のベストウォーリア以来の南部杯2勝目。堀宣行厩舎は2日連続重賞制覇です。17着と惨敗した安田記念から4か月ぶりの実戦は、辛勝と言えどもGⅠ馬の意地を見せました。それにしても左回りのワンターンに強いよなぁ。もしかして11月3日に盛岡で開催されるJBCスプリント参戦もあり得る?1200mでも勝ったらそれはそれで凄いかも。



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元2歳マイル王ここで復活!サリオス2年ぶり2度目の毎日王冠制覇!

2022年10月09日 | 競馬

今週から秋の東京競馬&阪神競馬が開幕。10月の3連休の中日だった9日は、東京競馬場で秋の古馬GⅠに向けた重要な一戦・第73回毎日王冠(GⅡ・芝1800m 10頭立て)が行われました。今年の大阪杯を勝った⑥ポタジェ、前年の大阪杯覇者⑤レイパパレ、2019年2才マイル王③サリオス、2020年ホープフルステークス優勝④ダノンザキッドのGⅠ馬4頭の他に、エプソムカップを制した②ノースブリッジ、①レッドベルオーブ、⑦キングストンボーイ、⑨ジャスティンカフェといった4歳世代、重賞勝ち経験のある⑧キングオブコージと⑩ハッピーアワーが参戦しました。


レースはスタート直前にアクシデントが起こります。全馬がゲートに収まり、スタートを迎えようとした次の瞬間、ダノンザキッドがゲートから飛び出してしまう。ダノンザキッドは馬体検査で異常は見られずそのまま出走となったが、外枠発走となりました。
再スタートで、ノースブリッジとハッピーアワーが少し出遅れる。レイパパレ、ダノンザキッド、ポタジェ、サリオスが好スタートを決めた中、レッドベルオーブがキングオブコージに競り勝って先手を奪う。キングオブコージ2番手、レイパパレが3番手追走。ダノンザキッドが4番手につけるが、内からサリオス、真ん中ポタジェとGⅠ馬が3頭並ぶ。7番手キングストンボーイ、8番手ノースブリッジ、9番手ジャスティンカフェ、ハッピーアワーが最後方を進む。
3コーナーを回り、ベルオーブが依然として先頭。パパレが2番手に浮上し、コージとキッドが3,4番手、ポタジェ5番手、キングストン6番手、サリオスは7番手。ノーブリは8番手、9番手のジャスカフェは3,4コーナー中間を過ぎたところで進出開始。
4コーナーを回り、直線の攻防へ。先行するレッドベルオーブに、レイパパレとダノンザキッドが接近し、残り400mでレイパパレがわずかに先頭。ダノンザキッドも並びかけようとする。大外からジャスティンカフェが末脚を伸ばすと、後続からポタジェとサリオスも上がって来る。残り200mでキッドがパパレを捕らえたか思いきや、一番外のジャスカフェが少し前に出る。残り100m、4番手からサリオスが襲い掛かると、キッドとジャスカフェの間に入って、ゴール前で抜け出した!最後に差し切り勝ちを決めたサリオスが、2年ぶりの復活勝利!

 
【毎日王冠 全着順】
1着③サリオス       1分44秒1
2着⑨ジャスティンカフェ   1/2馬身
3着④ダノンザキッド     3/4馬身
4着⑤レイパパレ       1馬身
5着②ノースブリッジ     1/2馬身
6着⑥ポタジェ
7着⑦キングストンボーイ
8着⑧キングオブコージ
9着⑩ハッピーアワー
10着①レッドベルオーブ

【払戻金】
単勝 ③ 300円
複勝 ③ 130円   ⑨ 180円  ④ 180円
枠連 3⃣-8⃣ 1,020円
馬連 ③-⑨ 970円
馬単 ③-⑨ 1,630円
3連複 ③-④-⑨ 2,110円
3連単 ③-⑨-④ 8,690円
ワイド ③-⑨ 360円  ③-④ 380円  ④-⑨ 650円


10頭中重賞ウィナー8頭が参戦した関東のスーパーGⅡは、単勝1番人気のサリオスが激戦を制して優勝。ジャスティンカフェは大外から追い込んで、一旦は先頭に立ったけれど、最後は1/2馬身差の2着。3着のダノンザキッドは、スタート直前に突進してゲート前扉を破壊、その後に外枠発走となりましたが、レースでは粘りの走りを見せました。突然のアクシデントがあっても、馬券圏内に持ってくるメンタルの強さよ・・・。ただし、「枠内駐立不良」で10月30日まで出走停止、満了後に発走調教再審査を受けることになりました。
2番人気のレイパパレは残り200mで失速して4着。府中巧者のノースブリッジは5着、ポタジェは6着に終わっております。

勝ったサリオスは、2020年の毎日王冠以来2年ぶりの勝利を飾り、通算5勝目。重賞もこれで4勝目をマーク。毎日王冠で2勝挙げたのは、「芦毛の怪物」オグリキャップに続いて史上2頭目。オグリの場合は1988年と89年に連覇しております(同レース唯一)。鞍上の松山弘平騎手はこのレース初勝利で、今年重賞8勝目。堀宣行調教師はJRA通算700勝を達成しました。
2年前の毎日王冠を勝って以降、GⅠに何度も挑戦するもなかなか勝ち切れず。今年3月にはスプリントGⅠ・高松宮記念に挑むも15着大敗。それでも、安田記念ではタイム差なしの3着と好走し、今回のレースで復活勝利を挙げました。直線では前が詰まって不利を受ける場面がありましたが、最後にジャスティンカフェのインを突きました。1分44秒1の勝ちタイムは、チョウサンが持っていた東京芝1800mのレコードタイムを0.1秒も更新。
2戦続けて好走したから、無敗で朝日杯を制した時の輝きを取り戻しつつある感じ。次走出走予定のマイルCS、もしくは12月の香港マイルで2度目のGⅠタイトルを手にできるのでしょうか。




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真夏のスーパーGⅡ札幌記念はジャックドールが制す!ソダシは連覇ならず5着。

2022年08月21日 | 競馬

夏休みも終盤を迎えた8月21日は、札幌競馬場で夏競馬唯一のGⅡレース・第58回札幌記念(GⅡ・芝2000m 16頭立て)が行われました。連覇を狙う白毛の女王⑩ソダシ、昨年のオークス馬⑭ユーバーレーベン、ドバイターフ覇者③パンサラッサ、香港ヴァーズ2勝⑥グローリーヴェイズ、2016年ダービー馬①マカヒキのGⅠ馬5頭に加え、2000mは得意④ジャックドール、函館記念を勝った白毛馬⑦ハヤヤッコ、今年重賞2勝⑬レッドガラン、重賞3勝⑨ウインマリリンなどが参戦しました。



スタートは16頭うまく出揃い、スタンド前の先行争いで⑪ユニコーンライオンが前に出るが、すぐにパンサラッサが先頭を奪う。ジャックドールは3番手につけ、内からウインマリリン、ソダシは5番手から。レッドガラムとグローリーヴェイズは中団、⑯アンティシペイトとユーバーレーベンとハヤヤッコは後方に控えてゴール板を通過。
1コーナーのところで縦長の展開になり、向正面のところでパンサラッサが先頭でレースを進める。2番手ユニコーンライオン、3番手ウインマリリン、4番手にジャックドールが控え、その後ろの5番手にソダシが追走。6番手には②アイスバブル、7番手⑫アラタ、8,9番手の位置に⑤サトノクロニクルとグローリーヴェイズが並走。10番手グループにはレッドガラン、⑧フィオリキラリ、アンティシペイト、⑮ケイデンスコールがいて、マカヒキ14番手、15番手ユーバーレーベン、ハヤヤッコが最後方。
3コーナーを回り、パンサが2番手との差を少し拡げる。ジャックが3番手に上がり、マリリン4番手、5番手のソダシは外に出して前の馬を追いかける。ペイトとヴェイズはまだ中団。ユーバーも後ろの位置だ。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、パンサラッサがまだ逃げるが、2番手に上がったジャックドールが外から迫って来る。ウインマリリンが3番手で粘り、ソダシは4番手と苦しそう。残り200mを切ってパンサとジャックの2頭が並び、マリリンとソダシも前を追い、アラタも上がって来る。残り100mでジャックがわずかに前に出て、パンサも必死に抵抗するが、ジャックドールが先頭でゴールイン!ソダシはゴール前沈んで5着入線。


【札幌記念 全着順】
1着④ジャックドール   2分01秒2
2着③パンサラッサ     クビ差
3着⑨ウインマリリン    1馬身1/2
4着⑫アラタ        クビ差
5着⑩ソダシ        1馬身3/4
6着⑥グローリーヴェイズ
7着⑯アンティシペイト
8着⑧フィオリキアリ
9着⑬レッドガラン
10着⑦ハヤヤッコ
11着⑭ユーバーレーベン
12着⑪ユニコーンライオン
13着⑤サトノクロニクル
14着⑮ケイデンスコール
15着②アイスバブル
16着①マカヒキ

【払戻金】
単勝 ④ 460円
複勝 ④ 180円  ③ 170円  ⑨ 310円
枠連 2⃣-2⃣ 940円
馬連 ③-④ 930円
馬単 ④-③ 1,880円
ワイド ③-④ 410円  ④-⑨ 1,090円  ③-⑨ 800円
3連複 ③-④-⑨ 4,190円
3連単 ④-③-⑨ 15,210円



豪華メンバーが集結した真夏のスーパーGⅡは、単勝3番人気のジャックドールが、パンサラッサとの叩き合いを制して優勝しました。スローペースの逃げに持ち込んだパンサラッサはクビ差の2着。3着には5番人気のウインマリリンが入りました。
エアグルーヴ以来24年ぶりの札幌記念連覇を狙ったソダシは、直線で伸びきれず5着。須貝尚介調教師曰く「距離が長かった」と敗因を語りました。それに昨年より斤量が3キロ増えたこと、馬場も道悪気味だったのも影響したのかも。札幌コースは2戦2勝と相性が良かったんですがねぇ。今回の結果を受けて、秋シーズンはマイルCSを目指すことになったソダシ。得意のマイル戦で4つ目のGⅠタイトル獲得なるか。
その他、グローリーヴェイズは6着、もう1頭の白毛馬・ハヤヤッコは10着、ユーバーレーベン11着という結果でした。スローペースになったことで、中団から後方に控えた馬達はノーチャンスだったと思います。

勝ったジャックドールは、3月の金鯱賞以来となる通算7勝目。重賞もこれが2勝目です。鞍上の藤岡佑介騎手と藤岡健一調教師はこのレース初勝利。父のモーリスは2016年に参戦して2着に敗れていて、その息子が雪辱を果たしたことになります。
ジャックドールと言えば先行逃げ切りのイメージが強かったんですが、この日はパンサラッサとの先行勝負を避けて4番手で控えました。3コーナーで2番手まで上がると、直線でパンサラッサを差し切りました。前走の大阪杯は先行するも落鉄の影響で4着、それから約4カ月の間で控えて差す競馬を覚えてきましたか・・・。とにかく戦術を変えて勝てたのは大きいし、秋の天皇賞に弾みがついたと思います。モーリスは札幌記念を使った後、天皇賞と香港カップで優勝。ジャックドールも秋天か香港でGⅠ勝利を果たしてほしいですね。


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砂のダービーも武豊&ハーツクライ産駒!ノットゥルノが3歳ダート王に輝く!

2022年07月13日 | 競馬

3歳世代のダート王者決定戦・第24回ジャパンダートダービー(GⅠ・ダート2000m 14頭立て)が13日、東京・大井競馬場で行われました。JRAからはデビューから3戦負けなし③ハピ、兵庫チャンピオンシップで9馬身差の圧勝⑥ブリッツファング、ユニコーンステークスを制した⑦ペイシャエス、ダート初挑戦⑬コマンドライン、ダート転向後4戦2勝⑭ノットゥルノ、JBC2歳優駿を制した⑨アイスジャイアント、中東遠征も経験①セキフウの7頭が参戦。地方勢からは東京ダービー2着⑧クライオジェニック(大井)、同じく3着⑩リコーヴィクター(大井)、兵庫ダービー馬⑪バウチェイサー(兵庫)、高知優駿覇者⑫ガルボマンボ(高知)らが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ブリッツファング(3.0倍)、2番人気ハピ(4.1倍)、3番人気ペイシャエス(4.7倍)、4番人気ノットゥルノ(5.6倍)まで10倍以下。その後はコマンドライン、セキフウ、リコーヴィクター、アイスジャイアント、④トーセンエルドラドと続きました。

スタートでセキフウがダッシュつかず。スタンド前の先行争いでバウチェイサー、リコーヴィクター、ブリッツファング、ペイシャエスらが行く中、リコーヴィクターが先手を奪う。コマンドラインやノットゥルノも先団グループに加わる。セキフウとアイスジャイアントは中団より後ろ、ハピは最後方で1コーナーを回った。
2コーナーから向正面に入り、リコーヴィクターが先頭、2番手ブリッツファング、3番手コマンドライン。4番手グループにはペイシャエス,バウチェイサー,ノットゥルノの3頭が並走。内側7番手トーセンエルドラド(大井)、8番手クライオジェニック、9番手ガルボマンボ。10番手セキフウ、11番手⑤コスモファルネーゼ(大井)、12番手②キャッスルブレイヴ(船橋)、ハピは13番手、アイスジャイアントは大きく離されて最後方を走る。
外回り3コーナーを過ぎて、ファングがリコーをかわして先頭に浮上。ノットゥルノが3番手に上り、エス4番手、クラジェネ5番手。後方にいたハピも外から猛追。コマンドは後退。
4コーナーから直線コースのところで、ブリッツファングが先頭、ノットゥルノが2番手、ペイシャエス3番手、ハピ4番手。残り200mでノットゥルノが先頭に変わり、3番手からエス、外からハピが差を詰める。ゴール前でエスがファングをかわして2番手に上がったが、ノットゥルノが先頭ゴールイン!ペイシャエス2番手、ブリッツファング3番手、ハピは4番手でゴール。



【ジャパンダートダービー全着順】
1着⑭ノットゥルノ     2分04秒6
2着⑦ペイシャエス      3/4馬身
3着⑥ブリッツファング    1/2馬身
4着③ハピ          1/2馬身
5着⑧クライオジェニック    10馬身
6着④トーセンエルドラド
7着⑤コスモファルネーゼ
8着②キャッスルブレイヴ
9着⑫ガルボマンボ
10着①セキフウ
11着⑩リコーヴィクター
12着⑨アイスジャイアント
13着⑪バウチェイサー
14着⑬コマンドライン

【払戻金】
単勝 ⑭ 560円
複勝 ⑭ 160円  ⑦ 160円  ⑥ 140円
枠複 5⃣-8⃣ 1,070円
枠単 8⃣-5⃣ 2,050円
馬複 ⑦-⑭ 1,030円
馬単 ⑭-⑦ 2,310円
ワイド ⑦-⑭ 370円  ⑥-⑭ 310円  ⑥-⑦ 300円
三連複 ⑥-⑦-⑭ 1,170円
三連単 ⑭-⑦-⑥ 8,090円


不良馬場の中で行われたJDDは、単勝4番人気のノットゥルノが優勝。4コーナー手前で2番手に上がると、最後の直線で1番人気のブリッツファングと叩き合いに。残り200mで抜け出し、ペイシャエスとハピの追撃を抑えました。3番人気のペイシャエスは2着、ブリッツファングはゴール前かわされて3着。2番人気のハピは4着。後方追走から大外一気の追い込みを見せるも及ばず。それでも上がり3ハロン「37.8秒」はメンバー最速を記録しました。
その他、クライオジェニックが地方勢最高の5着、高知のガルボマンボがセキフウに先着すると、兵庫のバウチェイサーもコマンドラインより先にゴール。コマンドラインは序盤は前の位置にいたけど、最後ズルズル沈みました。芝マイル戦で連勝した後、2000mのホープフルステークスで惨敗してからおかしくなりましたなぁ。

重賞初勝利のノットゥルノは栗東・音無秀孝厩舎に所属し、父はハーツクライ、母はシェイクズセレナーデ。今年3月の3歳1勝クラスで勝った後、伏竜ステークスと兵庫CSで2戦連続2着。この日は兵庫CSで敗れたブリッツファングに雪辱を果たし、GⅠ初制覇を果たしました。ダート転向後は5戦3勝、連対率は10割キープと成績安定です。
鞍上の武豊騎手は、2005年のカネヒキリ以来となるJDD通算4勝目。今年5月の日本ダービーではドウデュースに乗って優勝しており、芝とダートのダービーW制覇を達成。しかも同じハーツクライ産駒です。過去には2005年にディープインパクト&カネヒキリという同じ「金子真人ホールディングス」の馬でダブル制覇を果たしました。ノットゥルノも金子馬なので、クロフネやカネヒキリみたいにダート界の横綱級になってもらいたいです。

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