日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ダート界はテーオーケインズの時代へ!ソダシは砂の洗礼を受ける。

2021年12月05日 | 競馬

秋のダート王者決定戦・第22回チャンピオンズカップ(GⅠ・ダート1800m 16頭立て)が5日、中京競馬場で行われました。今年のCCは、白毛の桜花賞馬①ソダシがダートに初挑戦。それ以外にも昨年の優勝馬⑬チュウワウィザード、フェブラリーステークスを制した⑯カフェファラオ、地方・船橋競馬所属ながら交流GⅠで2勝を挙げている②カジノフォンテン、帝王賞覇者⑥テーオーケインズ、さらには⑭ダノンファラオ、④インティ、⑩ケイティブレイブ、③サンライズノヴァのGⅠ馬の他に、シリウスステークス覇者⑦サンライズホープ、みやこステークス覇者⑮メイショウハリオ、⑫クリンチャー、中京巧者⑨オーヴェルニュなどが参戦しました。


単勝のオッズは、1番人気がテーオーケインズ(3.3倍)、2番人気ソダシ(4.5倍)、チュウワウィザードが僅差の3番人気(4.6倍)、4番人気のカフェファラオ(9.6倍)までが10倍以下。その後はオーヴェルニュ、サンライズホープ、カジノフォンテン、クリンチャー、インティと続きました。


スタート前、ダノンファラオがゲート内で立ち上がるアクシデントが発生するが、ジョッキーが再び騎乗した。スタートではソダシ、テーオーケインズ、チュウワウィザードが良い飛び出しを見せた。ソダシ、インティ、サンライズホープの3頭の先行争いから、ソダシが前に出る。⑪アナザートゥルース4番手、テーオーケインズは5番手、カジノフォンテン6番手、チュウワウィザードとカフェファラオ、オーヴェルニュは中団で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かり、ソダシ先頭、2番手インティ、3番手サンライズホープ、内側4番手にカジノフォンテン、5番手アナザートゥルース、6番手にテーオーケインズ。7番手グループには⑤エアスピネル,オーヴェルニュ,クリンチャーの3頭が固まり、10,11番手の位置にカフェファラオとチュウワウィザードが並走。中団より後ろの12番手にメイショウハリオ、13番手⑧スワーヴアラミス、14番手サンライズノヴァ、15番手ケイティブレイヴ、ダノンファラオが最後方に下がった。
3コーナーを通過し、ソダシが先頭をキープするが、2番手のインティが並びかける。ホープ、アナザー、カジフォンとケインズが3番手手争い。カフェファラとウィザードはまだ中団あたり。
4コーナーを回って最後の直線に入り、インティが先頭に立つが、真ん中からテーオーケインズが上がってくると、残り300mでインティを抜いて先頭に躍り出る。先行したソダシはズルズルと後退していく。残り200mでケインズが一気に後続を引き離しにかかり、2番手争いではインティとアナザートゥルースが競り合うが、外からチュウワウィザードが2頭をまとめて捕らえる。しかし、テーオーケインズが大差をつけて先頭でゴールイン!チュウワウィザード2番手、アナザートゥルースが3着でゴールしました。


【チャンピオンズカップ 全着順】
1着 ⑥テーオーケインズ   1分49秒7
2着 ⑬チュウワウィザード   6馬身
3着 ⑪アナザートゥルース   3/4馬身
4着 ④インティ        クビ差
5着 ③サンライズノヴァ    1馬身1/4
6着 ⑨オーヴェルニュ 
7着 ⑮メイショウハリオ
8着 ⑧スワーヴアラミス
9着 ⑤エアスピネル
10着 ②カジノフォンテン
11着 ⑯カフェファラオ
12着 ①ソダシ
13着 ⑩ケイティブレイブ
14着 ⑫クリンチャー
15着 ⑦サンライズホープ
16着 ⑭ダノンファラオ

【払戻金】
単勝 ⑥ 330円
複勝 ⑥ 140円  ⑬ 150円  ⑪ 1,150円
枠連  3⃣-7⃣ 600円
馬連 ⑥-⑬ 610円
馬単  ⑥-⑬ 1,100円
ワイド ⑥-⑬ 280円  ⑥-⑪ 4,570円  ⑪-⑬ 5,540円
3連複 ⑥-⑪-⑬ 17,650円
3連単 ⑥-⑬-⑪ 52,660円



ダート国内最強を決める戦いは、1番人気のテーオーケインズが2着に6馬身の差をつけて圧勝。昨年の勝ち馬・チュウワウィザードが2着、3着には11番人気の伏兵・アナザートゥルースが入りました。地方から参戦のカジノフォンテンは10着、JRAダートGⅠ春秋連覇を狙ったカフェファラオは11着、2番人気だったソダシは12着と大敗しました。
勝ったテーオーケインズは、今年6月の帝王賞に次いで2度目のダートGⅠ制覇。JRA重賞勝ちは2度目。鞍上の松山弘平騎手はチャンピオンズカップ初勝利で、GⅠ勝利はデアリングタクトとのコンビで制した昨年の秋華賞以来です。管理する高柳大輔調教師は開業4年目で中央GⅠ初勝利となりました。
前走のJBCクラシックでは4着に終わり、自身の連勝もストップ。この日は向正面で5,6番手で控えると、最後の直線で真ん中寄りからインティをあっさり抜き去り先頭浮上。あとはぐんぐん差を拡げるだけでした。ちょうど1年前の今頃はやっとオープン入りしたばかりだったけど、今年に入ってシリウスステークス、帝王賞、チャンピオンズカップと重賞競走で3勝をマーク。CCでの勝ちっぷりを見て、テーオーケインズの時代が来たことは間違いありません。

「芝とダートのリアル二刀流」に挑んだソダシは、砂を被るのを防ぐ意味で逃げの手を打ったことはよかったけれど、最後まで粘り切れず。芝GⅠ馬がいきなりダートGⅠを使うのはきつかったかなぁ。せめてGⅢあたりで一度試しておいた方が良かった。あと、ゲート内で潜りそうになってましたね。秋華賞の時も前扉で歯をぶつけたから、ゲート難がついちゃってるのかもしれない。
これで前走に続いての2ケタ着順となったソダシ。須貝調教師が「来年のフェブラリーステークスを視野に入れたい」とダート再挑戦を示唆しているけど、正直期待できない。芝に戻ってヴィクトリアマイルを目指す方が最善かと。何とか這い上がってほしいです。





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ありがとうコントレイル!ジャパンカップで三冠馬の意地と貫禄見せつける!

2021年11月28日 | 競馬

日本と海外の実力馬が集結する国際GⅠレース・第41回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m 18頭立て)が28日、東京競馬場で行われました。昨年はアーモンドアイVSコントレイルVSデアリングタクトの「3冠馬対決」で盛り上がりましたが、今年のJCは、②コントレイル、今年のダービー馬③シャフリヤール、京都大賞典で5年ぶりの勝利を挙げた⑮マカヒキ、2018年のダービーを制した⑰ワグネリアンと「4世代のダービー馬」が揃い踏み。さらには、昨年は大逃げを見せた⑤キセキ、今年のオークス馬⑭ユーバーレーベン、アルゼンチン共和国杯連覇の⑦オーソリティ、菊花賞でコントレイルを追い詰めた⑨アリストテレス、秋天4着⑫サンレイポケット、③ブルーム(アイルランド)と⑱ジャパン(アイルランド)の「キーファーズ&エイダン・オブライエン厩舎コンビ」、フランスGⅠ馬⑤グランドグローリーの海外勢3頭も参戦しました。



単勝の人気は、コントレイルが1.6倍で1番人気。2番人気はシャフリヤール(3.7倍)、3番人気オーソリティ(7.1倍)。4番人気以降はアリストテレス、ユーバーレーベン、ブルーム、キセキ、グランドグローリーという順でした。

スタンド前でのスタートで、ブルームと⑩ロードマイウェイが少し遅れ気味。コントレイルは好スタートを決めた。先行争いで⑪シャドウディーヴァとアリストテレスの2頭の競り合いから、アリストテレスが前に出る。3番手グループにワグネリアン・シャフリヤール・オーソリティ・サンレイポケットと固まり、ユーバーレーベンは7番手あたり。コントレイルは中団に位置付け、マカヒキ11番手、ブルーム後方4番手、キセキは最後方でゴール板を通過。
1,2コーナー中間のところで縦長の展開となり、向正面に入ってアリストテレスが先頭、2番手にワグネリアン、シャドウディーヴァ3番手、4番手にオーソリティ。5番手シャフリヤール、その外側からキセキが一気に中団から先団まで上がっていく。7番手サンレイポケット、コントレイルは8番手。9番手ユーバーレーベン、10番手グランドグローリー、11,12番手の位置にブルームとジャパンのキーファーズコンビ。13番手ロードマイウェイ、14番手⑯ユーキャンスマイル、15番手⑧ウィンドジャマー、16番手⑬モズベッロ、17番手マカヒキ、①ムイトオブリガードが最後方。
3,4コーナー中間を通過し、先頭に立ったキセキが後続を大きく引き離す。アリテレ2番手、3番手ワグネリ、オーソリティ4番手。シャフリ7番手、コントレ8番手は変わらない。中団にはユーバー・ジャパン・ブルーム・グラグロの4頭が控える。
4コーナーから最後の直線コースに入り、残り400mを切ってもキセキが逃げる。オーソリティが2番手に浮上すると、残り300mでキセキを掴まえて先頭に浮上。外からコントレイルとシャフリヤールが追い上げ、シャドウディーヴァも内を突いてやってきた。残り200mでコントレがオーソリティに並ぶと、残り100mで抜け出し堂々先頭!シャフリも3番手で頑張るが、コントレイル先頭でFINISH!これが三冠馬の底力!コントレイルがラストランを勝利で飾りました!!




【ジャパンカップ全着順】
1着 コントレイル     2分24秒7
2着 オーソリティ      2馬身
3着 シャフリヤール    1馬身1/2
4着 サンレイポケット    3/4馬身
5着 グランドグローリー   3/4馬身
6着 ユーバーレーベン 
7着 シャドウディーヴァ
8着 ジャパン 
9着 アリストテレス
10着 キセキ
11着 ブルーム 
12着 ユーキャンスマイル
13着 モズベッロ 
14着 マカヒキ 
15着 ロードマイウェイ 
16着 ムイトオブリガード
17着 ウインドジャマー
18着 ワグネリアン

【払戻金】
単勝 ② 160円
複勝 ② 110円  ⑦ 140円  ④ 120円
枠連 1⃣-4⃣ 530円
馬連 ②-⑦ 530円
馬単 ②-⑦ 670円
ワイド ②-⑦ 210円  ②-④ 150円  ④-⑦ 330円
三連複 ②-④-⑦ 510円
三連単 ②-⑦-④ 1,780円


国内外のGⅠ馬9頭が参戦した今年のジャパンカップは、コントレイルが1番人気に応えて快勝。ラストランでGⅠ5勝目を挙げ、有終の美を飾りました。2着のオーソリティは残り300mで一旦は先頭に立つもコントレイルにかわされました。それでも府中との相性の良さを示し、GⅠで好走したのは見事。2番人気で3着のシャフリヤールは、残り100mで伸びきれませんでした。来年こそはダービー馬の意地を見せてもらいたいところ。
オークス馬のユーバーレーベンは6着、昨年同様大逃げを見せたキセキは10着、元ダービー馬のマカヒキは14着、ワグネリアンは最下位の18着に終わりました。海外勢はフランスのグランドグローリーが5着が最高で、ジャパンは8着、ブルームは11着でした。
勝ったコントレイルは、昨年の菊花賞以来となる勝ち星を挙げ、通算成績11戦8勝。鞍上の福永祐一騎手、矢作芳人調教師、馬主のノースヒルズはジャパンカップ初勝利。

今年に入ってからは、大阪杯では不良馬場に苦しみ3着、その後の疲労が残って宝塚記念回避。半年ぶりの休み明けとなった天皇賞・秋では、外から追い上げるもエフフォーリアをかわし切れず2着。もどかしい状態が続いていましたが、最後のレースとなったこのレースで、強いコントレイルを見せてくれました。ゴールした後には、福永騎手が感極まる場面もありました。最後ぐらいは勝ってほしいなぁと思っていたから、その通りの結果となって本当に良かった。
コントレイルの現役生活はほとんどコロナ禍の下でしたが、無観客の皐月賞とダービーを勝ったのはいい思い出だし、ラストランで大勢のファンに祝福されて嬉しかったと思います。コロナ禍に苦しむ日本競馬界に現れた救世主でもあり、日本全体に希望の光をもたらしたヒーローでした。馬名の由来が「飛行機雲」だけど、コントレイルには青空がとても似合っていました。
今後は社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送るコントレイル。種牡馬としての成功も期待したいし、何よりも親子三代での三冠馬が生まれたら、熱くなりますね。多くの興奮と感動を与えてくれたコントレイルには心から感謝したいです。現役生活お疲れ様でした!

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グランアレグリアが引退レースのマイルCSで連覇!ルメールはJRA通算1500勝目!

2021年11月21日 | 競馬

秋のマイル王者決定戦・第38回マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600m 16頭立て)が21日、阪神競馬場で行われました。前回覇者の⑫グランアレグリアは今回がラストラン。連覇で有終の美を飾れるか注目されました。勢いに乗る3歳世代からは、NHKマイルカップを制した③シュネルマイスター、昨年の最優秀2歳牡馬⑬ダノンザキッド、朝日杯FS覇者⑨グレナディアガーズ、アーリントンカップ覇者①ホウオウアマゾンらが参戦。他にも一昨年の優勝馬⑦インディチャンプ、復活を期す元2歳王者④サリオス、サマーマイルシリーズチャンピオン⑩ロータスランド、ダービー卿チャレンジトロフィーを制した⑪カテドラル、⑤サウンドキアラも出走しました。


単勝の人気は、グランアレグリアが1.7倍で1番人気。2番人気はシュネルマイスター(4.6倍)、3番人気がサリオス(9.6倍)。その後はグレナディアガーズ、ダノンザキッド、インディチャンプ、ホウオウアマゾン、カテドラルと続きました。

スタートで、ホウオウアマゾンと②クリノガウディーの1枠2頭が好スタートを見せたのに対し、カテドラルは少し後手を踏んだ。シュネルマイスターとグランアレグリアもまずまず。ホウオウアマゾンが先頭に立つと、クリノガウディー2番手、サリオスが3番手。4番手サウンドキアラ、グレナディアガーズ5番手。6番手の位置にインディチャンプ、外側7番手ロータスランド、内側8番手にシュネルマイスターが追走。中団勢はダノンザキッドと⑧ダーリントンホール、11番手リプレーザ、グランアレグリアは12番手から。後方勢はケイデンスコールが13番手に下がり、14番手カテドラル、⑮サウンドカナロア、⑯レインボーフラッグが最後方。
外回り3,4コーナー中間を迎え、先頭のホウアマが少し後続を引き離し、サリオスが2番手浮上。ディアガーズとガウディーが3,4番手で並走し、インディ5番手、キアラ6番手。シュネル・キッド・グラアレと有力勢たちは中団に控える。残り600mのところでロータスが外からじんわり押し上げた。そして4コーナーを回るところで、グラアレが外に持ち出した!
ラストの直線に入ってもホウオウアマゾンが逃げ粘るが、インディチャンプとサリオスが迫ってくる。真ん中からグレナディアガーズ、大外からロータスランドとグランアレグリアが追い込み、先頭争いは横に拡がる。シュネルマイスターは前が詰まって追い出しに手こずり気味。さらにダノンザキッドも足を伸ばす。残り200mを切ってサリオスが前に出たかと思ったら、外から飛んできたグラアレが一気に先頭に浮上!シュネルとキッドも追い上げ、ゴール前でインディをかわしたが、グランアレグリアが先頭でゴールイン!マイル女王の貫禄を示したグランアレグリア、マイルチャンピオンシップ連覇達成!


【マイルチャンピオンシップ 全着順】
1着 ⑫グランアレグリア    1分32秒6 
2着 ③シュネルマイスター    3/4馬身
3着 ⑬ダノンザキッド      1/2馬身
4着 ⑦インディチャンプ      ハナ差
5着 ①ホウオウアマゾン     1馬身1/4
6着 ④サリオス
7着 ⑧ダーリントンホール
8着 ⑥サウンドキアラ
9着 ⑪カテドラル 
10着 ⑤ケイデンスコール 
11着 ⑯レインボーフラッグ
12着 ⑩ロータスランド 
13着 ⑨グレナディアガーズ
14着 ②クリノガウディー 
15着 ⑭リプレーザ 
16着 ⑮サウンドカナロア 

【払戻金】
単勝 ⑫ 170円
複勝 ⑫ 110円 ③ 140円 ⑬ 300円 
枠連 2⃣-6⃣ 270円
馬連 ③-⑫ 370円
馬単 ⑫-③ 540円
ワイド ③-⑫ 190円 ⑫-⑬ 630円 ③-⑬ 970円
3連複 ③-⑫-⑬ 1,960円
3連単 ⑫-③-⑬ 5,460円



GⅠ馬が6頭も参戦したマイルチャンピオンシップは、1番人気のグランアレグリアが豪脚で差し切り優勝。昨年に続いての連覇を果たし、引退レースを勝利で飾りました。2着には2番人気シュネルマイスター、3着にダノンザキッドと3歳勢が続きました。5着のホウオウアマゾンを含め、3歳世代が3頭も掲示板内に入りました。2年前の覇者・インディチャンプは4着、3番人気のサリオスは6着、3歳馬・グレナディアガーズは13着に終わっています。
優勝したグランアレグリアは、これでGⅠ6勝目。マイルチャンピオンシップの連覇はダイワメジャー(2006年&07年)以来史上6頭目で、牝馬としては初の快挙。鞍上のクリストフ・ルメール騎手もこのレースでJRA通算1500勝を達成。この秋のGⅠでは2着が3回も続いた時もありましたが、ようやく勝つことができました。藤沢和雄厩舎は同レースで最多の通算6勝目。来年2月末に調教師を勇退する藤沢調教師にとって、これが最後のGⅠタイトルとなるのでしょうか?

グランアレグリアのラストランを見て、やっぱり女王は強かったなぁって思いました。序盤から中団より後ろの位置を走り、4コーナーで大外に持ち出し、直線では鋭い末脚で突き抜けました。前走の秋の天皇賞から中2週なのにこの強さですよ。昨年のスプリンターズステークスの再現を見るかのような走りでしたねぇ。今年マイルのGⅠで2勝しているから、「最優秀短距離馬」は確実でしょう。
GⅠ6勝のうち、マイル戦で5勝をマーク。マイル戦の他にも1200mや1400mのレースでも勝利し、2000mのGⅠに2度も参戦。どんな距離にもチャレンジする姿勢は素晴らしかったです。スプリント、マイル、中距離の「3階級制覇」は果たせませんでしたが、グラアレのようにその夢に挑戦する馬が現れてほしい。


来週は東京競馬場で「ジャパンカップ」が行われます。「アーモンドアイVSコントレイルVSデアリングタクト」の伝説的3強対決からもう一年が経ちます。今年は、ラストランとなるコントレイル、今年のダービー馬・シャフリヤール、京都大賞典で復活勝利のマカヒキ、平成最後のダービー馬・ワグネリアンの「4世代ダービー馬」が集結。他にも、今年のオークス馬・ユーバーレーベン、アルゼンチン共和国杯2連覇のオーソリティ、アリストテレス、海外からジャパン(アイルランド)、ブルーム(アイルランド)、グランドグローリー(フランス)が参戦します。




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エリ女の主役はアカイトリではなくアカイイト!キズナ産駒は待望のGI初制覇!

2021年11月14日 | 競馬

ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが日本馬としてブリーダーズカップ初制覇という歴史的快挙から1週間が経った14日は、阪神競馬場で秋の最強牝馬決定戦・第46回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 17頭立て)が行われました。大阪杯を圧勝した①レイパパレ、秋華賞を勝った3歳牝馬③アカイトリノムスメ、オールカマーでワンツーの⑨ウインマリリン&⑮ウインキートスの「ウインウインコンビ」、今年重賞2勝⑧テルツェット、ヴィクトリアマイル2着⑤ランブリングアレー、重賞では善戦続き②クラヴェル、もう一頭の3歳世代⑤ステラリアなどが参戦しました。

単勝の上位人気は、1番人気がレイパパレ(2.9倍)、2番人気アカイトリノムスメ(3.4倍)、3番人気ウインマリリン(5.5倍)。4番人気テルツェット(9.6倍)、5番人気ウインキートス(9.7倍)まで一ケタ台。その後はランブリングアレー、ステラリア、⑫デゼル、クラヴェル、⑯アカイイトと続きました。

正面スタンド前でのスタートは17頭綺麗に出揃い、レイパパレが先に行くかと思いきや、⑦シャムロックヒルと⑭ロザムールの2頭が先手を主張。ウインマリリンが3番手につけ、レイパパレは5番手、さらにその後ろにアカイトリノムスメが控えている。アカイトリはパパレとマリリンにプレッシャーをかける狙いだ。ランブリングアレーとステラリアとウインキートスとテルツェットは中団に位置付けた。
1,2コーナーのところで縦長となり、向正面でシャムロックヒルが先頭、ロザムール2番手、3番手ウインマリリン、内側4番手レイパパレ、アカイトリノムスメが5番手。ランブリングアレーと④イズジョーノキセキが6,7番手で並び、9番手グループにはテルツェット・⑬リュヌルージュ・ウインキートス・ステラリアと固まっている。中団より後ろの12番手にデゼル、13番手アカイイト、14番手クラヴェル、15,16番手のところに⑩ムジカと⑪ソフトフルートが並び、最後方に⑰コトブキテティスという体勢。
内回り3コーナーを回り、シャムロックが先頭、3番手のパパレが2番手のロザムールに並び、マリリン外側4番手、アカイトリとランブリングが5,6番手。残り600mでパパレが2番手に浮上し、シャムロックをかわせばあとは押し切るだけ。4コーナー目前にして後方にいたアカイイトが急上昇、ステラリアも大外に持ち出した。
4コーナーを回るところでレイパパレが満を持して先頭。2番手争いはアカイトリノムスメとランブリングアレーとアカイイトが競り合い、アカイトリが挟まれて後退してしまう。その間にアカイイトが脚を伸ばし、レイパパレをかわす勢いだ。残り200mでアカイイトがパパレを捕らえて先頭。後続からステラリア、クラヴェル、ソフトフルート、ランブリングアレーなどが追い込んでくるが、ゴール前抜け出したアカイイトが先頭でゴールイン!ステラリアが2着、3着争いはクラヴェル・イズジョーノキセキ・ソフトフルートと大混戦。レイパパレとアカイトリノムスメは最後に沈みました。


【エリザベス女王杯 全着順】
1着 アカイイト     2分12秒1
2着 ステラリア      2馬身
3着 クラヴェル      クビ差
4着 ソフトフルート    クビ差
5着 イズジョーノキセキ  ハナ差 
6着 レイパパレ 
7着 アカイトリノムスメ 
8着 デゼル 
9着 ランブリングアレー 
10着 ウインキートス 
11着 テルツェット 
12着 ムジカ 
13着 コトブキテティス
14着 リュヌルージュ 
15着 シャムロックヒル
16着 ウインマリリン 
17着 ロザムール

単勝 ⑯ 6,490円
複勝 ⑯ 1,180円  ⑤ 650円  ② 810円
枠連 3⃣-8⃣  2,610円
馬連 ⑤-⑯ 51,870円
馬単  ⑯-⑤ 137,500円
ワイド ⑤-⑯ 9,600円  ②-⑯ 15,440円  ②-⑤ 7,450円
三連複 ②-⑤-⑯ 282,710円
三連単 ⑯-⑤-② 3,393,960円

3歳から6歳までの世代が集結し、レイパパレVSアカイトリノムスメの2強対決と言われていた今年のエリザベス女王杯でしたが、10番人気の伏兵・アカイイトが直線抜け出して優勝。GⅠ初挑戦で重賞初制覇を成し遂げました。2着には7番人気の3歳馬ステラリア、3着には9番人気のクラヴェルが入り、3連単で339万円オーバーの大波乱。4着も11番人気、5着も12番人気と5着までに2ケタ人気だった馬が3頭も来ました。
一方で、1番人気のレイパパレは6着、2番人気のアカイトリノムスメは7着。レイパパレ鞍上のルメール騎手曰く「ずっと引っかかった」という。3,4コーナーで少しバランスを崩す場面も見られ、4コーナーで一旦は先頭に立ったんだけど、最後に沈んでしまいました。2200mは3戦走ったんですが、宝塚記念で3着、オールカマーで4着、エリ女で6着。距離も長いし、徐々に着順を下げていってるなぁ。アカイトリの方は、ラストの直線で不利を受けたのが響いてしまいました。3番人気だったウインマリリンは、ブービーの16着と大敗。レース後には横山武史騎手が下馬してたので、何かアクシデントがあったのでしょうか。

番狂わせを起こしたアカイイトは、栗東・中竹和也厩舎に所属。父はキズナ、母はウアジェトの間に生まれました。キズナ産駒は初めてのGⅠ制覇。阪神JFのマルターズディオサをはじめ、天皇賞春のディープボンド、NHKマイルカップのソングライン、秋華賞のファインルージュと、GⅠ勝ちまであと一歩の状態が続きましたが、ここでようやく初タイトルを掴みとりました。2着のステラリアもキズナ産駒だそうで、同産駒のワンツーフィニッシュとなりました。
鞍上の幸英明騎手は、16度目の参戦でエリ女初勝利。自身のGⅠ勝利も2018年のヴィクトリアマイル以来3年半ぶり。中竹和也調教師も、2018年ホープフルステークスのサートゥルナーリア以来のGⅠ勝ち。馬主の岡浩二オーナーもGⅠ初勝利。九州産馬のヨカヨカが北九州記念を制した後、スプリンターズステークス目前にケガで引退。その無念をアカイイトが晴らしました。
向正面でレイパパレ、マリリン、アカイトリの有力勢が牽制しあう中、アカイイトは後方でじっくり待機。3,4コーナー中間あたりから一気に進出すると、残り200mでレイパパレを抜き去りました。人気になってない分、変なプレッシャーを持たずに走れたのかなって思います。今回の勝利がマグレか実力かは、今後の活躍次第と言えるでしょう。





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これが世界の矢作厩舎だ!ブリーダーズカップで日本馬が2勝!

2021年11月07日 | 競馬
日本時間7日早朝、競馬ファンにとって嬉しいニュースが届きました!アメリカ・デルマー競馬場で開催された「2021ブリーダーズカップデー」で、日本から参戦したラヴズオンリーユーが「BCフィリー&メアターフ」で優勝すると、マルシュロレーヌが「BCディスタフ」を制覇!日本勢のブリーダーズカップ初制覇どころか、2勝という快挙を成し遂げました。




「ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ」(GⅠ・芝2200m 12頭立て)は、⑧ラヴズオンリーユーの他に、GⅠ5勝の⑥ラブ(アイルランド)、昨年の勝ち馬⑫アウダーリャ(イギリス)、オペラ賞優勝④ルジール(フランス)、4連勝中の⑦ウォーライクゴッデス(アメリカ)、重賞2連勝中①ゴーイングトゥベガス(アメリカ)などが参戦しました。
スタートでゴーイングトゥベガスが好ダッシュを見せたのに対し、⑩オーシャンロード(アイルランド)が出遅れ。先行争いでゴーイングトゥベガス・②ポケットスクエア(アメリカ)・⑪ドッグタグ(アメリカ)の3頭が先頭集団を形成し、ラヴズオンリーユーは4番手、5番手③アカネラ(アイルランド)、ラヴは6番手。7番手ルジール、8番手グループには⑤クイーンスプリーム(イギリス)・アウダーリャ・⑨マイシスターナット(アメリカ)。11番手オーシャンロード、ウォーライクゴッデスが最後方。
1周目の正面スタンド前のところで、ゴーイングトゥベガスが単独先頭、ドッグタグ2番手、ポケットスクエア3番手、ラヴズオンリーユーは4,5番手、ラブは外側6番手、ルジールとアウダーリャは中団馬群、ウォーライクゴッデスは最後方でゴール板を通過。
1,2コーナーを回り、2周目の向正面に入って、ベガス先頭、ドッグタグ2番手、3番手ポケスク、4番手アカネラ、ラヴオンは5番手、6番手ラブ、内側7番手からアウダーリャが並びかける。その後ろの8番手にルジール。後方集団はゴッデスが早めに動きだし、オーシャン,スプリーム,マイシスと続く。
2周目3コーナー、先頭争いはベガス・ドッグ・ポケスクの3頭が並び、4番手集団にはアカネラ・ラヴオン・ラブ、さらに最後方からゴッデスも押し上げてきた。
最後の直線コースでウォーライクゴッデスが先頭に躍り出るが、内でラブが抵抗。マイシスターナット3番手、ラヴズオンリーユーは4番手。残り100mでゴッデスが抜け出すが、ラヴオンがマイシスとゴッデスの間を割って突き抜けて先頭ゴールイン!ラヴズオンリーユーが日本馬として初めてのブリーダーズカップ制覇!2着にマイシスターナット、ウォーライクゴッデス3着、ラブは4着。

ラヴズオンリーユーが今年5月の香港GⅠ「クイーンエリザベス2世カップ」に続き、今年2度目の海外GⅠ勝利を手にしました。日本馬のアメリカGⅠ制覇は、2005年アメリカンオークスのシーザリオ以来だそうです。鞍上の川田将雅騎手は国外のGⅠ競走初勝利です。道中はラブにマークされ続けましたが、直線で前詰まりになりながらも、最後は間を上手く突いて差し切りました。ラヴオンと川田騎手の勝利の執念を見せつけましたね。
ラヴオンは今年3月のドバイシーマクラシックで3着、香港QE2世カップで1着、今回のBCフィリー&メアターフでも勝ち、海外で3戦2勝。日本・香港・アメリカの3か国でGⅠ勝利を収めました。今後の体調次第では、12月の香港カップに参戦予定。「海外GⅠ年間3勝」の偉業も期待したいです。




「ブリーダーズカップ ディスタフ」(GⅠ・ダート1800m 11頭立て)は、日本の⑩マルシュロレーヌの他、今年GⅠ4勝⑥レトルースカ、今年のケンタッキーオークス馬③マラサート、前年のケンタッキーオークス馬⑧シーデアズザデビル、1800mで3勝②ロイヤルフラッグ、前走GⅠ初勝利⑦クレリエール、昨年3着⑪ダンバーロードなどが参戦。
スタート後の先行争いで、①プライベートミッション、レトルースカ、シーデアズザデビルの3頭が飛び出し、⑨アズタイムゴーズバイ4番手、⑦ホロロジスト5番手。マルシュロレーヌは9番手追走。
向正面のところで11頭縦長となり、プライベートミッション先頭、2番手レトルースカ、アズタイムゴーズバイ3番手、シーデアズザデビル4番手、5番手ホロロジスト、④ブルーストライプが6番手。マルシュロレーヌは3コーナー時点で7番手、あとはロイヤルフラッグ、③マラサート、ダンバーロード、クレリエールが最後方。
3,4コーナー中間でマルシュが先頭集団に追いつき、大外のロイフラが連れて上昇。内のシーデアも仕掛け、先頭争いはマルシュ・ロイフラ・シーデアの3頭。
4コーナーを回るところでマルシュロレーヌが先頭に浮上。外からロイヤルフラッグ、大外からクレリエールも追い込み、後続からダンバーロードとマラサートもやって来る。ゴール前でマルシュがダンバーに並ばれ、最後はほぼ同体でフィニッシュ。写真判定となったが、外のマルシュロレーヌがわずかに優勢!ラヴズオンリーユーに続いてのBC制覇を果たしました。


ダート競馬の本場・アメリカで、日本のマルシュロレーヌが米国馬を降す大金星!日本の牝馬が海外ダートGⅠを勝利したのは史上初です。マルシュロレーヌはダートに転向後、地方の交流重賞で4勝を挙げていますが、JRAの重賞は未勝利。当初は同じ厩舎のラヴズオンリーユーの帯同馬扱い。それが「ダート界の牝馬世界一」に上り詰めるというアメリカンドリームを掴み取りました。
今年のダート界は、長らくダート界のトップにいたクリソベリルが引退。交流GⅠでも地方勢が大活躍し、JRA勢のレベルが下がっている印象があります。もしかしたら「BCディスタフ」を勝ったマルシュロレーヌが「JRA賞最優秀ダートホース」の最有力と言えるでしょう。

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今年の3歳世代は強い!エフフォーリアが秋天で2度目のGⅠ制覇!横山武史は2週連続V!

2021年10月31日 | 競馬

秋の中距離王者決定戦「第164回天皇賞・秋(GⅠ・芝2000m 16頭立て)」が31日、東京競馬場で行われました。今年の秋天は、復活に懸ける昨年の三冠馬①コントレイル、「3階級制覇」を狙うマイル女王⑨グランアレグリア、今年の皐月賞馬⑤エフフォーリアと、3歳・4歳・5歳世代のトップホースが激突。他にも春の天皇賞馬⑦ワールドプレミア、シルバーコレクター⑭カレンブーケドール、全レース3着以内④ポタジェ、中山記念から8カ月の休養明け⑮ヒシイグアス、札幌記念で激走⑬ペルシアンナイト、サマー2000シリーズ王者⑥トーセンスーリヤなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がコントレイル(2.5倍)、2番人気グランアレグリア(2.8倍)、3番人気エフフォーリア(3.4倍)と「3強」が10倍以下。その後はカレンブーケドール、ポタジェ、ワールドプレミア、ヒシイグアス、トーセンスーリヤと続きました。



1コーナー奥ポケットのスタートで、コントレイル、グランアレグリアが好スタートを決める。先行争いで、トーセンスーリヤが前に出るも、2コーナー手前で⑩カイザーミノルが先頭に躍り出る。グランアレグリアが向正面のところで2番手に浮上。トーセンスーリヤ3番手、4番手カレンブーケドール、5番手ポタジェ、6番手エフフォーリア、外側7番手にヒシイグアス、コントレイルは中団の8番手を追走し、9番手⑫ラストドラフト、10番手⑧サンレイポケットが内側から進出する。11番手⑪ムイトオブリガード、12番手③モズベッロ、13,14番手の位置にワールドプレミアと⑯ユーキャンスマイル、15番手ペルシアンナイト、最後方に②カデナ。
3コーナーを回り、先頭のカイザーは前半1000mを60秒5で通過。3,4コーナー中間のところで2番手のグラアレがカイザーに並びかける。ブーケドール3番手、ポタジェ4番手、エフフォーは6番手ガッチリキープ、コントレはエフフォーと前の集団の動向を見ている。
ラストの直線コースに差し掛かり、グランアレグリアが先頭に浮上。トーセンスーリヤが最内に入り、後続からエフフォーリアとポタジェが上昇し、大外からコントレイルが末脚を伸ばしてやって来た!残り200mを切り、先頭争いはグラアレ・エフフォー・コントレの3強に絞られ、残り100mでエフフォーがグラアレをかわして先頭。コントレが2番手に上がったが、エフフォーリア先頭でゴールイン!コントレイルは2着、グランアレグリアは3着!



【天皇賞(秋)全着順】
1着 ⑤エフフォーリア   1分57秒9
2着 ①コントレイル     1馬身
3着 ⑨グランアレグリア   クビ差
4着 ⑧サンレイポケット   1馬身3/4
5着 ⑮ヒシイグアス     1馬身3/4
6着 ④ポタジェ 
7着 ⑬ペルシアンナイト
8着 ⑫ラストドラフト 
9着 ⑯ユーキャンスマイル
10着 ⑪ムイトオブリガード
11着 ⑦ワールドプレミア 
12着 ⑭カレンブーケドール
13着 ③モズベッロ 
14着 ⑩カイザーミノル
15着 ⑥トーセンスーリヤ
16着 ②カデナ

【払戻金】
単勝 ⑤ 340円
複勝 ⑤ 120円  ① 110円  ⑨ 110円 
枠連 1⃣-3⃣ 400円
馬連 ①-⑤ 390円
馬単 ⑤-① 850円
ワイド ①-⑤ 170円  ⑤-⑨ 200円  ①-⑨ 170円
3連複 ①-⑤-⑨ 350円
3連単 ⑤-①-⑨ 2,040円


3世代のトップが競い合った秋の天皇賞は、3歳世代のエフフォーリアが、コントレイルとグランアレグリアら古馬勢を撃破。3歳馬が秋の天皇賞を制したのは、2002年のシンボリクリスエス以来となります。1番人気のコントレイルは大外から追い込むも、エフフォーリアを捕えきれず2着。グランアレグリアは直線で一旦は先頭に立ちましたが3着に終わりました。先行勝負に出たのは予想外でしたが、上位2頭と引けを取らない走りをしました。春の天皇賞馬・ワールドプレミアは11着、4番人気のカレンブーケドールは12着。ワープレは距離が短すぎた、ブーケドールは目立たなかったです。
優勝したエフフォーリアはGⅠ2勝目で、重賞では3勝目。鞍上の横山武史騎手は、先週の菊花賞のタイトルホルダーに続き、2週連続でのGⅠ制覇。レース後にはファンからの大歓声を受け、感極まる場面もありました。このレースは祖父の富雄さん、父・典弘騎手も勝っており、今回武史騎手が勝ったことで史上初となる「父子3代制覇」を果たしました。武史騎手は今年だけでGⅠを3勝。「横山武史の時代」が来ましたね~。

前走の日本ダービーでは、シャフリヤールの強襲に遭い2着惜敗。それ以来となる一戦は古馬との初対戦。道中は6番手を走り、直線では外から追い上げ、残り200mを切って先行するグランアレグリアに並ぶと、ゴール前で抜け出しました。ほかの馬に比べて斤量2キロ軽いですが、その差を感じない勝ちっぷり。負けられない一戦で3歳世代最強の意地を示したエフフォーリア、年間GⅠ2勝、尚且つ古馬のGⅠを勝ったから、年度代表馬&最優秀3歳牡馬争いで一歩リードしました。
スプリンターズステークスでのピクシーナイト、秋天でのエフフォーリアとこの秋のGⅠシリーズは3歳世代が大活躍中。この後のエリザベス女王杯には秋華賞馬のアカイトリノムスメ、マイルCSでシュネルマイスターとソングライン、ジャパンカップでシャフリヤールが参戦予定。競馬界に旋風を巻き起こしている3歳世代の快進撃は何処まで続くのか!?





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天国の父もびっくり!タイトルホルダー圧巻の逃げ切り!

2021年10月24日 | 競馬

3歳牡馬クラシックの最終戦・第82回菊花賞(GI・芝3000m 18頭立て)が24日、阪神競馬場で行われました。皐月賞馬・エフフォーリア、ダービー馬・シャフリヤールが不在の今年は、皐月&ダービー3着の⑭ステラヴェローチェ、皐月2着③タイトルホルダー、セントライト記念の勝ち馬②アサマノイタズラ、ホープフルステークス2着⑱オーソクレース、⑤レッドジェネシスと⑩モンテディオの神戸新聞杯組、ラジオNIKKEI賞覇者⑮ヴァイスメテオール、スプリングステークス優勝⑰ヴィクティファルス、京成杯を制した⑯グラティアス、夏の上がり馬⑪ディヴァインラヴ&⑧エアサージュ、⑦ディープモンスターなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がレッドジェネシス(3.9倍)、2番人気ステラヴェローチェ(4.1倍)、3番人気オーソクレース(5.9倍)、4番人気のタイトルホルダー(8.0倍)まで10倍以下。その後はアサマノイタズラ、ディヴァインラヴ、ディープモンスター、ヴィクティファルス、ヴァイスメテオールと続きました。


18頭綺麗に揃ったスタートした直後、タイトルホルダーが先手を奪い、①ワールドリバイバル・モンテディオ・エアサージュが2番手集団を形成。5番手グラティアス、6番手ディヴァインラヴ、7番手ディープモンスター、8番手⑬アリーヴォ、9番手ヴィクティファルス、10番手④ロードトゥフェイム、11番手⑨ヴェローチェオロ。中団より後ろの12番手オーソクレース、その直後にステラヴェローチェが追走し、内側14番手⑫ノースザワールド。15番手ヴァイスメテオール、16番手レッドジェネシス、17番手アサマノイタズラ、最後方に⑥セファーラジエル。
1周目の4コーナーを通過して正面スタンド前に差し掛かり、先頭のタイトルホルダーは最初の1000mを60秒ちょうどで通過。モンテディオ2番手、エアサージュ3番手、グラティアス4番手、ワールドリバイバル5番手。ディヴァインラヴ6番手、大外からセファーラジエルが一気に上昇し、最後方から前の位置まで押し上げた。オーソクレースは中団馬群、ステラヴェローチェは後方4番手、レッドジェネシス後方2番手、アサマノイタズラが最後方でゴール板を通過。
1,2コーナーをカーブして、2周目の向正面に入るところで、タイトルの先頭は変わらず。ラジエルが2番手まで上がり、ディオ3番手。グラティ4番手、5番手サージュ、ディヴァラヴ6番手、リバイバル7番手、ヴィクティ8番手、9番手アリーヴォ、10番手ディーモン、オーソクは11番手。12番手ヴェロオロ、13番手フェイム、14番手メテオール。後方は15番手ノースザ、16番手ステヴェロ、17番手レッジェネ、イタズラがしんがり追走。
内回りの2周目3コーナー。先頭のタイトルはまだ余力あり。2番手のラジエルがタイトルとの差を詰める。3番手グループはディオ・グラティ・サージュ、6番手のディヴァラヴは外に持ち出す。ステヴェロが中団まで押し上げると、オーソクも同時にゴーサイン。レッジェネはとディーモンとイタズラまだ後方のポジション。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、逃げるタイトルホルダーが後続を引き離そうとする。2番手争いでは牝馬のディヴァインラヴが追い上げ、外からステラヴェローチェ、さらにはオーソクレースやアリーヴォも追い込んで来た。しかし、タイトルがまだまだ逃げ続け、さらに残り100mでさらに突き放し、そのまま1着でゴールイン!そして2着争いはオーソク・ディヴァラヴ・ステヴェロの3頭が並んだ。

【菊花賞 全着順】
1着 ③タイトルホルダー   3分04秒6
2着 ⑱オーソクレース     5馬身
3着 ⑪ディヴァインラヴ    アタマ差
4着 ⑭ステラヴェローチェ   ハナ差
5着 ⑦ディープモンスター   1馬身1/2
6着 ⑨ヴェローチェオロ
7着 ⑬アリーヴォ
8着 ⑧エアサージュ
9着 ②アサマノイタズラ
10着 ⑰ヴィクティファルス
11着 ⑥セファーラジエル
12着 ④ロードトゥフェイム
13着 ⑤レッドジェネシス
14着 ⑩モンテディオ
15着 ⑯グラティアス
16着 ⑮ヴァイスメテオール
17着 ⑫ノースザワールド
18着 ①ワールドリバイバル

【払戻金】
単勝 ③ 800円
複勝 ③ 290円 ⑱ 210円 ⑪ 480円
枠連 2⃣-8⃣ 1,600円
馬連 ③-⑱ 2,420円
馬単 ③-⑱ 5,220円
ワイド ③-⑱ 1,050円 ③-⑪ 2,590円 ⑪-⑱ 1,410円
三連複 ③-⑪-⑱ 14,610円
三連単 ③-⑱-⑪ 79,560円


42年ぶりの阪神開催となった菊花賞は、4番人気のタイトルホルダーが逃げ切り勝ち。スタート直後から先頭をひた走り、直線で後続勢を突き放し、最後は5馬身差の圧勝を飾りました。混戦の2着争いは、オーソクレースが2着。オーソク鞍上のルメール騎手は、この秋のGⅠで3戦連続の2着。牝馬三冠でも全て違う馬で2着の珍記録。3着にはメンバー唯一の牝馬・ディヴァインラヴが入りました。菊花賞で牝馬が3着以内に入ったのは、1965年のハードイット以来だそうです。
2番人気のステラヴェローチェは4着。皐月とダービーで3着と好走し、神戸新聞杯を勝ったから、菊花賞は大チャンスだと思ったんですが・・・。前走から-12キロ減が影響したのかなぁ。1番人気のレッドジェネシスは13着と大敗。なぜこの馬が最終的に1番人気になったのか正直わかりません。

優勝したタイトルホルダーは、弥生賞ディープインパクト記念に次いでの重賞2勝目。ドゥラメンテ産駒としてはGⅠ初制覇で、祖父・キングカメハメハからの父子三代クラシック制覇を達成。さらには、ダイナカールからの親子5代中央GⅠ制覇も果たしております。ドゥラメンテは先日亡くなってしまいましたが、その父に捧げる勝利だといえるでしょう。
鞍上の横山武史騎手はGⅠ2勝目。皐月賞とのクラシック2冠ですが、日本ダービーの2着が非常に悔やまれます。父・典弘騎手は1998年のセイウンスカイでこのレースを勝っていて、親子制覇となりました。ちなみに、セイウンスカイの時も逃げ切り勝ちでした。
タイトルホルダーは前走のセントライト記念で1番人気に支持されながらもブービーの13着。馬群に入れて控えた競馬をしたら、前が詰まって失速する形でした。この日は先行策を取って3000mを一人旅。武史騎手も会心の騎乗でゴール直後にガッツポーズ。前走2桁着順から巻き返すのは難しいと思いましたが、すごい走りをしましたなぁ。年末の有馬記念でも先行勝負すれば、面白いことになりそう。

来週は東京競馬場で秋の中距離王者決定戦・天皇賞(秋)が行われます。今年の皐月賞馬・エフフォーリア、三冠馬・コントレイル、マイル女王・グランアレグリアの3強に加え、春の天皇賞馬・ワールドプレミア、GⅠで善戦続きのカレンブーケドール、全レース3着以内・ポタジェなどが登録。最近の古馬重賞は3歳世代が大活躍中。エフフォーリアもそれに続くのか、あるいはコントレイルとグランアレグリアが古馬の意地を見せるのか?秋天当日は良馬場になってほしい。






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アカイトリノムスメが母娘2代で秋華賞制覇!ソダシはアクシデントに泣く。

2021年10月17日 | 競馬

3歳牝馬三冠の最終戦・第26回秋華賞(GⅠ・芝2000m 16頭立て)が17日、阪神競馬場で行われました。京都競馬場の改修工事により、初めての阪神開催となる今年は、白毛の桜花賞馬④ソダシ、オークス馬⑪ユーバーレーベン、アパパネとの母娘制覇に挑む⑫アカイトリノムスメ、ローズステークスを勝った⑨アンドヴァラナウト、紫苑ステークス快勝⑭ファインルージュ、阪神2000mの忘れな草賞を勝った②ステラリア、⑩アールドヴィーヴルなどが参戦しました。



単勝の人気は、1番人気がソダシ(1.9倍)、2番人気ファインルージュ(5.6倍)、3番人気アンドヴァラナウト(7.3倍)、4番人気のアカイトリノムスメ(8.9倍)までが10倍以下。その後はユーバーレーベン、アールドヴィーヴル、①スルーセブンシーズ、⑮アナザーリリック、②ステラリアと続きました。

スタートでソダシが良い飛び出しを見せた一方、⑬ホウオウイクセルが出遅れてしまう。ユーバーレーベンもやや遅れ気味。正面スタンド前の先行争いで、⑩エイシンヒテンがスッと前に出て、ソダシは2番手につける。その後にスルーセブンシーズ、アールドヴィーヴル、アンドヴァラナウト、アカイトリノムスメなどが前方に位置付け、ファインルージュは中団、ユーバーレーベンは後方2番手で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かり、エイシンヒテンが単騎で逃げ、ソダシ2番手を追走。3番手アールドヴィーヴル、4番手にスルーセブンシーズ、5番手アンドヴァラナウト、アカイトリノムスメがその後ろの6番手。中団勢は、7番手③クールキャット、8番手⑦サルファーコスモス、9番手アナザーリリック、10番手⑥スライリー、11番手のところにファインルージュがいる。12番手ステラリア、13番手⑯ミスフィガロ、14番手⑧エンスージアズム、ユーバーレーベンは15番手、最後方にホウオウイクセル。
内回り3コーナーを回り、残り600mのところでソダシが先頭のヒテンに接近。アールド3番手、アカイトリが外側4番手、アンドヴァ6番手、ルージュが外に持ち出し、ユーバーはまだ後方。
4コーナーを通過して最後の直線に入っても、エイシンヒテンがまだ先頭。ソダシが2番手で追うもヒテンを捕まえきれない。後続からアカイトリノムスメ、アンドヴァラナウト、アールドヴィーヴルが追い込み、さらに一番外からファインルージュも脚を伸ばす。残り200mでアカイトリとアンドヴァがソダシをかわすと、残り100mでアカイトリがヒテンを抜いて先頭。ソダシは馬群に飲み込まれてしまった。ゴール前でアカイトリが抜け出し、内でアンドヴァが食い下がり、ルージュが外から突っ込んてきたが、アカイトリノムスメが先頭でゴール!ファインルージュは2番手、アンドヴァラナウトは3番手。


【秋華賞 全着順】 
1着 アカイトリノムスメ   2分01秒2
2着 ファインルージュ     1/2馬身
3着 アンドヴァラナウト    1/2馬身
4着 エイシンヒテン      1馬身1/2
5着 スライリー        クビ差
6着 ステラリア
7着 アールドヴィーヴル
8着 アナザーリリック
9着 ミスフィガロ
10着 ソダシ
11着 スルーセブンシーズ
12着 サルファーコスモス
13着 ユーバーレーベン
14着 エンスージアズム
15着 クールキャット
16着 ホウオウイクセル

【払戻金】
単勝 ⑫ 890円
複勝 ⑫ 260円  ⑭ 190円  ⑨ 240円
枠連 6⃣-7⃣ 1,330円
馬連 ⑫-⑭ 2,250円
馬単 ⑫-⑭ 4,890円
ワイド ⑫-⑭ 800円 ⑨-⑫ 1,030円 ⑨-⑭ 710円
3連複 ⑨-⑫-⑭ 4,190円
3連単 ⑫-⑭-⑨ 26,410円


牝馬三冠の最後の一冠を手にしたのは、ディープインパクト×アパパネの超良血馬・アカイトリノムスメでした。道中6番手追走から、最後の直線で外から抜け出して優勝しました。2番人気のファインルージュは大外強襲も届かず2着、アンドヴァラナウトはインを突いて3着。秋華賞トライアルの勝ち馬が本番で上位に入ったのは久しぶりですね。スローペースで逃げ続けたエイシンヒテンも4着と粘りました。
桜花賞との2冠を狙ったソダシは10着と大敗。スタートも悪くなかったし、札幌記念のときと同じく2番手につけたけど、3コーナーで吉田隼人騎手の手が動き、直線では伸びを欠いて馬群に沈みました。レース後のコメントで「ゲートにぶつけて歯が折れた」とのこと。思えばブチコもゲート難だったなぁ。同じ距離の札幌記念を勝ち、阪神コースの相性抜群だから勝利は堅いと思われましたが、思わぬアクシデントに泣かされました。
もう一頭のGⅠ馬のユーバーレーベンは13着。オークス後に左前脚の屈腱周囲炎を発症、その影響もあったのでしょうか。一部情報ではレース中に外傷性鼻出血を発症したらしいですが、真偽不明。

勝ったアカイトリノムスメは、クイーンカップ以来となる重賞2勝目で、通算4勝目をマーク。秋華賞初勝利の戸崎圭太騎手は、昨年のチャンピオンズカップ以来のGⅠ勝利。国枝栄調教師はアパパネ、アーモンドアイに次いで同レース3勝目。同レースの母娘制覇は史上初です。
アカイトリは両親ともに三冠馬と話題性があって、しかも実力あるんですが、同じ馬主のソダシに注目が集まっていました。桜花賞で4着、オークスで2着と惜しいレースが続き、今回の秋華賞で念願のGⅠ制覇を果たしました。良血開花で今後の快進撃が非常に楽しみです。
牝馬三冠も終わり、桜花賞はソダシ、オークスはユーバーレーベン、秋華賞はアカイトリノムスメが優勝。「最優秀3歳牝馬」争いは、札幌記念で古馬を撃破したソダシが現時点で優勢かと思っています。アカイトリは古馬GⅠでの勝利が必要でしょう。


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シュネルマイスターがダノンキングリーにリベンジ!元ダービー馬・マカヒキ5年ぶりの勝利!

2021年10月10日 | 競馬

10月になり、今週から東京と阪神の秋開催が開幕。10月10日は阪神競馬場は京都大賞典、東京競馬場は毎日王冠が行われました。秋のGⅠ戦線を占う一戦を制し、大舞台に名乗り挙げたのは!?



阪神メイン・第56回京都大賞典(GⅡ・芝2400m 14頭立て)は、昨年の菊花賞2着⑨アリストテレス、2017年菊花賞馬⑪キセキ、大阪杯2着④モズベッロ、③ステイフーリッシュの他に、⑭ヒートオンビートと①アイアンバローズ、⑤ヒュミドールなどが参戦しました。
スタートは14頭綺麗に出揃い、好スタートを決めた②ベレヌスが先手を奪い、⑦ダンビュライトとステイフーリッシュが2,3番手で並走。キセキは4番手、アリストテレス5番手、ヒートオンビートとアイアンバローズは中団、モズベッロは最後方でスタンド前を通過。
1,2コーナーを回って向正面に入るところで、ベレヌス先頭、ダンビュライト2番手、キセキが3番手に上がり、ステイフーリッシュ4番手、外側5番手にアリストテレスが控える。6番手ヒートオンビート、7番手ヒュミドール、8番手⑧マカヒキ。中団より後ろの集団には、アイアンバローズ・⑫オセアグレイト・⑬ロードマイウェイの3頭が並走。12番手⑤ムイトオブリガード、13番手⑩ディアマンミノル、最後方にモズベッロ。
外回り3コーナーを過ぎて、ベレヌスがゆったりと逃げ、ダンビュラ2番手、キセキ3番手は変わらず。アリストとヒートが5,6番手で並び、その後ろでマカヒキがヒュミに並びかける。さらにはマイウェイが早めに動きだし、アイアンは11番手に後退。しんがりのベッロはさらに前と離れてしまったか。残り600mでダンビュラがベレヌスをかわすと、外に持ち出したキセキも先頭争いに加わる。アリスト4番手、フーリッシュ内側5番手、ヒート外側6番手。
4コーナーを回って直線に入ったところでダンビュライトが単独先頭。2番手のキセキがダンビュライトに迫り、後続からアリストテレス、ロードマイウェイ、ヒートオンビート、マカヒキなどが追い込んでくる。残り200mで今度はキセキが前に出るが、アリストがキセキをかわそうとするが、キセキも必死に抵抗する。3番手からマカヒキも前を追う。ゴール前でアリストテレスがようやく抜け出したかと思ったら、外からマカヒキが脚を伸ばし、最後は2頭並んでゴール!大接戦となったが、ゴール手前でマカヒキがアリストを捕らえました。


27年ぶりの阪神開催となった京都大賞典は、単勝9番人気のマカヒキが勝利。2016年の日本ダービー馬が8歳になって復活勝利を果たしました。1番人気のアリストテレスはハナ差の2着と惜敗。3着のキセキも見せ場は作りましたが、4年ぶりの勝利とはならず。2番人気のヒートオンビートは8着、3番人気の12着でした。
勝ったマカヒキは2016年のフランス重賞・ニエル賞以来、実に5年1カ月ぶりの勝利。日本での勝利はダービー以来5年5カ月ぶりとなります。凱旋門賞で大敗の後、4歳に骨折も経験。復帰しても勝ちきれないレースが続き、2けた着順の時もあり、落ちぶれすぎて可哀相な気持ちにもなったし、「名誉のためにも引退すればいいのに」と思いました。
今回のレースも期待薄でしたが、ラストの直線で馬群を突き割り、残り100mで3番手に浮上し、ゴール前でアリストテレスとキセキを捕らえて優勝。藤岡康太騎手も必死にムチを連発し、ゴール後にはマカヒキを撫でてました。まさかマカヒキが勝つとは思わなかったし、この年齢で復活するなんて信じられません。「あきらめなければ夢はかなう」という言葉を改めて実感させたレースでした。






東京メイン・第72回毎日王冠(GⅡ・芝1800m 13頭立て)は、今年のNHKマイルカップ覇者①シュネルマイスター、安田記念を制した⑦ダノンキングリー、ドバイターフで2着と健闘した⑫ヴァンドギャルド、デビューからずっと3着以内の堅実派④ポタジェ、府中巧者⑧ダイワキャグニー、今年重賞2勝⑩ケイデンスコール、おととしダービー3着⑨ヴェロックスなどが参戦しました。
スタートで⑥カデナが出遅れると、ダノンキングリーもやや遅れ気味。シュネルマイスターもイマイチの飛び出し。ダイワキャグニーがポンと出たが、トーラスジェミニがキャグニーをかわして先頭に躍り出る。3番手⑪カイザーミノル、4番手ポタジェ、5番手にケイデンスコール、6番手ヴァンドギャルド、7番手③ラストドラフト。中団の8番手にヴェロックスがつけるが、外からダノンキングリーが急上昇し、5番手まで押し上げた。10番手④マイネルファンロン、11番手②サンレイポケット、シュネルマイスターは後方2番手に控え、カデナが最後方。
縦長の状態で3,4コーナー中間を迎え、ジェミニが軽快に飛ばし、キャグニー2番手、カイザー3番手、ポタジェ4番手、ダノキン5番手。ケイデンス6番手、ヴァンギャル7番手。シュネルはまだ後方2番手あたりで4コーナーを回った。
ラストの直線に入り、残り400mで先頭を行くトーラスジェミニにダイワキャグニーが接近。外からポタジェとダノンキングリーが追い上げると、残り200mでダノキンが先頭に躍り出る。キャグニーも内で粘り、カイザーミノルも頑張るが、一番外からシュネルマイスターが猛追。残り100mでダノキン抜け出すが、シュネルが徐々に差を詰め、ダノキンとシュネルがまったく並んでゴールイン!最後はGⅠ馬2頭の決着となり、ポタジェは3番手。

関東のスーパーGⅡ・毎日王冠は、ダノンキングリーが先に抜け出しましたが、後方から追い込んで来たシュネルマイスターが、ゴール前でダノキンを差し切り1着。ダノンキングリー、サリオスに次いで、3年連続で3歳馬がこのレースを制しました。ダノンキングリーはアタマ差で敗れましたが、負けてなお強い印象を受けました。4番人気のポタジェは3着に入り、デビューから全て3着以内は継続。3番人気だったヴァンドギャルドは8着。前走から約半年の休養明けが影響したのでしょうか。
シュネルマイスターはNHKマイルカップ以来の重賞2勝目で、通算でも4勝目。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、前日のサウジアラビアロイヤルカップに続いての重賞勝ちを収めました。この日は向正面で後方2番手で追走しましたが、ラストの直線で豪快な末脚で他馬をごぼう抜き。上がり3ハロン33.0秒をマーク。1着馬に与えられる天皇賞・秋の優先出走権を獲得したけど、そこをパスしてマイルCSに向かう予定。ダノンキングリーとはこれで1勝1敗、仁川のマイル決戦で完全決着となるか?














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3歳馬のピクシーナイトが秋のスプリント王者!モーリス産駒GⅠ初勝利!

2021年10月03日 | 競馬

2021年秋のGⅠシリーズの開幕戦・第55回スプリンターズステークス(GⅠ・芝1200m 16頭立て)が3日、中山競馬場で行われました。今年3月の高松宮記念を制した⑭ダノンスマッシュ、セントウルステークスを勝った⑫レシステンシア、2年前このレースで2着⑯モズスーパーフレア、中山1200mで勝ったことがある⑪ジャンダルム、④ピクシーナイト&⑥メイケイエールの3歳世代、サマースプリントシリーズ王者⑤ファストフォース、最近好調⑨クリノガウディーなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ダノンスマッシュ(2.6倍)、2番人気レシステンシア(3.4倍)、3番人気ピクシーナイト(5.3倍)。その後はジャンダルム、モズスーパーフレア、クリノガウディー、メイケイエール、ファストフォース、⑧ビアンフェという順で続きました。

スタートでレシステンシアとダノンスマッシュが好スタートを決めるが、モズスーパーフレアが先手を奪い取る。ビアンフェが2番手につけ、3番手ピクシーナイト、レシステンシアは4番手、外側5番手にダノンスマッシュが追走。6番手①シヴァージ、中団勢にはクリノガウディー、ファストフォース、②ミッキーブリランテ、ジャンダルム、メイケイエールと固まる。12,13番手には⑮ロードアクアと③ラヴィングダンサー、14番手⑬アウィルアウェイ、15番手⑩エイティーンガール、最後方に⑦タイセイビジョン。
3,4コーナー中間を過ぎ、先頭のモズフレがマイペースで逃げ、ビアンフェ2番手、ピクシー3番手で抑えたまま、レシスは4番手追走。ダノスマは5番手グループにいるが、ジョッキーの手が動いてる。ジャンダルム外に持ち出し、ガウディーも馬群の中。
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かってもモズスーパーフレアが先頭だが、2番手からピクシーナイト、さらにビアンフェとレシステンシアも追いかける。ダノンスマッシュは中団あたりでもがいている。残り200mを切って、ピクシーがモズフレを捕らえると、上り坂で先頭に浮上。残り100mで外からレシスが追い込み、さらにシヴァージも上がってきたが、突き抜けたピクシーナイトが1着FINISH!3歳世代のピクシーナイトが短距離界の世代交代を起こしました!




【スプリンターズステークス 全着順】
1着④ピクシーナイト   1分07秒1
2着⑫レシステンシア    2馬身
3着①シヴァージ      アタマ差
4着⑥メイケイエール   2馬身1/2
5着⑯モズスーパーフレア  ハナ差
6着⑭ダノンスマッシュ
7着⑧ビアンフェ
8着⑨クリノガウディー
9着②ミッキーブリランテ
10着③ラヴィングアンサー
11着⑪ジャンダルム
12着⑦タイセイビジョン
13着⑩エイティーンガール
14着⑬アウィルアウェイ
15着⑤ファストフォース
16着⑮ロードアクア

【払戻金】
単勝 ④ 530円
複勝 ④ 200円  ⑫ 160円  ① 770円
枠連  2⃣-6⃣ 700円
馬連 ④-⑫ 890円
馬単 ④-⑫ 1,910円
ワイド ①-④ 2,760円  ①-⑫ 2,030円  ④-⑫ 460円
3連複 ①-④-⑫ 9,050円
3連単 ④-⑫-① 38,610円




スプリント戦線にニューヒーローが誕生しました。3歳世代のピクシーナイトが、直線で逃げるモズスーパーフレアをかわすと、そのまま突き放し、2着に2馬身差をつけて優勝。GⅠ2度目の挑戦で初制覇を果たしました。3歳馬のスプリンターズステークス優勝は、2007年のアストンマーチャン以来14年ぶり、3歳牡馬としては1998年のマイネルラヴ以来となります。マイネルラヴが勝った時はタイキシャトルを破る大金星でした。
2着争いは接戦となりましたが、1番人気のレシステンシアが2着、3着には10番人気のシヴァージが入りました。レシステンシアはこれでGⅠでの2着が4回目。なかなか2個目のGⅠタイトルが遠いですねぇ。レシスに騎乗したクリストフ・ルメール騎手は同一GⅠ3連覇とはならず。1番人気だったダノンスマッシュは伸びを欠いて6着。前走のチェアマンズスプリント(香港GⅠ)から約5カ月ぶりの実戦で、休み明けの影響が大きかったかもしれない。

ピクシーナイトは今年1月のシンザン記念に次ぐ重賞2勝目で、通算3勝目をマーク。モーリス産駒はこれがGⅠ初勝利となりました。グラスワンダー系の馬は中山の重賞で活躍しますね。鞍上の福永祐一騎手と音無秀孝調教師、馬主のシルクレーシングはこのレース初勝利です。
NHKマイルカップで12着大敗の後にスプリント戦線に参入し、CBC賞で2着、セントウルステークスでも2着と好走。3戦目となった今回、スプリンターとしての素質が開花しました。古馬を相手に2馬身差の完勝。ピクシーの明るい未来を予感させる勝ちっぷりでした。
ここ最近の短距離重賞は3歳世代が活躍していて、アイビスサマーダッシュでオールアットワンス、北九州記念でヨカヨカ、キーンランドカップでレイハリアが勝利しました。ただ、ヨカヨカがケガで引退したのは悔やまれる。来年の高松宮記念ではピクシーナイトとレイハリアの対決が見られるかもね。


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